JPH0790341B2 - 連続鋳造用ロ−ラ−ガイド - Google Patents

連続鋳造用ロ−ラ−ガイド

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JPH0790341B2
JPH0790341B2 JP62164821A JP16482187A JPH0790341B2 JP H0790341 B2 JPH0790341 B2 JP H0790341B2 JP 62164821 A JP62164821 A JP 62164821A JP 16482187 A JP16482187 A JP 16482187A JP H0790341 B2 JPH0790341 B2 JP H0790341B2
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roller
housing
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frame
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勝彦 山田
義明 青木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、通常の鋼の連続鋳造において、スプレイ冷却
帯の下方より鋳片液芯が完全に凝固するまでの部位にお
いて、鋳片を案内する連続鋳造用ローラーガイドの構造
に関するものである。
[従来の技術と問題点] 第2図(イ)、(ロ)に示すようなローラーガイドユニ
ットが上記のような連続鋳造の部位において多段に設置
される。
(イ)図は、各固定式ローラーガイドユニットを示し、
20は鋳片を厚み断面で示し、21は支持体22に対向して支
持されたローラーを示す。ローラー21の幅は鋳片20の幅
より大きいことはいうまでもない。
この構成のものは最も簡便で、鋳片20及びダミーバーの
案内には何ら問題はないが、鋳片20とローラー21の間に
地金などの異物をかみこむと鋳片20に圧入されるか、引
抜きを拘束、またはローラー21を圧下反力によって破損
してしまう。
第2図(ロ)は、各油圧式圧下力調節自在ローラーガイ
ドユニットの概略を示す。図示のように、一方のローラ
ー21は第1図に示すものと同様に、一定位置に固定され
るが、他方の位置に固定されるローラー21′は油圧シリ
ンダ23を支持体24に固定し、この支持体24に摺動自在に
嵌めたローラー21′のハウジング25を油圧シリンダ23の
ピストンロッド26と連結したものである。
この油圧式圧下力調節自在ローラーガイドユニットによ
れば、(イ)図の固定式ローラーガイドで生じる前記問
題を解消することができる。しかし、このローラーガイ
ドユニットでは油圧の調節等を含め設備が大きく、複雑
となり、設備費、運転費で不利となる。例えば、ローラ
ーの着脱、圧力調節の変更などで作業性はよくない。
[発明の構成] 本発明は、上述のような油圧式圧下力調節自在ローラー
ガイドの弱点を克服する目的でなされたもので、設備費
は易く、且つ構成単純で、メンテナンスも簡単にできる
連続鋳造用ローラーガイドを提供するものである。
本発明のローラーガイドユニットは、端的には、相対す
るローラーの一方は調節自在に所定位置に固定され、他
方のローラーは鋳片圧下方向にばねの調節自在の反発力
を介して調節自在な所定の位置に押しつけ保持したもの
である。
以下、第1図(イ)、(ロ)に示す実施例により本発明
を説明する。(イ)図は正面図、(ロ)図は上面図を示
す。
図において、2はローラーガイドユニットのフレームを
示す。フレーム2は両ローラー4,4′の端部において軸
5を受けるための1対のハウジング保持部材14とこれら
保持部材14の間隔を一定にとり、両保持部材14を一体に
固定する補強部材3よりなる。
上下方向において、対向する補強部材3の内側端部間に
は、鋳造片1が十分通過でき間隔がとられる。
1対のハウジング保持部材14はその中央に支柱7を有
し、ハウジング保持部材14はこの支柱7を中心として左
右対称に窓16,16′が形成されており、この窓16,16′の
上下面に設けた摺動部8にハウジング13,13′が摺動自
在に嵌め込まれる。ローラー4,4′にそれぞれ対応する
ハウジングに設けたベアリング軸受6に、ローラー4,
4′の端部の軸5が軸支される。
鋳片1が通過する方向と直交する方向において、ローラ
ーの圧下方向でハウジング保持部材14の中央支柱7に貫
通孔15があけられ、この貫通孔15にローラーギャップ調
節用の位置調節ボルト10が、左右よりそれぞれねじ込ま
れる。これはハウジング13,13′のストッパーの役目を
果すもので、他のテーパー、キーのような構成のもので
もよい。両ハウジング13,13′が対向する内側面は前記
ボルト10の頭とそれぞれ向い合う。
ローラー4についての両側ハウジング13に対して、それ
ぞれ位置調節ボルト10を同様に調節し、貫通孔15と同一
直線上で、ハウジング保持部材14の外側にあけた孔に押
し込みボルト9をねじ込んで、位置調節ボルト10の頭と
押し込みボルト9の先端との間でハウジング13を固定す
る。
他方、ローラー4′についての両側ハウジング13′に対
して、それぞれ位置調節ボルト10を同様に調節し、貫通
孔15と同一直線上で、ハウジング保持部材14の外側にあ
けた孔に押し込みボルト11をねじ込み、その押し込み機
構の一つとして突出したボルト11とハウジング13′の外
側面との間にばね12を介在させて、常時圧下の状態でロ
ーラー4′を一定位置に保持する。ボルト9,位置調節ボ
ルト10、ボルト11はローラー4,4′による鋳片1の圧下
方向にある。
鋳片1の軽圧下に必要な圧下力はばね12の反発力に依存
するが、その力は押し込みボルト11のねじ込み量で調節
することできる。
このように構成されたローラーガイドユニットをスプレ
イ冷却帯の下方より鋳片液芯が完全に凝固する部位にお
いて、多段に配置して連続鋳造用ローラーガイドを構成
し、一段進むごとにローラー・ギャップを所定の値に小
さくしてゆくことにより、多段の軽圧下を連続に行うこ
とができる。
このような構成により過剰に圧下されて内部割れを発生
させることなく、且、ばね反発力の調節により適正な圧
下力を得て圧下不足となることもない。従って鋳片外形
の正確な且つ、内部についても欠陥の少い品質の良い鋳
片が容易に得られる。
周知のように圧下率1.0%前後の鋳片軽圧下により凝固
収縮に伴う欠陥は改善されるが、そのためローラー・ギ
ャップは、鋳片厚さの98.0〜99.8%が望ましい。その理
由は98%以下になると圧下量が大きくなりすぎて、凝固
殻内部に割れが発生する。他方、99.8%以上では必要な
圧下はほとんど生じない。
ばねの反発力については、ローラー・ギャップが鋳片厚
さの98.0%とした場合、すなわち鋳片圧下率を2.0%と
した場合のロール分離力以上が必要で、これよりばね反
発力が小さいとロール・ギャップが大きくなり所定の圧
下率が得られない。一方、ばねの押圧力を余り強くする
と正常鋳込み時には何ら問題はないが、鋳片とローラー
表面との間に地金などの異物がかみ込んだ場合、引抜が
停止するか、異物の押し込みが生じて不都合である。そ
こで、ばね押圧力は種々のテストの結果圧下率2%の場
合のロール分離力の2倍以下で充分であることを確認し
た。これは極めて重要な値であり、異物かみ込み時の逃
げだけでなく、剛体であるダミーバーの案内時にもうま
く逃げる好都合の値である。
[発明の効果] 以上説明のように、本発明では、第2図(ロ)に示した
ような油圧によるローラーガイドユニットを用いず、ロ
ーラーギャップの調節は、位置調節ボルト等によるスト
ッパー位置の調整によって簡単に行うことができ、鋳片
に対する低圧下力もばね押圧力を調節することによって
簡単にでき、多段にこれらローラーガイドユニットが配
置されていても、このガイド系全体の調整は極めて容易
で、作業性が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示し、(イ)は正面図、
(ロ)は上面図を示す。 第2図(イ)は従来の固定式連続鋳造用ローラーガイド
ユニットを正面図で示し、(ロ)は従来の油圧式圧下力
調節自在ローラーガイドユニットを示す。 1……鋳片、2……フレーム、3……補強部材、4,4′
……ローラー、5……ローラーの軸、6……軸受、7…
…中央支柱、8……摺動部、9,11……押し込みボルト、
10……位置調節ボルト、12……ばね、13,13′……ハウ
ジング、14……ハウジング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼の連続鋳造のスプレイ冷却帯の下方より
    鋳片液芯が完全に凝固するまでの部位において鋳片を案
    内するための多段のローラーガイドユニットよりなるロ
    ーラーガイドであって、各ローラーガイドユニットの一
    方のローラーは、該ローラーを軸支するハウジングを摺
    動自在に係合するフレームと前記ハウジングとの間で、
    鋳片圧下方向の所定位置に固定できるように、前記ハウ
    ジング内側面と前記フレーム中央との間で調節自在のス
    トッパーを設けるとともに、ハウジング外側面とフレー
    ム外側との間で前記ハウジングに対する押し込み機構を
    設けて固定し、他方のローラーは該ローラーを軸支する
    ハウジングを摺動自在に係合する前記フレームと前記ハ
    ウジングとの間で、鋳片圧下方向の所定位置で固定でき
    るように、前記ハウジング内側面と前記フレーム中央と
    の間で調節自在のストッパーを設けるとともに、ハウジ
    ング外側面とフレーム外側との間で前記ハウジングを押
    圧するばねを介して押し込み機構を設けて保持し、前記
    ローラーの間の所定のローラー・ギャップをとることを
    特徴とする連続鋳造用ローラーガイド。
  2. 【請求項2】各ローラーガイドユニットにおいて、ロー
    ラー・ギャップを鋳片厚さの98.0〜99.8%とし、かつば
    ねの押圧力を鋳片圧下率2%の場合のロール分離力以上
    とし、かつその2倍以下とすることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の連続鋳造用ローラーガイド。
JP62164821A 1987-06-30 1987-06-30 連続鋳造用ロ−ラ−ガイド Expired - Fee Related JPH0790341B2 (ja)

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CN105880500B (zh) * 2016-04-27 2018-02-02 中国重型机械研究院股份公司 一种新型连铸机驱动辊

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