JP3042241U

JP3042241U - ラジオ付き携帯型電話器

Info

Publication number: JP3042241U
Application number: JP1997001286U
Authority: JP
Inventors: 敬章山岡
Original assignee: 敬章山岡
Priority date: 1997-03-04
Filing date: 1997-03-04
Publication date: 1997-10-14
Anticipated expiration: 2003-03-04

Abstract

(57)【要約】【課題】小型で、電話機能と情報収集機能を併せ持つ
ラジオ付き携帯型電話器を提供。【解決手段】携帯電話部３とラジオ受信部４を備え、
ラジオとして使用する時は、アンテナ１からの電波をラ
ジオ受信部４で受信して、音声出力部６のイヤホーンよ
り出力する。ラジオ受信中に電話の呼があると、携帯電
話部３より、その呼音を音声出力部６のイヤホーンを介
して出力される。使用者がキーボタン部２の通話ボタン
を押すと、ラジオ受信部４よりの出力が禁止され、相手
方の通話に入る。非常時の文字放送の文字が表示部５に
表示される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案はラジオ付き携帯型電話器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯用として、それぞれ専用の電話器、専用のラジオがあるが、電話機能とラジオ受信機能を備えた携帯型の電子機器は存在していない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の携帯型電話器は、ラジオの機能を備えていない。それゆえ臨時の時に情報を入手する必要のある場合、不便である。また、ラジオの場合は使用していないときはかさばるだけである。さりとて、両方の機器を所持するとなると、いかに小型といえ、携帯には得策ではない。また、従来の携帯電話器の音声出力はスピーカであったため、周囲に迷惑がかかるという問題がある。

【０００４】この考案は上記問題点に着目してなされたものであって、それほどかさばらずに、電話機能と臨時の情報収集機能を併せ持ち、しかも通話の呼等については周囲に迷惑のかからない、また他人と自己への呼の識別が可能なラジオ付き携帯型電話器を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案のラジオ付き携帯型電話器は、電話器本体内にラジオを内蔵している。このラジオ付き携帯型電話器では、ラジオを内蔵しているので、必要時にラジオ放送を受信し、また必要に応じ、電話器として働かせることができる。

【０００６】また、通常はラジオ放送を受信しており、呼があれば電話機能を働かせてもよい。また、通常は、電話の呼待ち状態としておき、必要時にラジオ放送を受信することも可能である。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、実施の形態により、この考案をさらに詳細に説明する。図１は、この考案の一実施形態ラジオ付き携帯型電話器の概略構成を示すブロック図である。この実施形態ラジオ付き携帯型電話器は、アンテナ１と、キーボタン部２と、携帯型電話部３と、ラジオ受信部４と、表示部５と、音声出力部６と、音声入力部７とを備えている。

【０００８】アンテナ１は、現在市販の携帯型電話器に使用されているものと同様のものであり、電話の受信用、送信用及びラジオの受信用に使用される。キーボタン部２は電話の相手方の電話番号入力用の数字ボタン等を備えており、従来の携帯型電話器と同様の入力の他に、電話とラジオの切替用のボタンを備えており、数字ボタンはラジオの受信周波数の入力用としても使用される。ラジオの受信周波数はダイヤル式とし、選局周波数を表示部５に表示するようにしてもよい。

【０００９】携帯型電話部３は、従来の携帯電話としての機能を果たす部分であり、ラジオ受信部４は従来のラジオの機能を果たす部分である。表示部５は、携帯電話における相手方の電話番号やメッセージを表示し、ラジオ受信に関する局周波数や情報文字を表示する。また、ＦＭラジオの文字放送に対応し、文字も表示し、見えるラジオとなる。音声出力部６はアンプ部とイヤホーンジャックと、イヤホーン及びスピーカからなるものであり、ラジオの音声出力や、電話呼のベル音、通話音声等が出力される。音声入力部７は、マイクロホンであり、電話通話の音声が入力される。イヤホーンに代えてヘッドホンを用いても良い。

【００１０】この実施形態ラジオ付き携帯型電話器において、携帯電話として使用する場合には、電話／ラジオ切替ボタンを操作して「電話」に投入し、後は通常の電話と同様にキーボタン部２を操作して相手方を呼び出し、通話を行う。相手からの呼を待つ場合には、イヤホーンを耳に入れたまま待機しても良いし、スピーカからのベル音を聞いても良い。

【００１１】ラジオを聞きたい場合は、イヤホーンを耳につけ、電話／ラジオ切替ボタンをラジオに切替える。キーボタン部２から聞きたい局の周波数を入力するか、あるいはダイヤルを回して選局することにより、希望のラジオ放送を聞くことができる。なお、ラジオを聞いている時に、外部から携帯電話に呼があると、その呼び出し音が携帯電話部３を介して音声出力部６に出力され、イヤホーンで聞くことができる。この場合、使用者はラジオから携帯電話に切替えても良いし、あるいは“呼”があると、携帯電話部３は通話中、ラジオ受信部４よりの出力を禁止するようにしても良い。

【００１２】この実施形態ラジオ付き携帯型電話器によれば、必要に応じ、電話通話が可能であり、またラジオを聞くこともできる。また、ラジオを聞いている時、あるいは携帯電話として待機中の時に“呼”があると、イヤホーンで耳に伝えるので、周囲にベル音が迷惑になるという不具合が回避される。また、列車や電車で移動中に、自分と他人のいずれへの呼であるかを識別できる。

【００１３】また、他の実施形態として、電源を入れると通常はラジオとして動作し、相手から“呼”があると、あるいは使用者が通話ボタンを押すと、携帯電話として機能するようにしても良い。

【００１４】

【考案の効果】

実用新案登録請求の範囲の請求項１に係る考案によれば、電話本体内にラジオを内蔵しているので、携帯電話器と同様の大きさでラジオ受信と電話通話のいずれでも自由に使用することができる。また、請求項２に係る考案によれば、ラジオと電話器を切替える切替手段を有するので、いずれか一方の機能を確実に選択することができる。

【００１５】また、請求項３に係る考案によれば、イヤホーンあるいはヘッドホンを備え、ラジオ受信中等に呼があれば、このイヤホーンあるいはヘッドホンを通じてこの呼を耳にするので、周囲に対し呼音で迷惑をかけることを回避できる。その上、自分への呼か、他人への呼か識別できる。また、請求項４に係る考案によれば、携帯型電話用とラジオ用の表示部及び音声出力部を兼用するものであるから、ラジオ付き携帯型電話器を小型・安価に実現できる。また、非常時に文字放送を受信できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態ラジオ付き携帯型電話器
の概略構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１アンテナ２キーボタン部３携帯電話部４ラジオ受信部５表示部６音声出力部７音声入力部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｑ 7/38 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｔ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電話器本体内にラジオを内蔵したことを特
徴とするラジオ付き携帯型電話器。
【請求項２】電話通信とラジオ受信をいずれかに切替選
択する手段を備えた請求項１記載のラジオ付き携帯型電
話器。
【請求項３】音声出力手段としてイヤホーンあるいはヘ
ッドホンを備え、常時はラジオを受信しており、電話の
呼があると、前記イヤホーンあるいはヘッドホンを介し
て呼が出力されるものである請求項１記載のラジオ付き
携帯型電話器。
【請求項４】電話器用とラジオ用とを兼用する表示部及
び音声出力部を有するものである請求項１又は請求項２
記載のラジオ付き携帯型電話器。