JP3041175U - ステープル打ち機用のマガジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる大きさを有するステープルが制御部材
を操作することによりマガジン内に配置される複数の位
置決め板と制御部材を有するステープル打ち機用の改善
されたマガジンを提供する。 【解決手段】 それは受容部分は制御部材の軸から傾い
て延在し、押圧区域は該制御部材の軸に対応する該受容
区域のそれに対向する方向に向かって延在し；カバーは
ベース部分の第一の端壁に向かう該ベース部分の第二の
端壁から延在する制御部材を押圧するようにその端に配
置された端キャップを有し、ここで該位置決め板が弾性
要素の柔軟なリムによりカバーに向かって持ち上げられ
るように制御部材が該端キャップにより押されるときに
該受容区域は制御部材がピンの位置に動かされる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はステープル打ち機用のマガジンに関し、より詳細には異なる大きさを 有するステープルをマガジン内に配置するために複数の位置決め板と制御部材を 有するマガジンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ステープル打ち機は木材を止めたり、又は一緒にしたりするための小型の機械 であり、一般に圧縮空気源に接続された本体を有し、ステープルをその中に格納 するマガジンはステープル打ち機の本体に着脱可能に設けられている。ステープ ルは本体の鼻部分から打ち出され、共に結合するように木材を貫通する。図１と ２はマガジン９１を有するステープル打ち機９０を示し、それはステープル打ち 機９０の鼻部分９３から打ち出されるようその中に受容されるステープルを有す る。マガジン９１はベース部分９１２と、それに摺動可能に配置され、ステープ ル９１２を配置するためにその底面から上方に延在するフランジ９４を有するカ バー９１２を含む。しかしながらその様なマガジンはその中に一種類の大きさの ステープルのみを受容可能であり、使用者（図示せず）が他の大きさのステープ ルを必要な場合にはその人は他のマガジンに変えなければならない。故に使用者 は多くのマガジンを携帯していなければならず、これは作業場所に於いて不便で ある。更にまたマガジン９１内のステープル９２は圧縮空気源の力によりフラン ジ９４から動かされ、それによりステープル打ち機９０は使用者がステープル９ ２の位置を再配置するまで再び正常に使用可能である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は上記問題を緩和し及び／又は回避するために異なる大きさを有 するステープルが制御部材を操作することによりマガジン内に配置される複数の 位置決め板と制御部材を有するステープル打ち機用の改善されたマガジンを提供 することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はステープル打ち機用のマガジンを提供し、それは２つの側壁を有する 底を有するベース部分からなり、側壁のそれぞれはカバーがその中に摺動可能に 受容されるようにその内面で画成される溝を有する。底は第一の端壁及び第二の 端壁によりその中に画成される凹所領域を有し、第一の端壁及び第二の端壁のそ れぞれはその中に画成される複数のノッチを有する。通路は第二の端壁により画 成され、凹所領域と連絡する。

【０００５】 少なくとも２つの弾性要素が底に配置され、各弾性要素はその２つの対向する 側から側方に延在する複数の柔軟なリムを有する。 複数の位置決め板は第一と第二の端壁のノッチの間に設けられ、それぞれの位 置決め板はそこに対応する柔軟なリムと接触し、押し込み、ピンがそこを通して 可動に延在されるよう横断的に画成されるスロットを有する。

【０００６】 制御部材は通路を通って延在し、受容区域及び受容区域から延在する押圧区域 を有する。受容部分は制御部材の軸から傾いて延在し、押圧区域は受容区域のそ れに対向する方向に向かって延在する。 カバーはベース部分の溝内に摺動可能に受容されるよう２つの側方フランジを 有する。カバーはベース部分の第一の端壁に向かうベース部分の第二の端壁から 延在する制御部材を押圧するようにその端に配置された端キャップを有し、ここ で位置決め板が弾性要素の柔軟なリムによりカバーに向かって持ち上げられるよ うに制御部材が端キャップにより押されるときに受容区域は制御部材がピンの位 置に動かされる。

【０００７】 本発明の目的はステープル打ち機用のマガジンを提供することにあり、それは 異なる大きさを有するステープルを受けるのに適切なものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】 本発明の他の目的、利点、新たな特徴は図を参照した以下の詳細な説明からよ り明らかになる。 図３、図４を参照して本考案によるマガジンは概略底１１の２つの対向する側 面から側方に延在する２つの側壁１０１、１０２を有する底１１を有するベース 部分１０を含む。側壁１０１、１０２のそれぞれはその内面で画成される溝１０ １０、１０２０を有する。底１１は第一の端壁１３及び第二の端壁１３２により その中に画成される凹所領域１２を有する。第一の端壁１３はその中に画成され る複数の第一のノッチ１３１を有し、第二の端壁１３２はその中に画成される複 数の第二のノッチ１３３を有する。通路１４は第二の端壁１３２により画成され 、凹所領域１２と連絡する。第二の端壁１３２はその中に画成された中心孔３４ １をその中に有する止め具３４を受けるようその中で画成される横断スロット１ ３４を有する。凹所領域１２はそれぞれそこから延在する複数の案内ブロック１ ２１及び４つの突出１７を有する。

【０００９】 少なくとも２つの弾性要素２０が凹所領域１２上に配置され、各弾性要素２０ はその２つの対向する側から側方に延在する複数の柔軟なリム２１を有する。各 弾性要素２０は凹所領域１２の突出１７上に設けるようその中で画成される２つ の孔２２を有する。 複数の位置決め板４０は第一のノッチ１３１と第二のノッチ１３３との間に設 けられ、案内ブロック１２１により案内される。位置決め板４０のそれぞれはピ ン４２がそこを通して可動に延在されるよう横断的に画成されるスロット４１を 有し、各位置決め板４０は２つの弾性要素２０のそこに対応する柔軟なリム２１ と接触する。

【００１０】 制御部材３０は通路１４及び止め具３４の中心孔３４１を通して延在する。制 御部材３０は受容区域３１１及び受容区域３１１から延在する押圧区域３１を有 する。受容部分３１１は制御部材３０の軸から傾いて延在し、押圧区域３１は受 容区域３１１のそれに対向する方向に向かって延在する。制御部材３０はそれか ら半径方向に延在する環状フランジ３２を有し、バネ３３は環状フランジ３２と 止め具３４との間の制御部材３０に設けられる。

【００１１】 カバー５０はベース部分１０の溝１０１０、１０２０内に摺動可能に受容され るようそれの２つの反対側から延在する２つの側方フランジ５１を有する。図５ 及び６を更に参照するにステープル６０はマガジン内に挿入され、３つの位置決 め板４０’とカバー５０との間に配置され、カバー５０はその端に配置された端 キャップ５２を有する。カバー５０がベース部分２０にまだ完全に取り付けられ ていないときにピン４２は図４に示されるように制御部材３０の押圧区域３１に より押圧される。カバー５０がベース部分１０に完全に取り付けられたときに端 キャップ５２は第一の端壁１３に向かうベース部分１０の第二の端壁１３２から 延在する制御部材を押圧し、故に押圧区域３１はピン４２から離れ、受容区域３ １１はピン４２の位置に動かされる。それからピン４２は弾性要素２０の柔軟な リム２１によりカバー５０に向かって持ち上げられ、ここでステープル６０がカ バー５０と位置決め板４０’との間に配置される故にそれにより位置決め板４０ ’は持ち上げられず、位置決め板４０”がステープル６０のヘッド６１がステー プル６０を配置するために隣接する位置決め板４０”に対して接触するようにカ バー５０に向かって持ち上げられる。

【００１２】 従って本考案によるマガジンは異なる大きさを有するステープル６０を受容す るよう用いられ、ステープル６０のヘッド６１は位置決め板４０の一つと接触す る。 図７はカバー５０’がベース部分１０’にまだ完全に取り付けられていないと きにピン４２’は押圧区域３１’により押圧され、制御区域３０’が端キャップ ５２’により押圧されるときに制御部材３０’は左に押され、ピン４２’はそれ で弾性要素２０’によりカバー５０’に向かって持ち上げられるように受容区域 ３１１’及び受容区域３１１’の自由端から延在する押圧区域３１’を有する制 御部材３０の他の実施例を示す。

【００１３】 本考案はその好ましい実施例で説明されてきたが多くの他の可能な変形及び改 良が請求項に示されるように本考案の精神及び範囲から離れることなくなされう る。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来技術のマガジンを有するステープル打ち機
の斜視図である。

【図２】ステープルの元の位置から動かされた従来技術
のマガジン内のステープルを示す。

【図３】本考案によるマガジンの分解図である。

【図４】カバーがベース部分に完全には取り付けられて
いないマガジンの部分断面図である。

【図５】カバーがベース部分の第一の端壁に向かって制
御部材を押すようベース部分に完全に取り付けられてい
るマガジンの部分断面図である。

【図６】ピンが制御部材がカバーの端キャップにより押
されるときに可撓性リムにより傾けられるようにカバー
に向かって上昇されるのを示す断面図である。

【図７】カバーがベース部分に完全に取り付けられてい
るマガジンの他の実施例の部分断面図である。

【符号の説明】

１０ ベース部分 １１ 底 １２ 凹所領域 １３、１３２ 端壁 １４ 通路 １７ 突出 ２０ 弾性要素 ２１ リム ２２ 孔 ３０、３０’ 制御部材 ３１、３１’ 押圧区域 ３２、３２’ フランジ ３３、３３’ バネ ３４ 止め具 ４０ 位置決め板 ４２、４２’ ピン ５０、５０’ カバー ５１ フランジ ６０ ステープル ６１ ヘッド ９０ ステープル打ち機 ９１ マガジン ９３ 鼻部分 ９４ フランジ １０１、１０２ 側壁 １２１ 案内ブロック １３１、１３３ ノッチ １３４ 横断スロット ３１１、３１１’ 受容区域 ３４１ 中心孔 ９１２ ベース部分 １０１０、１０２０ 溝

【手続補正書】

【提出日】平成９年２月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図５

【補正方法】変更

【補正内容】

【図５】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】底の２つの対向する側面から側方に延在す
   る２つの側壁を有する底を有するベース部分と、 凹所領域に配置される少なくとも２つの弾性要素と、 第一と第二の端壁のノッチの間に設けられる複数の位置
   決め板と、 通路を通って延在し、受容区域及び受容区域から延在す
   る押圧区域を有する制御部材と、 該ベース部分の溝内に摺動可能に受容されるようその２
   つの対向する側面から延在する２つの側方フランジを有
   するカバーとからなり、 該側壁のそれぞれはその内面で画成される溝を有し、該
   底は第一の端壁及び第二の端壁によりその中に画成され
   る凹所領域を有し、該第一の端壁及び該第二の端壁のそ
   れぞれはその中に画成される複数のノッチを有し、通路
   は該第二の端壁により画成され、該凹所領域と連絡し；
   該弾性要素のそれぞれはその２つの対向する側面から側
   方に延在する複数の柔軟なリムを有し；それぞれの該位
   置決め板はそこに対応する該柔軟なリムと接触し、ピン
   がそこを通して可動に延在されるよう横断的に画成され
   るスロットを有し；該受容部分は該制御部材の軸から傾
   いて延在し、該押圧区域は該制御部材の該軸に対応する
   該受容区域のそれに対向する方向に向かって延在し；該
   カバーは該ベース部分の該第一の端壁に向かう該ベース
   部分の該第二の端壁から延在する制御部材を押圧するよ
   うにその端に配置された端キャップを有し、ここで該位
   置決め板が該弾性要素の該柔軟なリムにより該カバーに
   向かって持ち上げられるように制御部材が該端キャップ
   により押されるときに該受容区域は該ピンの位置に動か
   されるステープル打ち機用のマガジン。
2. 【請求項２】 該制御部材はそれから半径方向に延在す
   る環状フランジを有し、その中で画成される中心孔を有
   する止め具はバネが該制御部材に設けられ、該環状フラ
   ンジと該止め具との間に設けられるように該ベース部分
   の該第二の端壁に固定的に配置される請求項１記載のス
   テープル打ち機用のマガジン。
3. 【請求項３】 該弾性要素のそれぞれはその中で画成さ
   れた２つの孔を有し、該弾性要素の該孔が突出に設けら
   れるよう４つの該突出が該ベース部分の該底から延在す
   る請求項１記載のステープル打ち機用のマガジン。