JP3044608B2 - 竿先カバー装置 - Google Patents
竿先カバー装置Info
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- JP3044608B2 JP3044608B2 JP9154519A JP15451997A JP3044608B2 JP 3044608 B2 JP3044608 B2 JP 3044608B2 JP 9154519 A JP9154519 A JP 9154519A JP 15451997 A JP15451997 A JP 15451997A JP 3044608 B2 JP3044608 B2 JP 3044608B2
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Description
で使用する振出し竿の収納時における竿先カバー装置に
関するものである。
て振出し竿を使用する場合には、径の異なる複数の中空
ロッドを同心円状に収納させた竿を釣り場へ携帯し、釣
り場において内部の中空ロッドを順次引出して、リール
付きの竿の場合には竿の基部側にリールを取付ける。こ
のリールに巻込んだ道糸を引出しながら各中空ロッドに
設けた糸ガイドに差し通して先端ガイドから引出し、こ
の引出した道糸の仕掛先側に浮きやより戻しを取付け、
このより戻しに重りやはりを取付けたハリスを接続して
いる。このハリスのはりに餌を取付け、水面上のポイン
トへ向け所望の深さに振り込んで魚の当たりを待ってい
る。また、釣り場を移動したり、或は納竿するときに
は、図8に示す様に、引出している各中空ロッドを同心
状に収納しながら道糸200をリール220に巻込み、
ハリス240を道糸の仕掛先側から切り離して糸巻き2
60等に巻付け、浮き280やより戻し300を道糸2
00の先端部に取付けた状態で収納した竿先部320の
穂先側の糸ガイド340から垂れ下げ、収納した竿先部
320にビニール等を素材として略中空円錐状に形成し
たカバー筒360を装着して収納した竿先部320を保
護している。
納させた竿先部に装着させたカバー筒360は、ゴム紐
等で竿先部に係止してはいるが、竿先部に対してガタを
発生して移動中等に竿先部から離脱し易く、竿先部の先
端側から垂れ下げた道糸200に取り付けた浮き240
やより戻し300等の重みが穂先の先端の糸ガイド34
0に直接負荷され、或は浮き280やより戻し300が
他の障害物に引き係ったりして先端の穂先が糸ガイド3
40と共に折損する欠点がある。また、釣りを開始する
ときや、釣り場を移動するときに、道糸の仕掛先のより
戻し300を利用してハリス240を接続したり、或は
接続しているハリス240を切り離して他の糸巻き26
0に巻付けたりしなければならず手数を要する等の問題
があった。
れたものであり、その目的は、(1)竿を収納した状態
で竿先部にガタツキがないように簡単に取付けて竿先部
を保護でき、(2)釣り場への搬送、或は釣り場を移動
するときに収納した竿先部の穂先が折損することがな
く、(3)カバー装置を取り外すだけで直ちにハリスを
振込み、納竿も簡単、迅速にできて道糸にハリスを接続
したり、或は道糸からハリスを取り外したりする必要が
なくて手数を要しない竿先カバー装置を提供することに
ある。
に、本発明は、径の異なる複数の中空ロッドを順次同心
状に嵌挿させた振出し竿の収納時における竿先部を保護
する竿先カバー装置であって、前記収納した竿先部58
を内部に包装するために縦方向に分割され、開閉自在に
設けられた第1、第2カバー体12a、12bと、前記
第1、第2カバー体12a、12bの閉着状態をロック
するロック手段14とを備えてなる竿先カバー装置10
から構成される。
2bのいずれかには、収納した各中空ロッドの穂先93
からライン46を略直線状に引出し保持させる糸案内部
48を備えてなることとしてもよい。
から引出されたライン46の引出し方向が略接線方向と
なるように巻掛けられる巻掛け部50からなることとし
てもよい。
2bのいずれかの外面側には、前記糸案内部48から引
出されたライン46を係止するライン係止部61が設け
られてなることとしてもよい。
2bのいずれか又は両方には、前記外面側へ引出された
ライン46を巻取り収納する巻取部66が設けられてな
ることとしてもよい。
接続された凹曲部70と凸曲部72とが連続形成された
引出し案内部74を備えてなることとしてもよい。
2bには、相互に吸着して閉着状態を保持するマグネッ
ト84が設けられてなることとしてもよい。
2bは、収納した竿先部58を包装する凹部28を有
し、この凹部28内には竿先部58を安定に保持する一
つ又は複数のがたつき防止手段30が設けられてなるこ
ととしてもよい。
径の異なる複数の中空ロッドを順次同心状に嵌挿させた
振出し竿の収納時における竿先部を保護する竿先カバー
装置であって、前記収納した竿先部を内部に包装するた
めに縦方向に分割され、開閉自在に設けられた第1、第
2カバー体と、前記第1、第2カバー体の閉着状態をロ
ックするロック手段とを備えている。第1、第2カバー
体は、剛性を備えた材質、例えば、軽くて固い桐等の木
質材、プラスチック、軽合金等を素材とし、第1、第2
カバー体を閉着した全体形状は、側面視で細長いグリッ
プ体に形成されている。縦方向に分割された第1、第2
カバー体は、背面側の接合端を開閉自在に枢着してもよ
い。また、第1、第2カバー体の閉着状態のロック手段
は、一方のカバー体から他方のカバー体へ周回して係止
された伸縮バンドが好適である。また、単に2分割した
ものを拝み合わせ状に接合させて内部に竿先部を内包す
る様にしてゴム、紐、掛金、その他のロック手段で閉着
ロックしてもよい。また、一方のカバー体に複数の蝶ナ
ット付ボルトピン等を枢着し、他方のカバー体にボルト
ピンが係着する係止部を設けてカバー体を相互に着脱連
結することとしてもよい。また、フック機構、ラッチ機
構等を取り付けてロックしてもよい。
には、収納した各中空ロッドの穂先からラインを略直線
状に引出し保持させる糸案内部を備えてなることとして
もよい。第1、第2カバー体のいずれかの内面位置に、
収納した竿先部の穂先の延長方向となる位置に糸案内部
を設けることが好適である。この糸案内部としては、ラ
インを直線状に案内しつつカバー体の外面へ変向させる
ような変向部材であればよい。
されたラインの引出し方向が略接線方向となるように巻
掛けられる巻掛け部からなることとしてもよい。好適に
は巻胴のような巻掛け部がよい。しかし巻胴に限らず、
例えば、複数の案内軸、案内溝等でもよい。
の外面側には、前記糸案内部から引出されたラインを係
止するライン係止部が設けられてなることとしてもよ
い。ライン係止部は、ゴム、合成ゴム等を素材としたブ
ロック体に係止線を設けたものが好適である。しかしこ
れに限ることなく、バインドボルトを植設してこれに係
止してもよい。
又は両方には、前記外面側へ引出されたラインを巻取り
収納する巻取部が設けられてなることとしてもよい。こ
の巻取部としては、カバー体と一体的に形成された巻取
胴が好適である。しかし、これに限ることなく、例え
ば、カバー体に固定した複数の軸片でもよい。
た凹曲部と凸曲部とが連続形成された引出し案内部を備
えてなることとしてもよい。凹曲部と凸曲部を備えた案
内部が好適であるが、これに限らず、カバー体に固定さ
れた溝車でもよい。
に吸着して閉着状態を保持するマグネットを設けること
としてもよい。マグネットで閉着保持する方が好適であ
るが、これに限らず、例えば、チャックや勾配ソケット
と丸突起とを着脱自在に組合わせてもよい。
た竿先部を包装する凹部を有し、この凹部内には竿先部
を安定に保持する一つ又は複数のガタツキ防止手段が設
けられてなることとしてもよいい。ガタツキ防止手段と
しては、スポンジ等の発泡体が好適である。しかし、こ
れに限らず、ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂等を用いて
もよい。
施例を説明する。図1には、本発明の第1実施例に係る
竿先カバー装置を開口したカバー内の展開説明図が示さ
れ、図2、図3、図4には、竿先カバー装置を閉口ロッ
クさせた状態が示されている。本発明の第1実施例に係
る竿先カバー装置10aは、径の異なる複数の中空ロッ
ドを順次同心状に嵌挿させた振出し竿の収納時における
竿先部を保護する竿先カバー装置であって、収納した竿
先部を内部に包装するために縦方向に分割され、開閉自
在に枢着された第1、第2カバー体12a、12bと、
この第1、第2カバー体12a、12bの閉着状態をロ
ックするロック手段14とを備えている。
2a、12bは、剛性を備えた材質、例えば、軽くて固
い桐等の木質材、プラスチック、軽合金等を素材とし、
左右対称な接合面16、16を備えた縦形分割体に形成
されている。この接合面16、16側には、上方に配置
された略円形状の半截頭部18、18と、この半截頭部
18、18の下方に連設され、下部外面側が膨出された
略台形状の半截胴部20、20と、この半截胴部20、
20の下方に連設された略柱体形状の半截脚部22、2
2とが設けられている。この第1、第2カバー体12
a、12bは、その接合面16、16の半截頭部18、
18寄り位置が相互に上部蝶番24で枢着され、また、
半截脚部22、22が相互に下部蝶番26で枢着されて
いる。第1、第2カバー体12a、12bは蝶番24、
26で枢着することが好適であるが、これに限らず、蝶
ナット付ボルトピン等で相互に連結してもよい。
の接合面16、16に竿先部を包装する凹部28を有
し、この凹部28内には竿先部を安定に保持する一つ又
は複数のガタツキ防止手段30が設けられている。即
ち、図1に示すように、凹部28は、左右の半截胴部2
0、20に図上で上下方向へ向け連通するように凹設さ
れた半截台錐形凹部32a、32aと、左右の半截脚部
22、22に半截台錐形凹部32a、32aへ向け連通
するように凹設された半截円柱形凹部32b、32bと
を有している。この第1、第2カバー体12a、12b
を閉着したときに、半截円柱形凹部32b、32bで形
成される円柱状孔内に、図5に示すように収納した竿先
部58の最外郭の竿92を収納し、半截台錐形凹部32
a、32aで形成される台錐状孔内に各竿の穂先93
と、この穂先93から段差状に突設された糸ガイド60
を収納する。また、半截円柱形凹部32b、32bの上
端寄り位置には膨出凹部34、34が設けられ、この膨
出凹部34、34から外側へ水平に糸ガイド収容溝3
6、36が連通されている。また、いずれか一方の接合
面16に、最外郭の竿92に固定したリール86から引
出した道糸等のライン46を半截台錐形凹部32a内に
引き込むため、糸ガイド収容溝36と交差状に糸引込溝
38が設けられている。
32a、32aの上端寄り位置、及び半截円柱形凹部3
2b、32bの上下端寄り位置に設けられている。この
ガタツキ防止手段30としては、スポンジのような発泡
体40が好適である。これにより、第1、第2カバー体
12a、12bを竿先部に装着して携帯するときに、竿
先部58に対してカバー体12が竿先部58の上下方向
に揺動、ずれ等を発生することなく、所定位置に安定保
持して各穂先93の折損等を防止できる。また、カバー
体の内外でライン46を所定の緊張状態に保持してライ
ンが絡まることなく、速やかにラインを解いて振込みで
きる。また、ガタツキ防止手30は発泡体40に限ら
ず、例えば、ゴム、皮等を用いてもよい。
ー体12a、12bの閉着状態をロックするロック手段
14は、第1カバー体12aの側面下部位置に係止され
た伸縮バンド42と、第2カバー体12bの側面下部位
置に突設された係止ピン44とを有し、閉着させた第
1、第2カバー体12a、12bの正面下部位置に伸縮
バンド42を周回して係止ピン44に伸縮バンド42に
開口させた係止孔45を係着させて第1、第2カバー体
12a、12bの閉着状態を簡単にロックできる。ま
た、ロック手段14は、伸縮バンド42に限ることな
く、例えば、フック機構、ラッチ機構等であってもよ
い。
ー体12a、12bのいずれかには、収納した各中空ロ
ッドの穂先から、道糸等のライン46を略直線状に引出
し保持させる糸案内部48を備えている。この糸案内部
48は、各穂先93から引出されたライン46の引出し
方向が略接線方向となるように巻掛けられる巻掛け部5
0から形成されている。実施例においては、巻掛け部5
0は、一方の第1カバー体12aの半截頭部18側の接
合面16の略中心位置に突設された円形台52と、この
円形台52の周縁において、半截台錐形凹部32aから
円形台52を周回して半截頭部18の正面側へ連通され
た巻掛け溝54とを有し、また、他方の第2カバー体1
2bの半截頭部18側の接合面16には、円形台52と
係合する円形穴56が穿穴されている。
の下面側に第1カバー体12aを当てがい、各中空ロッ
ドの穂先から交差方向へ段差状に突設された糸ガイド6
0に差し通したライン46を巻掛け部50の巻掛け溝5
4に係合させて円形台52を周回させて第1カバー体1
2aの外部へライン46を引き出し、その後で他方の第
2カバー体12bを上面側に閉着させる。このとき、外
部へ引出したライン46に牽引力等が加わっても、カバ
ー体12内では各中空ロッドの穂先93に設けた各ガイ
ド60の向きとライン46の引出し向きとが略同一方向
となって穂先93が折損することなく、簡単な構造の巻
掛け部50で竿先部58を保護できる。実施例におい
て、糸案内部48は、第1カバー体12a側に設けてい
るが、これに限ることなく、第2カバー体12b側に設
けてもよく、このときには左右反転させた竿先部58の
下面側に第2カバー体12bを当がってライン46を引
き出す。
ー体12a、12bのいずれかの外面側には、糸案内部
48から引出されたライン46を係止するライン係止部
61が設けられている。このライン係止部61は、ゴ
ム、合成ゴム等を素材として細い端面四角形の線条体6
2に成型され、この線条体62の上面側から内部へ係止
線64が刻設されている。このライン係止部61は、第
1カバー体12aの半截頭部18の正面側において、巻
掛け溝54の延長方向となる位置に固定されている。
46を緊張状に保持しながらライン係止部61の線条体
62の係止線64内に上方から簡単に係止できる。これ
によりライン46がフリー状態となって絡まったり、他
の道具ともつれたりするのを未然に防止できる。また、
第1、第2カバー体内におけるライン46の直線状の緊
張状態を外部のラインと関係なく保持できるから、糸案
内部48より先端側の部分を仮に他の糸巻き等に巻き掛
けて収納させたりし易く、外部のハリス等のラインの巻
付け、解きほぐし等の処理がし易くなる。また、カバー
体12の内部に配置する道糸等のライン46に対して、
カバー体12の外部に配置するハリス等のライン46を
切断する必要もなく、そのまま接続した状態で収納で
き、釣り開始時の水面上へのラインの振出しが早く、ま
た終了時におけるラインの格納も迅速に行える。ライン
係止部61は、ゴム、合成ゴム等の線条体に限ることな
く、例えば、バインドボルトであってもよい。
ー体12a、12bのいずれか又は両方には、カバー体
の外面側へ引出されたライン46を巻取り収納する巻取
部66が設けられている。実施例において、第1、第2
カバー体12a、12bの背面側において、第1、第2
カバー体12a、12bを相互に開閉自在に枢着させた
上部蝶番24と下部蝶番26との位置に上部巻取部66
aと下部巻取部66bとが設けれている。図3の背面図
に示すように、上下巻取部66a、66bは、第1、第
2カバー体12a、12bに連続されて接合面16、1
6で相互に接合された縦方向に長い長円形巻台68に形
成されている。
6bの長円形巻台68には、カバー体12に接続された
凹曲部70と凸曲部72とが連続形成された引出し案内
部74を備えている。実施例において上部巻取部66a
の長円形巻台68の上端側から両側面に沿って凹曲部7
0と凸曲部72とが設けられ、また、下部巻取部66b
の長円形巻台68の下端側から両側面に沿って凹曲部7
0と凸曲部72とが設けられている。
体12の外部へ引き出したハリス等のライン46は道糸
等のラインから切り離すことなく、上下巻取部66a、
66bに簡単に巻付け収納できる。また、竿の振出しの
ときに、ラインを簡単に解きほぐして振出しでき、道糸
にハリスを接続したり、切り離したりする必要がなく、
ラインの最初の振出し、終了時における収納、或はポイ
ントの移動等におけるラインの収納、振出し等を迅速に
行える。また、凹曲部70と凸曲部72によりライン4
6の糸だし部分が立体的な曲面状であるからカバー体1
2の外部におけるラインの巻付け、解きほぐし等の処理
を円滑に行え、特に、次の釣り場でのラインの解きほぐ
しが極めて円滑であると共にラインの先端部であるハリ
ス等に折れ目等の巻きくせが付くこともなく釣果を期待
できる。また、前記巻取部66はカバー体12の上下に
分割しているが、これに限ることなく、カバー体12の
縦方向に長い1個の巻取部66を設けてもよい。
ー体12bの側面に、巻取部に巻取ったライン46の先
端を係止するはり止め76が設けられている。このはり
止め76は、第2カバー体12bの側面の下端寄り位置
に係止されたゴム紐等の弾性線条78と、第2カバー体
12bの側面上端寄り位置に枢着された係止輪80と、
この係止輪80に通係保持され、弾性線条78の上端に
設けたはり止輪82とを備えている。上下巻取部66
a、66bに巻取ったライン46の先端をはり止め輪8
2に簡単に係着し、弾性線条78の弾力でライン46を
弾力保持してラインが解けたりするのを防止できる。
2a、12bの半截頭部18、18の相互に係合する円
形台52と、円形穴56との当接面には、相互に吸着す
るマグネット84a、84bが設けられ、閉着した第
1、第2カバー体12a、12bの吸着状態を仮保持で
きる。これにより、カバー体12のロック手段14が不
慮に解放された場合でも第1、第2カバー体12a、1
2bが開口して竿先部からカバー体が離脱することがな
く竿先部を保護できる。
装置10aの作用を説明する。図5には、本発明の第1
実施例に係る竿先カバー装置10aを振出し竿の収納し
た竿先部58に装着させた内面側説明図が示されてい
る。釣りを終了して納竿するとき、或は釣り場を移動す
るときに竿先部58の収納と共に振出していたライン4
6をリール86に巻込み、浮き88、より戻し90等を
上端側の糸ガイド60の近くまで巻き込んでおく。その
後で、収納された竿先部58の下面側に第1カバー体1
2aを当てがい、各中空ロッドの穂先や各穂先93から
交差方向へ段差状に突設された糸ガイド60を半截台錐
形凹部32a内に、竿先部58の最外郭の竿92の上端
部を半截円柱形凹部32b内に配置すると共にこの竿9
2の上端部に突設した糸ガイド60を糸ガイド収容溝3
6内に配置する。また、リール86から引き出したライ
ン46を半截台錐形凹部32aの下方側の糸引込溝38
に係合させ、各糸ガイド60に差し通されて上端の糸ガ
イド60から直線状に引出したライン46を糸掛け部5
0の巻掛け溝54に巻掛けて半截頭部18の正面へ引き
出してライン係止部61に係止させる。
カバー体12bを閉着させる。このときに、糸案内部4
8の相互に係合する円形台52と円形穴56の当接面に
設けたマグネット84a、84bが相互に吸着して第
1、第2カバー体12a、12baは閉着状態が保持さ
れる。この状態でカバー12の下端寄りに設けたロック
手段14の伸縮バンド42を第1カバー体12aから第
2カバー体12bへ掛け廻して係止孔45を係止ピン4
4に係止する。更に、ライン係止部61に係止したライ
ン46をカバー体12の背面側の上下巻取部66a、6
6bに巻き掛け、ライン46の先端のはり94をはり止
め76のはり止め輪82に係止する。
の第1実施例の竿先カバー装置10aを取付けることに
より、竿先部58全体を極めて簡単なカバー体12で、
内部のガタツキがない様に確実に保護できる。また、収
納した竿先部58への竿先カバー装置10aの取付が簡
単、迅速にでき、特に、カバー体12内に糸案内部48
を周回してライン46を外部へ引出すため、穂先93に
設けた各ガイド60の向きとライン46の引出し向きと
が略同一方向となって穂先93の折損がほとんどなく保
護できる。また、カバー体12に設けた巻取部66にラ
イン46の先端側を巻き取るため、釣り場でのラインの
振出し、収納も迅速に行えることとなる。
る竿先カバー装置10bの内面説明図が示されている。
図において、先の第1実施例と同一構成部材には同一番
号を付し、その詳細な説明は省略する。この第2実施例
の竿先カバー装置10bは、振出し竿の形状が大きくな
り、収納した竿先部58が第1、第2カバー体12a、
12bの半截台錐形凹部32aへの収納が無理となる場
合に、半截台錐形凹部32aの外側に下端側から中間高
さ位置まで任意幅の孔96を開孔し、また、下方の半截
円柱形凹部32bも、先の実施例に比べ大きく形成して
いる。
12a、12bの接合面16の上部位置に糸案内部48
を設けて巻掛け部50の円形台52の周縁に沿った巻掛
け溝54に係合させて内部のライン46を外部へ引出す
ことにより、各穂先に設けた各ガイド60の向きとライ
ン46の引出し向きとが略同一方向となって穂先の折損
がほとんどなく保護できる。また、カバー体12に設け
た上下巻取部66a、66bに外部へ引出したライン4
6の先端側を巻取るため、釣り場でのラインの振出し、
収納も迅速に行えることとなる。
る竿先カバー装置10cの内面説明図が示されている。
図において、先の第1実施例と同一構成部材には同一番
号を付し、その詳細な説明は省略する。この第3実施例
の竿先カバー装置10cは、リール86から引出したラ
イン46を最外郭の竿92からこの竿92に同心円状に
嵌挿させた各竿の内部に通係して引き出す中通し竿の収
納時における竿先部58に装着する。中通し竿において
は、ライン46を各竿に設けた糸ガイド60で案内する
必要がないため、第1、第2カバー体12a、12bに
設ける凹部28は、第1実施例の下方の半截円柱状凹部
32bをそのまま上端側まで延長している。
実施例と同様に糸案内部48を設け、収納した竿先部5
8の上端中央部から引き出したライン46を巻掛け部5
0の円形台52の周縁に設けた巻掛け溝54に係合させ
て外部へ引出すことにより、中央の穂先93の略延長方
向と、巻掛け部50へ巻掛けるライン46の初めの接線
方向が同一となり、穂先93の折損がほとんどなく保護
できる。また、カバー体12に設けた上下巻取部66
a、66bに外部へ引出したライン46の先端側を巻取
るため、釣り場でのラインの振出し、収納も迅速に行え
ることとなる。
部のカバー装置によれば、径の異なる複数の中空ロッド
を順次同心状に嵌挿させた振出し竿の収納時における竿
先部を保護する竿先カバー装置であって、前記収納した
竿先部を内部に包装するために縦方向に分割され、開閉
自在に設けられた1、第2カバー体と、前記第1、第2
カバー体の閉着状態をロックするロック手段とを備えて
なることにより、竿先部全体を保護できる様に製造し易
く、かつ内部でのガタツキがない様に緩衝部材等を配置
させて個々の竿に適合させて竿先部全体の保護を強化
し、かつ確実なものとし得る。また、収納した竿先部へ
のカバー装置の取付が簡単、迅速にできる。また、竿先
部へのカバー装置の装着状態が確実であり、竿を収納し
た状態で釣り場へ搬送、或はポイントを移動するときに
竿先部を安全に保護できる。
には、収納した各中空ロッドの穂先からラインを略直線
状に引出し保持させる糸案内部を備えてなることによ
り、カバー体の外部へ引出されたラインに牽引力等が加
わっても、カバー体内で各中空ロッドの穂先に設けたガ
イドの向きとラインの引出し向きとが略同一方向となっ
ているから穂先に折損等が発生することなく、竿先部を
長期にわたり安全、確実に保護できる。
されたラインの引出し方向が略接線方向となるように巻
掛けられる巻掛け部からなることにより、カバー体内で
各中空ロッドの穂先から引出されるラインを、簡単な構
造の巻掛部で穂先のガイドの向きと同じ直線状に確実に
保持して穂先の折損等を防止できる。
の外面側には、前記糸案内部から引出されたラインを係
止するライン係止部が設けられてなることにより、糸案
内部より先端側のライン部分を係止させてフリー状態と
なって絡まったり、他の道具ともつれたりするのを未然
に防止できる。また、一端、第1、第2カバー体内にお
けるラインの直線状の緊張状態を外部のラインと関係な
く保持できるから、糸案内部より先端側の部分を仮に他
の糸巻き等に巻き掛けて収納させたりし易い。更に、外
部のハリス等のラインの巻付け、解きほぐし等の処理が
し易くなる。また、カバー体の内部に配置する道糸等の
ラインに対して、カバー体の外部に配置するハリス等の
ラインを切断する必要もなく、そのまま接続した状態で
収納できることとなり、釣り開始時の水面上のポイント
へのラインの振出しが早く、また終了時におけるライン
の格納も迅速に行える。
又は両方には、前記外面側へ引出されたラインを巻取り
収納する巻取部が一体的に設けられてなることにより、
竿を収納するときに、カバー体の外部へ引き出したハリ
ス等のラインを、カバー体内の道糸等のラインから切り
離すことなく、カバー体そのものに取付た巻取部に簡単
に巻付け収納できる。また、次の竿の振出しのときに、
カバー体そのものから巻取部のラインを簡単に解きほぐ
して振出しでき、例えば、道糸にハリスを接続したり、
切り離したりする必要がなく、ラインのポイント水面へ
の最初の振出し、終了時における収納、或はポイントの
移動等におけるラインの収納、振出し等を迅速に行え
る。
た凹曲部と凸曲部とが連続形成された引出し案内部を備
えてなることにより、凹曲部と凸曲部によりラインの糸
だし部分が立体的な曲面状であるからカバー体の外部に
おけるラインの巻付け、解きほぐし等の処理を円滑に行
え、特に、次の釣り場でのラインの解きほぐしが極めて
円滑であると共にラインの先端部であるハリス等に折れ
目等の巻きくせが付くこともなく釣果を期待できる。
に吸着して閉着状態を保持するマグネットが設けられて
なることにより、第1、第2カバー体内に竿先部を包装
して閉着するだけで、マグネットの吸着力で閉着状態を
仮保持でき、カバー体のロック手段が不慮に解放された
場合でも第1、第2カバー体が竿先部から離脱すること
がなく竿先部を保護できる。
収納した竿先部を包装する凹部を有し、この凹部内には
竿先部を安定に保持する一つ又は複数のがたつき防止手
段が設けられてなることにより、第1、第2カバー体を
竿先部に装着して携帯するときに、竿先部に対してカバ
ー体が揺動、ずれ等を発生することなく、所定位置に安
定保持して穂先の折損等を防止できる。また、カバー体
の内外でラインを所定の緊張状態に保持してラインが絡
まることなく、速やかにラインを解いて振込みできる。
口したカバー内の展開説明図である。
状態の正面図である。
の背面図である。
の右側面図である。
先部に装着した場合の内面側の説明図である。
出竿の竿先部に装着した場合の内面側の説明図である。
通竿の竿先部に装着した場合の内面側の説明図である。
場合の断面説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 径の異なる複数の中空ロッドを順次同心
状に嵌挿させた振出し竿の糸ガイドに道糸を通係させ、
仕掛け等を道糸先端側に連結させたままで道糸を巻き取
って収納させる際に竿先部を保護する竿先カバー装置で
あって、 収納した竿先部を内部に包装するために縦方向に分割さ
れ、開閉自在に設けられて閉鎖時に竿先部に安定的に保
持される第1、第2カバー体と、 第1、第2カバー体の閉着状態をロックするロック手段
と、を備え、 第1、第2カバー体のいずれかの内部には、収納した各
中空ロッドの穂先からラインを略直線状に引出し保持さ
せる糸案内部が設けられ、 糸案内部は、穂先から引出されたラインの引出し方向の
延長上に設けられ、ラインを略接線方向となるように巻
き掛け周回させるとともにラインを接線方向の外部に引
き出させるように設けられた円形台状の巻き胴を備えて
なる竿先カバー装置。 - 【請求項2】 径の異なる複数の中空ロッドを順次同心
状に嵌挿させた振出し竿の収納時における竿先部を保護
する竿先カバー装置であって、 収納した竿先部を内部に包装するために縦方向に分割さ
れ、開閉自在に設けられた第1、第2カバー体と、 第1、第2カバー体の閉着状態をロックするロック手段
と、を備え、 第1、第2カバー体には、相互に吸着して閉着状態を保
持するマグネットが設けられてなる竿先カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154519A JP3044608B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 竿先カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154519A JP3044608B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 竿先カバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327711A JPH10327711A (ja) | 1998-12-15 |
JP3044608B2 true JP3044608B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=15586037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9154519A Expired - Fee Related JP3044608B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 竿先カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044608B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP9154519A patent/JP3044608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10327711A (ja) | 1998-12-15 |
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