JP3042319U - シガー用ガスライター - Google Patents

シガー用ガスライター

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JP3042319U
JP3042319U JP1997002669U JP266997U JP3042319U JP 3042319 U JP3042319 U JP 3042319U JP 1997002669 U JP1997002669 U JP 1997002669U JP 266997 U JP266997 U JP 266997U JP 3042319 U JP3042319 U JP 3042319U
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JP
Japan
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flame
nozzle
gas
nozzle member
cigar
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Application number
JP1997002669U
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English (en)
Inventor
鈴木鏡一
Original Assignee
甲賀プレス工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノズル部材を採用して単一の大径の火
焔を発生させる場合における液化ガスの分配を、ノズル
部材にガス拡散筒を採用して均等に行えるようにして、
単一の火焔の形状を整ったものとなす。 【解決手段】 上面の少なくとも三方にノズル部材11
を備えた上部部材12と、ガス通路を有する継手管13
を下面中央に備えた下部部材14とにより、内部に液化
ガスの分配室15を形成したバーナー本体1を形成す
る。バーナー本体1をライターケースの火口部内にノズ
ル部材11と共に収容する。ノズル部材11は上部部材
に貫設してた管体と、その内部に下部を嵌合してノズル
部材11ごとに生ずる火焔を単一の太い火焔となす上方
に突出した金属コイルによるガス拡散筒17との結合体
からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、複数のノズル部材により単一の太い火焔を発生させてシガー(葉 巻)の着火を容易となすシガー用ガスライターに関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
通常に使用されているガスライターによりシガーの着火を行うと、着火は片側 のみとなる場合が多い。これはシガレット(紙巻たばこ)よりもシガーの方が太 巻で、単一のノズルにより生ずる火焔の太さでは、一度に火焔が回りきらないこ とによる。またそのままで喫煙するとシガーの片側だけが燃えてゆくという不都 合も生ずる。
【0003】 そこで太巻のシガーの着火用ガスライターとして、環状ノズルにより太い火焔 を発生せることが行われている。環状ノズルは混合ガスを燃焼筒内で完全燃焼す る内燃式の燃焼口の周囲に設けたスリットからなり、その環状ノズルから外部に 噴出した液化ガスを、先に点火燃焼して生じた内燃の完全燃焼焔により二次的に 点火燃焼して、環状ノズルを包囲する大径の火焔を発生させる、というものであ る。
【0004】 このようなシガー用ガスライターでは、大径の火焔によって太巻のシガーでも 片寄りなく点火燃焼が行えるが、火焔が混合ガスの完全燃焼焔との複合によるこ とから著しく高温であり、このためシガーに含ませた独特なフレーバーが失われ て、喫煙の始めは味気ないものとなる。
【0005】 この解決手段として、通常のガスライターによる赤黄色の火焔のみにより、太 巻のシガーの着火に適した太い火焔を複数のノズルの採用により発生させること が試みられている。これは複数のノズル口を三方に等間隔に穿設したノズル部材 を採用し、それらのノズル口に液化ガスを分流させて同時に点火燃焼させ、各ノ ズル口から立ち上がる複数の火焔を互いに干渉させて1つの大径の赤黄色の火焔 となす、というものである。
【0006】 この複数の火焔の相互干渉による単一の太い火焔の温度は、シガーに含まれた フレーバーを失わせるほど高くはないので、喫煙の始めの味気なさを解消するこ とがができるが、各ノズル口の間隔や口径によつて液化ガスの分配量に差が生じ 易く、均等な液化ガスの分配が行われないと、ノズル口ごとの流出量の差から太 い火焔に欠損部分や偏平化などの変形が生じて、形状の整った単一の火焔が形成 されない、という難点を有する。
【0007】 この考案は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その 目的は、複数のノズル部材を採用して単一の太い火焔を発生させるものであって も、各ノズル部材への液化ガスの分配が均等に行え、またノズル部材ごとの火焔 も太く生じて相互に干渉し易く、太くて形状の整った単一の火焔を容易に形成し 得る新たなシガー用ガスライターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの考案は、上面の少なくとも三方にノズル部材を備えた上部 部材と、ガス通路を有する継手管を下面中央に備えた下部部材との嵌合により内 部に液化ガスの分配室を形成した盤体によりバーナー本体を形成し、そのバーナ ー本体をライターケースの火口部の内部にノズル部材と共に収容してなり、かつ ノズル部材は上部部材に貫設して互いに並行に縦に設けられた管体と、その内部 に下部を嵌合してノズル部材ごとに生ずる火焔を単一の太い火焔となす上方に突 出した金属コイルによるガス拡散筒との結合体からなる、というものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
図中1はバーナー本体で、ライターケース2の上部の火口部3内に片寄せて設 けてある。4は圧電気発生装置で火口部3の反対側のライターケース内に縦に収 容されており、その下端はケース下部内の燃料タンク(図は省略)の上に設置さ れている。
【0010】 5は縦長の電極支持部材で、上記燃料タンクの上面中央に設立した支柱6の上 端部に止着してある、またその下側の支柱側面にはケース開口部の枠縁材7の支 持片7aと、ケース開口部を開閉する操作子兼用のキャップ8の脚片8aとが支 軸9をもって軸承してある。なお脚片8aは支軸9に回動自在に軸承されて後縁 の突部8bを上記圧電気発生装置4の作動部材4aの上面に当接している。
【0011】 上記バーナー本体1は、上面の三方に3本のノズル部材11,11を備え、下 面中央部に円錐形の分流突起を突設した上部部材12と、ガス通路を有する継手 管13を下面中央に備えた下部部材14とを互いに周辺部を気密に嵌合して、内 部に液化ガスの分配室15を形成した円形盤体からなり、その外周を上記枠縁材 7の内側に一体形成した環状ホルダー16に嵌合して、火口部3の内部にノズル 部材11,11と共に収容してある。
【0012】 各ノズル部材11は、フランジにより下部と上部とに区画された管体と、その 内部に下部を嵌合して上方に突出した金属コイルによるガス拡散筒17との結合 体からなり、それらノズル部材11,11は、上部部材12の面内の三方に等間 隔にて、管体下部の開口が上記分配室15に臨むまで上部部材12に貫設して互 いに並行に縦に設けられている。
【0013】 このようなバーナー本体1では、継手管13と、図は省略したがケース下部内 の燃料タンクのバルブとを連絡する可撓性のパイプ18により、燃料タンクから 上記継手管13の通路を経て分配室15に液化ガスが流入する。この液化ガスは 分配室15にて三方のノズル部材11,11に同時に流入してガス拡散筒17か ら流出する。この流出はガス拡散筒17が金属コイルにより形成されているので 、管体のみによる場合と異なって側部からも流出して拡散するようになる。この ためノズル部材11ごとの火焔も通常の場合と異なって太目に形成されるように なり、その分だけ互いに干渉して単一の火焔20となり易い。
【0014】 また流出ガスの点火燃焼は、上記電極支持部材5からバーナー本体1側に突出 した放電電極19に近いノズル部分11のガス拡散筒17が電極となるので、圧 電気発生装置4の作動時にその間に放電火花が発生し、これにより通常のガスラ イターの場合と同様に行うことができる。また3本のノズル部材11,11から 同時に流出した液化ガスは、ガス拡散筒17による拡散によって、直ちに火口部 3をガス雰囲気となすと同時に空気との混合を促進するので、ノズル部材11ご とに独立した火焔を形成する間もなく単一の太い火焔20が形成される。
【0015】 また金属コイルによるガス拡散筒17では、その内部の流路が凹凸面により形 成され、さらに螺旋状の間隙により液化ガスの流出方向が他方向となるなどのこ とから、管体による流路に比べて流動抵抗が大きく、このため管体のみによる場 合や穿孔による場合よりも三方のノズル部材11,11に対する液化ガスの分配 が均等化して、分配量の差から生じがちな火焔の偏平化や部分欠損などの変形が 起こらず、何れの方向から看ても同じ太さでゆったりした感じの単一の火焔を形 成する。
【0016】 この結果、太巻のシガーでも片寄りなく着火が行え、また火焔は燃焼温度が低 い赤黄色の火焔であるから、着火時にシガー先端部のフレーバーが失われること もなく、着火時からシガーを美味しく喫煙することができる。
【0017】 なお、上記実施形態では、点火燃焼手段として放電火花を採用しているが、使 い捨てライターが備える発火石と発火輪とによる点火手段により点火燃焼するこ ともできるので、この考案のシガー用ガスライターは、圧電式のものに限定され るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係わるシガー用ガスライターの点
火燃焼時の要部縦断正面図である。
【図2】 同上の平面図である。
【符号の説明】 1 バーナー本体 2 ライターケース 3 火口部 4 圧電気発生装置 5 電極支持部材 7 開口部の枠縁材 8 キャップ 11 ノズル部材 12 上部部材 13 継手管 14 下部部材 15 分配室 16 環状のホルダー 17 ガス拡散筒 18 パイプ 19 放電電極 20 単一の太い火焔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面の少なくとも三方にノズル部材を備
    えた上部部材と、ガス通路を有する継手管を下面中央に
    備えた下部部材との嵌合により内部に液化ガスの分配室
    を形成した盤体によりバーナー本体を形成し、そのバー
    ナー本体をライターケースの火口部の内部にノズル部材
    と共に収容してなり、かつノズル部材は上部部材に貫設
    して互いに並行に縦に設けられた管体と、その内部に下
    部を嵌合してノズル部材ごとに生ずる火焔を単一の太い
    火焔となす上方に突出した金属コイルによるガス拡散筒
    との結合体からなることを特徴とするシガー用ガスライ
    ター。
JP1997002669U 1997-04-09 1997-04-09 シガー用ガスライター Expired - Lifetime JP3042319U (ja)

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