JP3043234U - 尿受容瓶 - Google Patents

尿受容瓶

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JP3043234U
JP3043234U JP1997004343U JP434397U JP3043234U JP 3043234 U JP3043234 U JP 3043234U JP 1997004343 U JP1997004343 U JP 1997004343U JP 434397 U JP434397 U JP 434397U JP 3043234 U JP3043234 U JP 3043234U
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cap
mouth
urine receiving
receiving bottle
locking
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JP1997004343U
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Inventor
井上嘉寿子
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井上 嘉寿子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャップに対する容易、迅速な開閉操作を可能
とすると共に、必要に応じて受容器本体内を密閉し得る
尿受容瓶の提供。 【解決手段】尿受容瓶Aは、至端面が口部12として形
成された導入管部11を備える受容器本体10と凹面形
状のキャップ19とからなる。導入管部11にはその外
周面上であって、その口部12付近に突条部13及び1
5を周回状に設けると共に突条部15からさらに受容器
本体10寄りの位置に螺条部17がキャップ19上の各
係止突片23の横幅より広い間隔の間欠部を有するよう
に装着時に各係止突片23が同時に及ぶ位置に設けられ
ている。キャップ19にはその側壁縁部分から螺条部1
7上に係止できる長さで突起24を有する係止突片23
…が均等間隔で突設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、尿受容瓶の構成、特に、男子用の尿受容瓶について、その受容のた めの口部の閉止構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案の対象とする尿受容瓶は、一般に、シ瓶乃至尿瓶といわれ、多くは病人 や老人などが部屋や尿面上で小水(小便)を入れるのに使用されてきた。
【0003】 従来の男子用としての尿受容瓶Bについて、その受容部分の構成例を図6に示 した。この図示する導入管部2は図7に示す受容器本体1内に通じるように、受 容器本体1の内底面に対し約30℃の傾斜角で上向きに備えられている。またこ の導入管部2の至端面は口部3として開放されている。この口部3縁上には外方 に突出した突条4を周回状に有する。小水はこの口部3を介して受容器本体1内 に受容することができる。
【0004】 この口部3に対してはキャップ6により導入管部2ひいては受容器本体1内を 封じることができる。このキャップ6は口部3縁上の突起4に対して余裕のある 内径寸法の凹面7を備え、この凹面7を形成する側壁の端縁内面上に係止突起8 ,8が設けられている。図7に示すように、この凹面7内に口部3部分を嵌め入 れた状態で口部3は閉じられる。
【0005】 この従来の尿受容瓶Bにおけるキャップ6による閉止構成では、尿受容瓶Bの 全体を傾けてその口部3が下向き状態となる場合には、キャップ6は、その係止 突起8が突条4に係止されることによって外れてしまうことはないが、口部3が 一部開いてしまう(図7)。このため、受容液9は漏れてしまうが、これは突作 の際に速やかに利用できるように、キャップ5が開き易くなっているためである 。つまり、この閉止構成は、受容した小水の漏れを防ぐことも場合によっては可 能かも知れないが、主として受容した小水からの悪臭が周囲に発散することを防 止し得るに過ぎないものと考えられる。これは、尿受容瓶が従来、床面等上に配 置、使用されることを主としていたからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の尿受容瓶での閉止構成では、その導入管部2の傾き角 が前記したように小さいことと相俟って、その移送に際してはその受容液につい て漏れるおそれが大きく、さらに前記従来の用法に加えて、最近は、自動車等内 で使用されることが多くなったことから、従来品と同様に、キャップに対する容 易、迅速な開閉操作を可能とすると共に、必要に応じて受容器本体1内を密閉し 得る尿受容瓶が望まれるところである。そこで、本考案では、このような要望に 合致した尿受容瓶の提供を目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案では、尿受容瓶につき、次のように構成 した。 即ち、至端面が口部として形成された導入管部を備える受容器本体と前記口部 を閉止する凹面形状のキャップとからなり、前記導入管部にはその外周面上であ ってその口部付近に、1つ以上の突条部を周回状に設けると共にこの突条部より さらに前記受容器本体寄りの位置に螺条部を後記する各係止突片の横幅より広い 間隔の間欠部を前記キャップの装着時に各係止突片が同時に及ぶ位置に設け、前 記キャップにはその側壁縁部分から前記螺条部上に係止できる長さでその至端縁 部内面に突起を有する係止突片が2つ以上均等間隔でそれぞれ突設されてなるこ とを特徴とする。
【0008】 上記した本考案の尿受容瓶について、受容器本体及び導入管部は一体として形 成されるべきものであって、その形成材としては、ガラス材のほかプラスチック 材など受容した小水を確実に収容、保持し得る材質のものによることができる。 また受容器本体に対する導入管部の傾斜角については特に制限はないが、使用面 での有利性の点から従来同様であることが好ましい。
【0009】 また口部を形成する導入管部端には、その口部縁を補強するための部材が装着 されていてもよい。また、前記した突条部は、導入管部の口部縁乃至側周面上に 2つ以上形成されていてもよいが、いずれも前記した螺条部より口部側に位置し ていることが必要である。この突条部の高さは、前記キャップ上の各係止突片が 超えることができる程度であればよいが、開閉操作が容易に行なえるようにこの 各係止突片が余裕をもって超える高さであることが好ましい。
【0010】 また、前記した螺条部は、キャップの回動操作によってその各係止突片上の突 起を係合させ得る形状及び高さをなすように導入管部の周面上に形成される。な お、各螺条部の始端は上記係合を容易にするために、例えば、丸味を帯びた形状 であることが好ましい。また、この螺条部の各間欠幅は係止突片の横幅より広い 間隔であれば足りる。なお、この間欠部は、上記各係止突片がキャップを前記口 部上に装着する際に同時に及ぶ位置に設けられ、従って、各係止突片の数を超え る数であればよい。
【0011】 また、キャップ上の各係止突片は、このキャップ本体上に組み合わせることに よって一体的に構成されていてもよいが、キャップ本体と一体成形されていても よい。従って、各係止突片の形成材としては、キャップ本体とは異なるあるいは 同一の材料によって形成され、それ自体変形しないあるいはほとんど変形しない 硬質材料によってもよいが、定形性は有するが弾性変形し得る弾性材料によって 形成されるのが好ましい。この各係止突片を形成する弾性材料としては、金属板 材やプラスチック材など一般的な材料によることができる。
【0012】 また、この各係止突片の長さは、キャップが装着された際にその至端縁内面の 突部が前記した導入管部の螺条部上にそれぞれ係止し得るものであり、この際、 キャップは前記口部を緊密に閉止する状態で導入管部上に装着固定されることに なる。なお、各係止突片の突部の前記螺条部上への係合は装着状態のキャップを 前記導入管部の軸線回りに回動操作することにより、あるいは各係止突片が弾性 材料によって形成されている場合にあっては、上記軸線に沿って押し込み操作す ることによって実行できる。
【0013】 また、本考案ではキャップの凹面内底部上に弾性部材、例えば、ゴム材などの パッキンを配設した構成のものを含む。この構成の場合には、上記したキャップ の回動あるいは押し込み操作に際し、前記導入管部上の口部縁がこの弾性部材を 弾性変化させる。この結果、前記した口部に対する閉止状態をより緊密化させる と共に、その弾性変形に基づく作用力がキャップ部の押し込み方向に沿った方向 に作用し、前記した各係止突片上の突部と螺条部の係合状態はより安定した状態 で保持される。
【0014】
【考案の実施の態様】
次に、本考案の実施の態様を各図に基づいて説明する。 図1に示す尿受容瓶Aは、受容器本体10と、この受容器本体10上に一体的 にプラスチック材により形成された円筒状の導入管部11の至端面の口部12を 閉止するキャップ19とからなる。なお、導入管部11は受容器本体10の底面 に対し約30℃角で傾斜して形成され、また口部12は受容器本体10内に通じ ている。
【0015】 この導入管部11の外周面であって、その口部12縁上には突条部13及びこ れとは離間した位置に突条部15を備え、さらにこの突条部15から本体10の 向きに離間した位置に螺条部17…を突出状に備える。なお、14は突条部13 を形成する凹形部、16は突条部15を形成する凹形部である。
【0016】 各螺条部17…はそれぞれ螺条形態で突条部15に対し傾斜して形成され、そ れらの間隔はキャップ19の各係止突片23…を同時に及ばせることができる位 置であってその横幅より広い。
【0017】 また、キャップ19はその凹面21の側周壁20からその凹面21に面する向 きに突設した4つの係止突片23…を等間隔で突設状に備えている。各係止突片 23にはその至端内面に突起24をそれぞれ有する。これらの係止突片23…は キャップ19本体と一体的に弾性変形が可能なプラスチック材によって形成され ており、またキャップ19の凹面21内底部上にはゴムラバー材によってなるパ ッキン22が設けられている。このとき、キャップ19は口部12の形状に対応 した形状をなすが、その凹面21の内径は、口部12径より大きい。従って、キ ャップ19はその凹面21内に口部12部分が挿入される状態で装着され、これ によって口部12を閉止することができる。
【0018】 このキャップ19の装着状態において、各係止突片23…、特にこれらの突起 24…間の間隔は、突条部13及び突条部15の径に対し余裕のある大きな距離 であるが、螺条部17…による径よりは小さな距離となるように形成されている 。また、各係止突片23…の長さは、上記した装着状態において、その突起24 が螺条部17を超えて係止状態が得られることが要件である。この長さは、パッ キン22が弾性変形する距離も含まれる。
【0019】 従って、キャップ19が口部12上に装着されると、図2に示すように、先ず 、各係止突片23…はその突起24が突条部13及び15を超える状態が得られ る。この容易な操作状態は、キャップ19を口部12から取り外す場合も同様で ある。なお、口部12面が下向き加減に導入管部11が傾くように操作される場 合にはいずれかの係止突片23上の突起24が突条部13あるいは15上に係止 状態となって、キャップ19の離脱が防止されるのは前記した従来品の場合と同 じである。
【0020】 また、上記したキャップ19の装着において各係止突片23を各螺条部17の 間欠部に位置するところに配し、キャップ19を導入管部11の軸線回りに回動 させるときには、図4に示すように、各係止突片23…の突起24がそれぞれ対 応する螺条部17端に超えた状態で達し、さらに回動操作すると、各係止突片2 3…は、その突起24を介してそれぞれ螺条部17上に係止された状態となる。 これによってキャップ19は口部12上に固定され、口部12に対する閉止状態 が安定化される。
【0021】 このキャップ19の固定状態は図3にも示すが、この際、パッキン22が弾性 変形するに伴って、その固定状態がより一層安定して得られると共に、口部12 に対する緊密な閉止状態が得られる。
【0022】 また、各係止突片23はそれ自体弾性変形が可能であるから、上記したキャッ プ19の口部12上への固定状態は、キャップ19の前記した最初の装着状態で 各係止突片23…を螺条部17…に対面する位置に配し、次いで、キャップ19 を図3及び図5に示すように、導入管部11の軸線に沿って押し込むように操作 することによっても得られる。この際、各係止突片23…は外方に開いた状態で それぞれ対応する螺条部17を超える。またこの押し込み操作の過程でパッキン 部22は弾性変形することになる。
【0023】 次に、このように口部12上に固定したキャップ19の取り外しは、キャップ 19における前記した固定時とは逆の向きに回動する方法のほか、その固定時の 向きと同一の向きに回動させる方法、さらには前記した押し込み方向とは逆の向 きに引き抜き操作する方法によることができる。
【0024】
【考案の効果】
上述したように本考案は構成されることから、次のような効果が発揮される。 本考案には係る尿受容瓶によれば、キャップ上の各係止突片が係止し得る突条 部を導入管部端の口部付近に設けたので、導入管部が傾斜状態となっても、キャ ップが口部上から離脱することはないが、キャップに対し挿脱操作する場合には 比較的容易に口部上から取り外しあるいは装着できる。従って、使用に際し迅速 な利用が確保できる。
【0025】 また、1回以上小水を受容し保留した後には、キャップを口部に対し、特定方 向に回動しあるいは押し込み操作することにより、安定状態で固定できる。従っ て、受容した小水が外部に漏れるのを完全に防止でき、さらにそれを移送し廃棄 する際の漏れによる不安も解消できる。
【0026】 また、上記した固定状態からのキャップの取り外しも、逆方向への回動のほか 順方向への回動操作、さらには引き抜き操作によることもできることから、比較 的に容易にかつ迅速に実行できる。従って、老人等が使用する場合にも、キャッ プの取り扱い方法について特別な能力を必要とせず、誰でも容易に使用できる利 点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る尿受容瓶の部分断面分解斜視図
【図2】同の部分縦断面図
【図3】同の部分縦断面図
【図4】同の部分斜視図
【図5】同の部分斜視図
【図6】従来例の部分分解斜視図
【図7】同の部分縦断面図
【符号の説明】
A 尿受容瓶 10 受容器本体 11 導入管部 12 口部 13,15 突条部 17 螺条部 19 キャップ 20 側周壁 21 凹面 22 パッキン 23 係止突片 24 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】至端面が口部として形成された導入管部を
    備える受容器本体と前記口部を閉止する凹面形状のキャ
    ップとからなり、前記導入管部にはその外周面上であっ
    てその口部付近に、1つ以上の突条部を周回状に設ける
    と共にこの突条部よりさらに前記受容器本体寄りの位置
    に螺条部を後記する各係止突片の横幅より広い間隔の間
    欠部を前記キャップの装着時に各係止突片が同時に及ぶ
    位置に設け、また前記キャップにはその側壁縁部分から
    前記螺条部上に係止できる長さでその至端縁部内面に突
    起を有する係止突片が2つ以上均等間隔でそれぞれ突設
    されてなることを特徴とする尿受容瓶。
  2. 【請求項2】キャップ上の各係止突片が弾性材料により
    形成されてなることを特徴とする請求項1の尿受容瓶。
  3. 【請求項3】キャップの凹面内底部上に導入管部の口部
    縁と密着状態で変形し得る弾性部材が設けられてなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の尿受容瓶。
JP1997004343U 1997-05-09 1997-05-09 尿受容瓶 Expired - Lifetime JP3043234U (ja)

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