JP3043128U - マッサージデバイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掌または足の裏のみならず身体の全面にわた
り、局所的な部位を同時に連続して押圧・刺激すること
ができるマッサージデバイスを提供することである。 【解決手段】 互いに等間隔かつ平行に配索された２ま
たは３以上の第１支持索、互いに等間隔かつ平行に配索
され、該第１支持索と交差する２または３以上の第２支
持索、少なくとも前記第１支持索と第２支持索との交差
部に、第１支持索および第２支持索に対して回転自在に
設けられた第１押圧体、互いに隣接する任意の２つの第
１押圧体のあいだにほぼ隙間なく配列された第２押圧
体、および前記第１支持索および第２支持索の端部を連
結する外周索からなり、前記第１押圧体および第２押圧
体が同一面上に配列されてなることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はマッサージデバイスに関する。さらに詳しくは、複数の押圧体が同一 面上に配列されたマッサージデバイスに関する。

【０００２】

【従来の技術および考案が解決しようとする課題】

東洋医学によれば、人間の身体にはツボ、経絡などの反射区があり、これらの ツボ、経絡の位置はいずれも内臓につながっており、かかるツボ、経絡を押圧・ 刺激することによって、血液の循環を改善したり、内臓機能のバランスを調整で きることが経験的に知られている。

【０００３】 従来よりツボ、経絡を押圧・刺激するマッサージデバイスが知られている。

【０００４】 たとえば、２つの胡桃の実を握り締め、これを互いに接触させながら回転させ るようにして掌のツボを刺激したり、竹を長手方向に２つに割ったものを足踏み することによって足の裏のツボを刺激したり、足の裏を木槌で叩いてツボを刺激 したりすることは従来よりよく知られ、今なお広く利用されているマッサージデ バイスである。

【０００５】 しかしながら、これらのデバイスのばあい、いずれも掌または足の裏のみなら ず身体の全面にわたり、局所的な部位を同時に連続して押圧・刺激することがで きないという欠点がある。

【０００６】 本考案の目的は、かかる従来のマッサージデバイスの欠点を解消し、掌または 足の裏のみならず身体の全面にわたり、局所的な部位を同時に連続して押圧・刺 激することができるマッサージデバイスを提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 本考案のマッサージデバイスは、互いに等間隔かつ平行に配索された２または ３以上の第１支持索、 互いに等間隔かつ平行に配索され、該第１支持索と交差する２または３以上の第 ２支持索、 少なくとも前記第１支持索と第２支持索との交差部に、第１支持索および第２支 持索に対して回転自在に設けられた第１押圧体、 互いに隣接する任意の２つの第１押圧体のあいだにほぼ隙間なく配列された第２ 押圧体、および 前記第１支持索および第２支持索の端部を連結する外周索 からなり、 前記第１押圧体および第２押圧体が同一面上に配列されてなることを特徴として いる。

【０００８】 また、前記第１支持索および第２支持索と交差し、たがいに等間隔に配列され た複数の第３支持索をさらに有し、該第３支持索と第１支持索および第２支持索 のいずれかとの交差部に配列された第３押圧体をさらに有し、前記第１押圧体、 第２押圧体および第３押圧体が同一面上に配列されてなることが好ましい。

【０００９】 また、前記第１押圧体が第１支持索および第２支持索を挿通する孔を備えた球 状体であり、前記第２押圧体が第１支持索または第２支持索を挿通する孔を備え た紡錘状体であり、当該球状体が前記外周索にほぼ隙間なく配列されてなるのが 好ましい。

【００１０】 また、前記第２押圧体が第１押圧体と同一の形状の球状体であり、前記第３押 圧体が当該球状体より小さい２つの球状体であることが好ましい。

【００１１】 また、前記第１押圧体、第２押圧体および第３押圧体が竹類よりなることが好 ましい。

【００１２】 また、前記竹類が、青竹、真竹および孟宗竹から選ばれた少なくとも１種であ ることが好ましい。

【００１３】 また、前記第１押圧体、第２押圧体および第３押圧体は合成樹脂からなるもの であってもよい。

【００１４】

【考案の実施の形態】

本考案のマッサージデバイスについて添付図面を参照しながら詳細に説明する 。

【００１５】 図１は本考案の一実施の形態にかかわるマッサージデバイスを示す平面説明図 、図２は本考案の他の実施の形態を示す平面説明図である。

【００１６】 本実施の形態においてマッサージデバイス１は、互いに等間隔かつ平行に配索 された４本の第１支持索１０、互いに等間隔かつ平行に配索され、第１支持索１ ０と交差する４本の第２支持索２０、第１支持索１０と第２支持索２０との交差 部に、第１支持索１０および第２支持索２０に対して回転自在に設けられた第１ 押圧体３０、互いに隣接する２つの第１押圧体３０のあいだにほぼ隙間なく配列 された第２押圧体４０、および第１支持索１０および第２支持索２０の端部を連 結する外周索５０から構成されており、第１押圧体３０および第２押圧体４０は 同一面上に配列されている。

【００１７】 本実施の形態においては、第１押圧体３０は第１支持索１０および第２支持索 ２０を挿通する孔を備えた球状体Ｓである。また、第２押圧体４０は第１支持索 １０または第２支持索２０を挿通する孔を備えた紡錘状体ＳＰである。なお、球 状体Ｓは外周索５０にもほぼ隙間なく配列されている。

【００１８】 本実施の形態においては、第１支持索１０および第２支持索２０はそれぞれ４ 本づつ配索されているが、かかる数に限定されることなく、たとえば、それぞれ ２〜３本または５本以上のものも本考案に含まれる。

【００１９】 第１押圧体３０の大きさは、掌、足の裏のみならず身体全体のツボを確実に刺 激できるようにするために、直径Ｄは約０．５ｃｍ〜約１ｃｍであることが好ま しく、約０．７ｃｍがもっとも好ましいが、かかる寸法に限定されない。

【００２０】 第２押圧体４０の大きさは、長軸側の長さＬは約１ｃｍであり、単軸側の長さ Ｍは約０．７ｃｍであることが好ましいが、かかる寸法に限定されない。

【００２１】 第１押圧体３０および第２押圧体４０は、青竹、真竹および孟宗竹の竹類のい ずれか１種からなる構成、当該３種の竹類のいずれか２種を適宜配した構成、ま たは当該３種の竹類を適宜配した構成にすることもできる。なぜなら、これらの 竹類にはアミノ酸が含まれているため、これらの竹類からなる第１および第２押 圧体３０、４０によりツボ、経絡を押圧・刺激すると、薬効もえられるからであ る。しかしながら、第１および第２押圧体の素材は、前記竹類に限定されること なく、合成樹脂でもよく、金属、木、木の実でもよい。

【００２２】 第１支持索１０および第２支持索２０の素材としては、長期間の摩擦に耐えら れるものであれば、天然の繊維でもよく、合成繊維でもよい。

【００２３】 図２の実施の形態のばあい、それぞれ平行かつ等間隔に配索された６本の第１ 支持索１０および５本の第２支持索２０と交差する、たがいに平行かつ等間隔に 配索された５本の第３支持索６０をさらに有している。

【００２４】 本実施の形態のばあい、第１支持索１０および第２支持索２０の交差部と、第 １支持索１０および第３支持索６０の交差部には、同じ大きさの第１球状体Ｓ１ が配列されている。第１支持索１０、第２支持索２０および第３支持索６０のし れぞれの端部は外周索５０によって連結されている。

【００２５】 また、第３支持索６０と第２支持索２０との交差部には、前記球状体Ｓより小 さい第３押圧体として機能する第２球状体Ｓ２が配列されている。

【００２６】 さらに第１球状体Ｓ１および第２球状体Ｓ２は同一面上に配列されている。

【００２７】

【考案の効果】

本考案のマッサージデバイスによれば、掌または足の裏のみならず身体の全面 にわたり、局所的な部位を同時に連続して押圧・刺激することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態にかかわるマッサージデ
バイスを示す平面説明図である。

【図２】本考案の他の実施の形態を示す平面説明図であ
る。

【符号の説明】

１０ 第１支持索 ２０ 第２支持索 ３０ 第１押圧体 ４０ 第２押圧体 ５０ 外周索 ６０ 第３支持索 Ｓ 球状体 ＳＰ 紡錘状体 Ｓ１ 第１球状体 Ｓ２ 第２球状体

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 互いに等間隔かつ平行に配索された２ま
   たは３以上の第１支持索、互いに等間隔かつ平行に配索
   され、該第１支持索と交差する２または３以上の第２支
   持索、少なくとも前記第１支持索と第２支持索との交差
   部に、第１支持索および第２支持索に対して回転自在に
   設けられた第１押圧体、互いに隣接する任意の２つの第
   １押圧体のあいだにほぼ隙間なく配列された第２押圧
   体、および前記第１支持索および第２支持索の端部を連
   結する外周索からなり、前記第１押圧体および第２押圧
   体が同一面上に配列されてなることを特徴とするマッサ
   ージデバイス。
2. 【請求項２】 前記第１支持索および第２支持索と交差
   し、たがいに等間隔に配列された複数の第３支持索をさ
   らに有し、該第３支持索と第１支持索および第２支持索
   のいずれかとの交差部に配列された第３押圧体をさらに
   有し、前記第１押圧体、第２押圧体および第３押圧体が
   同一面上に配列されてなる請求項１記載のマッサージデ
   バイス。
3. 【請求項３】 前記第１押圧体が第１支持索および第２
   支持索を挿通する孔を備えた球状体であり、前記第２押
   圧体が第１支持索または第２支持索を挿通する孔を備え
   た紡錘状体であり、当該球状体が前記外周索にほぼ隙間
   なく配列されてなる請求項１記載のマッサージデバイ
   ス。
4. 【請求項４】 前記第２押圧体が第１押圧体と同一の形
   状の球状体であり、前記第３押圧体が当該球状体より小
   さい２つの球状体である請求項２記載のマッサージデバ
   イス。
5. 【請求項５】 前記第１押圧体、第２押圧体および第３
   押圧体が竹類よりなることを特徴とする請求項１、２、
   ３または４記載のマッサージデバイス。
6. 【請求項６】 前記竹類が青竹、真竹、および孟宗竹か
   ら選ばれた少なくとも１種である請求項５記載のマッサ
   ージデバイス。
7. 【請求項７】 前記第１押圧体、第２押圧体および第３
   押圧体が合成樹脂からなることを特徴とする請求項１、
   ２、３または４記載のマッサージデバイス。