JP3042974B2 - 水道機器の配管接続用装置 - Google Patents

水道機器の配管接続用装置

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JP3042974B2
JP3042974B2 JP7171640A JP17164095A JP3042974B2 JP 3042974 B2 JP3042974 B2 JP 3042974B2 JP 7171640 A JP7171640 A JP 7171640A JP 17164095 A JP17164095 A JP 17164095A JP 3042974 B2 JP3042974 B2 JP 3042974B2
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幸雄 上條
啓司 重野
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株式会社日邦バルブ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道用機器を水道配管に
取り付けるための装置に関し、さらに詳細に言えば、水
道機器の交換、点検作業等を不断水で行うことが出来、
水道機器の取付けが終了した時点で、この機器を通る流
路内に存在する可能性のある空気を、この流路への順方
向の通水に先立ち排出できるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道は建物の3階から上の階へ直
接給水することが法的に規制されていた。そして、3階
より上に給水する場合には、一旦水を受水槽に受けてか
らポンプを使用して給水したり、或いは高架水槽にポン
プで上げてから給水していた。
【0003】しかし近年になって、受水槽の衛生面等が
問題になるなどして、3階以上にも直接給水する直圧給
水や、ブースターポンプを使用する直結増圧給水等の直
結給水が認められるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば量水
器は定期的に交換することが義務付けられている。受水
槽が設けられている場合には、その交換作業を行ってい
る間も、受水槽に溜まった水を利用できるので、断水の
問題は生じなかった。
【0005】しかし、直結給水の場合には、量水器を交
換する際には断水することとなる。そして高層の集合住
宅の場合には、各戸毎に断水する旨を連絡してから取り
替え作業をするのは大変な労力を伴う。
【0006】また、直結給水を行う場合には、配水管の
圧力が低下した時に下流側の汚染水が逆流する可能性が
あり、これを防止するために高性能の逆止弁の設置が要
求され、その定期的な点検が必要となる。この場合に
も、従来方式では点検中の断水は避けられない。
【0007】また、機器の交換を行った場合、この機器
内は勿論、その両端に接続される配管部分には通常空気
が存在する。ところで、前述のようにブースタポンプを
使用して直結給水を行う場合、この空気が存在したまま
通水を再開すると、エアーロックという現象を起こして
しまう。すなわち、例えばブースタポンプとして渦巻き
ポンプを使用した場合、ポンプの吸い込み口付近は他の
部分に比して圧力が低く、空気が少量でも混入するとこ
の空気が急速に膨張して羽根車の周囲を占めてしまい、
揚水不能になってしまう。一般的には、一旦エアーロッ
クが生じると、そのまま運転を続けても正常な状態に戻
らない。従って、ポンプの運転を停止させて、しかるべ
き手段で空気を排出しなければならない。従って、この
場合には断水状態になってしまう。
【0008】ブースタポンプを使用しない場合でも、空
気が存在したままで通水を再開すると、種々の不都合が
ある。すなわち、空気は配管の高所に溜まるために、所
によっては通水断面積が絞られて出水不良を起こした
り、その空気溜まりの部分の腐食を引き起こしやすい。
また、交換したメータが集合住宅の親メータであった場
合には、空気が子メータを通過する際にこのメータの針
を過進してしまう。さらには、その空気がカランから出
る際に一気に大気圧に開放されるために、水が飛散す
る。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、水道配管に接続された水道機器を点検或いは交
換等のために取り外す際の断水を避けることが出来、機
器交換作業等終了時点で、この機器内を含めた流路内に
存在する空気を、この流路への通水に先立ち排出するこ
とのできる、水道機器を配管に接続する為の装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明に係る量水器等の水道機器を配管に接続す
るための接続装置においては、以下の様な構成とした。
即ち、一方の配管の端部と水道機器の一方の流路連結部
とを接続する、一つの流入口と第1と第2の流出口とを
備えた第1接続手段と、他方の配管の端部と水道機器の
他方の流路連結部とを接続する、第1と第2の流入口と
一つの流出口とを備えた第2接続手段を設ける。そし
て、バイパス管で第1接続手段の第2流出口と第2接続
手段の第2流入口とを接続する。さらに、第1接続手段
の第1流出口と水道機器と第2接続手段の第1流入口と
を通る第1の流路と、第1接続手段の第2流出口とバイ
パス管と第2接続手段の第2流入口とを通る第2の流路
との間で水の流れを切り替える流路切替え手段と、水道
機器を当該装置に着脱自在に取り付ける取付け手段を設
ける。この流路切替え手段は、第2接続手段の第1の流
入口の上流側に設けられた仕切弁を含む。装置はさら
に、第1の流路内の空気を排出するためのドレインバル
ブを備えている。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本願発明の具体的実施例
を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明される実施
例に限定されるのではない。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る水道機器
の配管接続用バイパス管付き装置(以下、単に「装置」
と言う。)を示す平面図であり、図において装置は符号
1でその全体を示されている。また、接続される水道機
器は、本実施例では量水器2である。なお、現在の量水
器には、他の機器或いは配管への接続部がフランジとな
ってボルト、ナットで締結されるタイプと、ネジ式タイ
プとがあるが、本実施例ではフランジ式の量水器で説明
する。以下、詳述する。
【0013】本装置1は第1の接続手段5を備えてい
る。本実施例における第1の接続手段5は、三方弁であ
り、上流側の配管(図示せず)に接続される流入口7
と、量水器2の一方の開口即ち流路連結部(フランジ)
3に接続される第1の流出口9を備えている。三方弁5
はさらに第2の流出口11を備え、図示しないハンドル
を操作することにより、内部に配置されたボールが回転
し、流入口7と第1、第2の流出口9、11との連通を
切り換えられるようになっている。本実施例に使用する
三方弁5は、従来知られているタイプのもので差し支え
なく、その構成は良く知られているので、詳細な説明は
省略する。なお、本実施例の三方弁5は、第2流出口1
1の反対側に設けられたアーム13を備えている。これ
については後述する。
【0014】本装置1は、下流側の配管(図示せず)と
量水器2の他方の開口即ち流路連結部(フランジ)4と
を接続するための第2の接続手段15を備えている。本
実施例での第2接続手段15はチーズであり、量水器2
の他方の開口即ち流路連結部4に接続される第1の流入
口17と、下流側の配管に接続される流出口21を備
え、さらに、第2の流入口19を備えている。第2の流
入口19は、第1の流入口17と流出口21との間を連
通する流路(図示せず)の途中に連通している。これに
ついては後述する。なお、本実施例のチーズ15は、第
2流入口19の反対側に位置してアーム22を備えてい
る。これについても後述する。
【0015】符号23は、弁装置であり、本実施例では
仕切弁を使用しているが、これに限定されるものではな
い。この仕切弁は、チーズ15の第1の流入口17と量
水器2の他方の流路連結部4との間に配置され、外部か
ら操作することにより、第1の流入口17と量水器2と
の間の連通を開閉出来る。仕切弁23は、チーズ15の
第1流入口17へはナット24を使用してネジ結合され
ており、量水器2への接続部としては、量水器2のフラ
ンジ4に対応したフランジ23aを備え、このフランジ
23aには、量水器2のフランジ4に設けられた孔4a
に嵌合できるピン23bが植えられている。
【0016】符号25はバイパス管であり、その両端
は、第1の接続装置即ち三方弁5の第2の流出口11
と、第2の接続装置即ちチーズ15の第2の流入口19
とに接続されている。
【0017】次に、量水器2を装置1に取り付け、固定
する為の取付け手段26について図1及び図2を参照し
て説明する。図2は、この取付け手段26を示す断面図
である。
【0018】符号27は、その一端において三方弁5の
第1流出口9に固定して取り付けられた、三方弁5内に
配置されたボールを所定の位置に保持するボール押さえ
であり、構成から言えば三方弁5の一部を構成すること
となる。図2に明らかなように、ボール押さえ27は内
部に貫通孔28を有する筒体をなし、他端側は外径が小
さくなった縮径部29となり、その縮径部29に隣接し
て径大部31が形成され、再び外径が縮径されて第1流
出口9への取付け部となっている。
【0019】ボール押さえ27の他端側に、取付け手段
26を構成する回転部材33が、ボール押さえ27に対
し回転可能ではあるが、軸方向移動不能の状態で取り付
けられている。本実施例では、回転部材33はさらに二
つの部材で構成され、その一つは、一端においてボール
押さえ27の縮径部29の外周に嵌合した、内部に貫通
孔を備えた回転筒35である。回転筒35のボール押さ
え27への取付け部側の外周には雄ねじ37が形成さ
れ、内周には他端側から軸方向所定の位置まで雌ねじ3
9が形成されている。雌ねじ39の内径は、ボール押さ
え27の内径より大きくなっている。また、回転筒35
の外周には、径方向外方へ伸びる複数の突起40が、円
周方向で所定の間隔で形成されている。
【0020】符号41はナットであり、一端側の内周に
形成された雌ねじ43が回転筒35の雄ねじ37にきつ
く螺合し、両者は一体で回転するようになっている。ナ
ット41の他端側には径方向内方へ向いた丈の低い内フ
ランジ45が形成され、この内フランジ45の内側端面
47と、回転筒35のボール押さえ27への取付け部側
の端面36とで、ボール押さえ27の径大部31を両側
から挟みこんでいる。従って、回転部材33即ち回転筒
35とナット41とは、一体でボール押さえ27に対し
回転できるが、軸方向での移動は出来ないようになって
いる。回転部材33を回転させるには、回転筒35の突
起40に嵌合する適宜な工具を使用して行う。
【0021】符号51はスライド部材で、内部に貫通孔
52を有し、小径の第1筒部53と径大の第2筒部55
とを備えている。そして第1筒部53はボール押さえ2
7の貫通孔28に嵌合している。符号57はシールリン
グである。第2筒部55の外周には、回転筒35の雌ね
じ39に螺合する雄ねじ59が形成されている。61は
第2筒部55の端部に設けられたフランジで、量水器2
の接続端部即ちフランジ3に形成された貫通孔3aに対
応した位置に、貫通孔3aに嵌合できる寸法を有するピ
ン63を備えている。符号65はフランジ61の端面に
形成された溝に収納されたカップシールである。
【0022】図1に戻って説明すると、三方弁5のアー
ム13と、チーズ15のアーム22とは、両端にネジを
備えた連結棒67とナット68とで連結されている。6
9は第1中間フレームで、バイパス管25と連結棒67
とにそれぞれ嵌まる筒部70、71及びこれらを繋ぐ連
結部72を備えている。なお、図1には示されていない
が、連結部72の下面側には、本装置1を設置したとき
に接地可能な脚部が設けられ、上面側には量水器2を下
から受け止める量水器受け台が取り付けられている。
【0023】符号73は第2中間フレームで、バイパス
管25と連結棒67とにそれぞれ嵌まる筒部74、75
及びこれらを繋ぐ連結部76を備えている。なお、図1
には示されていないが、連結部76の下面側には、本装
置1を設置したときに接地可能な脚部が設けられてい
る。また、連結部76は図中で右方へ伸びる延長部77
を備えている。そして、図には示されていないが、取付
け手段26のスライド部材51のフランジ61の下部が
一部切り取られて平面となっており、この平面部分が延
長部77の上に載っている。従って、延長部77はスラ
イド部材51の回転を阻止する手段を提供している。
【0024】バイパス管25の三方弁5の第2流出口1
1に接続される端部の近くに、ドレインバルブ78が取
り付けられている。このドレインバルブ78は公知のタ
イプのものでよいので、詳細な説明は省略する。
【0025】また、三方弁5の第1流出口9には、空気
排出用の排気ドレインバルブ91が取り付けられてお
り、図3の部分断面図で説明すると、三方弁5の第1流
出口の外周上部にドレインバルブ取付け座12が僅かに
隆起して形成されている。そしてその上面からボール押
さえ27の貫通孔28に達する孔が形成され、雌ねじ1
0が刻設されている。符号93はドレインネジであり、
頭部94とネジ部95を備え、このネジ部95がドレイ
ンバルブ取付け座12の雌ねじ10に螺合する。97は
パッキンであり、ドレインバルブ取付け座12の上面と
ドレインネジ93の頭部94との間で圧縮され、気密、
液密を保つ。ドレインネジ93のネジ部95は、図4に
示すように、軸方向全長に渡って平面状にカットして形
成されたカット面96が対向して設けられている。従っ
て、このドレインネジ93を緩めると、貫通孔28の内
部は、外気に通じることとなる。このドレインバルブ9
1の使用については後述する。なお、図3において符号
6は三方弁5内に収納されたボール弁体、8はボール弁
体6に形成された流路、14はボールシートである。
【0026】量水器2を装置1に取り付けるには、先ず
取付け手段26の回転筒35を一方向に回転させて、ス
ライド部材51を図2に2点鎖線で示される位置に後退
させておく。量水器2を量水器受け台に載せ、仕切弁2
3のフランジ23aのピン23bを量水器2のフランジ
4の孔4aに嵌める。次に、取付け手段26の回転筒3
5を先と反対方向に回転させて、スライド部材51を図
2に実線で示される位置に前進させる。ここで、三方弁
5において、流入口7と第1流出口9とが連通され、仕
切弁23が開かれると、水は、流入口7から第1流出口
9、取付け手段26のスライド部材51の貫通孔52、
量水器2、仕切弁23、チーズ15の第1流入口17、
流出口21へと流れ、第1の流路を形成する。
【0027】他方、三方弁5において流入口7と第2流
出口11が連通され、仕切弁23が閉じられると、水
は、流入口7から第2流出口11、バイパス管25、チ
ーズ15の第2流入口19、流出口21へと流れ、第2
の流路を形成する。即ち、三方弁5と仕切弁23とは第
1と第2の流路を切り換える流路切替え手段を提供する
こととなる。
【0028】通常の使用状態では、第1の流路を画成し
て使用されるが、例えば量水器の交換作業を行う際に
は、先ずドレインバルブ78を一定時間開いて、バイパ
ス管25内に滞留している水を抜く。次にドレインバル
ブ78を閉じ、三方弁5の連通を切替え、仕切弁を閉じ
ると、先に述べた第2の流路が画成される。この状態で
回転筒74を回転させてスライド部材を後退させる。こ
れにより、量水器2は装置1から取り外すことが出来
る。この取り替え作業を行っている場合にも、第2の流
路が画成されているので、断水状態にはならない。
【0029】ところで、量水器2の装置1への取付けが
完了した時点では、三方弁5の第1流出口9から取付け
手段26、量水器2を通って仕切弁23に通じる流路部
分には空気が存在している。水の流れが第2流路から第
1流路へ切り換えられたときに、この空気がそのまま下
流側へ流れると、先に述べたような問題が生じる。そこ
で、流路を第2流路から第12流路に切り換えるのに先
立ち、三方弁5はそのままの状態で、仕切弁23を開
き、排気ドレインバルブ91を開く。すると、バイパス
管25からの水は、仕切弁23から量水器2を通って第
1流出口へ向かっても流れることとなる。これにより、
この流路部分に存在した空気が排気ドレインバルブ91
から排気される。その後、排気ドレインバルブ91を締
め、三方弁5を切り換えると、水は第1流路を通って流
れるようになる。この際、既に空気が排出されてしまっ
ているので、先に述べたようなブースタポンプのエアー
ロック等の問題は生じない。
【0030】図5は第2の実施例を示し、量水器の連結
部がネジ式になっている場合の実施例を示す部分断面図
で、装置1と量水器2との連結部分のみを示している。
量水器2の連結部81は雄ねじとなっている。これに対
し、装置1の取付け手段のスライド部材の端部には、径
方向外方へ広がる鍔部83と、該鍔部83から軸方向に
伸びる短い筒部85を備えられ、筒部85が図示のよう
に量水器2の連結部に嵌合するようになっている。そし
て、鍔部83の端面に形成された溝内に収受されたシー
ルリング87が圧縮されて、量水器2の連結部81の端
面と、スライド部材の端面との間をシールする。スライ
ド部材の筒部85の下部は一部カットされ、先の実施例
同様、スライド部材の回転を規制する役目を果たす。
【0031】図6に第3実施例に係る装置の一部切欠き
側面図を示す。この実施例は、以下に説明する部分を除
いては第1実施例と同じ構成になっているので、図に
は、本実施例の第1実施例と異なる構成の説明に必要な
部分のみを示してある。なお、第1実施例と同じ部材に
は同じ番号を付してある。
【0032】この装置101の第2接続手段としてのチ
ーズ15の第2流入口19は、第1流入口17と流出口
21とを繋ぐ流路103の途中の開口104に連通して
いる。そして、本実施例の特徴である細いパイロット管
105が設けられ、その一端107が、チーズ15の第
1流入口17より下流で、開口104より上流の位置で
チーズに連結され、他端109が、バイパス管121の
第1接続手段即ち三方弁5の第2流出口11に近い位置
で、バイパス管121に連結されている。パイロット管
105の一端107はチーズ15内の流路103内に位
置し、図示のように上流側を向いて開口している。一
方、パイロット管105の他端109は、バイパス管1
21内で下流側を向いて開口している。本実施例では、
第1実施例で使用されていたドレインバルブ78が廃さ
れている。なお、符号111は、差圧発生手段としての
オリフィスであり、パイロット管の一端109と開口1
04との間に位置して設けられている。差圧発生手段と
しては、ベンチュリー管等の利用も可能である。
【0033】この第3実施例の場合、上述のようにパイ
ロット管105が設けられているので、チーズ15の第
1流入口17に流れ込んだ水の一部は、パイロット管1
05を通ってバイパス管121内へ導かれる。そして、
パイロット管105の流入側端部107での水圧がそれ
より下流の開口104での水圧より高いので、バイパス
管121内に入った水は開口104へ流れ、流出口21
へと流れる。従って、バイパス管121内に水は滞留し
ないので、量水器交換作業の際にバイパス管121部分
の水抜きを行うこと無く、直ちに三方弁5及び仕切弁2
3を操作して、流路の切替えを行える。その際、差圧発
生手段としてオリフィス111が設けられているので、
仮に流量が僅かの場合でも、パイロット管105の両端
部107、109の間には、パイロット管105を通る
水の流れが生じるに十分な圧力差が確実に生る。なお、
排気ドレインバルブ91が第1実施例同様に設けられて
おり、量水器交換作業完了後、必要な排気作業が行われ
たのちに流路の切替えが行われるのは、第1実施例と同
じである。
【0034】なお、上記実施例では、排気用ドレインバ
ルブ91は三方弁の第1流出口に設けたが、その取付け
位置は必ずしもこれに限定されない。上記説明から明ら
かなように、第1流路のいずれの位置でも可能であり、
仕切弁に近い位置でも可能である。但し、空気の残留量
を少なくするために、可能なかぎり高い位置が望まし
い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よれば、量水器等の水道機器の検査或いは交換を行う場
合にも、断水させずにその作業を行うことが出来、水道
の使用者、水道工事実施者の双方にとって極めて好都合
である。そして、水道機器の装置への取付け、取り外し
が簡単に行えるので、作業能率が向上する。さらに、水
道機器の交換取付け完了後、この交換作業の際に進入し
た流路内の空気を排出できるので、ブースタポンプのエ
アーロック等のトラブルを未然に防止でき、きわめてそ
の効果は大きい。
【0036】また、バイパス管にドレインバルブを取り
付けておいた場合には、流路の切替え前にバイパス管内
の滞留水を排水できる。
【0037】さらにパイロット管を使用して、第2接続
手段の第1流入口に入った水の一部をバイパス管に導く
ようにした場合には、バイパス管内に下流側への水の流
れが生じ、バイパス管内に水の滞留が生じない。従っ
て、流路切替え前の排水作業を行う必要がなく、作業効
率がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる装置の構成を示す平
面図である。
【図2】取付け手段の構成を示す部分断面図である。
【図3】排気ドレインバルブを示す部分拡大断面図であ
る。
【図4】排気ドレインネジの側面図である。
【図5】第2実施例の量水器と取付け手段との結合を示
す部分断面図である。
【図6】第3実施例の一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
1 装置 2 量水器 3、4 連結部(フランジ) 5 三方弁(第1接続手段、流路切替え手段) 7 流入口 9 第1流出口 11 第2流出口 15 チーズ(第2接続手段) 17 第1流入口 19 第2流入口 21 流出口 23 仕切弁(流路切替え手段) 25 バイパス管 26 取付け手段 33 回転部材 35 回転筒 41 ナット 51 スライド部材 78 ドレインバルブ 91 排気ドレインバルブ 105 パイロット管 121 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 7/07 G01F 15/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量水器等の水道機器を配管に接続するた
    めの接続装置において、一方の配管の端部と前記水道機
    器の一方の流路連結部とを接続する、一つの流入口と第
    1と第2の流出口とを備えた第1接続手段と、他方の配
    管の端部と前記水道機器の他方の流路連結部とを接続す
    る、第1と第2の流入口と一つの流出口とを備えた第2
    接続手段と、前記第1接続手段の第2流出口と前記第2
    接続手段の第2流入口とに接続された、前記水道機器を
    迂回することとなるバイパス管と、前記第1接続手段の
    第1流出口と前記水道機器と前記第2接続手段の第1流
    入口とを通る第1の流路と、前記第1接続手段の第2流
    出口と前記バイパス管と前記第2接続手段の第2流入口
    とを通る第2の流路との間で水の流れを切り替える流路
    切替え手段と、前記水道機器を前記接続装置へ着脱自在
    に取り付ける取付け手段とを備え、前記流路切替え手段
    は、前記第2接続手段の前記第1の流入口と前記水道機
    器の前記他方の連結部との間の連通を開閉する弁装置を
    含み、前記装置はさらに、前記第1の流路内の空気を排
    出するための排気ドレインバルブを備えていることを特
    徴とする水道機器の配管接続用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記切替
    え手段は、前記第1接続手段の前記流入口と前記第1の
    流出口との連通を開閉する開閉手段を含み、前記ドレイ
    ンバルブは、前記開閉手段の下流側に設けられているこ
    とを特徴とする水道機器の配管接続用装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、前記開閉
    手段は、前記第1接続手段に設けられた三方弁であるこ
    とを特徴とする水道機器の配管接続用装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の装
    置において、前記第2接続手段の前記第2の流入口は、
    前記第1の流入口と前記流出口とを繋ぐ流路の途中で該
    流路に開口し、前記装置はさらに、一端が、前記第2接
    続手段の前記第1の流入口と前記第2の流入口との間で
    前記流路に連通し、他端が、前記バイパス管の途中に連
    通しているパイロット管を備えていることを特徴とする
    水道機器の配管接続用装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、前記装置
    はさらに、前記第1の流入口と前記流出口とを繋ぐ流路
    内で、前記パイロット管の前記一端と、前記第2接続手
    段の前記第2流入口の開口位置との間に設けられた、差
    圧発生手段を備えていることを特徴とする水道機器の配
    管接続用装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の装置におい
    て、前記パイロット管の前記一端は、前記第1の流入口
    と流出口とを繋ぐ流路内で、上流側に向いて開口してい
    ることを特徴とする水道機器の配管接続用装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1に記載の装
    置において、前記取り付け手段は、前記第1の流路の一
    部を形成する貫通流路を備え、前記貫通流路の一端側に
    おいて前記第1接続手段と前記第2接続手段のいずれか
    一方に取り付けられる伸縮可能な取り付け手段であり、
    該取り付け手段は、外部から操作することにより伸長
    し、前記貫通流路の他端側が、前記水道機器の前記一方
    の流路連結部及び前記他方の流路連結部のうちの、該取
    り付け手段が取り付けられた接続手段に対応する側の流
    路連結部の端部に当接し、前記水道機器を、該取り付け
    手段が取り付けられていない側の接続手段に向けて押圧
    し、前記水道機器を該接続装置に着脱自在に取り付け固
    定することを特徴とする、水道機器の配管接続装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、前記取り
    付け手段は、前記第1接続手段の第1の流出口或いは前
    記第2接続手段の流入口のいずれかに、回転可能、軸方
    向移動不能の状態で取り付けられた回転部材と、該回転
    部材とネジ結合されたスライド部材と、該スライド部材
    の回転を規制する回転規制部材とを含み、前記回転部材
    を回転させることにより、前記スライド部材が軸方向移
    動することとなっていることを特徴とする水道機器の配
    管接続用装置。
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