JP3040799U - 自動車用遮光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、運転席前方のボンネット上に取
り付けて使用する自動車用遮光装置に関するものであ
り、特に、夜間に於ける対向車が発するヘッドライトの
眩しさを軽減させ、視界を明瞭に確認して安全運転でき
るようにしたものである。 【構成】 金属製支柱２の下端に任意形状の軟質合成樹
脂製座板３を取り付け、前記支柱２の空洞部５内に金属
製伸縮棒４を嵌め込み、該伸縮棒４の上端に矩形状をし
た色付き通光性樹脂板７を固定させると共に、座板３内
に永久磁石板９を内在させて構成した自動車用遮光装
置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 この考案は、運転席前方のボンネット上に取り付けて 使用する自動車用遮光装置に関するものであり、特に、夜間に於ける対向車が発 するヘッドライトの眩しさを軽減させ、視界を明瞭にして安全運転ができるよう にしたものである。

【０００２】

【従来の技術】 従来から、自動車内のフロントガラス上には、運転席や助手 席に座った人が太陽光の眩しさから避けられるよう、サンバイザー装置が取り付 けてある。 このサンバイザー装置も対向車が発する夜間のヘッドライトの眩しさを幾分緩 和させる効果はあるが、万全とは言い難い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 そこで、夜間に於ける対向車が発するヘッ ドライトの眩しさを軽減させ、視界を明瞭にして安全運転ができるようにした自 動車用遮光装置を提供しようとするものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】 この考案に係る自動車用遮光装置は、支柱の 下端に座板を取り付け、該支柱の上方部に伸縮棒を装置させる。又、伸縮棒の上 端に細長い色付き通光性樹脂板を固定する。更に、座板内には磁石板を内蔵させ たもので、自動車の運転席前方のボンネット上に磁着させて取り付け使用するも のである。 その際、運転者の目の位置と色付き通光性樹脂板の位置が一直線上になるよう 調節する。

【０００５】

【作用】 この考案に係る自動車用遮光装置によると、夜間に対向車が発する ヘッドライトの強い光を色付き通光性樹脂板で減光させ、眩しさを著しく軽減し た状態で運転者が受光する為、視界が明瞭に確認されて安全運転ができる作用が ある。又、色付き通光性樹脂板７は横長の矩形状にしたので、道路が大きく曲が っていても、対向車が発するヘッドライトの強い光を確実に受光できる作用があ る。

【０００６】

【実施例】 以下、この考案に係る自動車用遮光装置の一実施例を図面につい て詳述する。 自動車用遮光装置１は、金属製パイプ状支柱２の下端に任意形状をした軟質合 成樹脂製の座板３を接着とか螺合の手段で取り付ける。前記支柱２の内径に適合 した外形寸法の金属製パイプ状伸縮棒４を支柱２の空洞部５内に嵌め込み、支柱 ２に対して伸縮自在とすると共に、伸縮棒４の位置は止めネジ６で固定できるよ うにする。又、伸縮棒４の上端には、横幅３０〜４０ｃｍ程度、縦幅５〜６ｃｍ 程度の横長矩形状をしたアクリル樹脂板のような色付き通光性樹脂板７をビス８ を用いて固定させる。更に、座板３内にはフエライト磁石のような永久磁石板９ を内在させてある。 前記軟質合成樹脂製の座板３は円形、楕円形、矩形と任意形状でよいが、高速 走行時の風圧で遮光装置が倒れないような大きさが必要である。 金属製支柱２及び金属製伸縮棒４としては錆び難いステンレスのような素材が 望ましいが、鉄製の場合は錆止め塗料を塗付するかメッキ加工して用いる。 伸縮棒４と色付き通光性樹脂板７を合成樹脂で一体成形してもよい。 伸縮棒４の昇降は、図示してないが、油圧とか小型モーター等を用いて運転席 からコントロールできるようにするのもよい。 永久磁石板９は市販されているスイッチ操作で作動する磁石ても構わない。 図中１０は色付き通光性樹脂板４の下端中央部に突出させて設けた取り付け部 、１１は伸縮棒４の上端に設けた色付き通光性樹脂板７の取り付け部１０を嵌め る切り欠き部を示す。

【０００７】 この考案に係る自動車用遮光装置１は、運転席前方のボンネット上の中央位置 付近に磁着させて取り付ける。その際、運転者の目の位置と色付き通光性樹脂板 ７の位置が一直線上になるよう調節する。

【０００８】

【考案の効果】 この考案に係る自動車用遮光装置１によると、夜間に対向車 が発するヘッドライトの強い光は色付き通光性樹脂板７に当たって減光され、眩 しさが著しく軽減される効果がある。又、視界が明瞭に確認されて安全運転がで きる効果がある。更に、色付き通光性樹脂板７は横長の矩形状にしたので、道路 が大きく曲がっていても対向車が発するヘッドライトの強い光を確実に受光でき る効果がある。更に又、色付き通光性樹脂板７の高さは伸縮棒４を上下させれば 容易に加減できる。 自動車用遮光装置１は座板３内の磁石板９でボンネット上に磁着させるので、 取り付けが容易であるし、座板３は軟質合成樹脂製であるのでボンネットが傷付 くことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 自動車用遮光装置の一部切り欠き正面図であ
る。

【図２】 自動車用遮光装置の側面図である。

【図３】 自動車用遮光装置の平面図である。

【符号の説明】

１ 自動車用遮光装置 ２ 支柱 ３ 座板 ４ 伸縮棒 ５ 支柱の空洞部 ６ 止めネジ ７ 色付き通光性樹脂板 ８ ビス ９ 磁石板 １０ 取り付け部 １１ 切り欠き部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 金属製支柱２の下端に任意形状の軟質合
   成樹脂製座板３を取り付け、前記支柱２の空洞部５内に
   金属製伸縮棒４を嵌め込み、該伸縮棒４の上端に矩形状
   をした色付き通光性樹脂板７を固定させると共に、座板
   ３内に永久磁石板９を内在させて構成した自動車用遮光
   装置。
2. 【請求項２】 永久磁石板９をスイッチ操作で作動する
   磁石とした請求項１記載の自動車用遮光装置。