JP3041872U - 液垂れ防止器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は簡単且つ効率的に、灯油等の液体をポ
ンプで詰替える時に発生する液垂れを防止する事が出来
る。 【構成】バルブボディー（７）にマグネット（２）を設
け、これにバルブソケット（６）を取付け、次にマグネ
ットフィルム（４）あるいは砂鉄（３）を、内部に付け
て封じたストップボール（１）を、バルブボディー
（７）の中で自由に動くように設けて、これが飛び出さ
ないように、ストッパー（５）を装着する事を特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は灯油等の液体を移し替える時に使用する、ポンプに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来、各家庭では灯油等の液体ポリタンクからストーブ等についているカート リッジタンクへ、移し替えるのに簡易ポンプを使っている。また工業用、業務用 も同じような方法でポンプを利用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 従来の方法では、作業を終わってポンプを引き上げる際に、吐出口より灯油等 の液体が漏れてしまう、いくら注意して取り扱っても、ポンプ内部のジャバラ部 分や溝に溜まっているものが、流れ出て来て、周囲を汚してしまう。 本考案は、これらの問題点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

バルブボディー（７）にマグネット（２）を取り付けて、バルブソケット（６） を設ける。さらにバルブボディー（７）の中に、ストップボール（１）を自由に 動けるように設ける、このストップボール（１）の内部にはマグネットフィルム （４）もしくは、砂鉄（３）を付着させて封じて設けてある。さらにバルブボデ ィー（７）の下部にストッパー（５）を装着する。 本考案は、以上のような構成よりなる液垂れ防止器である。

【０００５】

【作用】

使用方法は、本考案のバルブソケット（６）の部分を市販の灯油ポンプ等の吐 出口の先端に差し込むだけで良い、取り扱いは従来通り。

【０００６】

【実施例】

バルブボディー（７）にマグネット（２）を挿入して封じて固定し、そこにバ ルブソケット（６）を設けて一体にする。さらにマグネットフィルム（４）もし くは砂鉄（３）を内部につけて封じた、ストップボール（１）を用意してバルブ ボディー（７）の中に、自由に動くようにいれて設ける。そして最後にこのスト ップボール（１）が飛び出さない為に、ストッパー（５）を装着する。 本考案は、以上のような構造であるので、これを使用するときは、灯油ポンプ 等のホースの吐出口先端部分に、バルブソケット（６）から図３のごとく、差し 込んで固定する。そしてこの状態で灯油等のポリタンクから、灯油等の液体をポ ンプを使って、別タンクに移し替える作業に入る。ポンプを動かすと、灯油など の液体が、吐出口先端のバルブボディー（７）に適度の流量で流れて侵入し、磁 石の力で、吸着してバルブを閉じていた、ストップボール（１）がポンプの力に 負けて、ストッパー（５）迄押されて、バルブを開き、別タンクに吐出される。 次に別タンクが一杯になり、ポンプを止めてやると、液面の浮力が働いて、スト ップボール（１）内のマグネットフイルム（４）あるいは砂鉄（３）が、マグネ ット（２）に引き寄せられて、瞬時にストップボール（１）が吸着、バルブを閉 じ、ポンプ内ホース等に溜まっている灯油等、液体を完全に止める事が出来る。

【０００７】

【考案の効果】

灯油およびその他の液体に於いても、液垂れが無くなり、床その他を汚す事が 無くなり、匂いや液漏れの危険性等がなくなった。 構造や原理など簡単な為、量産が可能であり、また使用者に於いても、扱いが 楽なので、普及が見込まれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面断面図である。

【図２】本考案の下面図である。

【図３】本考案の取付使用図である。

【符号の説明】

１ストップボール ２マグネット ３砂鉄 ４マグネットフィルム ５ストッパー ６バルブソケット ７バルブボディー ８液体の流れ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バルブボディー（７）にマグネット
   （２）とバルブソケット（６）を設けて、さらにマグネ
   ットフィルム（４）あるいは砂鉄（３）を内部に止めて
   封じたストップボール（１）を、バルブボディー（７）
   の中で、自由に動けるように設けて、ストッパー（５）
   を装着してなる液垂れ防止器。