JP3044493U - 管部材相互の回動自在な連結構造 - Google Patents

管部材相互の回動自在な連結構造

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JP3044493U
JP3044493U JP1997005585U JP558597U JP3044493U JP 3044493 U JP3044493 U JP 3044493U JP 1997005585 U JP1997005585 U JP 1997005585U JP 558597 U JP558597 U JP 558597U JP 3044493 U JP3044493 U JP 3044493U
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flow path
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outer peripheral
peripheral ring
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JP1997005585U
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Inventor
和男 矢野
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和男 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧流体の通流時にあっても、管部材の相互
を円滑に回動可能に維持する。 【解決手段】 一方の管部材11の一端部側(接続端部
側)に流路12と連通する連結穴13を穿設し、他方の
管部材21の他端部側(接続端部側)に流路22と連通
する連結嘴23を突設し、連結穴13内に連結嘴23を
シール(31)して嵌挿させた状態で、これらの両管部
材11、21の相互を回動自在に連結する構造であっ
て、連結穴13の内周面と連結嘴23の外周面とには、
シール部の流路外側で相互に対向する所要深さの内周環
溝14と外周環溝24との組み合せを形成し、該内周環
溝14と外周環溝24間内に引き留め転動用の各鋼球4
1を一連に介在させて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、共通の流路を通して加圧流体を通流させる管部材相互の回転自在な 連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、共通の流路を通して加圧流体を通流させる管部材の相互連結において は、一方の管部材に対して他方の管部材を回動自在に連結しなければならない場 合がある。即ち、例えば、流体圧利用の手動機器類等では、該機器類等を把持し て移動する機会が多いことから、必然的に加圧流体を供給する流体ケーブルに相 応の回動作用が働き、該回動作用を吸収するために接続用の管継手、ひいては、 管部材の相互間を回動自在にする必要を生ずるのである。
【0003】 ここで、この種の管部材相互の回転自在な連結構造としては、従来の場合、一 方の管部材の一端部側に穿設した連結穴内に、他方の管部材の他端部側に突設し た連結嘴をシールして嵌挿させると共に、両者間をシール部の流路外側で抜け出 し防止用の止め環、つまり、いわゆるCリング等の固定環の係着で連結させる構 造が多く実施されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のCリング等の固定環の係着による各管部材相互の連 結構造の場合、加圧流体が通流されていないときには、該各管部材相互の比較的 円滑な回動が可能ではあるが、一旦、加圧流体が通流されると、該加圧流体のも つ圧力でCリング等の固定環に当接する接触面に多大の摩擦力が加えられ、各管 部材相互の回動自体が円滑には行われなくなるという重大な問題点を派生し、こ れが手動機器類等の円滑な稼働を妨げる結果になっていた。
【0005】 本考案は、従来のこのような問題点を解消するためになされたもので、その目 的とするところは、加圧流体の通流時点でも管部材相互の円滑な回動を可能にす るようにした管部材相互の回転自在な連結構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案では、Cリング等の固定環による係着に 代えて、転動用鋼球を介在させることで転動可能にしたものである。
【0007】 即ち、本考案は、一方の管部材の一端部側に流路と連通する連結穴を穿設し、 他方の管部材の他端部側に流路と連通する連結嘴を突設し、連結穴内に連結嘴を シールして嵌挿させた状態で、これらの両管部材の相互を回動自在に連結する構 造であって、前記連結穴の内周面と連結嘴の外周面とには、前記シール部の流路 外側で相互に対向する所要深さの内周環溝と外周環溝との組み合せを形成すると 共に、該組み合わされる内周環溝と外周環溝間内に引き留め転動用の各鋼球を一 連に介在させて構成したことを特徴とする管部材相互の回動自在な連結構造であ る。
【0008】 従って、本考案による連結構造では、管部材相互の引き留めが、両管部材間の 内周環溝と外周環溝間内に一連に介在させた引き留め転動用の各鋼球によってな されているので、加圧流体を通流させない時点は勿論のこと、通流させて当接部 分に圧力が加えられた時点でも該転動用鋼球によって円滑な回動が果される。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る管部材相互の回転自在な連結構造の実施形態例につき、図 1および図2を参照して詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施形態例を適用した管部材相互の連結構造を示す縦断面 図、図2は、同上A−A線部の横断面図である。
【0011】 即ち、これらの図1、図2に示す実施形態例の構成において、符号11は、内 部の中心軸線a上に加圧流体を通流させる流路12を形成し、且つ該流路12の 一端部側(接続端部側)に連結穴13を穿設した第1の管部材本体、21は、同 様に内部の中心軸線a上に加圧流体を通流させる流路22を形成し、且つ該流路 22の他端部側(接続端部側)に同一軸線a上で前記連結穴13に可及的密に嵌 挿される連結嘴23を突設した第2の管部材本体である。また、31および41 は、これらの両管部材本体11、21内に介在されるOリング等のシール部材お よび引き留め転動用の各鋼球である。
【0012】 而して、前記第1の管部材本体11における連結穴13の内周面には、その接 続端部側に偏って所要深さの内周環溝14を形成すると共に、該内周環溝14で の周方向の一部に外側から所要有効内径のネジ穴15を螺刻してある。また、前 記第2の管部材本体21における連結嘴23の外周面には、連結状態で前記内周 環溝14に対向する部分、ここでは、その非接続端部側に偏って同様に所要深さ の外周環溝24を形成し、且つ該外周環溝24よりも接続端部側、つまり、加圧 流体の通流側に近付けてシール溝25を形成してある。
【0013】 上記各管部材の構成において、第1の管部材本体11と第2の管部材本体21 とは、第2の管部材本体21側のシール溝25内にシール部材31を嵌合した上 で、その連結嘴23を第1の管部材本体11の連結穴13内に嵌挿させることに より、これらの両者の相互が接続されると共に、該接続状態では、内周環溝14 と外周環溝24とが相互に対向位置を占めて組み合わされる。次いで、前記第1 の管部材本体11のネジ穴15を通して所要数の各鋼球41を該内周環溝14お よび外周環溝24間内に装入させ、且つ該各鋼球41の装入後、ネジ穴15内を ネジ栓51で密栓して連結結合する。
【0014】 従って、上記のように第1の管部材本体11と第2の管部材本体21とを連結 させた状態では、組み合わされる内周環溝14と外周環溝24間内に個々の各鋼 球41が一連に連接されることになり、これによって各管部材本体11、21の 相互が各流路12、22に対してシールされた状態で抜き出し不能に連結され、 且つ両者が相互に回動可能にされるのである。
【0015】
【考案の効果】
以上、各実施形態例によって詳述したように、本考案の連結構造によれば、一 方の管部材の連結穴に他方の管部材の連結嘴を嵌挿させた状態で、シール部より も流路外側で該嵌挿部分に組み合わされる内周環溝と外周環溝間の内部に対し、 引き留め転動用の各鋼球を一連に介在させて構成したから、共通の流路内に加圧 流体を通流させた状態で各鋼球に流体圧が加えられていても、各管部材の相互を 該介在されている各鋼球によって比較的容易に回動させることが可能であり、し かも、構造的には、単に従来のCリング等の固定環による係着に代えて、転動用 鋼球を介在させるだけの構成であるので、極めて簡単且つ容易に実施できるとい う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態例を適用した管部材相互の
回動自在な連結構造を示す縦断面図である。
【図2】同上A−A線部の横断面図である。
【符号の説明】
11 第1の管部材本体 12 流路 13 連結穴 14 内周環溝 15 ネジ穴 21 第2の管部材本体 22 流路 23 連結嘴 24 外周環溝 25 シール溝 31 シール部材 41 鋼球 51 ネジ栓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管部材の一端部側に流路と連通す
    る連結穴を穿設し、他方の管部材の他端部側に流路と連
    通する連結嘴を突設し、連結穴内に連結嘴をシールして
    嵌挿させた状態で、これらの両管部材の相互を回動自在
    に連結する構造であって、 前記連結穴の内周面と連結嘴の外周面とには、前記シー
    ル部の流路外側で相互に対向する所要深さの内周環溝と
    外周環溝との組み合せを形成すると共に、該組み合わさ
    れる内周環溝と外周環溝間内に引き留め転動用の各鋼球
    を一連に介在させて構成したことを特徴とする管部材相
    互の回動自在な連結構造。
JP1997005585U 1997-06-16 1997-06-16 管部材相互の回動自在な連結構造 Expired - Lifetime JP3044493U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220453A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 管継手
CN114487307A (zh) * 2022-03-02 2022-05-13 深圳市申思科技有限公司 一种停车场一氧化碳含量检测传感器

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