JP3043864U - 車両用保冷庫 - Google Patents

車両用保冷庫

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JP3043864U
JP3043864U JP1997004489U JP448997U JP3043864U JP 3043864 U JP3043864 U JP 3043864U JP 1997004489 U JP1997004489 U JP 1997004489U JP 448997 U JP448997 U JP 448997U JP 3043864 U JP3043864 U JP 3043864U
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JP
Japan
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cool box
door
outlet
box
vehicle
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JP1997004489U
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English (en)
Inventor
清正 阿部
弘一 江村
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Kitamura Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な保冷庫で効果的に冷却できるようにす
るとともに、開いた扉をコンパクトに折り畳めるように
する。 【解決手段】 保冷庫1の上蓋14を開いて棚部20にドラ
イアイス21を載せ、ドライアイス21によって保冷庫1の
内部に収納した食料品等を冷やす。保冷庫1の左右側板
3,3と背面板4は、内部に断熱材10を介在した内板8
と外板9とで構成され、断熱材10によって外気との断熱
が成される。そして、保冷庫1の取出口6を上下折り戸
式扉12と煽り型扉13で開閉し、内部に収納した食料品を
取出す場合、上下折り戸式扉12を上方側に跳ね上げて取
出口6を開閉させる。このとき、上下折り戸式扉12は二
つ折りに降り畳まれてダンパ16で保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、販売車などに搭載される車両用保冷庫に関する。
【0002】
【解決すべき技術的課題】
従来、食料品等の販売車においては、食料品を保存するための保冷庫を搭載す る場合があり、例えば、電気的に庫内を冷却する保冷庫が知られている。このよ うな保冷庫は電源が必要であり、例えば、車両に搭載するバッテリーなどから電 源を得ている。このため、保冷庫の設置位置までケーブルを引き回すなどの改造 が必要であったり、特別な電源設備を必要とするなど、保冷庫の構造が複雑化し 、コスト的に高価となる。また、保冷庫は、内部に収納する食料品や飲料類等の 出し入れを容易とするため、保冷庫の取出口は広い方が好ましい。しかし、広い 取出口を形成した場合、取出口を開閉する開閉扉も大型化し、取出口を開口させ た際、開閉扉が邪魔になる。つまり、販売車の内部に商品を効率的に陳列する上 では、開閉扉はむしろ小型のものが都合がよい。
【0003】 このように、販売車に搭載される保冷庫にあっては、収納する食料品類の取出 口を広くした場合、開口時の開閉扉がデッドスペースとなり、販売車の内部に商 品を効率的に収納することができず、また、開閉扉のデッドスペースを極力少な く抑えるために取出口を狭くすると、内部に収納した食料品類が取出しにくくな る。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決しようとするもので、保冷庫の構造を簡略 化するとともに、取出口を広く形成して内部に収納する食料品や飲料類等の出し 入れを容易とし、かつ、開閉扉をコンパクトに折り畳んで取出口を開口すること ができる車両用保冷庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、前面に取出口を有する箱型の保冷庫を設け、前記取出口を 前記保冷庫の上端部に枢着した上下折戸式扉と前記保冷庫の下端部に枢着した煽 り型扉とで開閉するとともに、前記保冷庫の上面に上蓋で開閉される開口部を形 成し、この開口部に臨ませて保冷材を載置する棚部を設けたものである。
【0006】 保冷庫は、上下折り戸式扉と煽り型扉を開いて取出口を全開させて保冷庫の内 部に食品類を収納するとともに、上蓋を開いて棚部に保冷材を載せ、この保冷材 によって保冷庫の内部に収納した食品類を冷却する。そして、内部に収納した食 品類を取り出す際、上下折り戸式扉だけを跳ね上げて取出口から食品類を取り出 す。このとき、上下折り戸式扉は、二つ折りに畳まれる。また、開口部の下部は 煽り型扉で塞がれ、食品類の倒れ込みが抑制される。
【0007】 請求項2の考案は、前記請求項1記載の車両用保冷庫において、前記保冷庫の 外壁を内板と外板とで構成し、この内板と外板との間に形成する空間部に断熱材 を設けたものである。
【0008】 内板と外板との間に設けた断熱材の断熱作用により、保冷庫の内部を低温度に 維持できる。
【0009】 請求項3の考案は、前記請求項2記載の車両用保冷庫において、前記上下折戸 式扉と前記保冷庫の内部との間に跳ね上げた上下折戸式扉を保持するダンパを設 けたものである。
【0010】 上下折戸式扉を跳ね上げて取出口を開いたとき、ダンパで上下折戸式扉を支え ることができ、跳ね上げた上下折戸式扉を人為的に抑えるといった煩わしさがな い。
【0011】 請求項4の考案は、前記請求項3記載の車両用保冷庫において、前記保冷材が ドライアイスからなるものである。
【0012】 ドライアイスで庫内を冷やすことから、電源が不要であり、保冷庫の構造を簡 略化できる。
【0013】
【考案の実施形態】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図3は、本考案 の一実施例を示し、同図において1は食料品等の販売車に搭載される保冷庫であ り、本実施例では、例えばパック牛乳(図示せず)の保冷用として使用する。こ の保冷庫1は床板2と外壁となる左右側板3,3及び背面板4と、これら各板2 、3、4を固定する支持枠5とで構成され、全体として箱型に形成されている。 また、保冷庫1は前面と上面が開口し、保冷庫1前面側に内部に収納するパック 牛乳を出し入れする取出口6を形成し、保冷庫1の上面には後述する保冷材を出 し入れする開口部7を形成している。なお、保冷庫1の外壁を構成する前記左右 側板3,3と背面板4は、内板8と外板9とでスチロフォーム等からなる断熱材 10を挟み付けて構成され、内板8と外板9との間にには前記支持枠5によって断 熱材10を装填する空間部11が形成されている。
【0014】 12は前記保冷庫1の取出口6の上部側を開閉する上下折り戸式扉、13は取出口 6の下部側を開閉する煽り型扉であり、これら上下折り戸式扉12と煽り型扉13で 取出口6を開閉している。また、前記保冷庫1の上面に形成する開口部7は平板 状の上蓋14で開閉している。これら上下折り戸式扉12、煽り型扉13、上蓋14は丁 番15によって保冷庫1の支持枠5に枢着されいる。また、上下折り戸式扉12の内 側と前記保冷庫1の内板8との間に内部にガスを封入したダンパ16が架設され、 このダンパ16によって上方側に跳ね上げた上下折り戸式扉12を保持している。な お、前記取出口6は上下折り戸式扉12と煽り型扉13で開閉しているが、上下折り 戸式扉12で取出口6の全体ほぼ2/3を開閉し、残った取出口の1/3を煽り型 扉13で開閉するようにしている。
【0015】 20は保冷材となるドライアイス21を載置するバケット型の棚部であり、多数の 小孔22を有するパンチングメタルで形成され、棚部20の周縁部に形成するフラン ジ部23を開口部7の周縁部に引っ掛けて固定している。なお、図中符号25は煽り 型扉13を固定する施錠具、26は煽り型扉13の前面に取り付けた緩衝ゴム、27は保 冷庫1の内側に取り付けた上下折り戸式扉12の戸当り用のストッパーである。
【0016】 以上のように構成される保冷庫1は、図3に示すように背面側に取り付けた固 定金具30を販売車の荷台に固定して使用する。そして、上蓋14を開いてバケット 型の棚部20にドライアイス21を載せ、ドライアイス21によって保冷庫1の内部に 収納した例えばパック牛乳(図示せず)を冷やすものである。
【0017】 このようにドライアイス21で庫内を冷やすことにより、電源等の複雑な構造も 不要である。また、ドライアイス21を載せる棚部20を多数の小孔22を有するパン チングメタルで形成しているので、ドライアイス21の冷気が小孔22を通って庫内 に効果的に伝わる。さらに、保冷庫1の外壁となる側板3,3と背面板4は、内 部に断熱材10を介装した内板8と外板9とで構成することにより、側板3,3と 背面板4の断熱作用により、庫内の冷気が外部に逃げず、また、外気温の影響を 抑制できるため、簡易な構造でありながらドライアイス21の冷気によって庫内を 低温度に維持することができる。また、保冷庫1の前面を全開放して取出口6を 形成しているので、広い取出口6によって内部に収納するパック牛乳の出し入も 容易である。また、このように広い取出口6を上下折り戸式扉12と煽り型扉13で 開閉しているが、通常は、上部側の上下折り戸式扉12の開閉のみで内部に収納し たパック牛乳の出し入れを行う。すなわち、上下折り戸式扉12と煽り型扉13を同 時に開くときは、最初に保冷庫1の内部に商品となるパック牛乳を収納する場合 等であって、内部に収納したパック牛乳の取り出しは上下折り戸式扉12の開閉の みで行う。したがって、通常は、上下折り戸式扉12を上方側に跳ね上げて取出口 6を開閉することから、上下折り戸式扉12を二つ折りにしてコンパクトに降り畳 んだ状態で取出口6を開口することができる。このため、内部に収納したパック 牛乳を取出す際、上下折り戸式扉12が邪魔にならず、上下折り戸式扉12のデッド スペースを極力抑えることができる。しかも、上方側に跳ね上げた上下折り戸式 扉12はダンパ16で支えられ、跳ね上げた状態で人為的に抑える必要もない。また 、保冷庫1の内部にパック牛乳を積み重ねて収納した状態で上下折り戸式扉12を 上方に跳ね上げたとしても、パック牛乳を取出口6の下部を塞ぐ煽り型扉13でパ ック牛乳の倒れ込みを抑制することができる。
【0018】 以上のように、本実施例においては、ドライアイス21で庫内を冷やすので電源 等の複雑な構造も不要であり、保冷庫1の構造を簡略化できるとともに、簡易な 構造でありながら庫内を効果的に冷すことができる。また、折り戸式扉12で取出 口6を開閉することにより、保冷庫1の内部に収納したパック牛乳を取出す際、 上下折り戸式扉12が邪魔にならず、上下折り戸式扉12によるデッドスペースを極 力抑えることができる。また、取出口6の下部側を開閉する煽り型扉13によって 積み重ねて収納したパック牛乳の倒れ込みを抑制することができる。
【0019】 以上、本考案の実施例について詳述したが、本考案は前記実施例に限定される ものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、 保冷庫の全体形状や構造などは適宜選定すればよい。また、内部に収納する食品 としてパック牛乳を示したが、パック牛乳に限るものではない。さらに、保冷材 としてドライアイスを例として説明したが、各種タイプの保冷材を使用すること が可能である。
【0020】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、前面に取出口を有する箱型の保冷庫を設け、前記取 出口を前記保冷庫の上端部に枢着した上下折戸式扉と前記保冷庫の下端部に枢着 した煽り型扉とで開閉するとともに、前記保冷庫の上面に上蓋で開閉される開口 部を形成し、この開口部に臨ませて保冷材を載置する棚部を設けたものであるか ら、保冷庫の構造を簡略化できるとともに、開いた上下折戸式扉が邪魔にならず コンパクトに折り畳むことができる。
【0021】 請求項2の考案によれば、前記請求項1記載の車両用保冷庫において、前記保 冷庫の外壁を内板と外板とで構成し、この内板と外板との間に形成する空間部に 断熱材を設けたものであるから、保冷効果を高めることができる。
【0022】 請求項3の考案によれば、前記請求項2記載の車両用保冷庫において、前記上 下折戸式扉と前記保冷庫の内部との間に跳ね上げた上下折戸式扉を保持するダン パを設けたものであるから、開口部を開いた際、上下折戸式扉を人為的に抑える 必要がない。
【0023】 請求項4の考案によれば、前記請求項3記載の車両用保冷庫において、前記保 冷材がドライアイスからなるものであるから、電源が不要であり、保冷庫の構造 を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す保冷庫の斜視図であ
る。
【図2】同上保冷庫の正面図である。
【図3】同上保冷庫の断面図である。
【符号の説明】
1 保冷庫 3 左右側板(外壁) 4 背面板(外壁) 6 取出口 7 開口部 8 内板 9 外板 10 断熱材 11 空間部 12 上下折り戸式扉 13 煽り型扉 14 上蓋 20 棚部 21 ドライアイス(保冷材)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に取出口を有する箱型の保冷庫を設
    け、前記取出口を前記保冷庫の上端部に枢着した上下折
    戸式扉と前記保冷庫の下端部に枢着した煽り型扉とで開
    閉するとともに、前記保冷庫の上面に上蓋で開閉される
    開口部を形成し、この開口部に臨ませて保冷材を載置す
    る棚部を設けたことを特徴とする車両用保冷庫。
  2. 【請求項2】 前記保冷庫の外壁を内板と外板とで構成
    し、この内板と外板との間に形成する空間部に断熱材を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用保冷庫。
  3. 【請求項3】 前記上下折戸式扉と前記保冷庫の内部と
    の間に跳ね上げた上下折戸式扉を保持するダンパを設け
    たことを特徴とする請求項2記載の車両用保冷庫。
  4. 【請求項4】 前記保冷材がドライアイスからなること
    を特徴とする請求項3記載の車両用保冷庫。
JP1997004489U 1997-05-29 1997-05-29 車両用保冷庫 Expired - Lifetime JP3043864U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178931A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 積水化成品工業株式会社 保冷容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015178931A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 積水化成品工業株式会社 保冷容器

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