JP3043168U - 理美容用はさみ - Google Patents

理美容用はさみ

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JP3043168U
JP3043168U JP1997004909U JP490997U JP3043168U JP 3043168 U JP3043168 U JP 3043168U JP 1997004909 U JP1997004909 U JP 1997004909U JP 490997 U JP490997 U JP 490997U JP 3043168 U JP3043168 U JP 3043168U
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finger
ring finger
ring
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scissors
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JP1997004909U
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一俊 植田
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一俊 植田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉止時は薬指の平で、解放時は薬指の甲で主に
行う理美容用はさみの開閉作業において、薬指挿入孔に
おける薬指のグラツキを防止し、もって理美容師特有の
指タコ・肩凝り・腱鞘炎等の慢性的症病を軽減する。 【解決手段】静刃の薬指挿入孔および小指掛け部の中間
部分に、概半円かつ二連状の指掛け補助材6を回動自在
に枢着し、小指の接触回動力により、薬指を挿入孔の内
壁に密着・固定せしめ、はさみの開閉作業を簡単に行い
得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、理容美容に使用される理美容用はさみに関するものである。
【002】
【従来の技術】
従来より理美容用はさみは、一般的に、所定長さの刃部の後端に親指挿入孔を 形成した動刃鋏片と、所定長さの刃部の後端に薬指挿入孔および小指掛け部を形 成した静刃鋏片とを開閉自在に枢着して構成される。 そしてそれを使用する場合、動刃の親指挿入孔に親指を入れ、静刃の薬指挿入 孔に薬指を入れ、小指掛け部に小指を支持させる。頭髪のカットの場合は、親指 と対する中指ほか三指を絞るような方向に力を加える。開放時は逆に、親指と対 する薬指および小指を勢いよく開くように力を加え、その動作を瞬間的に、かつ リズミカルに繰り返して使用される。 しかし詳細に観察すれば、カット操作は、薬指および小指の平(第一間接部) を絞るように行い、開放操作は、薬指および小指の甲(第一間接部)を逆向きに 開くように行っており、とくに薬指の作動はその甲と平を微妙に複雑に使い分け ている。そのため、理容・美容専門業にあって、一日何千回も(多い日には一万 回を越える)開閉操作を繰り返していると、薬指ほか四指の(またこれに通じる 手先から上腕にかけての筋・神経系)にかかる負担はきわめて大きく「指タコ」 「肩凝り」「腱鞘炎」等の慢性的疲労を生じ、理容・美容師特有の職業病の遠因 にもなっていた。
【003】 これらの問題に対して、種々の技術的対案が試みられているものの、根本的な 改善策にはなり得ていない。例えば、「母指リング」とよばれる樹脂製リングを 指輪式に薬指に外装して、薬指の薬指挿入孔でのグラツキを防止することを意図 したものがある。しかし、作業者の薬指の大きさ・長さは様々であり、適度に密 着できる万人向きの母指リングの供給は不可能である。また、上述のように薬指 の甲で開放力を出さなくてはならない命題に解決策をあたえるものではないこと から、実務上の効果は小さい。
【004】 同様の改善意図から、種々の提案が開示されているが、薬指挿入孔または小指 掛け部分の大幅な構成改造を行ったものが主体である。それらは、一応の効果が あると思われるものの、既供給はさみ類への適用には難点があり、即座に普及で きるものにはなり得ていない。
【005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、これらの欠点を解消し、比較的簡単な改装で、小指の締め付け力を 利用して薬指を挿入孔の内壁に密着せしめ、薬指甲の開放時の負担を極力減らし 、開閉操作がスムーズに行える理美容用はさみを提供するために、鋭意研究の結 果、なされたものである。
【006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、所定長さの刃部の後端に親指挿入孔を形成した動刃鋏片と、所定長 さの刃部の後端に薬指挿入孔および小指掛け部を形成した静刃鋏片とを開閉自在 に枢着して構成される理美容用はさみにおいて、静刃の薬指挿入孔および小指掛 け部の中間部分の指通し後先端向きに、概半円かつ二連形状の指掛け補助材を回 動自在に枢着し、薬指および小指を差し込んだ場合、両指が当該指掛け補助材に 密着し、さらに小指による引き付け回動力が薬指に薬指挿入孔の内壁に押し付け る力として伝播し得ることを特徴とする理美容用はさみである。
【005】 さらに詳細構成を述べるとは、指掛け補助材が、概半円かつ二連の形状であり 、静刃の薬指挿入孔および小指掛け部の中間部分に、薬指を通した後の指先向き に、回動自在に枢着して構成される理美容用はさみである。 指掛け補助材の形状は、概半円かつ二連形状であり、そのほぼ中央部に取り付 け穴を設ける。その取り付け位置は、静刃の薬指挿入孔および小指掛け部の中間 部分へ、各指を通した後各指の先端に向けて、すなわち理美容用はさみの裏面に 当たる部分とする。また取り付けは、枢着部材を用いて、回動自在に行われる。 その材質は、鋼・銅等の金属材あるいは硬質樹脂等が賞用される。
【006】
【考案の実施の形態】
本考案は以上のような構成であるから、これを使用する場合使用者は、一般の 理美容用はさみと同様に、その親指を親指挿入孔に、薬指をその薬指挿入孔にそ れぞれ入れ、小指を小指掛け部に掛け、残りの二指(人差し指、中指)を静刃の 上柄に軽く添わせる。その時、小指先端が指掛け補助材の半円部に接触するから 、さらに微力を加え回動する。すると指掛け補助材の他方の半円部が、枢着部を 中心に回動し、薬指の平から挿入孔壁に向けて薬指を圧迫する。すなわち、薬指 は薬指挿入孔の中で密着・固定された状態となり、カットの際は、薬指の平を絞 ることで指掛け補助材を通して静刃に閉じる力を伝えることが出来、かつ開放の 際は、薬指の甲を開くようにするだけで、静刃に開く力を伝えることが可能とな る。 このように薬指は、挿入孔壁と指掛け補助材とで密着・固定されるため、従来 技術品のように、薬指自身を不自然に曲げて挿入孔の中で固定したり、その甲と 平を微妙に動かして調整する必要がない。そのため、五指の操作疲れがはるかに 少なく、従来技術品のような「指タコ」が出来にくい。また、「肩凝り」「腱鞘 炎」等の慢性的疲労も大幅に軽減される。 さらに、従来技術品の理美容用はさみでは、いったん操作台上に置いたものを 取り上げる場合、はさみが台上で密着し、両手を用いなければうまく取り上げら れない欠点があった。本考案の理美容用はさみでは、指掛け補助材を下面にして 置いておけば、指挿入部分が浮いた状態となるため、片手で簡単に取り上げるこ とが可能という操作メリットもある。
【007】
【実施例】
本考案の実施例について、以下図面を見ながら説明する。 本考案の第1実施例を第1図に、その要部組立図を第2図に、その要部側面断 面図を第3図に示す。 上記図のように、本考案に係る理美容用はさみは、静刃3の薬指挿入孔4およ び小指掛け部5の中間部分の指通し後先端向きに、概半円かつ二連形状の指掛け 補助材6を回動自在に7a,7b,7cにより枢着し、薬指および小指を差し込 んだ場合、両指が当該指掛け補助材6に密着し、さらに小指による引き付け回動 力が薬指に薬指挿入孔4の内壁8に押し付ける力として伝播し得ることを特徴と する理美容用はさみである。 指掛け補助材6の形状は、概半円かつ二連形状であり、そのほぼ中央部に取り 付け穴7bを設ける。 指掛け補助材6は、静刃3の薬指挿入孔4および小指掛け部5の中間部分9へ 、各指を通した後各指の先端に向けて、すなわち理美容用はさみの裏面に当たる 部分に、ボルト7a−指掛け補助材に設けた取り付け穴7b−はさみ本体に設け たボルト穴7cの組み合わせにより、回動自在に行った。 指掛け補助材6の材質は、鋼または銅製とした。 本考案に係る理美容用はさみの使用状態は、第4図、第5図に示される。すな わち、親指を親指挿入孔2に、薬指を薬指挿入孔4に差し込みむ。次いで、小指 を指掛け補助材6に掛け、これを絞るように回動させることにより、薬指が薬指 挿入孔の内壁に密着・固定される。したがって種々のカットにおいて、薬指の甲 あるいは平を使い分ける必要がなくなり、簡単な操作が可能となる。
【008】
【考案の効果】
本考案はこうした構成であるから、以下のような優れた効果が発揮される。 回動自在な指掛け補助材を備えており、小指の回動作用で薬指を薬指挿入孔の 内壁へ密着・固定することが可能である。そのため、従来理美容師が、理美容技 術として行っていた薬指を微妙に調整しながら開閉する動作が極めて簡単となる 。とくに、視線の届きにくい対面頭髪のスロープカットのような難作業において も、きわめて的確に作業することが可能である。 指先の調整がほとんど不要であるだけに、薬指の指タコ、五指や手首の疲れ等 が減少する。不自然な指先・手首のひねりから来る「肩凝り」「腱鞘炎」等理美 容師特有の慢性的疲労も大幅に軽減される。 なお、本考案に係る理美容用はさみは、従来技術品に外装の形態で取り付け可 能であるため、違和感なく使えるという便利さがある。また大きなコストアップ にならない利点がある。 さらに操作台上に置いたはさみ本体を、片手で簡単に取り上げることが可能と いう操作メリットもある。
【図面の簡単な説明】
【第1図】第1実施例の斜視図。
【第2図】第1実施例の要部組立図。
【第3図】第1実施例の要部側面断面図。
【第4図】第1実施例の使用状態を示す説明図(第1
例)
【第5図】第1実施例の使用状態を示す説明図(第2
例)
【符号の説明】
1−− 動刃 2−− 親指挿入孔 3−− 静刃 4−− 薬指挿入孔 5−− 小指掛け部 6−− 指掛け補助材 7a,7b,7c−枢着部材 8−− 薬指挿入孔の内壁 9−− 指掛け補助材の取り付け位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さの刀部の後端に親指挿入孔を形成
    した動刃鋏片と、所定長さの刃部の後端に薬指挿入孔お
    よび小指掛け部を形成した静刃鋏片とを開閉自在に枢着
    して構成される理美容用はさみにおいて、静刃の薬指挿
    入孔および小指掛け部の中間部分の指通し後先端向き
    に、概半円かつ二連形状の指掛け補助材を回動自在に枢
    着し、薬指および小指を差し込んだ場合、両指が当該指
    掛け補助材に密着し、さらに小指による引き付け回動力
    が薬指に薬指挿入孔の内壁に押し付ける力として伝播し
    得ることを特徴とする理美容用はさみ。
JP1997004909U 1997-05-07 1997-05-07 理美容用はさみ Expired - Lifetime JP3043168U (ja)

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JP1997004909U JP3043168U (ja) 1997-05-07 1997-05-07 理美容用はさみ

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