JP3043560U - 額縁用の飾り枠 - Google Patents

額縁用の飾り枠

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JP3043560U
JP3043560U JP1997004697U JP469797U JP3043560U JP 3043560 U JP3043560 U JP 3043560U JP 1997004697 U JP1997004697 U JP 1997004697U JP 469797 U JP469797 U JP 469797U JP 3043560 U JP3043560 U JP 3043560U
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JP
Japan
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decorative
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decorative frame
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997004697U
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English (en)
Inventor
直紀 鈴木
真寿己 二上
Original Assignee
株式会社花信
株式会社共栄商興
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真や絵を入れる額縁の周囲を覆う飾り枠の
熱変形防止。 【解決手段】 発泡プラスチックス製の枠体12と、こ
れよりも高い耐熱性を有するプラスチックス製の、好ま
しくは合成繊維のフロック加工で形成された外装層17
とから構成されている前記飾り枠。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、額縁に入れた写真や絵の周囲を該額縁よりもさらに大きな枠体で 飾ることが可能な額縁用の飾り枠、特に葬儀用として好適な飾り枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、葬儀場等で使用される故人の写真を額縁に入れ、さらにその額縁をそれ よりも大きい発泡プラスチックス製の枠体にはめて、その枠体に生花や造花の茎 を刺して写真の周囲を飾ることがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記枠体には、通常、発泡ポリスチレンが使用される。この材料は、耐熱温度 が比較的低いから、この材料で形成された枠体が表面温度の高い電球等の発熱体 の近くに置かれたときには、その熱で変形してしまい、枠体本来の形状を保つこ とができないということがある。また枠体は発泡ポリスチレンからなるから、そ の表面が脆弱であって、生花や造花の茎の刺し抜きによっては崩れ落ちることも ある。
【0004】 そこで、この考案は、前記枠体の耐熱性及び表面強度を向上させるとともに、 必ずしも生花や造花によらなくても前記枠体に装飾性を付与できるようにするこ とを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためのこの考案は、写真や絵を入れる額縁の少なくとも前 面周囲を覆うことができる該額縁用の飾り枠の改良に係わる。
【0006】 この考案の改良は、前記飾り枠が、その後面に前記額縁の前面部分をはめるこ とが可能な凹部を有する発泡プラスチックス製の枠体と、該枠体の少なくとも前 面を連続的に被覆していて、該枠体よりも高い耐熱性を有するプラスチックス製 の外装層とによって構成されていることを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
添付の図面を参照して、この考案に係る額縁用の飾り枠の詳細を説明すると、 以下のとおりである。
【0008】 図1,2は、写真入りの額縁1がはめられた飾り枠2の斜視図と、そのII− II線断面図である。
【0009】 図1,2において、額縁1は、矩形に形成され、木製の縁部材6と、ガラス板 7と、木製の背板8とによって構成され、ガラス板7と背板8との間に写真9が 介在し、縁部材6の後面に旋回可能に取り付けられている爪11によって、ガラ ス板7と背板8とが縁部材6に対して固定されている。飾り枠2は、発泡プラス チックス製の枠体12と、枠体12の前面13と側面14と後面16の一部とを 連続的に覆っている合成繊維の外装層17とから構成され、外装層17は連続膜 に塗工された接着剤層18を介して枠体12に一体に固定されている。
【0010】 枠体12は、後面16における内側周縁部に、その後方から額縁1をはめるこ とが可能な凹部19を有している。凹部19の縦方向と横方向の寸法(図2には 、両寸法のうちの横方向の寸法Wのみが示されている)は、額縁1のそれらの寸 法より僅かに小さく設定されていることが好ましく、額縁1を凹部19にはめる ときには、後方から押して凹部19の側壁19Aを少し変形させる。枠体12が 発泡プラスチックス製であるから、側壁19Aは容易に変形し、しかも一部は弾 性的に変形し、額縁1をはめた後には、額縁1と側壁19Aとが密着して、額縁 1は飾り枠2から容易に外れることがない。それゆえ、飾り枠2には、額縁1が 外れることを防止する手段、例えば額縁1における爪11の類のものが必ずしも 必要ではない。
【0011】 発泡プラスチックスとしては、発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン、発泡ポ リウレタン等であって、好ましくは発泡ポリスチレンが使用される。
【0012】 飾り枠2の外装層17には、枠体12の発泡プラスチックスよりも高い耐熱性 を有するプラスチックス素材から形成され、写真の縁飾りにふさわしい外観を有 し、かつ、枠体12を被覆可能なものが使用される。好ましい素材の一例は、枠 体12が発泡ポリスチレンであれば、長さ0.2〜3mmを有するナイロンやポ リエステル、ポリプロピレン、アクリル繊維等の合成繊維のフロック又はパイル が挙げられる。これらはフロック加工することによって枠体12を覆うことがで きる。枠体12と外装層17との耐熱性は、それぞれのプラスチックス素材の熱 変形温度や熱溶融温度によって比較決定される。外装層17の素材は、枠体12 の素材よりも20°C以上高い耐熱性を有していることが好ましい。
【0013】 枠体12に外装層17を固定する接着剤層18は、静電気を利用したフロック 加工においては、ゴム系、エポキシ系、熱硬化性アクリルエマルジョン等のもの で塗工される。かかる接着剤層もまた、枠体12との相対的関係で高い耐熱性を 有していることが好ましい。
【0014】 このように構成された飾り枠2を使用すると、写真の周囲を比較的大きな額縁 で飾ることになるから、広い葬儀場に掲げられる故人の写真を引き立たせるには 極めて効果的である。しかも、飾り枠2の表面は、枠体12よりも高い耐熱性の 素材によって覆われているから、飾り枠2の近傍に高温の照明器具等があっても その熱によって容易に変形するということがない。枠体12にフロック加工が施 されている飾り枠2は、従来のように必ずしも生花や造花を刺して使用する必要 性はないが、そのように使用することもできるし、それらの抜き刺しによって表 面の一部が崩れ落ちるようなこともない。また、そのように使用する飾り枠2は 、合成繊維を適宜の色に着色しておけば、それらの花を引き立たせる背景ともな り得るので、単なる発泡プラスチックスの成形品である従来技術の枠体に比べて はるかに利用価値の高いものとなる。
【0015】
【考案の効果】
この考案に係る飾り枠は、発泡プラスチックス製の枠体の表面がその枠体より も高い耐熱性を有する外装層によって被覆されているので、飾り枠の付近に高温 の照明器具等があっても容易に変形することがない。しかも、枠体に接着剤層を 介して一体に固定する外装層は、発泡プラスチックス製であるために脆弱である 枠体の表面を防護する機能をも有し、枠体の表面が他の器物に衝接するなどして 簡単に破損するようなこともない。しかも、飾り枠はそれ自体でも装飾効果を奏 することができる。
【0016】 以上のことから理解されるように、この考案に係る飾り枠においては、耐熱性 及び表面強度の向上並びに装飾性の付与が外装層によって得られ、実用に供し極 めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態にある飾り枠の斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【符号の説明】
1 額縁 2 飾り枠 12 枠体 13 前面 16 後面 17 外装層 19 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真や絵を入れる額縁の少なくとも前面
    周囲を覆うことができる該額縁用の飾り枠であって、 前記飾り枠が、その後面に前記額縁の前面部分をはめる
    ことが可能な凹部を有する発泡プラスチックス製の枠体
    と、該枠体の少なくとも前面を連続的に被覆していて、
    該枠体よりも高い耐熱性を有するプラスチックス製の外
    装層とによって構成されていることを特徴とする前記飾
    り枠。
  2. 【請求項2】 前記枠体が発泡ポリスチレン製であり、
    前記外装層が接着剤層を介する合成繊維のフロック加工
    で形成されている請求項1記載の飾り枠。
JP1997004697U 1997-05-20 1997-05-20 額縁用の飾り枠 Expired - Lifetime JP3043560U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101446305B1 (ko) 2012-10-05 2014-10-06 오건희 액자

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