JP3041478U - コルセット - Google Patents

コルセット

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JP3041478U
JP3041478U JP1997001704U JP170497U JP3041478U JP 3041478 U JP3041478 U JP 3041478U JP 1997001704 U JP1997001704 U JP 1997001704U JP 170497 U JP170497 U JP 170497U JP 3041478 U JP3041478 U JP 3041478U
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秀男 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下着として利用でき、ボディーラインの調節
を行うとともに、理想的なスリムボディーを形成するた
めの屋台骨である骨格を矯正し、延いてはダイエット効
果をも発揮するコルセットを提供する。 【解決手段】 コルセット本体2の腰部と胸部の部分に
宛がわれる部分の後身頃に、中央線に対して線対称の位
置に一対の骨盤矯正片30,31と肋骨矯正片40,4
1とを取り付ける。骨盤矯正片30,31は、前身頃よ
りも後身頃に宛がわれる部分の幅が広く、全体が弾性布
で形成されている。下半身肥満体質の場合、この骨盤矯
正片30,31を腰部に巻き付けて係止し、腸骨及び大
転子に作用していると感じられる程度に腰部を締め付け
る。すると、恥骨弓の角度が小さくなるように骨盤が矯
正され、ヒップ等に脂肪が着き難い理想のボディーライ
ンを構築する基礎となる骨格を形成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、肋骨及び骨盤の矯正用のコルセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コルセット、ブラジャー、ガードル及びボディースーツ等の衣服は、腰 部、腹部、或は胸部の脂肪を整容して理想のボディーラインに近づけることを目 的として製作されていた。
【0003】 例えば、特開平7−229002号公報記載のボディースーツは、図6(a) 及び(b)に示すように、前身頃及び後身頃のそれぞれに、中央部で交差するX 字状に縫着された伸縮性のある帯状片P10〜P13を備えている。このボディ ースーツは、前身頃の帯状片P10,P11の伸縮力によって、側腹部の贅肉を 上向き中央よりに引上げるとともに腹部の贅肉を押え、そして腰を前上方に向か って引き締める効果を奏し、一方、後身頃の帯状片P12,P13の伸縮力によ って、臀部の側部の贅肉を上向き中央寄りに引上げてヒップの横幅を縮小し、ヒ ップ中央部を後方に突出させ、また肩部を後方に引き寄せて脊椎をまっすぐに保 ち、姿勢を矯正する効果を奏するものである。
【0004】 また、例えば、特開平6−1723101号公報記載のガードルは、図7(a )及び(b)に示すように、ガードル本体の左右側片部より帯状に延出された左 右一対の骨盤矯正片P20を備えている。このガードルは、骨盤矯正片P20と して高繊度繊維材料を用い、骨盤矯正片P20をガードルに巻き付け、骨盤、下 腹部、ヒップ部を締め付ける強さを調整し、係止手段P23により係合して使用 する。そしてこのように骨盤矯正片P20を使用することにより、腰の形を整え 、ヒップ、下腹部、骨盤とを整容・矯正(ここでいう矯正とは、妊娠等によって 生ずる骨盤のずれを、骨盤矯正片により腰の形状を整えることによって、元の状 態に直そうとするものである。)するものである。また、ヒップ被覆部P21は 、カップ部P21aを備え、骨盤矯正片P20で腰を締め付けてもヒップ部分を 包み込むように締め付けることができるため、ヒップに対して無理な締め付けを 行なうことなく形よく整容することができるというものであった。
【0005】 ところで、体に比較的多くの脂肪がついている体型であるいわゆる肥満体型の 人の体に脂肪が付き易いのは、一般に、遺伝により肥満体型になる体質であるか らだといわれる。しかし、ここで体質と言っているものは、実は、骨格の遺伝に より引き起こされる体質である。尚、以下説明容易のため、上半身に脂肪の付き 易い肥満体質を上半身肥満体質と、下半身に脂肪が付き易い体質を下半身肥満体 質と呼ぶ。
【0006】 ここでまず、女性と男性の骨格の違いについて、図8を用いて説明する。図8 (a)は男性の骨格、図8(b)は女性の骨格である。 図8(a)及び(b)から、女性と男性の骨格を比較すると、女性の胸郭は男 性の胸郭に比べて全体的に小さく、特に女性の胸郭下口f3は男性の胸郭下口m 3に比べて狭小である。一方、骨盤は、男性の腸骨m2に比べて女性の腸骨f2 の方が横幅が広く、男性の恥骨弓m4よりも女性の恥骨弓f4のほうが角度も広 くなっている。そのため女性の特有の細くくびれたウエストラインができ、比較 して男性の骨格は水平に分布しているため寸胴となるのである。
【0007】 一方、脂肪の着き易い場所を骨格と比較すると、ホルモンとの関係もあるが、 胸郭下口m3の広い男性は上腹部に脂肪が着き易く、恥骨弓f4の広い女性は、 ヒップ、大腿部及び下腹部に脂肪が着き易いのである。 実際に、骨盤の角度により肥満体質かどうかを見極めが求められる場面がある 。その1つが相撲とりの新弟子検査である。新弟子検査の際、親方は入門を希望 する新弟子の体格を見て、その新弟子が太れるかどうかを調べる。そしてその調 査の対象となるのは肋骨及び骨盤の角度なのである。
【0008】 また例えば、女性が出産後に脂肪が体に付き易くなるのは、骨盤が開いて、垂 直方向に対して恥骨弓の角度が大きくなるためである。 従って、図9(a)に示すように、胸郭下口が広く、腸骨の開きが大きい場合 は体に脂肪が着き易いので、図9(a)中の矢印a1及びa2に示すように、胸 郭下口f3と骨盤のうち腸骨f2とを締め付けることによって、図9(b)の矢 印a3の様に胸郭下口f3の角度を小さくし、図9(b)の矢印a4のように腸 骨f2を立て内側に折り込む様にして恥骨弓f4の角度を狭めることが必要とな る。
【0009】 ここで、脂肪の着き易い体型と骨格の関係を分かりやすくするために、図10 (a)〜(d)に、その関係を示す。 図10(a)は理想のボディーラインを持つ女性の体型、図10(b)は上半 身肥満体質の女性の体型、図10(c)は下半身肥満体質の女性の体型、図10 (d)は上半身肥満体質、且つ下半身肥満体質両方の女性の体型である。
【0010】 図10から明かな様に、図10(b)の上半身肥満体質の女性は胸郭下口の角 度a3が広いているため上腹部に脂肪が着き易くなっている。図10(c)の下 半身肥満体質の女性は、恥骨弓の角度a4が広いため下半身に脂肪が着き易くな っている。図10(d)の全体的に肥満体質の女性は、胸郭下口の角度a3が広 くさらに恥骨弓の角度a4も広いため、全身に脂肪が着き易くなっている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したように理想的なボディーラインを形成し、脂肪のつきにくい 体にするには、骨盤及び肋骨の矯正が必要であるが、従来のガードル等は、所詮 、脂肪の移動による見た目のボディーラインの整容を行うものであり、体につい たダイエットにより落としきれない脂肪を、少しでも理想の体型に近づけるため に用いるものであった。従って、本質的な意味で理想の体型を形成しているわけ ではなく、ダイエット効果もなかった。
【0012】 そこで、本考案では、下着として利用でき、ボディーラインの調節を行うとと もに、理想的なスリムボディーを形成するための屋台骨である骨格を矯正し、延 いてはダイエット効果をも発揮するコルセットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載のコルセットは、前身頃及び後身頃か らなるコルセット本体と、該コルセット本体の後身頃の中央線に対して線対称の 位置に取り付けて帯状に延出し、前身頃に宛がわれる部分よりも後身頃に宛がわ れる部分の幅を広く形成した少なくとも一対の矯正片と、該矯正片に取り付けら れ、該矯正片を前記コルセットに巻き付けた状態に係止可能な係止部とを備える ことを特徴とする。
【0014】 ところで、骨自体は堅いもので変形することはあまり考えられない。しかし必 要に応じて関節を使い柔軟な動きを作りだしている。 例えば骨盤は、軟骨結合で弾力性のある動きができるようになっており、一方 、肋骨は手で押さえても解るように稼動する。
【0015】 従って、この請求項1記載のコルセットでは、コルセットを着用し、骨格を矯 正したい部位の矯正片の先端を掴んで、感覚的に矯正したい骨格に作用している と感じる程度に強く巻き付け、全体的に骨格を包み込んで締め付けることにより 、特開平6−1723101号公報記載のガードルのように、妊娠等によって生 ずる骨盤のずれを、元の状態に直そうとするのではなく、積極的に骨格を矯正し ているので、理想のボディーラインを構築する基礎となる骨格を形成することが できる。一方、矯正片は、前身頃に宛がわれる部分よりも後身頃に宛がわれる部 分の幅を広く形成してあるので、締め付けによる圧迫感を軽減でき、締め付けに よる型崩れがおきないので下着として着用しながら上記骨格を形成することがで きる。
【0016】 次に、請求項2記載のコルセットは、請求項1記載のコルセットにおいて、前 記矯正片は、前記コルセット本体の臀部部分に取り付けられ、骨盤の位置を矯正 する骨盤矯正片として構成されていることを特徴とする。 この請求項2記載のコルセットでは、骨盤は、後身頃の腰部の中央線付近に備 えられ、腰部の略全体に巻き付けられた骨盤矯正片により腸骨部分が前方方向に 押され、且つ内側に締め付けられるので、骨盤全体が起こされて内側に折り畳ま れる。従って、骨盤矯正片で骨盤を締め付けることにより、骨盤の恥骨弓の角度 を小さくして、ヒップ、大腿部及び下腹部に脂肪が着き難い理想のボディーライ ンを形成するのに必要な骨格に矯正することができるのである。
【0017】 尚、臀部に宛がわれる骨盤矯正片の幅を広く取ることによって、大転子(骨盤 両側に当接する大腿骨の球状部分。)にも骨盤矯正片を当てるようにすると大転 子が内側に締め付けられることによって、O脚をも矯正することができる。 次に、請求項3記載のコルセットは、請求項1記載のコルセットにおいて、前 記矯正片は、前記コルセット本体の背部且つ胸郭下口部分に取り付けられ、肋骨 の位置を矯正する肋骨矯正片として構成されていることを特徴とする。
【0018】 この請求項3記載のコルセットでは、後身頃の胸郭下口部分(第5〜第10肋 骨)中央線付近に備えられ、胸郭下口部分の略全体に巻き付けられた肋骨矯正片 により肋骨全体を絞り込み、胸郭下口部分の肋骨全体が内側に折り畳まれるので 、肋骨の胸郭下口の角度を小さくして、上腹部に脂肪が着き難い、理想のボディ ーラインを形成する骨格に矯正することができる。
【0019】 次に、請求項4記載のコルセットは、請求項1記載のコルセットにおいて、前 記矯正片を2対備え、一方の前記矯正片は、前記コルセット本体の臀部部分に取 り付けられ、骨盤の形状を矯正する骨盤矯正片として構成され、他方の前記矯正 片は、前記コルセット本体の胸郭下口部分に取り付けられ、肋骨の位置を矯正す る肋骨矯正片として構成されていることを特徴とする。
【0020】 この請求項4記載のコルセットは、骨盤矯正片と肋骨矯正片を両方備えている ので、これらを使用することにより、見かけ状のボディーラインの構築を行いつ つ、理想のボディーラインを形成する肋骨胸郭及び骨盤の矯正を行うことができ る。
【0021】 次に、請求項5記載のコルセットは、請求項1〜4いずれか記載のコルセット において、前記コルセット本体のウエスト部分が複数枚の布地からなることを特 徴とする。 この請求項5記載のコルセットは、ウエスト部に2枚の布地を重ねて用いてい るので、骨盤矯正片或は肋骨矯正片を締め付けることによって、矯正片からはみ でた脂肪があっても、見かけ状のボディーラインを形成し、型くずれのないボデ ィーラインとすることができる。
【0022】 尚、骨盤矯正片及び肋骨矯正片はコルセット本体から取り外し可能に構成して もよい。 また、係止部は多段階にホック等を設けたり或はマジックテープ等により係合 位置を調整可能になるように形成してもよい。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの考案に係るコルセットについて説明する。 図1及び図3はの正面説明図、図2は背面説明図である。 本考案のコルセット1は、表身頃及び後身頃からなるコルセット本体2と、コ ルセット本体2を着用したときに腰部と胸部に宛がわれる部分の後身頃に、中央 線に対して線対称の位置に一対の骨盤矯正片30,31と肋骨矯正片40,41 とを取り付けた構成となっている。
【0024】 コルセット本体2は、前身頃の胸郭下口から股部にかけての中央線の左右の腹 の部分に宛がわれる腹部25と、後身頃の胸郭下口から股部にかけての中央線の 左右の背の部分に宛がわれる背部28と、腹部25と背部28の側片に取り付け られ胸郭下口の前身頃から後身頃までに宛がわれる胸郭部26と、腹部25と背 部28の側片に取り付けられウエスト部の前身頃から後身頃までに宛がわれるウ エスト部24と、腹部25と背部28の側片に取り付けられ腰部の前身頃から後 身頃までに宛がわれる腰部27と、コルセット本体の最上部に取り付けられ、バ スト直下の胸郭下口に弾性伸縮して係止する係止部23と、股部に取り付けられ た網状のクロッチ部22とからなる。
【0025】 ここで、胸郭部26及び腰部27は一層の弾性布(縦方向にも横方向にも容易 に伸縮する布。以下「弾性布」と呼ぶ。)で構成され、ウエスト部24及び腹部 25は2層の弾性布で構成されている。 また、腰部27下部の大腿部付け根を覆う部分である脚部21は、腰部27の 前身頃において略逆V字状に形成されている。
【0026】 また、背部28に腰部27が取付られる部分は、下部に行くに従って幅が狭く なるように曲線状に設けられ、一方、後身頃の背部28及び腰部27に取り付け られるクロッチ部22は、半円状に形成されており、背部28は、その半円の頂 部に取り付けられ、残りの部分は腰部27に取付られている。
【0027】 次に、骨盤矯正片30,31は、全体が弾性布で形成されていて、その一端は 、腰部27が背部28に取り付けられる部分と、クロッチ部22が腰部27に取 り付けられる部分に沿って取り付けられ、他端は骨盤矯正片30,31をコルセ ット本体2に巻き付けて前身頃の略中程で係止できる係止部32、33を備えて いる。そして骨盤矯正片30,31の後身頃に宛がわれる部分は、コルセット本 体2に巻き付けたとき、ほぼ腰部27全体を覆うことができる幅で構成され、前 身頃に宛がわれる部分に比べて幅が広くなっている。
【0028】 また係止部32は、図4(a)及び(b)に示す様に、その幅方向に均等な間 隔に6つ一列に並べられた鍵状突起320を備え、一方、係止部33は、図5( a)及び(b)に示す様に、その幅方向に均等な間隔に6つ一列に並べられた鍵 状突起320に係合するU字状の係合輪330を6列備えている。
【0029】 次に、肋骨矯正片40,41は、骨盤矯正片30,31と同様、全体が弾性布 で形成されていて、その一端は、胸郭部26とウエスト部24が背部28に取り 付けられる部分に沿って取り付けられ、他端は肋骨矯正片40,41をコルセッ ト本体2に巻き付けて前身頃の略中程で係止できる係止部42、43を備えてい る。そして肋骨矯正片40,41の後身頃に宛がわれる部分は、コルセット本体 2に巻き付けたとき、胸郭部26とウエスト部24の上部を覆うことができる幅 で構成され、前身頃に宛がわれる部分に比べて幅が広くなっている。
【0030】 ここで、係止部42,43は、係止部32,33とほぼ同じ構成となっている ので説明を省略する。 尚、後身頃の腰部27が取付られる部分の背部28は、下方に行くに従って幅 が狭くなるように曲線状に構成し、一方、後身頃の背部28及び腰部27に取り 付けられるクロッチ部22の縫合部を半円状に形成する。そしてクロッチ部22 の半円状の縫合部の頂部に背部28が取り付けられ、残りの部分に腰部27が取 り付けられる。また、骨盤矯正片30,31を、背部28に腰部27が取り付け られる部分と、クロッチ部22に腰部27が取り付けられる部分とに沿って取り 付ける。
【0031】 また、コルセット本体2の臀部部分は、コルセット1を着用したとき、臀部の 型くずれが起きないように、臀部を包こむように布を多めにとったカップ部を設 けてある。さらに骨盤矯正片30,31にも、骨盤矯正片30,31をコルセッ ト本体2に巻き付けたとき、コルセット本体2のカップ部と当接する部分に、コ ルセット本体2のカップ部と同じ働きをするカップ部を布を多めにとって設けて ある。
【0032】 以上の様に構成されたコルセット1は、次の様に使用する。 まず、下半身肥満体質であると思われる人が着用する場合は、コルセット1を 着用したら、骨盤矯正片30,31をコルセット本体2に巻き付けて、係合輪3 30に鍵状突起320を係合させる。このとき骨盤矯正片30,31をコルセッ ト本体2に巻き付ける強さは、感覚的に骨盤矯正片30,31の締め付けが腸骨 及び大転子に作用していると感じられる程度がよい。しかし、このような感覚は 人によって様々なので、係合輪330が6列になっているので、任意の列に鍵状 突起320を係合させればよい。
【0033】 次に、上半身肥満体質であると思われる人が着用する場合は、コルセット1を 着用したら、肋骨矯正片40,41をコルセット本体2に巻き付けて、係合輪に 鍵状突起を係合させる。このとき肋骨矯正片40,41をコルセット本体2に巻 き付ける強さは、感覚的に肋骨矯正片40,41の締め付けが肋骨に作用してい ると感じられる程度がよい。しかし、このような感覚は人によって様々なので、 係合輪が6列になっているので、任意の列に鍵状突起を係合させればよい。
【0034】 以上説明してきた本考案のコルセットを用いると以下の様な効果がある。 まず、本考案のコルセット1は、従来のガードルのように、妊娠等によって生 ずる骨盤のずれを、元の状態に直そうとするのではなく、コルセット1の骨盤矯 正片30,31を用い、腸骨部分を前方方向に押し、且つ内側に締め付けて、骨 盤全体を起こして内側に折り畳むことにより骨盤の恥骨弓の角度を小さくして、 積極的に骨格を矯正しているので、ヒップ、大腿部及び下腹部に脂肪が着き難い 理想のボディーラインを構築する基礎となる骨格を形成することができる。一方 、骨盤矯正片30,31は、前身頃に宛がわれる部分よりも後身頃に宛がわれる 部分の幅を広く形成してあるので、締め付けによる圧迫感を軽減でき、締め付け による臀部での型崩れがおきず、コルセット1を下着として着用しながら上記骨 格を形成することができる。また、臀部に宛がわれる骨盤矯正片30,31の幅 を広く取ることによって、大転子(骨盤両側に当接する大腿骨の球状部分。)に も骨盤矯正片30,31を当てるようにすると大転子が内側に締め付けられ、O 脚をも矯正することができる。
【0035】 次に、肋骨矯正片40,41を用いると、肋骨全体を絞り込み、胸郭下口部分 の肋骨全体が内側に折り畳まれるので、肋骨の胸郭下口の角度を小さくして、上 腹部に脂肪が着き難い、理想のボディーラインを形成する骨格に矯正することが できる。一方、肋骨矯正片40,41は、前身頃に宛がわれる部分よりも後身頃 に宛がわれる部分の幅を広く形成してあるので、締め付けによる圧迫感を軽減で き、締め付けによる型崩れがおきず、コルセット1を下着として着用しながら上 記骨格を形成することができる。
【0036】 次に、ウエスト部24に2枚の布地を重ねて用いているので、骨盤矯正片30 ,31或は肋骨矯正片40,41を締め付けることによって、骨盤矯正片30, 31及び肋骨矯正片40,41からはみでようとする脂肪をおさえることができ 、ボディーラインの型くずれを防止し下着として着用可能にしている。
【0037】 次に、クロッチ部22を網状にしたので、この部分の蒸れを防止できる。 次に、骨盤矯正片30,31にカップ部を設け、さらにクロッチ部22に腰部 27が取付られているので、骨盤矯正片30,31を締め付ける時、クロッチ部 22に腰部27が取付られる部分が、ヒップを下から持ち上げるヒップアップ効 果を発揮し、しかも、カップ部によりヒップ部が形良く整容されて、従来のコル セットのように見かけ状のボディーラインの構築をも行うことができる。
【0038】 次に、係止部33の6列に並べられた係合輪330のうち、任意の列の係合輪 330に、係止部32に備えられた鍵状突起320を係止することによって、骨 盤矯正片30,31を体に巻き付ける強さを調整することができる。 次に、脚部21を逆V字状にして余裕をもたせたので、鼠径動脈の締め付けに よる脚部の血流不全を防止しすることができる。
【0039】 尚、骨盤矯正片及び肋骨矯正片はコルセット本体から取り外し可能に構成して もよく、このように構成することによって、例えば、上半身のみを矯正したい場 合は、骨盤矯正片30,31を取り外してコルセット1を用いることができる。 また、係止部は多段階にホック等を設けたり或は面ファスナー等により係合位 置を調整可能になるように形成してもよい。
【0040】 また、脚部21を逆V字状にして余裕をもたせたので、鼠径動脈の締め付けに よる脚部の血流不全を防止しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のコルセットの正面説明図である。
【図2】 実施例のコルセットの背面説明図である。
【図3】 実施例のコルセットの骨盤矯正片及び肋骨矯
正片の係合した正面説明図である。
【図4】 実施例のコルセットの係止部の平面説明図及
び側面説明図である。
【図5】 実施例のコルセットの係止部の平面説明図で
ある。
【図6】 従来例のボディースーツの斜視説明図であ
る。
【図7】 従来例のガードルの正面説明図及び背面説明
図である。
【図8】 男性と女性の骨格説明図である。
【図9】 骨格の矯正方法説明図である。
【図10】 肥満体質比較説明図である。
【符号の説明】
1…コルセット、2…コルセット本体、21…脚部、2
2…クロッチ部、23…係止部、24…ウエスト部、2
5…腹部、26…胸郭部、27…腰部、28…背部、3
0…骨盤矯正片、31…骨盤矯正片、32…係止部、3
3…係止部、40…肋骨矯正片、41…肋骨矯正片、4
2…係止部、43…係止部、320…鍵状突起、330
…係合輪、P10…伸縮性帯状片、P20…骨盤矯正
片、P21…ヒップ被覆部、P21a…カップ部、P2
2…前身頃中央部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前身頃及び後身頃からなるコルセット本
    体と、 該コルセット本体の後身頃の中央線に対して線対称の位
    置に取り付けて帯状に延出し、前身頃に宛がわれる部分
    よりも後身頃に宛がわれる部分の幅を広く形成した少な
    くとも一対の矯正片と、 該矯正片に取り付けられ、該矯正片を前記コルセット本
    体に巻き付けた状態に係止可能な係止部とを備えること
    を特徴とするコルセット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコルセットにおいて、 前記矯正片は、 前記コルセット本体の臀部部分に取り付けられ、骨盤の
    位置を矯正する骨盤矯正片として構成されていることを
    特徴とするコルセット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコルセットにおいて、 前記矯正片は、 前記コルセット本体の背部且つ胸郭下口部分に取り付け
    られ、肋骨の位置を矯正する肋骨矯正片として構成され
    ていることを特徴とするコルセット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコルセットにおいて、 前記矯正片を2対備え、 一方の前記矯正片は、 前記コルセット本体の臀部部分に取り付けられ、骨盤の
    形状を矯正する骨盤矯正片として構成され、 他方の前記矯正片は、 前記コルセット本体の背部且つ胸郭下口部分に取り付け
    られ、肋骨の位置を矯正する肋骨矯正片として構成され
    ていることを特徴とするコルセット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載のコルセット
    において、 前記コルセット本体のウエスト部分が複数枚の布地から
    なることを特徴とするコルセット。
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