JP3042709B2 - 写真プロセスに関する改良 - Google Patents
写真プロセスに関する改良Info
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- JP3042709B2 JP3042709B2 JP3-508457A JP50845791A JP3042709B2 JP 3042709 B2 JP3042709 B2 JP 3042709B2 JP 50845791 A JP50845791 A JP 50845791A JP 3042709 B2 JP3042709 B2 JP 3042709B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、写真キャリアー物質を有するハロゲン化銀
材料を現像剤で処理して画像を現像し、次に増幅浴（am
plification bath）を通すタイプの写真プロセスに関す
る。増幅浴に続いて、写真材料は定着及び洗浄工程を通
る。
材料を現像剤で処理して画像を現像し、次に増幅浴（am
plification bath）を通すタイプの写真プロセスに関す
る。増幅浴に続いて、写真材料は定着及び洗浄工程を通
る。
この種のプロセス中、増幅浴は処理される材料に輸送
されて増幅浴中に運ばれる現像剤を含み、そしてこの現
像剤の存在は蓄積し、増幅浴の寿命を短くする。浴を正
しい強度に保持するために、この現像剤の蓄積を補償す
るために、定期的に補給しなければならない。
されて増幅浴中に運ばれる現像剤を含み、そしてこの現
像剤の存在は蓄積し、増幅浴の寿命を短くする。浴を正
しい強度に保持するために、この現像剤の蓄積を補償す
るために、定期的に補給しなければならない。
現像剤が写真材料に残存し、そして写真プロセスの最
後まで完全に除去されない場合には、得られる最終プリ
ントは色汚染を起こしやすい。これは、ゼラチン又はそ
の担体は、熱及び光への曝露のような或る条件下におい
て写真材料の構成成分と反応する現像剤の更なる作用を
惹き起こして色汚染又は或る色のより深い強度として知
られる効果を与えるからである。かかることは、すべて
の写真プリントは長期間にわたって安定に存続し、合理
的な範囲の温度及び光条件に対して安定に存続すること
が必要であるから、明らかに好ましいことではない。
後まで完全に除去されない場合には、得られる最終プリ
ントは色汚染を起こしやすい。これは、ゼラチン又はそ
の担体は、熱及び光への曝露のような或る条件下におい
て写真材料の構成成分と反応する現像剤の更なる作用を
惹き起こして色汚染又は或る色のより深い強度として知
られる効果を与えるからである。かかることは、すべて
の写真プリントは長期間にわたって安定に存続し、合理
的な範囲の温度及び光条件に対して安定に存続すること
が必要であるから、明らかに好ましいことではない。
本発明の目的は、現像剤の蓄積に伴われる前記問題が
実質的に減じられた増幅浴を使用する前記したような写
真プロセスの改良を提供することにある。
実質的に減じられた増幅浴を使用する前記したような写
真プロセスの改良を提供することにある。
英国特許公開明細書第1,514,517号には、写真材料を
現像剤で処理し、続いて過酸化水素を含むインライン増
幅浴中を通す写真現像プロセスが開示されている。
現像剤で処理し、続いて過酸化水素を含むインライン増
幅浴中を通す写真現像プロセスが開示されている。
本発明は、イオン交換樹脂で増幅浴を処理して浴中に
残留する有効な現像剤の量を実質的に減少せしめること
によって特徴づけられる。
残留する有効な現像剤の量を実質的に減少せしめること
によって特徴づけられる。
前記吸収剤は、好ましはイオン交換樹脂であり、それ
はカチオン、アニオン又は中性のいずれでもよい。或る
場合には、アニオン及びカチオン樹脂の混合物で成功裡
に操作することができる。
はカチオン、アニオン又は中性のいずれでもよい。或る
場合には、アニオン及びカチオン樹脂の混合物で成功裡
に操作することができる。
前記吸収剤は、廃液の処理に用いること及び廃液から
カラー現像剤を除くことが知られている。
カラー現像剤を除くことが知られている。
例えば、米国特許明細書第4,606,827号には、フェニ
レンジアミンカラー現像剤の選択的操作に対する8.0を
超えないpHを有する溶液と一緒にカチオン交換樹脂を用
いて公共下水道への排出水の汚染を防止することが開示
されている。
レンジアミンカラー現像剤の選択的操作に対する8.0を
超えないpHを有する溶液と一緒にカチオン交換樹脂を用
いて公共下水道への排出水の汚染を防止することが開示
されている。
英国特許明細書第2,054,182A号には定着剤を電気分解
してその中に溶解した銀を除去した後、定着剤中の現像
剤の分解生成物を除去するのにイオン交換樹脂を用いる
ことが開示されている。
してその中に溶解した銀を除去した後、定着剤中の現像
剤の分解生成物を除去するのにイオン交換樹脂を用いる
ことが開示されている。
従来技術には、増幅浴を含む写真プロセスの終りにお
いてイオン交換樹脂を使用することは全く示されていな
い。以下の実施例は、増幅浴に使用した場合に、カラー
現像剤を除去するのに使用した場合の種々の吸収物質の
効果を例示する。
いてイオン交換樹脂を使用することは全く示されていな
い。以下の実施例は、増幅浴に使用した場合に、カラー
現像剤を除去するのに使用した場合の種々の吸収物質の
効果を例示する。
実施例 模擬調合増幅浴を、低銀材料と一緒に用いるのに適当
な増幅剤（amplifier）500mlに“RX"現像剤100mlを添加
することによって調整した。配合は以下の通りである。
な増幅剤（amplifier）500mlに“RX"現像剤100mlを添加
することによって調整した。配合は以下の通りである。
現像剤 炭酸カリウム 30.0g 亜硫酸ナトリウム 2.0g EDTA・2Na 0.1g CD3 8.0g 水を加えて １リットル 水酸化カリウム溶液を添加してpHを10.3に調整した。
増幅剤 過酸化水素（100容積） 30ml 水を加えて １リットル 増幅剤／現像剤混合物サンプル50mlを種々の樹脂5gと
10分間攪拌した。定着剤混合物中の残存CD3はHPLCで求
めた。
10分間攪拌した。定着剤混合物中の残存CD3はHPLCで求
めた。
結果は下表に示す。
上記実施例の結果から吸収剤は、すべて、多かれ少な
かれ、増幅浴中の薬剤の量を減じたことは明らかであ
る。各浴の現像剤の性質に依存して適当な薬剤を選定し
なければならないことは明らかである。本例に対して選
定した“RX"現像剤に対しては、現像剤のすべてを除去
するのに完全に成功したのは活性炭及びイオン交換樹脂
の両者を含む５種類の吸収剤である。
かれ、増幅浴中の薬剤の量を減じたことは明らかであ
る。各浴の現像剤の性質に依存して適当な薬剤を選定し
なければならないことは明らかである。本例に対して選
定した“RX"現像剤に対しては、現像剤のすべてを除去
するのに完全に成功したのは活性炭及びイオン交換樹脂
の両者を含む５種類の吸収剤である。
本発明は、増幅欲の寿命を本発明を適用しない場合よ
り非常に長くし、そして必要な補給量を減少せしめるの
で、プロセスの経済性を高める。更に、写真材料中の現
像剤の蓄積によって生ずる色汚染の問題がない。
り非常に長くし、そして必要な補給量を減少せしめるの
で、プロセスの経済性を高める。更に、写真材料中の現
像剤の蓄積によって生ずる色汚染の問題がない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−43538（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−65843（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−11937（ＪＰ，Ａ) 特公 昭58−36332（ＪＰ，Ｂ２) 特公 平２−27656（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03C 7/407 501
Claims (5)
- 【請求項１】写真材料を現像液で処理し、続いて過酸化
水素を含むインライン増幅浴を通す写真現像方法におい
て、イオン交換樹脂で増幅浴を処理して浴中に残留する
利用可能な現像剤の量を減少せしめることを特徴とする
写真現像方法。 - 【請求項２】前記イオン交換樹脂がカチオン交換樹脂で
あることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 - 【請求項３】前記イオン交換樹脂がアニオン交換樹脂で
あることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 - 【請求項４】前記イオン交換樹脂が中性交換樹脂である
ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 - 【請求項５】前記イオン交換樹脂がカチオン及びアニオ
ン樹脂の混合物であることを特徴とする請求の範囲第１
項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB909009678A GB9009678D0 (en) | 1990-04-30 | 1990-04-30 | Improvements relating to a photographic process |
| PCT/EP1991/000845 WO1991017479A1 (en) | 1990-04-30 | 1991-05-01 | Improvements relating to a photographic process |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06507250A JPH06507250A (ja) | 1994-08-11 |
| JP3042709B2 true JP3042709B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=
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