JP3040610B2 - パイロット噴射装置 - Google Patents

パイロット噴射装置

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JP3040610B2
JP3040610B2 JP4246002A JP24600292A JP3040610B2 JP 3040610 B2 JP3040610 B2 JP 3040610B2 JP 4246002 A JP4246002 A JP 4246002A JP 24600292 A JP24600292 A JP 24600292A JP 3040610 B2 JP3040610 B2 JP 3040610B2
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injection
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正 福吉
浩二 井元
忠雄 大村
洋一 片岡
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パイロット噴射は主噴射を行う前に少量
の噴射を行い着火時の急激な圧力上昇を抑えてNOX
騒音を低減させる。そのため最近の排ガス対策や騒音対
策で注目されている。従来の例を図5,6によって説明
する。図5は従来例の構成図、図6は従来例のパイロッ
ト噴射の説明図である。図において1はエンジン本体、
2はピストン、3は燃料噴射弁、4は燃料ポンプ、5は
噴射管、6はクランク軸、7はカム軸でクランク軸6に
タイミングベルトで駆動される。8は燃焼室である。前
記は何れもエンジンの公知の要素である。
【0003】前記従来例の作用を説明する。燃料ポンプ
4はカム軸7に設けられた図示しないカムによって駆動
され燃料を押し出す。前記燃料ポンプ4で高圧になった
燃料は噴射管5を介して燃料噴射弁3に達し燃焼室8に
噴出する。前記カム軸に設けられた図示しないカムは図
6に示すように主噴射の前にパイロット噴射が行われデ
ィーゼルノックを低減する様に作られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法には次
の欠点がある。 1.微少の燃料を短期間に噴射するようなカムを作るこ
とはカムローラにジャンプを生じ困難である。 2.パイロットの噴射タイミングはカムをずらすことに
より変えられるが自在に変えたり運転中変えることはで
きない。 3.パイロット噴射期間や噴射量を自由に変えることは
できない。 よって最適の噴射タイミングと噴射量を設定することが
できない。本発明の目的は前記欠点を解消し、その時の
運転条件に最も適したパイロット噴射のタイミングと噴
射量を設定できるパイロット噴射装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパイロット噴射
装置はディーゼル機関の燃料噴射系において、燃料を高
圧に蓄える蓄圧器とパイロット噴射始めをコントロール
する第1電磁弁13と、パイロット噴射終りをコントロ
ールする第2電磁弁14と、噴射管5に設けられた逆止
弁16と、前記蓄圧器を噴射管5に前記逆止弁16の下
流側で接合するパイロット噴射管21と、噴射管5と前
記パイロット噴射管の接合部22と、前記パイロット噴
射管に設けられた吸戻し弁15と、ディーゼル機関のク
ランク軸又はカム軸に設けられたエンコーダ20と、電
磁弁を駆動する電磁弁ドライバ17と、前記エンコーダ
20の信号を入力してタイミングを制御するパイロット
噴射制御装置18と、該パイロット噴射制御装置にタイ
ミング条件をインプットするパソコン19と、パイロッ
ト噴射圧を一定にするための充てん用ポンプ27と、充
てん用蓄圧器26と、該充てん用蓄圧器を前記噴射管5
とパイロット噴射管21の接合部22へ連結する充てん
用噴射管25と、充てんタイミングをコントロールする
第3電磁弁23と、前記充てん用噴射管25に設けられ
た逆止弁24とを有してなることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、パソコン19はパイロット噴
射条件をパイロット噴射制御装置にインプットする。デ
ィーゼル機関を起動するとエンコーダは上死点とクラン
ク角度の信号を発生しパイロット噴射制御装置に伝え
る。パイロット噴射制御装置は噴射タイミングと噴射量
の制御信号を電磁弁ドライバ17に伝える。前記信号に
より電磁弁ドライバ17は噴射始めをコントロールする
第1電磁弁13に電圧を印加し、第1電磁弁13が開き
前記蓄圧器の燃料がパイロット噴射管21、逆止弁、噴
射管とパイロット噴射管21の接合部22を通り燃料噴
射弁から燃焼室内へ噴射される。次に前記と同様にして
電磁弁ドライバ17はパイロット噴射終りをコントロー
ルする第2電磁弁14に電圧を印加する。第2電磁弁1
4が開き前記蓄圧器の燃料は第2電磁弁14へ流れパイ
ロット噴射が終り吸戻し弁15が燃料を吸い戻すのでパ
イロット噴射は短時間で終る。電磁弁ドライバ17は前
記と同様にして前記第1電磁弁13の電圧を断ち第1電
磁弁13は閉じ蓄圧器の燃料の流出が止る。前記と同様
にして電磁弁ドライバ17は第2電磁弁14の電圧を断
ち、第2電磁弁14が閉じる。逆止弁16は噴射管から
燃料ポンプの方への流れを止める。ここで本発明におい
ては、充てん用ポンプ、充てん用蓄圧器、充てん用噴射
管、充てんタイミングをコントロールする第3電磁弁2
3を具えているので、前記のとおりにパイロット噴射が
終って後、適時期に噴射制御装置の信号により電磁弁ド
ライバが充てんタイミングをコントロールする第3電磁
弁23に電圧を印加する。第3電磁弁23が開き充てん
用ポンプ27が吐出し充てん用蓄圧器26に蓄えられて
いる燃料が充てん用噴射管、第3電磁弁23、逆止弁2
4を通ってその下流側へ入りその部分の圧力を充てん用
蓄圧器の圧力に保つ。次のパイロット噴射の前に電磁弁
ドライバ17は第3電磁弁23の電圧を断ち第3電磁弁
23は閉じる。これにより1サイクルを終了する。
【0008】
【0009】
【実施例】第1実施例を図1,2によって説明する。図
1は第1実施例の構成図、図2は第1実施例のタイミン
グ点である。図において1はエンジン本体、2はピスト
ン、3は燃料噴射弁、4は燃料ポンプ、5は噴射管、6
はクランク軸、7はカム軸、8は燃焼室で何れも内燃機
関の公知の要素である。10は燃料タンク、11は高圧
ポンプで燃料タンク10の燃料を吸い上げる。12は蓄
圧器で高圧ポンプ11の吐出管に連結されている。21
はパイロット噴射管で蓄圧器12を噴射管5に接続す
る。22は噴射管5とパイロット噴射管21の接合部で
ある。13は第1の電磁弁でパイロット噴射管21に設
けられた電磁開閉弁で常時閉である。14は第2の電磁
弁でパイロット噴射管21から分岐し燃料タンク10に
通じる管に設けられパイロット噴射期間をコントロール
する電磁開閉弁である。
【0010】15は吸戻し弁(カラー付逆止弁)でパイ
ロット噴射管21に設けられている。16は逆止弁で噴
射管5に設けられ燃料噴射弁3側への流れのみを許す。
17は電磁弁ドライバで電磁弁に電圧を与える。18は
パイロット噴射制御装置で電磁弁ドライバ17に接続さ
れている。19はパソコンで、パイロット噴射制御装置
18に接続されている。20はエンコーダでクランク軸
6に取付けられ出力がパイロット噴射制御装置18に接
続されている。
【0011】次に前記第1実施例の作用を説明する。燃
料ポンプ4はカム軸7に取付けられた図示しないカムで
駆動され燃料タンク10の燃料を噴射管5へ押し出す。
前記押出された燃料は逆止弁16を通って燃料噴射弁か
ら燃焼室8へ噴射される。これが主噴射であり図2に示
されている。高圧ポンプ11は燃料タンク10の燃料を
吸って蓄圧器12へ吐出し、蓄圧器12は高圧の燃料を
貯える。エンコーダ20はピストンの上死点及びクラン
ク角度の信号を発生する。パソコン19はパイロット噴
射の条件をパイロット噴射制御装置18へインプットす
る。パイロット噴射制御装置18は前記ロータリエンコ
ーダ20の信号とパソコン19のインプットする信号を
受け電磁弁ドライバ17へ信号を送る。電磁弁ドライバ
17は前記信号により第1電磁弁13に電圧を印加す
る。第1電磁弁13が開き蓄圧器12の燃料は第1電磁
弁13、吸戻し弁15、噴射管とパイロット噴射管の接
合部22を通り噴射管5への流れは逆止弁16で止めら
れ効果的に燃料噴射弁3から燃焼室8へ噴射されパイロ
ット噴射が始まる。
【0012】パイロット噴射期間の信号を受けると電磁
弁ドライバ17は第2電磁弁14に電圧を印加する。第
2電磁弁14が開きパイロット噴射管21の燃料は第2
電磁弁14を通って燃料タンク10へ流れ、吸戻し弁1
5は燃料噴射弁3側の燃料を吸い戻しパイロット噴射は
短時間で終る。前記電磁弁の開閉期間は電磁弁ドライバ
17で自由にセットできるようになっている。電磁弁ド
ライバ17は第1電磁弁13の電圧を断ち、第1電磁弁
13が閉じ蓄圧器12の燃料の流出が止る。次に第2電
磁弁14の電圧を断ち第2電磁弁14が閉じる。主噴射
中噴射管5が高圧になっても吸戻し弁15がパイロット
噴射管21への燃料の流れを止める。したがってパイロ
ット噴射を行わないときは従来と変らない。
【0013】第2実施例を図3,4によって説明する。
図3は第2実施例の構成図、図4は第2実施例のタイミ
ング図である。図において前記第1実施例と同じ符号を
つけたものは第1実施例と構造も作用も同じであるので
説明を繰返えさない。27は充てん用ポンプで燃料タン
ク10の燃料を吸い吐出する。26は充てん用蓄圧器で
充てん用ポンプ27の吐出管に接続されている。25は
充てん用噴射管で充てん用蓄圧器26をパイロット噴射
管と噴射管の接合部22へ連結する。23は第3電磁弁
で充てん用噴射管25に設けられ電磁弁ドライバ17に
接続され常時閉である。24は逆止弁で第3電磁弁23
と噴射管とパイロット噴射管の接合部22との間に設け
られ第3電磁弁23側への流れを止める。
【0014】次に前記第2実施例の作用を説明する。パ
イロット噴射が終るまでの作用は第1実施例と同じであ
るから繰返えさない。パイロット噴射は微少の噴射量の
ため噴射始めの噴射管内の圧力に大きく影響される。こ
の部分の圧力(残留圧力と呼ぶ)は運転負荷や回転数等
で変化する。充てん用蓄圧器26は一定圧(残留圧の最
も高い圧)に設定されている。主噴射が終了して噴射管
5内の圧力変動がなくなる適当なタイミングで電磁弁ド
ライバ17は第3電磁弁23に電圧を印加する。第3電
磁弁23が開き充てん用蓄圧器26の燃料が第3電磁弁
23、逆止弁24と通り噴射管とパイロット噴射管の接
合部22に流れこの部分を充てん用蓄圧器26の圧力に
保つ。次のパイロット噴射の前に電磁弁ドライバ17は
第3電磁弁23の電圧を断ち第3電磁弁23は閉じる。
前記充てんによりパイロット噴射始めは常に一定圧に保
持され安定したパイロット噴射が得られる。逆止弁24
は噴射管5が高圧になったとき、充てん用噴射管25側
への流れを止める。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成されているの
で、 1.パイロット噴射時期と噴射期間を自由自在に運転中
でも設定できる。 2.主噴射系とパイロット噴射系が独立しているためパ
イロット噴射が不要の場合は従来と変りなく運転ができ
る。 3.パイロット噴射始めの圧力が一定のため微少量のパ
イロット噴射も安定して行われる。 4.第3電磁弁(23)と逆止弁(24)とを充てん用
噴射管(25)に設けたことにより、一定の残留圧力を
適切な時期に制御でき、任意の残留圧力制御が容易にな
るとともに、キャビテーションエロージョン等を伴わな
い微少のパイロット噴射も安定に行なえる。よって本発
明はそのときの運転条件に最も適したパイロット噴射タ
イミングと噴射量を設定できるパイロット噴射装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成図。
【図2】第1実施例の噴射系のタイミング図。
【図3】第2実施例の構成図。
【図4】第2実施例の噴射系のタイミング図。
【図5】従来例の構成図。
【図6】従来例のパイロット噴射の説明図。
【符号の説明】
1…エンジン本体、3…燃料噴射弁、4…燃料ポンプ、
5…噴射管、6…クランク軸、7…カム軸、8…燃焼
室、12…蓄圧器、13…第1電磁弁、14…第2電磁
弁、15…吸戻し弁、17…電磁弁ドライバ、18…パ
イロット噴射制御装置、19…パソコン、20…エンコ
ーダ、21…パイロット噴射管、22…噴射管とパイロ
ット噴射管の接合部、23…電磁弁、24…逆止弁、2
5…充てん用噴射管、26…充てん用蓄圧器、27…充
てん用ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 洋一 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工業株式会社長崎研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−8459(JP,A) 実開 平2−22663(JP,U) 実開 昭63−160334(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 45/00 - 45/06 F02M 47/00 F02M 51/00 F02M 55/00 F02M 55/02 310 F02M 55/02 350

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関の燃料噴射系において、
    燃料を高圧に蓄える蓄圧器(12)と、パイロット噴射
    始めをコントロールする第1電磁弁(13)と、パイロ
    ット噴射終りをコントロールする第2電磁弁(14)
    と、噴射管(5)に設けられた逆止弁(16)と、前記
    蓄圧器(12)を噴射管(5)に前記逆止弁(16)の
    下流側で接合するパイロット噴射管(21)と、噴射管
    (5)と前記パイロット噴射管の接合部(22)と、前
    記パイロット噴射管に設けられた吸戻し弁(15)と、
    ディーゼル機関のクランク軸(6)又はカム軸(7)に
    設けられたエンコーダ(20)と、電磁弁を駆動する電
    磁弁ドライバ(17)と、前記エンコーダ(20)の信
    号を入力してタイミングを制御するパイロット噴射制御
    装置(18)と、該パイロット噴射制御装置にタイミン
    グ条件をインプットするパソコン(19)と、パイロッ
    ト噴射圧を一定にするための充てん用ポンプ(27)
    と、充てん用蓄圧器(26)と、充てん用蓄圧器(2
    6)を前記噴射管(5)とパイロット噴射管(21)の
    接合部(22)へ連結する充てん用噴射管(25)と、
    充てんタイミングをコントロールする第3電磁弁(2
    3)と、充てん用噴射管(25)に設けられた逆止弁
    (24)とを有してなることを特徴とするパイロット噴
    射装置。
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