JP3044777U - 携帯用品係止具 - Google Patents

携帯用品係止具

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JP3044777U
JP3044777U JP1997006053U JP605397U JP3044777U JP 3044777 U JP3044777 U JP 3044777U JP 1997006053 U JP1997006053 U JP 1997006053U JP 605397 U JP605397 U JP 605397U JP 3044777 U JP3044777 U JP 3044777U
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千司 伊藤
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日新繊維株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯品を鞄や衣服に係止することができ、し
かも、携帯品の使用に十分な長さを確保しつつ携帯時に
は邪魔にならない携帯用品係止具を提供することを課題
とする。 【解決手段】 本考案の携帯品係止具は、螺旋状ゴム紐
部1と、螺旋状ゴム紐部1の一端に接続され対象物を挟
み込んで自己を固定するクリップ部2と、螺旋状ゴム紐
部1の他端に設けられる閉ループ状部3と、を備える。
そして、その閉ループ状部3は、螺旋状ゴム紐部1の端
部から芯用補強糸状体12のみを延長突出させて、延長
突出させた芯用補強糸状体12の先端をその基部に固定
することにより設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は携帯用品係止具に関する。更に詳しく言えば、携帯品の紛失を防止す るために、携帯品をより大きな携帯品や携帯者の衣服等に係止するための携帯用 品係止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話、PHS、PDA(携帯情報通信端末)等の小型で高価な携帯 品の携帯が盛んになっている。これらは、衣服のポケットや鞄等に収納され携帯 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような携帯品は、その目的からいずれも携帯しやすいように小 さく作られているため、落としやすい。また、紛失を防止するため、紐で鞄や衣 服に係止しておくこともできるが、使用の際にいちいち紐を外すのは面倒である し、逆に、係止したままでの使用に不自由しないだけの紐の長さを確保しておい た場合には、使用しないときに紐が邪魔になる。
【0004】 本考案は、上記観点に鑑みてなされたものであり、携帯品を鞄や衣服に係止す ることができ、しかも、使用に十分な長さを確保しつつ携帯時には邪魔にならな い携帯用品係止具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、螺旋状ゴム紐部と、該螺旋状ゴム紐部の一端に設けら れる閉ループ状部と、を備える携帯用品係止具である。 この携帯用品係止具が備える上記螺旋状ゴム紐部は、芯用ゴム糸状体及び芯用 補強糸状体を有しており、該芯用ゴム糸状体及び該芯用補強糸状体を同時に引っ 張った状態で該芯用ゴム糸状体又は該芯用補強糸状体の周りを2以上の旋回紐を 旋回させつつ組まれて表皮層を形成され、該芯用ゴム糸状体及び該芯用補強糸状 体の両端を互いに固定した状態で前記引っ張り状態を解除すると該芯用ゴム糸状 体が収縮して螺旋ループの内周側に配置され且つ該芯用補強糸状体が該螺旋ルー プの外周側に配置された螺旋状となるものである。
【0006】 一方、上記閉ループ状部は、上記螺旋状ゴム紐部の端部から延長突出された芯 用補強糸状体の先端を、その根元部又は該螺旋状ゴム紐部の端部に固定すること により設けられるものである。ここで、「根元部」とは、芯用補強糸状体のうち 、螺旋状ゴム紐部の端部から芯用補強糸状体が突出している部位のことである。
【0007】 請求項5記載の考案は、請求項1記載の携帯用品係止具であって、上記螺旋状 ゴム紐部の他端には、対象物を挟み込むためのクリップ部が設けられているもの である。 請求項8記載の考案は、請求項1記載の携帯用品係止具であって、上記螺旋状 ゴム紐部の他端には、開閉可能な開閉式輪部が設けられているものである。
【0008】 請求項11記載の考案は、請求項1記載の携帯用品係止具であって、上記螺旋 状ゴム紐部の他端には、部材が互いに接触しているコイル状弾性部材からなるコ イル式輪部が設けられているものである。 請求項14記載の考案は、請求項1記載の携帯用品係止具であって、上記螺旋 状ゴム紐部の他端にも、上記閉ループ状部が設けられているものである。
【0009】 上記閉ループ状部を構成する芯用補強糸状体の先端がその根元部又は上記螺旋 状ゴム紐部の端部に固定されている部位は、伸縮性のある管状部材で覆われてい るものとすることができる。請求項2、8、12、16及び20記載の携帯用品 係止具がこれである。
【0010】 また、クリップ部を備える携帯用品係止具については、上記クリップ部と上記 螺旋状ゴム紐部との接続は、該クリップ部に設けられた接続穴に該螺旋状ゴム紐 部の先端を通し、それを折り返して該螺旋状ゴム紐部に固定することによりなさ れ、その固定がなされている部位は、伸縮性のある管状部材で覆われているもの とすることができる。請求項6記載の携帯用品係止具がこれである。 上記開閉式輪部又はコイル式輪部を備える携帯用品係止具についても、それぞ れ開閉式輪部又はコイル式輪部と上記螺旋状ゴム紐部との接続において同様であ る。請求項9及び12記載の携帯用品係止具がこれである。
【0011】 また、上記クリップ部と上記螺旋状ゴム紐部との接続は、該螺旋状ゴム紐部の 端部から延長突出された芯用補強糸状体の先端を、該クリップ部に設けられた接 続穴に通し、それを折り返して根元部又は該螺旋状ゴム紐部の端部に固定するこ とによりなされるものとすることができる。 更に、上記延長突出された芯用補強糸状体の先端の、根元部への固定は、接着 剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行うことができる。請求項3、9、 13、17及び21記載の携帯用品係止具がこれである。
【0012】 更に、上記芯用ゴム糸状体を2本有し、その一の芯用ゴム糸状体は他の芯用ゴ ム糸状体よりも太いゴム紐である携帯用品係止具とすることもできる。 また、上記旋回紐を、6〜12本とすることもできる。 更に、上記芯用ゴム糸状体をポリアミド、ポリプロピレン又はポリエステル製 の紐とすることもできる。請求項4記載の携帯用品係止具がこれらに相当する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の携帯用品係止具を実施例により詳細に説明する。 図1は、携帯用品係止具の側面図である。図2は、携帯用品係止具の裏面図で ある。図3は、携帯品係止具の使用態様を示す説明図である。図4は、携帯品係 止具の使用態様を示す説明図である。図5は、螺旋状ゴム紐部の断面を示す説明 図である。図6,7及び8は、本実施例とは態様の携帯用品係止具の説明図であ る。図9は、閉ループ状部と螺旋状ゴム紐部の接続部分を示す説明図である。
【0014】 〔実施例〕 (1)携帯用品係止具の構成及び作用 本携帯用品係止具は、図1及び2に示すように、螺旋状ゴム紐部1と、該螺旋 状ゴム紐部1の一端に接続され衣服等を挟み込むためのクリップ部2と、該螺旋 状ゴム紐部1の他端に設けられる閉ループ状部3と、からなる。
【0015】 螺旋状ゴム紐部1は、太さ約3mmの紐が螺旋状に巻かれたものであり、この 螺旋ループの直径は約8〜10mmである。そして、この螺旋状ゴム紐部1は、 図5に示すように、その内部に芯用第1ゴム糸11a、芯用第2ゴム糸11b及 び芯用補強紐12を有している。 この芯用第1ゴム糸11a及び芯用第2ゴム糸11bは、ポリウレタン製の各 一本の糸である。芯用第1ゴム糸11aは断面がほぼ正方形で、その一辺が1〜 2mmであり、一方、芯用第2ゴム糸11bは断面が円形で、その直径は約0. 8〜1.2mmである。
【0016】 そして、芯用補強紐12は、3本の紐12a,12b,12cを撚りあわせた ものである。そして、この各紐12a,12b,12cは、いずれも多数のポリ プロピレンフィラメントを撚り合わせて一本の紐としたもので、その太さは約1 mm程度である。
【0017】 そして、前記芯用第1ゴム糸11a、芯用第2ゴム糸11b及び芯用補強紐1 2を中心としてその周囲に、8本のの旋回紐が巻かれて、図5に示すような表皮 層13を形成している。この各旋回紐は、細いナイロン繊維(又は/及びポリエ ステル繊維)を多数束ねて嵩高で綿菓子状で、それ自体である程度伸縮性のあり 、細いものである。その色彩は、本実施例においては、ピンク色、若草色又はベ ージュ色とする。しかし、色彩はこれに限定されるものではなく、種々選択でき る。
【0018】 この螺旋状ゴム紐部1の螺旋形状は、該芯用ゴム紐11及び該芯用補強紐12 を同時に引っ張った状態で該芯用ゴム紐11又は該芯用補強紐12の周りを旋回 紐を旋回させつつ組んで表皮層13を形成し、その後、芯用ゴム紐11及び芯用 補強紐12の両端を互いに固定した状態で引っ張り状態を解除して設けられる。
【0019】 即ち、引っ張り状態を解除すると、芯用ゴム紐11が収縮して螺旋ループの内 周側に配置され且つ芯用補強紐12が螺旋ループの外周側に配置された螺旋状と なるものである。この螺旋状ゴム紐部1は、螺旋が巻かれた状態で7〜8cm、 螺旋が最大まで伸ばされた状態で約55〜70cmである。
【0020】 また、クリップ部2は、サスペンダー(ズボン吊り)等の先端に設けられてい るものと略同様である。このクリップ部2は、図1及び2に示すように、上顎部 21と下顎部22が回動可能に接続され、互いに向かい合う側に滑り止め用の歯 211,221を備えるものである。そして、下顎部22の外側から固定用顎部 23が回動可能に接続されている。この固定用顎部23が閉じられることで、下 顎部22が押さえられ固定される。また、このクリップ部2は、上顎部21に設 けられた接続穴212において、螺旋状ゴム紐部1の一端に接続されている。
【0021】 一方、閉ループ状部3は、螺旋状ゴム紐部1のクリップ部2が設けられていな い側の端部から芯用補強紐12のみを延長突出させて、即ち、螺旋状ゴム紐部1 の端部において旋回紐の表皮層13及び芯用ゴム紐11を除去して芯用補強紐1 2のみを残して、この露出した芯用補強紐12の先端をその基部(螺旋状ゴム紐 部1の端部)に接着剤で固定することにより設けられる(図9参照)。 この芯用補強紐12の先端が上記螺旋状ゴム紐部1の端部に固定されている部 位は、図9に示すように、伸縮性のある管状部材5で覆われている
【0022】 一方、上記クリップ部2と上記螺旋状ゴム紐部1との接続は、クリップ部2に 設けられた接続穴212に螺旋状ゴム紐部1の先端を通し、それを折り返して螺 旋状ゴム紐部1に接着剤で固定することによりなされている。 そして、その固定がなされている部位は、伸縮性のある管状部材4で覆われて いる。
【0023】 管状部材4の内径は、定常状態において、螺旋状ゴム紐部1先端の螺旋状ゴム 紐部1への固定部の外径よりも小さく、管状部材5の内径は、定常状態において 、芯用補強紐12の先端の螺旋状ゴム紐部1への固定部の外径よりも小さい。よ って、管状部材4,5は、それぞれの固定部を被覆する状態においてわずかに伸 びている。従って、管状部材4,5はその収縮力によりそれぞれ固定部を締め付 けており、その摩擦により定位置から動いてしまうことはない。
【0024】 (2)本実施例の携帯用品係止具の使用法 まず、本実施例の携帯用品係止具の閉ループ状部3を、PHS等の輪状部Rに 通す。この「輪状部R」とは、図3に示すように、携帯電話やPHS等に設けら れている紐等を通すための穴が設けられた部位である。 その後、PHS等の輪状部を通り抜けた閉ループ状部3の輪に、クリップ部2 を通し、それに連なる螺旋状ゴム紐部1も通す。そして、螺旋状ゴム紐部1全体 及び閉ループ状部3自体までを通過させると、図3に示すように、本実施例の携 帯用品係止具の閉ループ状部3の先端にPHSが縛り付けられた状態となる。
【0025】 その状態において、例えば、PHSをポケットに入れて携帯する場合には、図 4に示すように、ズボンのウェストの部分Cをクリップ部2で挟んで本実施例の 携帯用品係止具の一端を固定して、ズボンにPHSを係止する。そして、その状 態でPHSをズボンのポケットに入れて携帯するものである。この状態において は、携帯用品係止具の両端には引張力がかかっていないため、携帯用品係止具の 螺旋状ゴム紐部1は螺旋が捲いた自然長(7〜8cm)である。 また、螺旋状ゴム紐部1は、その螺旋が伸ばされることで最大70cm程度ま で伸びるため、PHS使用時には、クリップ部2にズボンのウェストの部分を挟 ませたままでポケットから取り出して、図3に示すようにこれを使用することが できる。
【0026】 本実施例の携帯用品係止具においては、太さの異なる芯用ゴム紐を2本有する ため、芯用ゴム紐の伸縮力を十分に確保することができる。しかも、単一の大断 面積の芯用ゴム紐とした場合には曲がりにくく、従って螺旋状ゴム紐部が螺旋を 描きにくくなるが、太さの異なる芯用ゴム紐を2本有するため、十分な伸縮力を 確保しつつ同時に螺旋状ゴム紐部を螺旋状とする際の妨げとなることもない。 尚、本実施例の携帯用品係止具においては、芯用ゴム紐を2本有するものとし たが、1本以上であれば何本でよい。
【0027】 又、本実施例の携帯用品係止具においては、クリップ部2を備えるものとした が、図6及び7に示すような、開閉式輪部6、コイル式輪部7を備えるものとす ることもできる。更に、図8に示すように、両端に閉ループ状部を持つ態様とす ることもできる。 更に、旋回紐は4〜48本とすることができ、そのような携帯用品係止具にお いては、旋回紐は、螺旋状ゴム紐部が伸縮されても隙間ができることなく螺旋状 ゴム紐部の表面を覆うことができる。そして、螺旋状ゴム紐部の螺旋の伸縮を妨 げることもない。また、それぞれ旋回紐を単色とした場合にも、螺旋状ゴム紐部 の表面を最大で旋回紐の数と同数の様々な色彩で螺旋状ゴム紐部の表面を彩るこ とができる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部と、該螺旋状ゴム紐部の一 端に設けられる閉ループ状部と、を備えるものである。 このため、閉ループ状部を携帯品の輪状部に通して、その閉ループ状部の輪に 携帯用品係止具全体を通すことで、携帯用品係止具の一端に携帯品を係止するこ とができる。よって、他端をより大きな携帯品や携帯者の衣服等に係止すれば、 小さな携帯品をそれらに係止することができ、小さな携帯品の紛失を防止するこ とができる。
【0029】 更に、閉ループ状部は、螺旋状ゴム紐部の端部から芯用補強糸状体を延長突出 させてその先端をその基部に固定することにより設けられる。即ち、閉ループ状 部は螺旋状ゴム紐部全体を貫く芯用補強糸状体によって構成されている。このた め、予め別体で閉ループ状部を設け、その後に螺旋状ゴム紐部の端部に閉ループ 状部を接続した場合に比べて、強度が高く、閉ループ状部が脱落しにくい。
【0030】 しかも、螺旋状ゴム紐部は螺旋を描き伸縮可能に設けられるものであるため、 係止したままでの携帯品の使用のために十分な長さを確保しつつ、携帯品不使用 時にも邪魔になることがない。 また、螺旋状ゴム紐部は伸縮性のある芯用ゴム糸状体と伸縮しにくい芯用補強 糸状体を備え、芯用ゴム糸状体を伸ばした状態で表皮層を設けるものであるため 、芯用ゴム糸状体の収縮を利用して容易に螺旋状とすることができる。
【0031】 請求項5記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部の他端にクリップ部を備え るものである。 このため、クリップ部でより大きな携帯品や携帯者の衣服等を挟み込み固定す ることで、携帯用品係止具の他端をより大きな携帯品や携帯者の衣服等に固定す ることができる。よって、閉ループ状部において小さな携帯品を係止しておけば 、小さな携帯品の紛失を防止することができる。
【0032】 同様に、請求項8記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部の他端に開閉式輪 部を備えるものである。 このため、開閉式輪部の一部を開け、より大きな携帯品や携帯者の衣服等のル ープ状部を通して開閉式輪部を閉じることで、携帯用品係止具の他端をより大き な携帯品や携帯者の衣服等に固定することができる。
【0033】 また、請求項11記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部の他端にコイル式 輪部を備えるものである。 このため、互いに接触している部材間の隙間を通してより大きな携帯品や携帯 者の衣服等のループ状部をコイル式輪部内に通すことで、携帯用品係止具の他端 をより大きな携帯品や携帯者の衣服等に固定することができる。
【0034】 また、請求項14記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部の他端にも閉ルー プ状部を備えるものである。 このため、より大きな携帯品や携帯者の衣服が備える開閉できる輪部に、又は フックなどに通すことでそれらより大きな携帯品や携帯者の衣服等に携帯用品係 止具の他端を固定することができる。 請求項5、8、11及び14記載の携帯用品係止具のいずれもが効果的に小さ な携帯品の紛失を防止することができる。
【0035】 請求項2、8、12、16及び20記載の携帯用品係止具は、芯用補強糸状体 の先端とその根元部又は螺旋状ゴム紐部との固定部が、伸縮性のある管状部材で 覆われている。即ち、固定部が管状体に保護されており、固定部に力がかかりに くく、特に横方向の引張力がかかりにくい。このため、強度の点で弱い固定部が 破壊されにくい。 上記クリップ部、開閉式輪部及びコイル式輪部、と上記螺旋状ゴム紐部との接 続が、該螺旋状ゴム紐部の端部から延長突出された芯用補強糸状体によりなされ る場合には、螺旋状ゴム紐部で直接固定する場合に比べて接続穴等に通して固定 する部分を小さくすることができ、美感に優れる。また、接続穴を小さくするこ とができ、同じ大きさの接続穴の場合には、穴の隙間に余裕ができるため接続部 分でよりクリップ部、開閉式輪部及びコイル式輪部が動かしやすくなる。
【0036】 同様に、請求項6、9及び12記載の携帯用品係止具は、螺旋状ゴム紐部の先 端と螺旋状ゴム紐部との固定部も、伸縮性のある管状部材で覆われている。従っ て同様に、固定部が管状体に保護されており、固定部に力がかかりにくく、特に 横方向の引張力がかかりにくい。このため、強度の点で弱い固定部が破壊されに くい。
【0037】 請求項3、9、13、17及び21記載の携帯用品係止具は、芯用補強糸状体 の先端と螺旋状ゴム紐部との固定が接着剤若しくは止め具により又は縫い付けに より行われている。 このため、接着剤による場合は、工程を簡略にすることができる。止め具によ る場合は、芯用補強糸状体の先端と螺旋状ゴム紐部とを強固に固定することがで きる。縫い付けによる場合は、それらを更に強固に固定することができる。
【0038】 請求項4記載の携帯用品係止具は、芯用補強糸状体がポリアミド、ポリプロピ レン又はポリエステル製の紐のものである。このため強度があり、熱にも強い。 ポリアミドとしては、例えばナイロンやアラミド繊維があるが、アラミド繊維と した場合には、特に高強度であり熱にも強い。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用品係止具の側面図である。
【図2】携帯用品係止具の裏面図である。
【図3】携帯品係止具の使用態様を示す説明図である。
【図4】携帯品係止具の使用態様を示す説明図である。
【図5】螺旋状ゴム紐部の断面を示す説明図である。
【図6】他の態様の携帯用品係止具の説明図である。
【図7】他の態様の携帯用品係止具の説明図である。
【図8】他の態様の携帯用品係止具の説明図である。
【図9】閉ループ状部と螺旋状ゴム紐部の接続部分を示
す説明図である。
【符号の説明】
1;螺旋状ゴム紐部、11;芯用ゴム紐、12;芯用補
強紐、1212b,12c;紐、13;表皮層、2;ク
リップ部、21;上顎部、211;歯、212;接続
穴、22;下顎部、221;歯、23;固定用顎部、
3;閉ループ状部、4,5;管状部材、6;開閉式輪
部、7;コイル式輪部、C;ズボンのウェスト部分、
R;輪状部。

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状ゴム紐部と、該螺旋状ゴム紐部の
    一端に設けられる閉ループ状部と、を備え、 上記螺旋状ゴム紐部は、芯用ゴム糸状体及び芯用補強糸
    状体を有しており、該芯用ゴム糸状体及び該芯用補強糸
    状体を同時に引っ張った状態で該芯用ゴム糸状体又は該
    芯用補強糸状体の周りを2以上の旋回紐を旋回させつつ
    組まれて表皮層を形成され、該芯用ゴム糸状体及び該芯
    用補強糸状体の両端を互いに固定した状態で前記引っ張
    り状態を解除すると該芯用ゴム糸状体が収縮して螺旋ル
    ープの内周側に配置され且つ該芯用補強糸状体が該螺旋
    ループの外周側に配置された螺旋状となるものであり、 上記閉ループ状部は、上記螺旋状ゴム紐部の端部から延
    長突出された芯用補強糸状体の先端を、その根元部又は
    該螺旋状ゴム紐部の端部に固定することにより設けられ
    る携帯用品係止具。
  2. 【請求項2】 上記閉ループ状部を構成する芯用補強糸
    状体の先端がその根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部
    に固定されている部位は、伸縮性のある管状部材で覆わ
    れている請求項1記載の携帯用品係止具。
  3. 【請求項3】 上記延長突出された芯用補強糸状体の先
    端の、根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部への固定
    は、接着剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行
    われている請求項2記載の携帯用品係止具。
  4. 【請求項4】 上記芯用補強糸状体はポリアミド、ポリ
    プロピレン又はポリエステル製の紐である請求項3記載
    の携帯用品係止具。
  5. 【請求項5】 上記螺旋状ゴム紐部の他端には、対象物
    を挟み込むためのクリップ部が設けられている請求項1
    記載の携帯用品係止具。
  6. 【請求項6】 上記クリップ部と上記螺旋状ゴム紐部と
    の接続は、該クリップ部に設けられた接続穴に該螺旋状
    ゴム紐部の先端を通し、それを折り返して該螺旋状ゴム
    紐部に固定することによりなされ、その固定がなされて
    いる部位は、伸縮性のある管状部材で覆われており、一
    方、上記閉ループ状部を構成する芯用補強糸状体の先端
    がその根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部に固定され
    ている部位も、伸縮性のある管状部材で覆われている請
    求項5記載の携帯用品係止具。
  7. 【請求項7】 上記延長突出された芯用補強糸状体の先
    端の、根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部への固定
    は、接着剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行
    われている請求項6記載の携帯用品係止具。
  8. 【請求項8】 上記螺旋状ゴム紐部の他端には、開閉可
    能な開閉式輪部が設けられている請求項1記載の携帯用
    品係止具。
  9. 【請求項9】 上記開閉式輪部と上記螺旋状ゴム紐部と
    の接続は、該開閉式輪部に設けられた接続穴に該螺旋状
    ゴム紐部の先端を通し、それを折り返して該螺旋状ゴム
    紐部に固定することによりなされ、その固定がなされて
    いる部位は、伸縮性のある管状部材で覆われており、一
    方、上記閉ループ状部を構成する芯用補強糸状体の先端
    がその根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部に固定され
    ている部位も、伸縮性のある管状部材で覆われている請
    求項8記載の携帯用品係止具。
  10. 【請求項10】 上記延長突出された芯用補強糸状体の
    先端の、根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部への固定
    は、接着剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行
    われている請求項9記載の携帯用品係止具。
  11. 【請求項11】 上記螺旋状ゴム紐部の他端には、部材
    が互いに接触しているコイル状弾性部材からなるコイル
    式輪部が設けられている請求項1記載の携帯用品係止
    具。
  12. 【請求項12】 上記コイル式輪部と上記螺旋状ゴム紐
    部との接続は、該コイル式輪部に該螺旋状ゴム紐部の先
    端を通し、それを折り返して該螺旋状ゴム紐部に固定す
    ることによりなされ、その固定がなされている部位は、
    伸縮性のある管状部材で覆われており、一方、上記閉ル
    ープ状部を構成する芯用補強糸状体の先端がその根元部
    又は上記螺旋状ゴム紐部の端部に固定されている部位
    も、伸縮性のある管状部材で覆われている請求項11記
    載の携帯用品係止具。
  13. 【請求項13】 上記延長突出された芯用補強糸状体の
    先端の、根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部への固定
    は、接着剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行
    われている請求項12記載の携帯用品係止具。
  14. 【請求項14】 上記螺旋状ゴム紐部の他端にも、上記
    閉ループ状部が設けられている請求項1記載の携帯用品
    係止具。
  15. 【請求項15】 上記閉ループ状部を構成する芯用補強
    糸状体の先端がその根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端
    部に固定されている部位は、伸縮性のある管状部材で覆
    われている請求項14記載の携帯用品係止具。
  16. 【請求項16】 上記延長突出された芯用補強糸状体の
    先端の、根元部又は上記螺旋状ゴム紐部の端部への固定
    は、接着剤若しくは止め具により又は縫い付けにより行
    われている請求項15記載の携帯用品係止具。
JP1997006053U 1997-06-25 1997-06-25 携帯用品係止具 Expired - Lifetime JP3044777U (ja)

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