JP3043937B2 - 建築物の仕口接合構造 - Google Patents

建築物の仕口接合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の仕口接合構造
に係り、特に柱が鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コ
ンクリート造であり、梁が鉄骨造である建築物の仕口接
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物は、一般に建物全体の耐荷・耐震
特性を安定に保つために、柱−梁接合部の降伏が隣接す
る柱や梁の降伏に先行しないように設計される。このよ
うな設計の考え方は、鉄骨鉄筋コンクリート構造や鉄筋
コンクリート構造、鋼構造でも見られるものである。近
年の研究に基づけば、特に鋼構造においては接合部の先
行降伏が許容される傾向にある。
【0003】しかしながら、接合部にコンクリートが含
まれる構造物(本発明が対象とする構造、および鉄骨鉄
筋コンクリート構造や鉄筋コンクリート構造)では、コ
ンクリートのせん断破壊形態が基本的にはぜい性的であ
ることから、接合部の先行降伏は許容される傾向にな
い。すなわち、この種の構造物では、接合部は柱や梁よ
り先に降伏・破壊させない、というのが設計の基本指針
である(例えば、ACI-ASCE Committee 352(1985) "Reco
mmen-dations for Design of Beam-ColumnJoints in Mo
nolithic Reinforced Concret Structures", ACI J. Ma
y-June,Vol.82, No.3, pp266-283 参照)。
【0004】このように柱−梁接合部の降伏が隣接する
柱や梁の降伏に先行しないように設計する場合、設計上
の留意点は、いかに接合部を補強するかにある。接合部
に相当の強度を保有させようとした場合、接合部の断面
を大きくしたり、材料強度を上げたり、あるいは付加的
な補強材料、補強部材を接合部に取り付けたりすること
が必要となるが、これは直接的に建築物仕口部のディテ
ールを複雑化し、建築物の工期をいたずらに長くして生
産性の向上を阻害し、建設コストを増大させることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鉄筋
コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の柱と鉄
骨造の梁とからなる建築物において、構造物全体として
十分な耐荷力・耐震性能を確保しながら、柱−梁接合部
の全耐力を柱や梁の耐力よりも小さくすることができ、
これによって仕口部のディテールの簡略化、生産性の向
上、建設コストの節減が可能である仕口接合構造を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、周到に検討
準備された実規模の実験と詳細な解析を繰り返すことに
よって、接合部の耐力を柱や梁の耐力以下にしても、あ
る条件を満足すれば、構造物全体としては十分な耐荷力
・耐震性能特性を示す、という事実を発見し、この知見
に基づいて本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、鉄筋コンクリ
ートまたは鉄骨鉄筋コンクリートの柱と鉄骨の梁とから
なる建築物の仕口接合構造において、梁に対する接合部
の耐力比を0.6〜1.0の範囲とし、梁に対する柱の
耐力比を1.1以上とし、接合部全耐力に対する接合部
内部要素の耐力比を0.6以上とすることである。
【0008】ここで、梁に対する接合部の耐力比を最小
0.6に制限しているのは、接合部の耐力があまりに小
さくなると損傷が接合部に集中し過ぎてしまい、その結
果耐震特性が低下する可能性が予見されるからである。
柱の耐力として梁の耐力の1.1以上を確保するように
したのは、柱が梁よりも先に降伏する、という好ましく
ない事態を避けるためである。
【0009】さらに接合部の全耐力に対する接合部内部
要素の耐力比として0.6以上を確保するようにしたの
は、次の理由による。すなわち、本特許で対象とする接
合部の内部要素は、粘りある耐荷特性を示す鋼パネルプ
レートや高い拘束応力下に置かれるコンクリートによっ
て構成されるため、内部要素耐力を接合部全耐力に対し
てある一定の割合以上にしておくことは、粘りある抵抗
要素の分担割合を向上させる事と等価である。従って、
接合部全耐力に対する内部要素耐力比の制約は重要な意
味を持つ。
【0010】本発明の仕口接合構造の上記基本条件は、
次式に集約して示される。 Vj /{n・bMp /(0.9・Db)} = 0.6〜1.0 (m・cMu)/(n・bMp) > 1.1 Vji/Vj > 0.6
【0011】この基本条件式を用いることによって各接
合部ディテールが上記条件を満足しているか否かが個別
に算定検証されるのであるが、本式を誘導するに当た
り、鉄骨梁の耐力(n・bMp)、鉄筋コンクリート柱ある
いは鉄骨鉄筋コンクリート柱の耐力(m・cMu)、接合部
の全耐力(Vj)および接合部内部要素の耐力(Vji)
は、それぞれ次のように定義して算出した。
【0012】[鉄骨梁の耐力] 鉄骨梁の耐力として
は、断面が全塑性モーメント(bMp)に到達する時点をも
って耐力と定義する。ただし、算出にあたっては軸力の
存在は無視するものとする。そうすると、接合部周りの
梁の全耐力は、 n・bMp となる。ここで、nは検討対象平面内で、現在注目して
いる接合部に連結する梁の数を示している。たとえば、
十字型の接合部の場合は、n=2となる。接合部耐力
(Vj)との比較の簡便性を考慮して、接合部に作用する
水平せん断力(bQp)の形で表現すれば、近似値として bQp = n・bMp /(0.9・Db) となる(Db :鉄骨梁のせい)。
【0013】[鉄筋コンクリート柱あるいは鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱の耐力]柱の耐力は、作用する軸力の存在
を考慮して、断面に作用する終局曲げモーメント(cMu)
の形で表して算出する。この算定は、たとえば、日本建
築学会「鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説1
987年改定版」の2節17条によって行われ、柱の耐
力は m・cMu となる。ここで、mは検討対象平面内において接合部に
連結する柱の数であり、たとえば、十字型の場合はm=
2となる。
【0014】[接合部全耐力および接合部内部要素耐
力]これらの耐力の算定はやや複雑であり、図1と図2
に示した接合部のディテールに基づいて述べた以下の方
法により算出される。それ以外のディテールについては
別途検討が必要となるが、図4から図30に例示したよ
うな大部分のディテールについては、この耐力算出方法
に準拠すれば設計上十分である。
【0015】図4から図6に示した接合構造では、H形
鋼梁2の上下フランジの内側面にスチフナプレート(FB
P) 4が溶接されている。図7から図9に示した接合構
造では、H形鋼梁2の上下フランジの外側面に起立した
スチフナプレート(E-FBP) 4が溶接されている。図10
から図12に示した接合構造では、H形鋼梁2の上下フ
ランジの外側面には閉じられた矩形を呈するスチールバ
ンド5が溶接されている。図13から図15に示した接
合構造では、H形鋼梁2の上下フランジの外側面に頭付
きスタッド6が溶接されている。図16から図18に示
した接合構造では、H形鋼梁2の上下フランジの外側面
にH形鋼の鉄骨柱7が溶接されている。図19から図2
1に示した接合構造では、H形鋼梁2の上下フランジの
外側面に鉛直補強筋(VJR) 8として異形鉄筋スタッドが
溶接されている。図22から図24に示した接合構造で
は、H形鋼梁2にはH形鋼の直交梁3が溶接されてい
る。詳細な図示は省略してあるが、いずれの接合構造に
おいても柱1は鉄筋コンクリート造である。
【0016】接合部の耐力を算出するに当たっては、ま
ず最初に接合部を内部要素と外部要素に分けることが必
要となる。そして各々の要素に対して耐力算定式を定義
して、接合部全耐力 (Vj)、接合部の内部要素耐力 (V
ji) を算定する。内部要素と外部要素の大きさは接合部
ディテールに依存する。図1と図2のディテールにおい
て、内部要素幅(bi)と外部要素幅(bo)は次のように
定義される。 bi =max(bp ,bf) ・・・・・・・・・(1) ここで、bp:スチフナプレートの全幅(スチフナプレー
トがない場合は0とする) bf:鋼梁フランジの幅 bo =C×(bmax −bi) ・・・・・・・・・(2) ここで、bmax = (bf*+b)/1.5 ≦ b bf*=max(bi ,y)≦2・bf b:柱幅 y:鉄骨梁の上下に取り付けられるシアーキーの幅(シ
アーキーが全くない場合は、y=0とする) Cは接合部のディテールに依存する値であり、 C=(x/h)×{0.3 +0.7(y/ bf*)} ≦ 1.0 h:柱のせい なお、直交梁に対しては、 C= (1/2.5)×{dt/ (b−bi)} ≦ 1.0 dt:直交梁のせい
【0017】上記したx,yは鉄骨梁2に取り付けられ
るディテールに依存するものである。x,yの値は各デ
ィテール毎に図25から図30中に明記してある。概念
的に述べれば、yは梁から柱への力の伝達開始点の幅を
意味し、xは力の伝達開始点から伝達最遠端までの距離
を意味している。
【0018】なお、複数のディテールが接合部に取り付
けられる場合には、各々のディテールに対してまずCの
値を計算し、その中で最大のものを式(2) で外部要素幅
boを算出するときのCの値とする。たとえば、接合部
が図1に示す直交梁3とスチフナプレート(E-FBP)4を
持つ場合には、直交梁3とスチフナプレート4の各々に
ついてCを求め、いずれか大きい方をもって式(2) 中に
使用するCとする。
【0019】以上の内部要素幅(bi)と外部要素幅(b
o)に基づいて、接合部全耐力(Vj)と接合部の内部要素
耐力(Vji) が次のように求められる(Vj ,Vjiとも
接合部の水平方向せん断耐力として)。
【数1】
【数2】 ここで、tw:接合部内の鉄骨梁のウェブの鋼板パネルの
厚さ(単位:m) Fyw: 同鋼板パネルの降伏応力(単位:MPa) fc': 柱のコンクリートの圧縮強度(単位:MPa) Vj,Vji:水平方向せん断耐力(単位:1×106 N) h,bp ,bo:諸寸法(すでに定義ずみ)(単位:m)
【0020】
【実施例】図31から図34に示したように800mm×
800mmの鉄筋コンクリート柱1と、700mmの梁せい
を持つ鉄骨梁2よりなる建築物の柱−梁接合部であり、
接合部は梁のフランジ幅と同じ幅を持つスチフナプレー
ト(FBP) 4のみを有し、梁2は柱1を貫通しており、各
パラメータは次の値を有する。 スチフナプレートの全幅: bp =0.3m 梁フランジの幅: bf =0.3m シアーキーの幅: y=0 (図27
参照) 力の伝達距離: x=0.7 ×h=0.56
m 柱の幅: b=0.8m 柱のせい: h=0.8m 直交梁のせい: dt:直交梁不存在の
ため考慮しない 鋼板パネル(梁ウェブの厚さ): tw =0.13m 鋼板パネルの降伏強度: Fyw=280 MPa コンクリートの圧縮強度: fc'=30MPa 梁のせい: Db =0.7m
【0021】この建築物の梁の耐力と柱の耐力はそれぞ
れ次の通りである。 梁の耐力: n・b Mp =2 × 1540000N=3080KN
・m(全塑性モーメント) 柱の耐力: m・c Mu =2 ×2064000 N=4128KN
【0022】この接合部の内部要素幅(bi)と外部要素
幅(bo)は、以下のように算出される。 bi =max(0.3, 0.3) =0.3m C =(0.7×0.8)/0.8×{0.3+0.7 ×(0/bf*)}=0.21 bf*=max(0.3, 0) =0.3 bmax =(bf*+b /1.5 = 0.73 ≦0.8 bo =0.21×(0.73 −0.3)=0.09
【0023】以上の数値を用いることによって接合部全
耐力(Vj)と内部要素耐力(Vji)は、以下のように算
出される。
【数3】
【数4】
【0024】最後に耐力比の点検を行うと、 Vj /{n・bMp /(0.9・Db)} =3.84×106/{3080 ×103
N/0.9×0.7=0.79 *0.6 〜1.0 の範囲にある。 (m・cMu)/(n・bMp) =4128/3088 =1.34 *1.1 以上になっている。 Vji/Vj =3.77×106 N/ 3.84×106 N=0.98 *0.6 以上になっている。 従って、本実施例の接合部ディテールは、基本条件を全
て満足している。
【0025】
【実験例】本特許の請求項を満足する接合部構造が十分
な耐震抵抗を保有する事を確認するために、実施した実
験内容を示す。実験は、図35に示されるように柱が鉄
筋コンクリート構造、梁がH形鉄骨よりなる十字型の接
合部構造において、梁の両端部でお互いに逆方向に作用
する鉛直力を繰り返し載荷し、接合部が完全に降伏、ほ
ぼ破壊状態に至るまでの挙動を調査したものである。
【0026】2種類の試験体を製作し、実験を行なっ
た。1つは、接合部での降伏が発生せず、梁の降伏によ
って接合部の抵抗が規定されるものであり、従来より実
構造物の設計で用いられて来た考え方に基づくものであ
る。一方、残りの1つは、梁・柱の降伏に先立って接合
部が降伏するものであり、しかも、本特許の請求項の条
件を満足するものである。梁先行降伏タイプ(前者)
は、接合部先行降伏タイプ(後者)の耐震抵抗性能を評
価する上での基準となる。
【0027】図36に梁先行降伏タイプの接合部まわり
のディテールを示し、図37に接合部先行降伏タイプの
接合部まわりのディテールを示す。梁先行降伏タイプ
は、図4から図6に示したスチフナプレート(FBP) と図
7から図9に示した起立型スチフナプレート(E-FBP) を
有している。一方、接合部先行降伏タイプはスチフナプ
レート(FBP) のみを持つディテールであり、実施例で示
したのと同一のディテールとなっている。
【0028】図38に梁先行降伏タイプの梁端部におけ
る荷重と変位の関係を示し、図39に接合部先行降伏タ
イプの梁端部における荷重と変位の関係を示す。梁先行
降伏タイプの方が、履歴が丸みをおびた形になってお
り、接合部先行降伏タイプは、ピーナツ型の履歴性状を
示している。耐震抵抗を評価する際、一般に1)塑性変形
倍率(破壊時変位÷降伏変位)、2)累積エネルギー吸収
量(破壊点までの履歴ループの総面積に関係)、その他
の指数が用いられるが、これらの指数に基づいて耐震抵
抗を比較、評価した結果、接合部先行降伏タイプは、梁
先行降伏タイプと同等以上の性能を有している事が確認
された。なお、前記指数を算出する際に、破壊点を定義
する必要があるが、ここでは次のように定義している。
すなわち、最大荷重点に到達以降、耐荷重抵抗が最大荷
重値の80%までに減少した点をもって破壊点と定義し
た。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、鉄筋コンクリー
トまたは鉄骨鉄筋コンクリートの柱と鉄骨の梁とからな
る建築物の仕口接合構造において、梁に対する接合部の
耐力比を0.6〜1.0の範囲とし、梁に対する柱の耐
力比を1.1以上とし、接合部全耐力に対する接合部内
部要素の耐力比を0.6以上としたので、構造物全体と
して十分な耐荷力・耐震性能を確保しながら、柱−梁接
合部の全耐力を柱や梁の耐力よりも小さくすることがで
きる。これによって接合部の補強をかなり簡略化するこ
とができ、工期の短縮による生産性の向上、補強材料や
補強部材の縮減による建設コストの節減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕口接合構造の条件式の説明に用いた
柱−梁接合部の側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】接合部全耐力を水平方向のせん断耐力として示
した前記接合部の側面図である。
【図4】本発明を適用できる柱−梁接合部の側面図であ
り、スチフナプレート(FBP) が使用されている。
【図5】図4に示した接合部の垂直断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】本発明を適用できる別の柱−梁接合部の側面図
であり、スチフナプレート(E-FBP) が使用されている。
【図8】図7に示した接合部の垂直断面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】本発明を適用できる更に別の柱−梁接合部の
側面図であり、スチールバンドが使用されている。
【図11】図10に示した接合部の垂直断面図である。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】本発明を適用できる他の柱−梁接合部の側面
図であり、頭付きスタッドが使用されている。
【図14】図13に示した接合部の垂直断面図である。
【図15】図14のE−E線断面図である。
【図16】本発明を適用できる更に他の柱−梁接合部の
側面図であり、鉄骨柱が使用されている。
【図17】図16に示した接合部の垂直断面図である。
【図18】図17のF−F線断面図である。
【図19】本発明を適用できる別の柱−梁接合部の側面
図であり、鉛直補強筋(VJR) が使用されている。
【図20】図19に示した接合部の垂直断面図である。
【図21】図20のG−G線断面図である。
【図22】本発明を適用できる更に別の柱−梁接合部の
側面図であり、直交梁が使用されている。
【図23】図22に示した接合部の垂直断面図である。
【図24】図23のH−H線断面図である。
【図25】図7のE−FBPを用いた柱−梁接合部にお
ける応力伝達を示す水平断面図である。
【図26】図10のスチールバンドを用いた柱−梁接合
部における応力伝達を示す水平断面図である。
【図27】シアーキーなしの柱−梁接合部における応力
伝達を示す水平断面図である。
【図28】図13の頭付きスタッドを用いた柱−梁接合
部における応力伝達を示す水平断面図である。
【図29】図16の鉄骨柱を用いた柱−梁接合部におけ
る応力伝達を示す水平断面図である。
【図30】図19の鉛直補強筋を用いた柱−梁接合部に
おける応力伝達を示す水平断面図である。
【図31】本発明の一実施例に係る柱−梁接合部の側面
図である。
【図32】図31のI−I線断面図である。
【図33】図31のJ−J線断面図である。
【図34】図31に示した接合部の鉄骨梁だけの垂直断
面図である。
【図35】十字型接合部の載荷試験(梁両端部に載荷)
を示す。
【図36】図35の載荷試験に用いた梁先行降伏タイプ
の試験体を示す。
【図37】図35の載荷試験に用いた接合部先行降伏タ
イプの試験体を示す。
【図38】図36の梁先行降伏タイプの梁端部における
荷重−変位関係を示す。
【図39】図37の接合部先行降伏タイプの梁端部にお
ける荷重−変位関係を示す。
【符号の説明】
1 柱 2 梁 3 直交梁 4 スチフナプレート 5 スチールバンド 6 頭付きスタッド 7 鉄骨柱 8 鉛直補強筋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンク
    リートの柱と鉄骨の梁とからなる建築物の仕口接合構造
    であって、梁に対する接合部の耐力比が0.6〜1.0
    の範囲にあり、梁に対する柱の耐力比が1.1以上であ
    り、接合部全耐力に対する接合部内部要素の耐力比が
    0.6以上であることを特徴とする建築物の仕口接合構
    造。
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