JP3044729B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JP3044729B2 JP3044729B2 JP3474990A JP3474990A JP3044729B2 JP 3044729 B2 JP3044729 B2 JP 3044729B2 JP 3474990 A JP3474990 A JP 3474990A JP 3474990 A JP3474990 A JP 3474990A JP 3044729 B2 JP3044729 B2 JP 3044729B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- plate
- ink
- nozzle plate
- ink jet
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット記録を行うインクジェット記
録ヘッドに関するもので、特にノズル開口が形成された
ノズルプレートに関するものである。
録ヘッドに関するもので、特にノズル開口が形成された
ノズルプレートに関するものである。
[従来の技術] 特公昭60-8953号公報等に開示されている従来のイン
クジェットヘッドのノズル形成部材は、電鋳法、エッチ
ング法、ワイヤー放電法、等により形成されていた。ま
たは導体板上に選択的にレジストを施した後、板状部材
を形成していくフォト電鋳法、或はマスター形状を作成
した後その形状を転写して形成するマスター電鋳法との
いずれかの製法により形成されており、すべて一枚の金
属部材により形成されていた。
クジェットヘッドのノズル形成部材は、電鋳法、エッチ
ング法、ワイヤー放電法、等により形成されていた。ま
たは導体板上に選択的にレジストを施した後、板状部材
を形成していくフォト電鋳法、或はマスター形状を作成
した後その形状を転写して形成するマスター電鋳法との
いずれかの製法により形成されており、すべて一枚の金
属部材により形成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述の従来技術においては、フォト電鋳法あ
るいはエッチング法においてはノズルの入口側と出口側
の形状は相似形状になってしまい、ノズル間隔を細密に
配列することが困難であり、これらの製法ではインク吐
出部のノズル開口径が精度よく形成できない、或いはイ
ンク吐出特性がよくないと言う欠点があった。また、マ
スター電鋳法においては、そのマスターの製造に膨大な
費用を要しさらにマスターが短寿命であるため非常に高
価になってしまい、ワイヤー放電法で製造したものも製
造時間が非常に長い為、高価な物になってしまうと言う
欠点があった。
るいはエッチング法においてはノズルの入口側と出口側
の形状は相似形状になってしまい、ノズル間隔を細密に
配列することが困難であり、これらの製法ではインク吐
出部のノズル開口径が精度よく形成できない、或いはイ
ンク吐出特性がよくないと言う欠点があった。また、マ
スター電鋳法においては、そのマスターの製造に膨大な
費用を要しさらにマスターが短寿命であるため非常に高
価になってしまい、ワイヤー放電法で製造したものも製
造時間が非常に長い為、高価な物になってしまうと言う
欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明のインクジェットヘッドは、インク滴を吐出す
る複数のノズル開口が形成されたノズルプレートを備え
たインクジェットヘッドにおいて、 前記ノズルプレートは、複数の円形穴が形成された板
状部材と、この円形穴の穴径よりも小さく、かつこの円
形穴に対応する位置に形成された複数の穴を有する高分
子樹脂フィルム状部材とを積層して形成され、前記板状
部材と前記フィルム状部材の接合部に段差を有すること
を特徴とする。
る複数のノズル開口が形成されたノズルプレートを備え
たインクジェットヘッドにおいて、 前記ノズルプレートは、複数の円形穴が形成された板
状部材と、この円形穴の穴径よりも小さく、かつこの円
形穴に対応する位置に形成された複数の穴を有する高分
子樹脂フィルム状部材とを積層して形成され、前記板状
部材と前記フィルム状部材の接合部に段差を有すること
を特徴とする。
また、前記板状部材が剛性部材であることを特徴とす
る。
る。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の印字記録装置の構成を示す一実施例
である。ガイド軸6,7によって案内されて記録媒体1の
幅方向(10方向)に移動するキャリッジ8に搭載された
インクジェットヘッド9と記録媒体1を5方向に移動さ
せる紙送りローラー2,3とプラテン4とによって構成さ
れている。
である。ガイド軸6,7によって案内されて記録媒体1の
幅方向(10方向)に移動するキャリッジ8に搭載された
インクジェットヘッド9と記録媒体1を5方向に移動さ
せる紙送りローラー2,3とプラテン4とによって構成さ
れている。
第2図は本発明のインクジェットヘッドの1実施例を
示す主要断面図であるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。複数本の互いに平行に配置された棒状の圧
電変換器13と、棒状の圧電変換器13を接着剤によって固
定される突起物15が形成された支持基板14と、圧電変換
器13に対向して配置された接着剤18により固定されたノ
ズル開口を有するノズルプレート16と、圧電変換器13に
動作電気信号を伝える信号入力用ケーブル17とによって
構成されている。この圧電変換器13は、電圧印加により
変位してノズル開口近傍のインクの圧力を高めてノズル
開口よりインク滴を吐出させる。
示す主要断面図であるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。複数本の互いに平行に配置された棒状の圧
電変換器13と、棒状の圧電変換器13を接着剤によって固
定される突起物15が形成された支持基板14と、圧電変換
器13に対向して配置された接着剤18により固定されたノ
ズル開口を有するノズルプレート16と、圧電変換器13に
動作電気信号を伝える信号入力用ケーブル17とによって
構成されている。この圧電変換器13は、電圧印加により
変位してノズル開口近傍のインクの圧力を高めてノズル
開口よりインク滴を吐出させる。
支持基板14およびノズルプレート16は圧電変換器13の
熱膨張と近似する材料として36%Ni-Fe合金からなる。
熱膨張と近似する材料として36%Ni-Fe合金からなる。
第3図は本実施例のノズルプレート16の断面図を示す
ものであり、大きな穴径を有するノズルプレート16Aと
前記穴系より小さな穴径を有するノズルプレート16Bと
が接合されて構成されている。インクはノズルプレート
16A上面から供給されノズルプレート16B下面から吐出さ
れる。
ものであり、大きな穴径を有するノズルプレート16Aと
前記穴系より小さな穴径を有するノズルプレート16Bと
が接合されて構成されている。インクはノズルプレート
16A上面から供給されノズルプレート16B下面から吐出さ
れる。
インクが吐出される面の穴径は印字品質に大きく影響
するため高精度を要求されるが、そのために従来の方法
ではノズルプレートはできるだけ薄くする必要がある。
一方、吐出時のインクの圧力によるノズルプレートの振
動、変形、ノズルプレート接合時の変形、あるいは紙と
の接触等の外力による変形等が生じないようにするため
には、ノズルプレートは厚くしなければならない。従っ
て従来は穴径精度を犠牲にしてノズルプレートを厚くし
ていた。そこで本発明では、穴径精度の良い高分子樹脂
フィルムとインク吐出側の孔よりも大きい孔が形成され
ている剛性部材を接合し積層構造とすることによって、
剛性と穴径精度を同時に持たせることが可能となる。
又、インク供給側の穴径をインク吐出側よりも大きくと
る事により、インク流路抵抗を増大させる事なくノズル
プレートが実現でき、さらにインク吐出側の穴径を精度
良く作れる為インク飛翔時の特性を向上させる事が出来
る。
するため高精度を要求されるが、そのために従来の方法
ではノズルプレートはできるだけ薄くする必要がある。
一方、吐出時のインクの圧力によるノズルプレートの振
動、変形、ノズルプレート接合時の変形、あるいは紙と
の接触等の外力による変形等が生じないようにするため
には、ノズルプレートは厚くしなければならない。従っ
て従来は穴径精度を犠牲にしてノズルプレートを厚くし
ていた。そこで本発明では、穴径精度の良い高分子樹脂
フィルムとインク吐出側の孔よりも大きい孔が形成され
ている剛性部材を接合し積層構造とすることによって、
剛性と穴径精度を同時に持たせることが可能となる。
又、インク供給側の穴径をインク吐出側よりも大きくと
る事により、インク流路抵抗を増大させる事なくノズル
プレートが実現でき、さらにインク吐出側の穴径を精度
良く作れる為インク飛翔時の特性を向上させる事が出来
る。
ここで、高分子樹脂フィルム16Bと前記剛性部材16Aと
の接着方法はポリイミド接着剤、エポキシ接着剤、アク
リル系接着剤等を使って接着出来る。尚、接着剤層の厚
さは0.1μm〜50μmであれば良好な状態での形成が可
能である。又、高分子樹脂フィルムに高精度な穴を開け
る方法は、 (1) プレス加工法 (2) レーザー加工法 (3) ドリル加工法 (4) 射出成形法 等によって達成出来る。特にプレス加工では、金属部材
にプレス加工した場合と比較してプレス型寿命が長くな
る。又、レーザー加工法においては波長193nmのArFエキ
シマレーザーーによる加工で高精度な穴径が得られる。
の接着方法はポリイミド接着剤、エポキシ接着剤、アク
リル系接着剤等を使って接着出来る。尚、接着剤層の厚
さは0.1μm〜50μmであれば良好な状態での形成が可
能である。又、高分子樹脂フィルムに高精度な穴を開け
る方法は、 (1) プレス加工法 (2) レーザー加工法 (3) ドリル加工法 (4) 射出成形法 等によって達成出来る。特にプレス加工では、金属部材
にプレス加工した場合と比較してプレス型寿命が長くな
る。又、レーザー加工法においては波長193nmのArFエキ
シマレーザーーによる加工で高精度な穴径が得られる。
なお本実施例においては、ノズルプレート16Aの材質
を36%Ni-Fe合金を用いたが、これに限るものではな
く、要求特性に応じた材質を任意に選定できる。
を36%Ni-Fe合金を用いたが、これに限るものではな
く、要求特性に応じた材質を任意に選定できる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、ノズル形成基板を
2つの部材の張り合わせ構造とした事により、インク吐
出側部材の高分子樹脂フィルムに高精度な穴を開ける事
が可能であり、インク供給側の部材として前記インキ吐
出側の穴径より大きな穴径の穴を開けて構成する事が可
能になった。上記構造が達成できた事によりインク流路
抵抗が小さく印字品質の優れたインクジェットヘッドを
安価に提供することができる様になった。
2つの部材の張り合わせ構造とした事により、インク吐
出側部材の高分子樹脂フィルムに高精度な穴を開ける事
が可能であり、インク供給側の部材として前記インキ吐
出側の穴径より大きな穴径の穴を開けて構成する事が可
能になった。上記構造が達成できた事によりインク流路
抵抗が小さく印字品質の優れたインクジェットヘッドを
安価に提供することができる様になった。
第1図は本発明のインクジェットヘッドを搭載した記録
装置の1実施例を示す図。第2図は本実施例のインクジ
ェット部を示す主要断面図。第3図は本発明のノズル形
成基板のノズル部の詳細断面図である。 1……記録媒体 2,3……送りローラー 4……プラテン 6、7……ガイド軸 8……キャリッジ 9……インクジェットヘッド 10……インクジェットヘッド移動方向 13……圧電変換器 14……支持基板 15……突起物 16……ノズルプレート 16A……大きな穴径を有する板状部材 16B……精度の良い小さな穴径を有する高分子樹脂フィ
ルム 17……信号入力用ケーブル 18……接着剤
装置の1実施例を示す図。第2図は本実施例のインクジ
ェット部を示す主要断面図。第3図は本発明のノズル形
成基板のノズル部の詳細断面図である。 1……記録媒体 2,3……送りローラー 4……プラテン 6、7……ガイド軸 8……キャリッジ 9……インクジェットヘッド 10……インクジェットヘッド移動方向 13……圧電変換器 14……支持基板 15……突起物 16……ノズルプレート 16A……大きな穴径を有する板状部材 16B……精度の良い小さな穴径を有する高分子樹脂フィ
ルム 17……信号入力用ケーブル 18……接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】インク滴を吐出する複数のノズル開口が形
成されたノズルプレートを備えたインクジェットヘッド
において、 前記ノズルプレートは、複数の円形穴が形成された板状
部材と、この円形穴の穴径よりも小さく、かつこの円形
穴に対応する位置に形成された複数の穴を有する高分子
樹脂フィルム状部材とを積層して形成され、前記ノズル
開口における前記板状部材と前記フィルム状部材の接合
部に段差を有することを特徴とするインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項2】前記板状部材が剛性部材であることを特徴
とする特許請求の範囲(1)に記載のインクジェットヘ
ッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3474990A JP3044729B2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3474990A JP3044729B2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | インクジェットヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03239555A JPH03239555A (ja) | 1991-10-25 |
JP3044729B2 true JP3044729B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=12422981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3474990A Expired - Lifetime JP3044729B2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044729B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7520591B2 (en) | 2004-09-22 | 2009-04-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printhead with sandwiched nozzle film and method of manufacturing the same |
-
1990
- 1990-02-15 JP JP3474990A patent/JP3044729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7520591B2 (en) | 2004-09-22 | 2009-04-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printhead with sandwiched nozzle film and method of manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03239555A (ja) | 1991-10-25 |
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