JP3043210B2 - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
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Description
16:9の横長の表示装置を有し、ハイビジョン用の画
像信号とNTSC方式の画像信号のようにアスペクト比
が異なる画像信号を選択的に表示することができるテレ
ビジョン受像機に関するものである。
に横長のアスペクト比を持つ映像信号が注目を集め、こ
れに伴い、例えば16:9の横縦比のCRTを備えたテ
レビジョン受像機が出てきている。このようなテレビジ
ョン受像機においては、当然従来のアスペクト比4:3
の画像も表示できるようになっているが、その表示の仕
方には数種類の方法が存在する。
はアスペクト比4:3のもとの画像である。同図b)、
c)、d)がそれぞれ異なる表示方法に基づいて16:
9の表示装置に表示した時の画面を示している。
6:9のCRTの4:3エリア部分に縮めてアスペクト
比4:3の画像をそのままCRTに映す方法であり、以
下これを第1表示モードと呼ぶ。
せてCRT中央では真円率1を保ち、周辺で真円率をく
ずす(左右周辺部のみ水平方向に伸張する)ことでアス
ペクト比4:3の画像を違和感なくアスペクト比16:
9のCRTに映す方法であり、以下これを第2表示モー
ドと呼ぶ。
向のサイズが一致するまで拡大し、映像の上下部をCR
Tよりはみださせて、真円率1の状態でアスペクト比
4:3の画像を映す方法であり、以下これを第3表示モ
ードと呼ぶ。
ても、画面上に受信チャンネル番号、入力切り替え状態
等を示す文字、図形の表示を行ったり、あるいはまた、
文字放送を受信・デコードし、表示することが考えられ
る。
46)には、第3表示モードの場合に文字の表示位置を
下方へずらすように制御して、通常画面の右上方に表示
されるチャンネル番号表示等が、画像の拡大処理のため
に画面外になってしまうことを防ぐ提案が示されてい
る。
単に表示位置をずらしているだけであるので、アスペク
ト比4:3の画面全体に文字表示がなされている信号を
第3表示モードで表示するとき(例えば、文字放送受信
時)には、上下いずれかの文字情報が欠けてしまうとい
う欠点がある。
行うと、画面の左右両端で表示文字が間伸びし、非常に
見にくいものとなる。
な点に着目してなされたものであり、アスペクト比4:
3の画像をアスペクト比16:9の表示装置に拡大し表
示する場合であっても、文字信号が欠けたり、文字が間
延びしたりすることのないテレビジョン受像機を提供す
るものである。
ンスクリーン表示文字信号を発生する文字信号発生部
と、前記文字信号の表示位置を制御するための表示位置
制御部とを持ち、第2表示モードが設定されたときに
は、前記表示位置制御部は、文字の表示位置を画像信号
が伸張されていない位置に変更するようにしている。さ
らに、水平方向の基準となるクロック周波数を切り替え
る手段を有し、画像信号が伸張されていない部分に文字
が収まるようになしている。
を垂直方向に縮小する文字信号縮小部を備え、第3表示
モードが設定され、かつ文字が画面全面に表示されると
きには、前記文字信号縮小部が動作し文字信号を縮小す
ると共に、前記表示位置制御部が文字の垂直方向の表示
位置を変更するように動作する。
示位置制御部が文字の欠落のない、かつ文字が間延びし
ない位置および範囲に文字を表示させる。
ても、文字信号縮小部が動作し文字を縮小し、文字の欠
落を防ぐよう作用する。
説明する。図1は本発明を実施したテレビジョン受像機
のブロック図である。
ナ、3はテレビジョン信号処理用のICであり、ビデオ
中間周波数回路4、音声中間周波数回路5、輝度・色信
号分離処理回路6、水平・垂直同期回路7を含んでい
る。8は偏向回路、9はアスペクト比16:9のCRT
である。10は選局プロセッサであり、チューナ2の同
調チャンネルの切り替えや音量制御等の各種制御を行う
CPU11と、各種制御状態を使用者に認知させるため
の文字信号を発生する選局表示部12とからなる。
ョン信号に多重化された文字信号を抜き取る前処理部1
4、受け取った情報を解読し、表示情報を後述する画面
表示制御部へ送るデコーダ部15、偏向回路8から供給
される水平・垂直同期信号に合わせて文字情報に対応し
たRGB信号とブランキング信号をテレビ信号処理IC
3に送る画面表示制御部16からなる。
垂直偏向振幅を第1、第2、第3表示モードに合わせて
制御することにより、アスペクト比4:3の画像を1
6:9のCRT9に表示する。
ブロック図である。この図において161はデコーダ部
15から各種のデータを受取り、解釈するディスプレイ
・コマンド・デコーダ、162は文字のスクロールを制
御するスクロール制御部、163はクロックを生成する
クロック生成部、164は水平・垂直同期信号と前記ク
ロック生成部163で生成されたクロックとから各種タ
イミングを発生するタイミング発生部、165はクロッ
ク生成部163の発振周波数を決定するLC回路でスイ
ッチ166を切り替えることにより、その発振周波数を
切り替えることができる。167は画面上の表示情報を
キャラクタ単位で保持するビデオRAM、168はキャ
ラクタ信号を発生するキャラクタジェネレータ、169
は出力制御部、170、171、172はそれぞれ、表
示される文字の属性データ、位置データ、キャラクター
データを受取り、そのデータに基づき出力制御部169
を制御する属性制御部、位置制御部、キャラクター制御
部である。173は選局表示部12からのRGB信号
と、文字信号処理回路で受信し処理した文字信号とを切
り替え出力するスイッチである。
受信回路13は、米国で実施されているクローズド・キ
ャプション放送に対応しているとすると、入力されたテ
レビジョン信号から前処理部14で第21番目の水平ラ
インに多重化されたキャプション信号を抜きだし、デコ
ーダ部15でデコードし、シリアルデータとして画面表
示制御部16に伝送する。ここでキャラクタ内容と表示
位置がコントロールされる。表示位置の垂直方向は垂直
同期信号の到達後から水平同期信号の数をカウントし、
水平方向は水平同期信号の到達後からクロック生成部1
63で生成される自励クロックをカウントして決定す
る。
ようにして解読された文字信号を表示する場合の処理に
ついて述べる。第2表示モードでは、画面両端周辺のみ
を水平方向に伸張しているために、そのまま文字信号を
表示すると、伸張された部分で文字が水平方向に延び、
間延びした文字となってしまう。そこでこの場合には、
水平方向の文字表示スタート位置を約1/3水平期間ほ
ど遅延させると共に、クロック生成部163で生成され
るクロックの周波数を決定するLC回路165をスイッ
チ166によって切り替えて、発振周波数を通常時の約
1.5倍にする。
が選択されたことを検出し、この情報をデコーダ15か
ら画面表示制御部16へと伝達することにより、画面表
示制御部16内の位置制御部171が出力制御部169
を制御し、また一方で、ディスプレイ・コマンド・デコ
ーダ161がスイッチ166を切り替えることで達成さ
れる。
第1表示モード、(b)は第2表示モードである。ま
た、それぞれ(イ)は画面上の様子を、(ロ)は水平同
期信号を、(ハ)はクロック生成部163で生成される
クロックを示している。なお、ハッチングが施された部
分は表示される文字を模式的に表している。このよう
に、水平位置を遅らせることとクロック周波数を高くす
ることにより、画面中央付近のリニアリティの良好なと
ころに文字を表示することができる。
説明する。クローズド・キャプションには、CRT画面
全体を15行×32キャラクタのエリアに分割し、その
中で4行のみを表示するキャプション表示と、全エリア
を使用して表示するテキスト表示とがある。キャプショ
ン表示の場合は従来例と同様に、文字表示の垂直位置を
制御することにより、第3表示モードであっても文字が
欠けることなく表示できる。この様子を図5に示す。図
5では表示される行をまとめて、垂直方向に連続した4
行とし、垂直表示位置は図3の位置制御部171におけ
る垂直同期信号からの水平同期信号のカウンタ値を変更
して第3表示モードでその4行が画面からはみでない位
置に調整する。
向の表示位置制御だけでは必ず上下いずれかが欠けるこ
とになる。
ットを間引くことで垂直方向の表示エリアを縮めるよう
に制御する。図6に示すように、通常クローズド・キャ
プションデコ−ダの表示文字の1キャラクタエリアは8
ドット×13ラインであるが、このうち実使用エリアは
5ドット×8ラインとアンダーライン部であり、垂直方
向の文字間隔として5ラインがとられている。
16:9のCRTに第3表示モードで表示する時、走査
線は1フレームあたり9/12に減るから、1キャラク
タを13ラインから10ラインに減らせば15行×32
キャラクタ全エリアが表示可能となる。そこで、垂直方
向の文字間隔を2ラインに間引き、1キャラクタを10
ラインにすることにより、欠落無くテキスト表示が可能
となる。
3ライン分間引いても表示文字としては充分実使用に値
するので、その方法を用いても良い。
が選択されたことを検出し、この情報をデコーダ15か
ら画面表示制御部16へと伝達することにより、画面表
示制御部16内のキャラクター制御部172が出力制御
部169を制御し、キャラクター当たりの垂直方向のド
ット数を間引いて出力する。
6内に垂直方向のドット数が10ドットのキャラクター
セットが内蔵された第2のキャラクタージェネレータを
設け、第3表示モードが選択されたとき、この別途設け
たキャラクタージェネレータからの出力を表示するよう
に切り替える構成としても良い。
をまとめたフローチャートである。CPU11はまず表
示モードがどうなっているか判断し(ステップS1)、
第1表示モードのときは、特に処理をする事はしない。
すなわち、文字は通常通り表示される。第2表示モード
の時はステップS5に進み、先に説明した通りクロック
周波数のアップと水平位置を移動させて表示する。第3
表示モードの時は、ステップS2に進み、文字信号受信
回路のモードがキャプション表示か、テキスト表示かを
判断する。キャプション表示の場合は、ステップS3で
4行を画面中央にまとめて表示し、テキスト表示の場合
はステップS4でキャラクターの縦方向のドットを間引
き処理する。
れてくる文字情報をデコードして表示する場合について
述べたが、テレビジョン受像機内で発生するチャンネル
文字番号等の文字表示おいても本発明が有効であること
は言うまでもない。
ト比4:3の画像を、アスペクト比16:9の画面に表
示する際に、どのような表示モードであっても、重畳し
て表示される文字情報が欠落したりすることがなく、非
常に有用である。
図面
図
Claims (2)
- 【請求項1】第1のアスペクト比の画像信号を、該第1
のアスペクト比よりも横長の第2のアスペクト比を持つ
表示装置に表示する場合に、画面の左右両端周辺部を伸
張して表示する機能を有するテレビジョン受像機におい
て、 オンスクリーン表示文字信号を発生する文字信号発生部
と、 前記文字信号の表示位置を制御するための表示位置制御
部とを有し、 前記表示位置制御部は、前記画面の左右両端部周辺部を
伸張して表示する機能が動作させたれたときには、文字
の表示位置を画像信号が伸張されていない位置に変更す
るようになしたテレビジョン受像機。 - 【請求項2】請求項1に記載のテレビジョン受像機にお
いて、文字を表示する際の水平方向の基準となるクロッ
ク周波数の発振周波数を、前記画面の左右両端周辺部を
伸張して表示する機能が動作させられたときに変更する
手段を、さらに備えたテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296697A JP3043210B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296697A JP3043210B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | テレビジョン受像機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154710A JPH07154710A (ja) | 1995-06-16 |
JP3043210B2 true JP3043210B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17836922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296697A Expired - Lifetime JP3043210B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043210B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5296697A patent/JP3043210B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07154710A (ja) | 1995-06-16 |
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