JP3044578B2 - 対物レンズ - Google Patents

対物レンズ

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JP3044578B2 JP3062394A JP6239491A JP3044578B2 JP 3044578 B2 JP3044578 B2 JP 3044578B2 JP 3062394 A JP3062394 A JP 3062394A JP 6239491 A JP6239491 A JP 6239491A JP 3044578 B2 JP3044578 B2 JP 3044578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の対物レンズは、特に内視
鏡用として好適な対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来技術】内視鏡用光学系で、歪曲収差を良好に補正
されしかも比較的構成枚数の良好な簡単な構成のものと
して、特開昭61−162021号公報に記載されたレ
ンズ系がある。しかしこのレンズ系は、画角が狭く又凹
レンズを含んでいないため、像面湾曲も大きく収差が良
好に補正されていない。
【0003】又特開平2−208617号公報は、全長
が長く又第3群から像までの距離も長く内視鏡用として
は不適当である。
【0004】又特願昭63−222884号は、第3群
は非球面を用いておらず、歪曲収差が除去されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
で画角が広く非点収差が良好に補正された対物レンズを
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対物レンズは、
広角化と、ペッツバール和を補正するための負のパワー
を持つ第1群と、正のパワーを持つ第2群と、正のパワ
ーを持ちかつ非球面を含む第3群と、第3群に近接して
置かれた撮像素子とからなる撮像装置用の対物レンズで
ある。
【0007】本発明の対物レンズは、例えば図1に示す
ような構成で、夫々第1群L1,第2群L2 ,第3群L3
よりなり、絞りSは第1群L1 と第2群L2 との間にお
かれかつ主光線をイメージガイドIGに平行に入射させ
るために第2群と第3群の前側焦点位置付近に置かれて
いる。尚イメージガイドIGの代りに固体撮像素子等の
撮像素子でもよい。
【0008】第3群L3 が撮像素子に近接して配置され
ているのは、この第3群を撮像素子等と一体化すること
によって、第3群を支える枠構造を簡単にするためであ
る。
【0009】前述のように第3群に設けた非球面は、歪
曲収差を補正するためのもので、その非球面形状は、光
軸からの距離が増大するにつれて光束を収束する作用が
弱くなる部分を含む形状である。
【0010】この非球面の形状は、光軸をx軸にとり、
像の方向を正とし、y軸を面と光軸との交点を原点とし
てx軸に直交した方向にとった座標の値をx,yとする
時、下記の式で表わされる。
【0011】ただしrは光軸近傍でこの非球面と接する
円の曲率半径、Pは非球面の形状をあらわすパラメータ
ー、B,E,F,G,…は夫々2次,4次,6次,8
次,…の非球面の係数である。又P=1でE,F,G,
…のすべてが0である場合上記の式は球面を表わす。
【0012】尚以下の説明では、B=0,P=1とす
る。
【0013】本発明では、非点収差(非点隔差)を補正
するために次の式を満足する非球面を用いることが好ま
しい。 (1) A2sp +A3As ≒0 ここでA2sp は、第2群の球面によるザイデルの収差係
数のうち、非点収差の3次の係数を対物レンズのFナン
バーで割った値、A3As は、第3群の非球面による非点
収差の3次係数を対物レンズのFナンバーで割った値で
ある。
【0014】条件(1)は、実用的には次の条件
(2),(3)を満足するものでも良い。 (2)0.05<|A2sp/A3As |<20 (3)A2sp <0 かつ A3As >0 またザイデルの収差係数を次の式のように定義する。こ
れは汎用レンズ設計プログラムACCOS−Vで用いら
れているものと同じものである。ただしACCOS−V
では、物体距離をOB,マージナル光線の開口数をN
A,第1面より物体側の媒質の屈折率をn0 とした時、
近軸光線の第1面における光線高H0 が H0 =OB×tan {sin-1(NA/n0 )} にて決まるのに対して、本願においては H0 =OB×(NA/n0 ) にて決まる。したがって本願においては後者で決まるH
0 をもとにして近軸追跡を行なって各収差係数を求めて
いる。
【0015】 メリジオナル光線(X=0)に対して ΔY=(SA3) 3+(CMA3)Y 12 +{3(AST3)+(PTZ3)}Y 2H+(DIS3)Y 3 +(SA5)H 5+(CMA5)YH 4+(TOBSA)Y 23 +(ELCMA)Y 32+{5(AST5)+(PTZ5)}Y 4H +(DIS5)Y 5+(SA7)H 7…………… サジタル光線(Y=0)に対して ΔZ=(SA3)H 3+{(AST3)+(PTZ3)}Z 2H +(SA5)H5+(SOBSA)Z23 +{(AST5)+(PTZ5)}Z 4H+(SA7)H 7……… 上記の式はメリディオナル光線に対して近軸像点(収差
がない時の像点)と実際の像点とのずれをΔYとしたも
ので、Yは最大像高で規格化した像面における近軸主光
線の入射位置、Hは瞳面における瞳径で規格化したマー
ジナル光線の入射位置である。またSA3,SA5,S
A7は夫々3次,5次,7次の球面収差、CMA3,C
MA5は夫々3次,5次のタンジェンシャルコマ、AS
T3,AST5は夫々3次,5次の非点収差、PTZ
3,PTZ5は夫々3次,5次のペッツバール和、DI
S3,DIS5は夫々3次,5次の歪曲収差、TOBS
Aは5次の斜方向のタンジェンシャル球面収差、ELC
MAは5次の楕円コマ、SOBSAは5次の斜方向のサ
ジタル球面収差である。
【0016】上記の式で非点収差の3次の係数ASTは
対物レンズが球面と非球面を含む場合、次のように表わ
される。 AST3=(A1sp +A2sp +A3sp +A1As +A2As +A3As )×F ただしAjsp はj群の球面部分の非点収差の3次係数、
AjAs はJ群の非球面による非点収差の3次係数であ
る。ここで球面部分の収差係数とは、その面が球面であ
る場合は、その面自身の収差係数であるが、その面が非
球面の場合には、いわゆる参照球面(光軸上で非球面に
接する球面)の収差係数を指すものとする。又非球面部
分の収差係数とは、非球面自身の収差係数から参照球面
の収差係数を差し引いたものである。上記のAST3を
示す式では、各群についての球面成分と非球面成分がす
べて含まれているが非球面を含まない群のAAsの値は0
である。
【0017】本発明の対物レンズは、A2sp とA3As の
値が大であるので、これらが互いに打消し合うようにす
ることによって、非点収差を補正することが出来る。そ
のために必要な条件が前掲の条件(2),(3)であ
る。
【0018】これら条件のうち条件(2)の上限を越え
ると、子午像面(Δm)に対して球欠像面が大きくプラ
ス側に倒れ非点隔差が大になる。下限を越えると逆の傾
向になり、同様に非点隔差が大になる。
【0019】更にA2sp とA3As とをレンズの構成要
素つまり各面の近軸光線高、近軸入射角、近軸出射角、
屈折率、4次の非球面係数で表わすと次の通りである。 A3As =Σ8(hai)2 (hbi)2 Ei (Ni −Ni+1
ただしhaiはi面の近軸マージナル光線高、hbiはi面
の主光線高、Ei は i面の非球面の4次係数、Ni はi面の物体側の屈折
率、Ni+1 はi面の像側の屈折率、Σは3群中の非球面
についての和を意味する。 又A2sp =ΣA2spi=ΣSi (I’l)2 Si =Ni (Ki −1)hai(Ii +ui ) 又Ki =Ni /Ni+1 ここでA2spi=Si(Ii)2と定義する。
【0020】ただしIi はi面への近軸マージナル光線
の入射角、uiはi面から出射する近軸マージナル光線
の光軸に対する傾角、I’はi面への近軸主光線の入射
角である。又Σは2群の球面についての和をとることを
意味する。尚Ii ,ui ,Ii ’,ui ’は、いずれも
光軸に対して時計まわりを正とする。
【0021】次に歪曲収差を一層良好に補正するには、
第1群にも非球面を用いることが望ましい。ここで用い
る非球面は、Ni <Ni+1 のとき、yが増大するにつれ
て光線の収束作用が徐々に強くなる部分を含む面であ
り、又Ni >Ni+1 のときはyが増大するにつれて光線
の発散作用が徐々に弱くなる部分又は光線の収束作用が
徐々に強くなる部分を含む面であることが望ましい。こ
の非球面は、4次の非球面項を含む場合、絞りの前の非
球面の面番をlとするとA1As ,A3As は夫々次のよう
に表わせる。 A1As =Σ8(ha l)2 (hbl)2 El(Nl−Nl+1) A3As =Σ8(hai)2(hbi)2 Ei(Ni −Ni+1 ) A1As <0 A3As >0 この場合には、条件(2)の代りに次の条件(4)を満
する必要がある。 (4)0.005<|A1As/A3As |<5 もしもこの条件(4)を満足しないと、|A1As +A3A
s +A2sp |の値が大きくなり、非点収差の除去がむず
かしくなる。
【0022】以上のことから、本発明において第1群と
第3群に非球面を含む場合は、非点収差の補正のために
次の条件(5)を満足することが好ましい。 (5)0.055<|(A2sp +A1As )/A3As |<25
【0023】
【実施例】次に本発明の内視鏡撮像装置用対物レンズの
各実施例を示す。 実施例1 f=1.000 ,F/2.649 ,IH=1.0535,物体距離=-13.8169, レンズ最終面から像までの距離=0.016 r1 =86.3558 (非球面)d1 =0.5181 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =0.8152 d2 =0.7761 r3 =∞(絞り) d3 =0.0010 r4 =3.9092 d4 =2.0862 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.7392 d5 =0.2591 r6 =1.6792(非球面) d6 =2.7813 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =∞ 非球面係数 (第1面)P=1.0000,E=0.39580 ×10-1,F=-0.29530×10-2, G=-0.19633×10-2 (第6面)P=1.0000,E=-0.60922×10-1,F=-0.91382×10-2, G=0.47341 ×10-2、H=0.42571 ×10-2、I=-0.49067×10-2 f2 =1.955 ,f12=2.223 ,|A2sp/A3As |=0.55072 , |A1As/A3As |=0.15580 ,|(A2sp+A1As)/ A3As |=0.70652 実施例2 f=1.000 ,F/2.646 ,IH=1.0517,物体距離=-13.7931, レンズ最終面から像までの距離=0.001 r1 =86.2069 (非球面)d1 =0.5172 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =0.8655 d2 =0.8655 r3 =∞(絞り) d3 =0.0050 r4 =4.2005 d4 =2.0518 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.7829 d5 =0.2586 r6 =1.6724(非球面) d6 =2.7953 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =∞ 非球面係数 (第1面)P=1.0000,E=0.39785 ×10-1,F=-0.29785×10-2, G=-0.19872×10-2 (第6面)P=1.0000,E=-0.56047×10-1,F=-0.57663×10-2, G=-0.88319×10-3 f2 =2.007 ,f12=2.224 ,|A2sp/A3As |=0.5806, |A1As/A3As |=0.2092,|(A2sp+A1As)/ A3As |=0.7815 実施例3 f=1.000 ,F/2.424 ,IH=1.0535,物体距離=-17.2712, レンズ最終面から像までの距離=0.016 r1 =86.3558 (非球面)d1 =0.5181 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =0.8152 d2 =0.8619 r3 =∞(絞り) d3 =0.0010 r4 =3.9655 d4 =1.9313 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.7392 d5 =0.4318 r6 =1.6538(非球面) d6 =2.6598 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =∞ 非球面係数 (第1面)P=1.0000,E=0.39580 ×10-1,F=-0.29530×10-2, G=-0.19633×10-2 (第6面)P=1.0000,E=-0.26822×10-1,F=-0.57910×10-1, G=0.12977 ×10-1,H=0.28091 ×10-1,I=-0.16645×10-1 f2 =1.934 ,f12=2.163 ,|A2sp/A3As |=1.3296, |A1As/A3As |=0.4527 ,|(A2sp+A1As)/ A3As |=0.7824 実施例4 f=1.000 ,F/2.726 ,IH=0.9472,物体距離=-15.5280, レンズ最終面から像までの距離=0.225 r1 =77.6398 (非球面)d1 =0.4659 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =0.7329 d2 =0.7749 r3 =∞(絞り) d3 =0.0009 r4 =3.5652 d4 =1.7364 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.5637 d5 =0.3882 r6 =1.4869(非球面) d6 =1.5528 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =-1.7081 d7 =0.7764 n4 =1.84666 ν4 =23.78 r8 =∞ 非球面係数 (第1面)P=1.0000,E=0.54462 ×10-1,F=-0.50268×10-2, G=-0.41347×10-2 (第6面)P=1.0000,E=-0.36908×10-1,F=-0.98580×10-1, G=0.27330 ×10-1,H=0.73187 ×10-1,I=-0.53649×10-1 f2 =1.739 ,f12=1.944 ,|A2sp/A3As |=1.328 , |A1As/A3As |=0.4525 ,|(A2sp+A1As)/ A3As |=1.781 実施例5 f=1.000 ,F/2.483 ,IH=1.0167,物体距離=-16.6667, レンズ最終面から像までの距離=0.000 r1 =8.3333 d1 =0.5000 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =1.0267 d2 =1.1018 r3 =∞(絞り) d3 =0.0000 r4 =2.6261 d4 =1.8908 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.8039 d5 =0.2770 r6 =1.6010(非球面) d6 =2.0458 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =∞ 非球面係数 P=1.0000,E=-0.39548×10-1,F=-0.51667×10-1,G=0.26459 ×10-1, H=0.39158 ×10-1,I=-0.34342×10-1 f2 =1.788 ,f12=1.746 ,|A2sp/A3As |=1.3607, |A1As/A3As |=0 ,|(A2sp+A1As)/ A3As |=1.3607 実施例6 f=1.000 ,F/2.417 ,IH=1.0535,物体距離=-17.2712, レンズ最終面から像までの距離=0.018 r1 =17.2712 d1 =0.5181 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =0.8047(非球面) d2 =0.9121 r3 =∞(絞り) d3 =0.0010 r4 =4.4820 d4 =1.9981 n2 =1.72916 ν2 =54.68 r5 =-1.7701 d5 =0.4425 r6 =1.6446(非球面) d6 =2.7040 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r7 =∞ 非球面係数 (第2面)P=1.0000,E=-0.11598,F=-0.40346, G=-0.38855 (第6面)P=1.0000,E=-0.31119×10-1,F=-0.58652×10-1, G=0.12859 ×10-1,H=0.27636 ×10-1,I=-0.16595×10-1 f2 =2.011 ,f12=2.223 ,|A2sp/A3As |=1.003 , |A1As/A3As |=0.4540 ,|(A2sp+A1As)/ A3As |=1.457 ただしr1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半径、d
1,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n1
,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。
【0024】尚各実施例のhai,hbi,u'i,I
i,I'i,の値は下記の通りである。実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 実施例1,2,3は夫々図1,2,3に示すもので、い
ずれも各群が1枚のレンズにて構成されている例であ
る。又第1群と第3群とに非球面が設けられこれにより
歪曲収差を補正している。
【0025】これら実施例では、第2群と第3群の間隔
を変化させてピント調整が行なわれる。第2群を出射す
るマージナル光線が光軸に平行であると上記のピント調
整が出来なくなるので、第1群と第2群の合成焦点距離
f12は下記の条件を満足する必要がある。 |f12|<10f ただしfは全系の焦点距離である。
【0026】また前記条件(2),(3)を満足するた
めに、第2群の最も物体側の面のSi は負でなければな
らない。そのために第2群の面R2 は次の条件を満足す
る必要がある。 15f>R2 >0 R2 が上限を越えると球面収差を補正しにくくなり又第
2群の凸のパワーが後方によるためレンズ系の全長が大
になる。
【0027】又レンズ系の最終面から像面までの距離S
kは、対物レンズの最終面とイメ−ジガイドとを接着す
る等の理由から、小さい値になっている。また下記条件
(6)を満足することが望ましい。(6) 0≦Sk ≦f fよりSk が大きいと枠構造上第3群の構成が複雑にな
る。Sk が上記条件の範囲内であると第3群を撮像素子
と一体化でき便利である。
【0028】又上記の条件を満足するためには、第3群
の最終レンズの厚さ(このレンズが接合レンズの場合そ
の全体の厚さ)D3 は次の条件(7)を満足する必要が
ある。(7) D3 >0.5f 更に、コマ収差を補正しレンズ系の全長を短くするため
には、第2群を物体側の凸のパワーより像側の凸のパワ
ーの方が強い両凸レンズにし、その焦点距離f2 が次の
条件を満足することが好ましい。 0<f2 <7f また第3群の焦点距離f3 は、第1群の強い凹のパワー
による全長の伸びを防ぐために、次の条件を満足するこ
とが好ましい。 0<f3 <12f また第3群の形状は、物体側の面の凸のパワーが像側の
面の凸のパワーより強い方が非点収差とコマ収差を補正
する上で好ましい。
【0029】又実施例4は、図4に示す通りで、倍率色
収差を補正するために第3群中のレンズを接合レンズに
した。尚第2群中のレンズを接合レンズにして倍率色収
差を補正してもよい。
【0030】実施例5は、図5に示す構成で、第1群に
は非球面を設けず第3群にのみ非球面を設けた例で、コ
ストを低減したことが特徴である。
【0031】実施例6は、図6に示すもので第1群の像
側の面をyの増加とともに徐々に光束の発散力が弱くな
る部分を含む非球面にした例である。このように凹面を
非球面にすれば、非球面レンズをガラスプレスやプラス
チック等で作る場合、金型が凸面であるので、加工しや
すいメリットがある。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、全長の短い歪曲収差の
除去された撮像装置用の対物レンズを得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の断面図。
【図2】 本発明の実施例2の断面図。
【図3】 本発明の実施例3の断面図。
【図4】 本発明の実施例4の断面図。
【図5】 本発明の実施例5の断面図。
【図6】 本発明の実施例6の断面図。
【図7】 本発明の実施例1の収差曲線図。
【図8】 本発明の実施例2の収差曲線図。
【図9】本発明の実施例3の収差曲線図。
【図10】本発明の実施例4の収差曲線図。
【図11】本発明の実施例5の収差曲線図。
【図12】本発明の実施例1の収差曲線図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、負の屈折力を持つ第1群
    と、正の屈折力を持つ第2群と、正の屈折力を持ちかつ
    非球面を1つ含む第3群とからなり、各群が有するレン
    ズは1つであり、第3群のレンズの物体側の面が非球面
    であって、以下の条件(2)、(3)を満足する対物レ
    ンズ。 (2) 0.05<|A2sp/A3As|<20 (3) A2sp <0 かつ A3As >0 ただし、A2sp は第2群の球面による非点収差の3次の
    係数をFナンバーで割った値、A3As は第3群の非球面
    による非点収差の3次の係数をFナンバーで割った値で
    ある。
  2. 【請求項2】物体側から順に、負の屈折力を持つ第1群
    と、正の屈折力を持つ第2群と、正の屈折力を持ちかつ
    非球面を含む第3群とからなり、各群が有するレンズは
    1つであって、かつ画角が100°以上であり、以下の
    条件(2)、(3)を満足する対物レンズ。 (2) 0.05<|A2sp/A3As|<20 (3) A2sp <0 かつ A3As >0 ただし、A2sp は第2群の球面による非点収差の3次の
    係数をFナンバーで割った値、A3As は第3群の非球面
    による非点収差の3次の係数をFナンバーで割った値で
    ある。
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