JP3041591B2 - 連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更方法及びその装置 - Google Patents

連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更方法及びその装置

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JP3041591B2
JP3041591B2 JP8360069A JP36006996A JP3041591B2 JP 3041591 B2 JP3041591 B2 JP 3041591B2 JP 8360069 A JP8360069 A JP 8360069A JP 36006996 A JP36006996 A JP 36006996A JP 3041591 B2 JP3041591 B2 JP 3041591B2
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roll
stopper
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slab
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宗人 水野
孝志 浅里
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続鋳造用鋳片支持
案内ロールの間隔変更方法及びその装置に関するもの
で、特に鋳造中にロール間隔を変更することができる連
続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造中にロール間隔を変更するも
のとして、特公平4−56707号公報が知られてい
る。この従来例は、図8に示すように、下フレーム3に
固定されたコラム(ロッドともいう)5の上端部を、上
フレーム1に固定されたサーボ油圧シリンダ15Sのピ
ストンロッドに連結している。そして、電気・油圧信号
による司令に基づいてサーボ油圧シリンダを作動して所
定のロール間隔に位置決めしているが、サーボ油圧シリ
ンダによる位置決めで上フレーム1を固定しているので
鋳片からの圧力変動を受けて間隔変動を起こしやすい欠
点がある。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、鋳造中にロール間隔を容易に変更することができ
ると共に変更前、後のロールの位置を正確に維持するこ
とができる連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更方
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の連続鋳造用鋳片
支持案内ロールの間隔変更方法は、ロールを回転自在に
支持した可動フレームと固定フレームを互いに対向して
設けると共に、固定フレームの四隅部には、ロール対向
方向に所定の間隔をあけて外側ストッパーと内側ストッ
パーを設け、外側ストッパーと内側ストッパーとの間で
前記可動フレームを、鋳片引抜き方向に沿う縦ガイド面
に案内させて移動させ、内側ストッパー或いは、外側ス
トッパーに当接させて選択的に2種類のロール間隔を得
るようにしたことを特徴とする。又、本発明の連続鋳造
用鋳片支持案内ロールの間隔変更装置は、ロールを回転
自在に支持した可動フレームと固定フレームを互いに対
向して設けると共に、固定フレームの四隅部には、ロー
ル対向方向に所定の間隔をあけて外側ストッパーと内側
ストッパーを設け、可動フレームが外側ストッパーと内
側ストッパーの間で案内されて移動するように鋳片引抜
き方向に沿う縦ガイド面を有するガイド部材の各ガイド
体を可動・固定フレームのそれぞれに設け、可動フレー
ムを作動するアクチュエータを設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、図1乃至図7に基づき、本
発明にかかる連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更
方法及びその装置を説明する。1は可動フレームとなる
上フレームで、下面側に上ロール2を軸受を介して回転
自在に支持している。3は固定フレームとなる下フレー
ムで、上フレーム1に対向して上面側に下ロール4を軸
受を介して回転自在に支持している。5は、前記上・下
フレーム1、3の四隅に設けられたロッドで、各ロッド
5の下端部は下フレーム3に固定され、上端部は上フレ
ーム1の貫通穴6を突き抜けて上フレーム1上に延出さ
れ、その大径部5Aに載置した外側の上ストッパー7
(外側ストッパー)をコッター8により固定している。
【0006】上フレーム1上には、上ストッパー7に接
当する上ライナ−9をボルト9′で固定している。そし
て、上フレーム1の下面には、前記ロッド5を囲んで断
面コの字状のガイド体10がその開口側を向き合わせて
取付けられている。このガイド体10の開口側における
上下方向中央部分に継ぎ板10′を設けている。下フレ
ーム3上には前記ガイド体10の外側面と対向する面を
鋳片引抜き方向に沿う縦ガイド面Xとしたガイド体11
が突設されている。このガイド体10、11で1組のガ
イド部材Gとなっている。そして、このガイド体11の
上面に上フレーム1の下フレーム3側(内側)への位置
を規定する下ストッパー12(内側ストッパー)が形成
され、この下ストッパー12に接当するリング状の下ラ
イナー13が上フレーム1に形成されている。
【0007】そして、下フレーム3側の前記上ストッパ
ー7の下面と下ストッパー12の上面との間の寸法
「H」に対し、上フレーム1側の上ライナー9の上面と
下ライナー13の下面との間の寸法「h」を小さくして
いる。即ち、上フレーム1の昇降限の位置は上フレーム
1を上昇して上ライナ−9が上ストッパー7に当たった
位置に、又、上フレーム1を下降して下ライナー13が
下ストッパー12に当たった位置としている。そして、
上フレーム1は、上・下ストッパー7、12の間で鋳片
引抜き方向に沿う縦ガイド面に案内されて移動するよう
にしている。
【0008】15は位置検出機能付きの油圧シリンダ
(アクチュエータ)であって、本体フレーム15′が下
フレーム3にブラケット16を介して取り付けられ、ピ
ストンロッド15”が上フレーム1のブラケット17に
連結されており、前記ロッド5に対応して上・下フレー
ム1、3の四隅に配置されている。
【0009】鋳造中におけるロール間隔の変更は次の要
領で行なう。鋳込み操業前に、拡げられたロール間隔と
しておく。ロール間隔を拡げるには、油圧シリンダ15
を伸張作動させる。上フレーム1が上昇し、上フレーム
1上の上ライナー9がロッド5上端の上ストッパー7に
当たった位置で、油圧シリンダ15の伸張作動が停止さ
れる。鋳造中にロール間隔を狭めるには、油圧シリンダ
15を縮小作動させる。このとき、鋳片引抜き方向の入
側と出側において、入側の油圧シリンダ15A、15
A′に対し出側の油圧シリンダ15B、15B′の縮小
速度を早くするようにコントロールする。上フレーム1
が降下し、上フレーム1側の下ライナー13が下ストッ
パー12に当たった位置で、油圧シリンダ15の縮小作
動が停止される。狭められたロール間隔を鋳造中に拡げ
るには、油圧シリンダ15を伸張作動させる。このと
き、鋳片引抜き方向の入側と出側において、出側の油圧
シリンダ15B、15B′に対し、入側の油圧シリンダ
15A、15A′の伸張速度を早くするようにコントロ
ールする。上フレーム1が上昇し、上フレーム1上の上
ライナー9が下フレーム3の上ストッパー7に当たった
位置で、油圧シリンダ15の伸張作動が停止される。
【0010】上フレーム1は昇降中、各ガイド部材Gの
それぞれの鋳片引抜き方向に沿う縦ガイド面Xによって
上フレーム1が鋳片幅方向に傾かないように案内されて
おり、鋳片の内圧がロール長手方向に偏って上・下ロー
ル2、4に受けることがあっても、上フレーム1の変位
を阻止できる。しかも、拡げられたロール間隔での上ロ
ール2の位置を、上ライナー9を介して上フレーム1を
上ストッパー7に押し付けて決定し、又、狭められたロ
ール間隔での上ロール2の位置を、下ライナー13を介
して上フレーム1を下ストッパー12に引き付けて決定
しているので変更前も変更後も上ロール2の位置を正確
に維持することができる。
【0011】鋳片引抜き方向の入側と出側において、入
側の油圧シリンダ15A,l5A′に対し出側の油圧シ
リンダ15B,15B′の縮小速度を早くするようにコ
ントロールすると、上・下ロール2、4間を移送中の鋳
片Cに対し未凝固層の圧下操作が図れる。ロール間隔の
微調整は、鋳込み操業前に、上ライナー9のシム9A、
9Bの厚みを調整することで可能であり、又、下ライナ
ー部のシム13A、13Bの厚みを調整するか、下スト
ッパー部のシムの厚みを調整するかのいずれか一方又は
両方の調整によって可能である。
【0012】尚、上記の実施例では、アクチュエータ1
5は位置検出機能付の油圧シリンダを例示したが、位置
検出機能付のモートルシリンダ等であってもよい。
【0013】又、前記の実施例では鋳片引抜き方向に沿
う縦ガイド面を有するガイド部材Gを、上フレーム1に
設けたガイド体10と下フレーム3に設けたガイド体1
1とで構成しているが、図7に示すように、下フレーム
3に設けた平板状ガイド体20と該平板状ガイド体20
を嵌入する断面コの字状ガイド体21とで構成してもよ
い。この場合、縦ガイド面は一組のガイド部材Gにつき
二面になるので一層低い面圧での案内が可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、鋳造中にロール間隔を
容易に変更することができ、変更前も変更後もロールの
位置を正確に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続鋳造用鋳片支持案内装置の部
分正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う平断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う部分切り欠き側面図であ
る。
【図4】要部の拡大断面図である。
【図5】上フレームを上昇させた状態を示す説明図であ
る。
【図6】上フレームを下降させて、上フレームの上ライ
ナーと下フレームの上ストッパーとの間に隙間tができ
た状態を示す説明図である。
【図7】本発明の変形例を示す平面図である。
【図8】従来の装置の正面図である。
【符号の説明】
1 上フレーム(可動フレーム) 2 上ロール 3 下フレーム(固定フレーム) 4 下ロール 7 上ストッパー(外側ストッパー) 9 上ライナー 10 ガイド体 11 ガイド体 G ガイド部材 12 下ストッパー(内側ストッパー) 13 下ライナー 15 油圧シリンダ(アクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−85405(JP,A) 特開 平8−206802(JP,A) 特開 昭52−53726(JP,A) 特開 昭52−43728(JP,A) 実開 平4−64451(JP,U) 実開 昭58−137555(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/128 310

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールを回転自在に支持した可動フレー
    ムと固定フレームを互いに対向して設けると共に、固定
    フレームの四隅部には、ロール対向方向に所定の間隔を
    あけて外側ストッパーと内側ストッパーを設け、外側ス
    トッパーと内側ストッパーとの間で前記可動フレーム
    を、鋳片引抜き方向に沿う縦ガイド面に案内させて移動
    させ、内側ストッパー或いは、外側ストッパーに当接さ
    せて選択的に2種類のロール間隔を得るようにしたこと
    を特徴とする連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更
    方法。
  2. 【請求項2】 ロールを回転自在に支持した可動フレー
    ムと固定フレームを互いに対向して設けると共に、固定
    フレームの四隅部には、ロール対向方向に所定の間隔を
    あけて外側ストッパーと内側ストッパーを設け、可動フ
    レームが外側ストッパーと内側ストッパーの間で案内さ
    れて移動するように鋳片引抜き方向に沿う縦ガイド面を
    有するガイド部材の各ガイド体を可動・固定フレームの
    それぞれに設け、可動フレームを作動するアクチュエー
    タを設けたことを特徴とする連続鋳造用鋳片支持案内ロ
    ールの間隔変更装置。
  3. 【請求項3】 ガイド部材は、平板状ガイド体と該平板
    状ガイド体が嵌入する断面コの字状ガイド体とで構成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の連続鋳造用鋳
    片支持案内ロールの間隔変更装置。
JP8360069A 1996-12-19 1996-12-19 連続鋳造用鋳片支持案内ロールの間隔変更方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3041591B2 (ja)

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JP5047054B2 (ja) * 2008-05-15 2012-10-10 新日鉄エンジニアリング株式会社 連続鋳造用ガイドロールセグメント
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