JP3042840U - 動画再生装置 - Google Patents
動画再生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 あらかじめ決められた送り速度でコマ送り操
作するために、人によって速く、あるいは遅く感じられ
る場合があった。 【解決手段】 操作部30でのスキップキー33を押し
続けると、スキップ間隔設定手段や再生手段などを兼用
するシスコン50は同スキップキー33の押下時間を検
出しつつそれに応じてスキップ幅を変更し、再生手段と
してのCDドライブ20やデコーダ40に対して動画情
報の読み出しとスキップとを繰り返して実行させて動画
をさせるので、再生される場面は押下時間に応じてスキ
ップ幅が変化し、より操作者を満足させるようなスキッ
プ再生が可能となる。
作するために、人によって速く、あるいは遅く感じられ
る場合があった。 【解決手段】 操作部30でのスキップキー33を押し
続けると、スキップ間隔設定手段や再生手段などを兼用
するシスコン50は同スキップキー33の押下時間を検
出しつつそれに応じてスキップ幅を変更し、再生手段と
してのCDドライブ20やデコーダ40に対して動画情
報の読み出しとスキップとを繰り返して実行させて動画
をさせるので、再生される場面は押下時間に応じてスキ
ップ幅が変化し、より操作者を満足させるようなスキッ
プ再生が可能となる。
Description
【0001】
本考案は、動画再生装置に関し、特に、ランダムアクセス可能な記録媒体にデ ィジタル記録された動画を再生する動画再生装置に関する。
【0002】
ビデオテープに記録された動画を再生する場合、物理的なビデオテープを巻き 取って再生する必要があり、早送り再生は一定速度を超えることはできない反面 、操作者は場面の流れを意識して見たい場面へとサーチすることができる。
【0003】 一方、光記録媒体などのランダムアクセス可能な記録媒体に記録された動画を 再生する場合は、再生位置が任意であることを利用して、短時間だけ再生しては 一定時間だけ飛んだ位置にスキップして再生するといったスキップ再生ができる 。 この場合、ビデオテープの早送り再生が場面の流れを意識できるのに対し、ス キップ再生では飛び越した場面を見ることができないので、スキップ幅が長いと 見たい場面を飛び越してしまいかねない。従って、スキップ幅は自ずから短い間 隔にせざるを得ず、1秒分を再生しては10秒分をスキップさせるような設定と なる。
【0004】
上述した従来の動画再生装置においては、あらかじめ決められた送り速度でコ マ送り操作するために、人によって速く、あるいは遅く感じられる場合があった 。
【0005】 本考案は、上記課題をかんがみてなされたもので、多くのユーザに満足を与え るようにスキップさせることが可能な動画再生装置の提供を目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、ランダムアクセス可能な 記録媒体にディジタル記録された動画情報に基づいて動画を再生して出力する再 生手段と、この再生手段にて動画を再生するにあたり所定時間間隔だけ飛ばして スキップさせるとともにそのスキップ幅を変更可能なスキップ制御手段とを具備 する構成としてある。
【0007】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、動画情報がランダム アクセス可能な記録媒体にディジタル記録されており、再生手段はこの記録媒体 から動画情報を読み込んで動画を再生する。一方、この再生手段にて動画を再生 するにあたりスキップ制御手段は所定時間間隔だけ飛ばしてスキップさせるとと もに、必要に応じてそのスキップ幅を変更する。 ここでいう、動画のスキップは、通常の動画の再生が所定の時間の流れに沿っ て順番に行われるのに対し、一定時間再生しては所定時間だけ飛ばして再生する ことに該当する。
【0008】 スキップ制御手段は、再生手段に対してこのようなスキップを行わせるもので あればよい。この場合、再生手段を細切れに起動させてスキップさせるものでも 良いし、再生手段の再生中に実行されて結果的にスキップさせるようなものでも 良い。 後者の一例として、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載の動画再生装置 において、上記再生手段は、上記記録媒体から読み出す上記動画情報の記録アド レスである再生アドレスを管理する再生アドレスカウンタを有するとともに、上 記スキップ制御手段は、同再生アドレスの更新値を制御して動画の再生をスキッ プさせる構成としてある。
【0009】 上記のように構成した請求項2にかかる考案は、再生手段が再生アドレスカウ ンタで管理されている再生アドレスに基づいて上記記録媒体から上記動画情報を 読み出しており、通常であればこの再生アドレスが連続して増加していって時間 軸に沿った再生が行われる。しかし、スキップ制御手段は、この再生アドレスカ ウンタで管理されている再生アドレスの更新値を制御し、動画の再生をスキップ させる。例えば、再生手段が一定時間の再生を行なうたびに上記再生アドレスを いくつか飛ばしてしまうことにより再生される画像も飛ばしたアドレス分だけス キップする。
【0010】 また、スキップ幅を変更するには、増やす方向と減らす方向の両方が含まれる し、スキップさせる操作形態に対応して自動的にスキップ幅を変更するものも含 まれる。 このような一例として、請求項3にかかる考案は、請求項1または請求項2に 記載の動画再生装置において、上記スキップ制御手段は、押し下げ操作可能な押 し下げキーを備えて当該押し下げキーの押し下げ状態の情報を出力する操作部と 、この押し下げ状態の情報に基づいて上記押し下げキーが押し下げ状態にある時 間を検出する押下時間検出手段と、この押下時間検出手段にて検出された時間が 長くなったときに上記スキップ幅を長くするように設定するスキップ間隔設定手 段とを備えた構成としてある。
【0011】 上記のように構成した請求項3にかかる考案は、操作部における押し下げ操作 可能な押し下げキーを押し下げ操作すると、当該操作部はこの押し下げキーの押 し下げ状態の情報を出力し、押下時間検出手段はこの押し下げ状態の情報に基づ いて上記押し下げキーが押し下げ状態にある時間を検出する。すると、スキップ 間隔設定手段はこの押下時間検出手段にて検出された時間が長くなったときにス キップ幅を長くするように設定する。この場合、押し下げキーの押下時間が短い 場合にはスキップ幅が短く、同押下時間が長くなってくるにつれてスキップ幅も 長くなる。ただし、必ずしもスキップ幅が連続的に長くなる必要はなく、段階的 に長くなっていくようにしても良い。
【0012】 スキップ幅の具体的な長さについては状況に応じて適宜変更可能である。例え ば、動画の長さに無関係に設定しても良いし、動画の長さと関連づけて設定して も良い。また、他の一例として、請求項4にかかる考案は、請求項1〜請求項3 のいずれかに記載の動画再生装置において、上記スキップ制御手段は、上記スキ ップ幅の最大値を有する構成としてある。 上記のように構成した請求項4にかかる考案は、スキップ幅として最大値を有 しており、上記スキップ制御手段はその最大値を超えない範囲でスキップ幅を設 定する。
【0013】 ランダム再生可能であるのでスキップ幅は瞬時に増やすことができてしまう一 方、動画の再生時間を考慮すれば多すぎるスキップ幅を設定しても使い勝手が良 くないからである。 スキップ幅を変更するにあたり、再生時間と関連づけることも可能である。そ の一例として、請求項5にかかる考案は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載 の動画再生装置において、上記スキップ制御手段は、上記スキップ幅を長くする ときに上記再生手段における再生時間を相対的に短くする構成としてある。
【0014】 上記のように構成した請求項5にかかる考案は、スキップ幅を長くするときに 上記再生手段におけるスキップ制御手段が再生時間を相対的に短くする。これに より全体の再生時間の中で場面の進む時間が一定であったとしても、より細切れ に再生されることになる。 一方、ランダムアクセス可能な記録媒体は、各種のものを採用可能であり、そ の一例として、ビデオCD等に適用して好適である。
【0015】
以上説明したように本考案は、スキップ幅を変更できるようにしたので、各人 の好みに合わせてスキップさせることが可能な動画再生装置を提供することがで きる。 請求項2にかかる考案によれば、スキップの制御を極めて簡易にすることが可 能となる。 請求項3にかかる考案によれば、押し下げ続ける操作心理に対して徐々にスキ ップ幅が長くなるという制御がその要求に一致し、操作感を向上させることがで きる。
【0016】 請求項4にかかる考案によれば、スキップ幅が長くなりすぎることがなくなり 、所望の動画情報を見逃す可能性が低くなる。 請求項5にかかる考案によれば、一定時間内のスキップ時間が同じでも見たい 場面を見過ごしにくくすることが可能となる。
【0017】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本発明の第一の実施形態にかかる動画再生装置を備えたビデオCDプ レーヤをブロック図により示している。
【0018】 同図において、ビデオCDプレーヤ10は、光記録媒体であるビデオCDにデ ィジタル記録された動画情報をデータ・ビット・ストリームとして読み出すCD ドライブ20と、ビデオCDプレーヤ10に対する操作を入力する操作部30と 、読み出されたデータ・ビット・ストリームから圧縮変換前の動画情報と音声情 報とを復元して動画と音声を再生するデコーダ40と、本ビデオCDプレーヤ1 0全体の動作を制御するシスコン50とから構成されている。
【0019】 このCDドライブ20は、フォーカスサーボ等に対して制御信号を送出するこ とにより光ピックアップ21を所定位置に駆動させるサーボ信号処理部22と、 光ピックアップ21からの読み取り信号を増幅して所定の制御信号を生成するR Fアンプ24と、増幅された信号の中から記録されているディジタルデータを復 元してデータ・ビット・ストリームに変換して出力するCD信号処理部26とか ら構成されており、シスコン50による制御のもとでこれらが相互に作動し、ビ デオCDに記録されたデータ・ビット・ストリームをデコーダ40に出力可能と なっている。
【0020】 デコーダ40はデータ・ビット・ストリームをビデオ成分とオーディオ成分と に分離するとともにMPEG復調し、ビデオ信号と音声信号とに復元しつつそれ らを同期させて出力する。 シスコン50の内部には、演算処理の主体となるCPUとともに、図2〜図4 に示すような制御プログラムが記録されたROMや、ワークエリアなどとして利 用されるRAMが備えられているとともに、外部機器を制御するための制御回路 が備えられている。このシスコン50による制御のもとで上述したようにCDド ライブ20やデコーダ40が動画再生を実行することになり、この意味でこれら が再生手段を構成する。
【0021】 また、シスコン50に接続された操作部30は、入力キーとして複数の押し下 げキーを備えており、その中に再生キー31と停止キー32とが備えられている 。再生キー31は上述した再生手段に対して動画の再生を指示するものであり、 同再生キー31を押下するとシスコン50はその操作を検知し、図2に示す再生 プログラムに従って内部で管理している再生アドレスから動画の再生を開始する 。なお、この再生アドレスはシスコン50内の再生アドレスカウンタに記憶され ている。
【0022】 すなわち、ステップS100にて再生キーが押されていることを検出すると、 ステップS110にて停止キーが押されるまで以下の再生制御を実行する。この 再生制御では、最初に内部で管理している再生アドレスに基づいてCDドライブ 20に対して同再生アドレスの読み出しを指示する。すると、CDドライブ20 は光ピックアップ21を所定位置に移動させ、当該再生アドレスの記録情報を読 み出す。なお、CDドライブ20内にはバッファが備えられており、場合によっ ては実際の駆動処理を行うことなく読み出し結果を出力可能となっている。
【0023】 また、シスコン50はステップS130にてデコーダ40に対してこの読出情 報のデコードを指示し、同デコーダ40はデータ・ビット・ストリームをデコー ドして最終的にはビデオ信号とオーディオ信号として出力する。この後、シスコ ン50はステップS140にて再生アドレスを次のアドレスに進める更新処理を 実行する。この場合、必要に応じて次のトラックへ進めたりする処理も実行する 。
【0024】 この処理の繰り返しによりビデオCDに記録されている動画情報が逐次読み出 され、デコードされて再生されることになる。 一方、操作部30にはスキップキー33も備えられている。このスキップキー 33は、1秒間の再生後、所定時間分の動画を飛ばし、再び1秒間の再生を実行 するというようにとびとびに再生するスキップ再生を指示するものであり、シス コン50は当該スキップキー33の押し下げを検知すると図3に示すスキッププ ログラムに従いつつ上記再生手段を制御してスキップ再生を実行する。
【0025】 このスキップ制御では、ステップS200にてスキップキーが押されているこ とを検出すると、最初にステップS205にて押下開始時刻をセットし、ステッ プS210にてスキップキー33が離されたと判断されるまで以下のスキップ制 御の処理を繰り返す。 従来、スキップ幅が一定であったために使用者によってまちまちであった操作 感覚を向上させるため、本発明においてはスキップキー33の押下時間が長くな るにつれてスキップ幅を増加する制御を実行する。このため、先ず、ステップS 215にて上記再生アドレスから1秒間分の再生を指示する。この再生指示は上 述したのと同様にCDドライブ20に対して再生アドレスを指示して記録情報を 読み出させるとともにデコーダ40に対して再生情報のデコードを指示し、逐次 、再生アドレスを更新させて1秒間分の動画を再生させる。
【0026】 1秒間の再生後、ステップS220にて現在時刻から上記押下開始時刻を減算 し、押下時間を計算する。そして、ステップS230〜S255の処理により、 この押下時間が、10秒未満の場合と、10秒以上20秒未満の場合と、20秒 以上30秒未満の場合と、30秒以上の場合とに場合分けし、スキップ幅をそれ ぞれ、5秒、10秒、30秒、60秒にセットする。 そして、ステップS260では再生アドレスカウンタに記憶されている再生ア ドレスをそのスキップ幅分だけ増加させ、ステップS210にてスキップキー3 3が離されていないかの判断へと戻る。
【0027】 例えば、スキップキー33を押下した直後であれば、ステップS220にて計 算される押下時間は短く、スキップ幅には5秒がセットされる。これは、1秒間 の再生後、5秒分をスキップして再び1秒間の再生を繰り返すことを意味する。 しかし、さらにスキップキー33を押下したままとして押下時間が10秒以上と なるとスキップ幅には10秒がセットされる。すると、それまで1秒再生しては 5秒スキップしていたのが、1秒再生してから10秒スキップすることになり、 さらに押下し続けるとスキップ幅が30秒、60秒へと増加していく。
【0028】 すなわち、ステップS205にて押下開始時刻をセットする処理と、ステップ S220にて押下時間を計算する処理とからなるソフトウェア部分とこれを実行 するシスコン50などによって押下時間検出手段を構成するし、ステップS22 5〜ステップS255にて押下時間に応じたスキップ幅を設定するソフトウェア 部分とこれを実行するシスコン50などによってスキップ間隔設定手段を構成し ている。また、スキップ幅は最大でも60秒しかセットされないので、その意味 でスキップ幅には最大値があるといえる。
【0029】 本実施形態においては、以上のようなスキップ幅の設定を含めつつ、ステップ S260にて再生アドレスカウンタを更新する処理と、ステップS215にて同 再生アドレスカウンタの再生アドレスから1秒間の再生を指示する処理とによっ て、1秒間の再生とスキップ幅分のスキップとを繰り返すことになるため、これ らのソフトウェア部分とこれを実行するシスコン50などがスキップ制御手段を 構成している。
【0030】 本実施形態の場合、スキップ制御手段が実際に再生制御とは独立して再生の指 示も行ってスキップ再生を実行しているが、スキップ再生の具体的手順について は各種の変更が可能である。例えば、図2に示す再生制御を実行しつつタイマー 割込などで図4に示すスキップ制御を実行するようにしてもよい。 図2に示す再生制御は再生アドレスカウンタの再生アドレスに基づいて動画を 再生しているため、タイマー割込で起動されるスキップ制御では、適宜、この再 生アドレスを書き換えてスキップ再生を実現する。先ず、ステップS300でス キップキー33が押し下げられているか判断し、押し下げられている場合にはス テップS310にて押し下げられた直後であるか否かを判断する。これは、フラ グなどを利用して判断し、押し下げられた直後である場合にのみステップS32 0にて押下開始時刻をセットするとともに、ステップS330では後の処理で参 照するスキップ開始時刻に現在の時刻をセットしておく。これらはいずれもスキ ップキー33が押下された直後以外は実行しない。
【0031】 次に、ステップS340では現在時刻から上記押下開始時刻を減算して押下時 間を計算し、ステップS350では上述したステップS225〜S255と同じ 判断で押下時間に対応したスキップ幅をセットする。ただし、このスキップ制御 ルーチンは10μ秒というようなタイマ割り込みで起動しているため、スキップ 幅をセットしてもすぐには再生アドレスに反映させない。そして、ステップS3 60にてスキップ開始時刻を経過したか判断し、経過しているときにだけステッ プS370にて再生アドレスカウンタの再生アドレスをスキップ幅分だけ進める 更新処理を実行するとともに、ステップS380にてスキップ開始時刻に1秒後 の時刻をセットする。一方、ステップS360にてスキップ開始時刻を経過して いなければ何も処理を行うことなくスキップ制御処理を終了する。
【0032】 このような処理を行えば、スキップ開始時刻を越えた時点でスキップ幅分だけ 再生アドレスが更新されて、次に更新するタイミングとしてのスキップ開始時刻 を1秒後にセットする。従って、1秒間の再生を実行するたびにスキップ幅分だ け再生アドレスが自動的にジャンプするので、処理としては再生を実行しながら 画面は適宜スキップする。 また、これまでは再生時間を1秒間に固定しているが、スキップ幅と組み合わ せて再生時間を徐々に短くしていくようにしても良い。例えば、1秒間の再生と 60秒のスキップを実行することと、0.5秒間の再生と30秒のスキップを二 回実行することは再生時間として同じであるものの再生される場面は増えること になる。むろん、再生時間が短くなるので分かりにくくなるというデメリットも ある。しかしながら、操作者の感覚の問題であってこのような処理自体は有効で あり、具体的にはステップS350にてスキップ幅を設定するときに再生幅も組 み合わせて設定しておき、ステップS380にて次のスキップ開始時刻を更新す るときにその再生幅分だけを加算すればよい。
【0033】 なお、本実施形態では、スキップ再生をスキップキー33の押し下げによって 指示するようにしているが、かかる押し下げ操作と自己復帰式の回転ダイヤルの 回転操作は基本的に同義であり、同回転ダイヤルが基点に復帰しようとするのに 抗して回転操作するものであっても良い。 次に、上記構成からなる本実施形態の動作について図3に示すスキップ制御の フローチャートを参照しつつ説明する。
【0034】 操作者がビデオCDをCDドライブ20にセットし、再生キー31を押して再 生していたとする。このときに操作者が先の場面に移りたいと思ったら、一旦、 停止キー32を押して再生を停止させ、スキップキー33を押し下げる。この押 し下げはすぐに離すのではなく、見たい場面に到達するまで押し続ける。なお、 一旦停止キー32を押すのは単にプログラムの仕様上の問題であり、図4に示す スキップ制御の場合は再生中にスキップキー33を押し下げることになる。
【0035】 すると、シスコン50は、ステップS200にて操作部30での上記スキップ キー33の押し下げを検知し、ステップS205にて押下開始時刻をセットする 。操作者がスキップキー33を押下した直後は、ステップS210で同スキップ キー33が離されていないと判断し、ステップS215にて再生アドレスカウン タの再生アドレスから1秒間の再生を指示する。 従って、スキップキー33を押し下げたときから動画の再生が開始され、先に 停止させた画面から1秒間の動画を再生する。1秒後、シスコン50はステップ S220にてスキップキー33の押下時間を計算するが、この時点ではまだ1秒 しか経っていない。従って、ステップS225〜S255にて1秒の押下時間に 対してスキップ幅は5秒に設定され、ステップS260にて再生アドレスカウン タの再生アドレスを5秒間分だけ進める。
【0036】 シスコン50ではこの後、上述したステップS210にてスキップキー33が 離されたか判断し、離されていなければステップS215にて次の1秒間の再生 を指示する。このときに再生を開始する再生アドレスはステップS260にて5 秒間分だけ進められているため、1秒の再生後に場面としては5秒分だけ飛んで 再生される。 このスキップ再生が10秒続けられると、場面としては約55秒(10秒の再 生と45秒のスキップの合計)進むが、それでも見たい場面にたどり着かなかっ たとする。この場合、操作者はスキップキー33を押し続けており、ステップS 220で計算する押下時間は10秒を越える。すると、今度はステップS225 〜S255にて10秒の押下時間に対してスキップ幅が10秒に設定される。従 って、場面は10秒分のスキップとなる。従って、次の10秒間には110秒( 10秒の再生と100秒のスキップ)進むことになる。これがさらに10秒経過 すると310秒進むというように徐々に進む場面が加速していく。
【0037】 従って、操作者は後になるほど場面の進み具合が早くなり、じれったいという 感覚が無くなり、満足する。図4に示す場合のスキップ制御でも場面の変化はほ ぼ一致するため、操作者の満足が得られる。 このように、操作部30でのスキップキー33を押し続けると、スキップ間隔 設定手段や再生手段などを兼用するシスコン50は同スキップキー33の押下時 間を検出しつつそれに応じてスキップ幅を変更し、再生手段としてのCDドライ ブ20やデコーダ40に対して動画情報の読み出しとスキップとを繰り返して実 行させて動画をさせるので、再生される場面は押下時間に応じてスキップ幅が変 化し、より操作者を満足させるようなスキップ再生が可能となる。
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる動画再生装置
を備えたビデオCDプレーヤのブロック図である。
を備えたビデオCDプレーヤのブロック図である。
【図2】再生制御を示すフローチャートである。
【図3】スキップ制御を示すフローチャートである。
【図4】変形例にかかるスキップ制御を示すフローチャ
ートである。
ートである。
10…ビデオCDプレーヤ 20…CDドライブ 30…操作部 33…スキップキー 40…デコーダ 50…シスコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 H04N 5/93 Z 5/93
Claims (5)
- 【請求項1】 ランダムアクセス可能な記録媒体にディ
ジタル記録された動画情報に基づいて動画を再生して出
力する再生手段と、 この再生手段にて動画を再生するにあたり所定時間間隔
だけ飛ばしてスキップさせるとともにそのスキップ幅を
変更可能なスキップ制御手段とを具備することを特徴と
する動画再生装置。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の動画再生装置にお
いて、 上記再生手段は、上記記録媒体から読み出す上記動画情
報の記録アドレスである再生アドレスを管理する再生ア
ドレスカウンタを有するとともに、 上記スキップ制御手段は、同再生アドレスの更新値を制
御して動画の再生をスキップさせることを特徴とする動
画再生装置。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
に記載の動画再生装置において、 上記スキップ制御手段は、押し下げ操作可能な押し下げ
キーを備えて当該押し下げキーの押し下げ状態の情報を
出力する操作部と、 この押し下げ状態の情報に基づいて上記押し下げキーが
押し下げ状態にある時間を検出する押下時間検出手段
と、 この押下時間検出手段にて検出された時間が長くなった
ときに上記スキップ幅を長くするように設定するスキッ
プ間隔設定手段とを有することを特徴とする動画再生装
置。 - 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載の動画再生装置において、 上記スキップ制御手段は、上記スキップ幅の最大値を有
することを特徴とする動画再生装置。 - 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
載の動画再生装置において、 上記スキップ制御手段は、上記スキップ幅を長くすると
きに上記再生手段における再生時間を相対的に短くする
ことを特徴とする動画再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003292U JP3042840U (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 動画再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003292U JP3042840U (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 動画再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042840U true JP3042840U (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=43177312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997003292U Expired - Lifetime JP3042840U (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 動画再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042840U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS641379A (en) * | 1987-06-24 | 1989-01-05 | Brother Ind Ltd | Alteration device for reproduced velocity of video disk player |
JPH0851589A (ja) * | 1994-08-08 | 1996-02-20 | Toshiba Emi Ltd | 信号記録再生方法 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP1997003292U patent/JP3042840U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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