JP3040504B2 - 光電容積脈波血圧計 - Google Patents
光電容積脈波血圧計Info
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/021—Measuring pressure in heart or blood vessels
- A61B5/022—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers
- A61B5/0225—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers the pressure being controlled by electric signals, e.g. derived from Korotkoff sounds
- A61B5/02255—Measuring pressure in heart or blood vessels by applying pressure to close blood vessels, e.g. against the skin; Ophthalmodynamometers the pressure being controlled by electric signals, e.g. derived from Korotkoff sounds the pressure being controlled by plethysmographic signals, e.g. derived from optical sensors
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電容積脈波血圧計に関
し、例えば、カフによる空気圧(以下「カフ圧」とい
う)の減圧時に、赤外光の血液による吸光或は乱反射に
より検出される脈波に基づいて血圧を計測する光電容積
脈波血圧計に関するものである。
し、例えば、カフによる空気圧(以下「カフ圧」とい
う)の減圧時に、赤外光の血液による吸光或は乱反射に
より検出される脈波に基づいて血圧を計測する光電容積
脈波血圧計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の血圧計においては、赤外
光センサを用いた場合、同センサの検出する部位がカフ
中央部の動脈であると仮定して血圧測定が行われる。測
定部位へは、図15あるいは図16に示すように、カフ
830の中央部内側に、LED(赤外光発光素子)81
6を具備した発光プローブ815とPT(フオトトラン
ジスタ)812を具備した受光プローブ811とからな
る赤外光センサ800が装着される。各図には、空気8
39の加圧によるカフ抹消側の阻血状態とカフ中枢側の
拍動による血液の流入が示されている。この状態で、徐
々に加圧状態を緩めて、カフ中央部での血液の容積脈波
が検出される。通常、カフ圧が最高血圧より高い場合に
は、容積脈波が消滅する。そしてカフ圧が最高血圧以下
となる場合には、容積脈波が出現する。この出現の現象
を捕らえて、その出現したときのカフ圧を最高血圧とす
る。続いて、最高血圧以下のカフ圧に徐々に落とし、同
時に検出される容積脈波の大きさが最大になるカフ圧を
平均血圧とする。さらに平均血圧以下のカフ圧に徐々に
落とし、同時に検出される容積脈波の変化が少なくなり
ほぼ一定の大きさになると、そのカフ圧を最低血圧とす
る。
光センサを用いた場合、同センサの検出する部位がカフ
中央部の動脈であると仮定して血圧測定が行われる。測
定部位へは、図15あるいは図16に示すように、カフ
830の中央部内側に、LED(赤外光発光素子)81
6を具備した発光プローブ815とPT(フオトトラン
ジスタ)812を具備した受光プローブ811とからな
る赤外光センサ800が装着される。各図には、空気8
39の加圧によるカフ抹消側の阻血状態とカフ中枢側の
拍動による血液の流入が示されている。この状態で、徐
々に加圧状態を緩めて、カフ中央部での血液の容積脈波
が検出される。通常、カフ圧が最高血圧より高い場合に
は、容積脈波が消滅する。そしてカフ圧が最高血圧以下
となる場合には、容積脈波が出現する。この出現の現象
を捕らえて、その出現したときのカフ圧を最高血圧とす
る。続いて、最高血圧以下のカフ圧に徐々に落とし、同
時に検出される容積脈波の大きさが最大になるカフ圧を
平均血圧とする。さらに平均血圧以下のカフ圧に徐々に
落とし、同時に検出される容積脈波の変化が少なくなり
ほぼ一定の大きさになると、そのカフ圧を最低血圧とす
る。
【0003】通常、カフにより測定部位を加圧阻血する
場合には、カフの中央部がもつともカフ圧に近い応力で
阻血される。この応力は、中央部からカフの縁に向かう
につれて中央部より小さくなる。従つて、図15及び図
16に示される最高血圧より少し高いカフ圧の状態で
は、カフ中央部よりカフ抹消側の血流は阻血されている
が、同中央部よりカフ中枢側の血流は拍動による流入を
繰り返している。
場合には、カフの中央部がもつともカフ圧に近い応力で
阻血される。この応力は、中央部からカフの縁に向かう
につれて中央部より小さくなる。従つて、図15及び図
16に示される最高血圧より少し高いカフ圧の状態で
は、カフ中央部よりカフ抹消側の血流は阻血されている
が、同中央部よりカフ中枢側の血流は拍動による流入を
繰り返している。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、空
気袋の膨張で各プローブのLED816,PT812が
カフ中枢側に向く場合(図15)、又は、測定部位の外
形がカフ中枢側とカフ抹消側とで大きく変化している場
合(図16)、カフ圧による阻血がなされていても、赤
外光センサ800は、破線で示す矢印のごとく、カフ中
枢側の拍動を検出することが往々にして生じる。このた
め、容積脈波の消滅を得るためにさらなるカフ圧をかけ
ることになつて、見掛け上、最高血圧が実際の値よりも
高く計測されるという不都合が生じたり、カフ中枢側の
拍動により平均血圧ポイントとなる容積脈波の大きさの
最大ポイントも高い圧力にづれて、平均血圧も見掛け上
は実際の圧力よりも高く計測されるという不都合が生じ
たりする。
気袋の膨張で各プローブのLED816,PT812が
カフ中枢側に向く場合(図15)、又は、測定部位の外
形がカフ中枢側とカフ抹消側とで大きく変化している場
合(図16)、カフ圧による阻血がなされていても、赤
外光センサ800は、破線で示す矢印のごとく、カフ中
枢側の拍動を検出することが往々にして生じる。このた
め、容積脈波の消滅を得るためにさらなるカフ圧をかけ
ることになつて、見掛け上、最高血圧が実際の値よりも
高く計測されるという不都合が生じたり、カフ中枢側の
拍動により平均血圧ポイントとなる容積脈波の大きさの
最大ポイントも高い圧力にづれて、平均血圧も見掛け上
は実際の圧力よりも高く計測されるという不都合が生じ
たりする。
【0005】また、赤外光センサ800の装着状態、あ
るいは、空気袋の膨張によつて、各プローブのLED8
16,PT812がカフ抹消側に向くような場合には、
上記不都合とは異なつて、容積脈波の大きさが最大にな
つてから小さくなる現象が不明瞭となり、平均血圧の計
測に不都合が生じる。
るいは、空気袋の膨張によつて、各プローブのLED8
16,PT812がカフ抹消側に向くような場合には、
上記不都合とは異なつて、容積脈波の大きさが最大にな
つてから小さくなる現象が不明瞭となり、平均血圧の計
測に不都合が生じる。
【0006】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、カフを
減圧する段階で目標動脈の容積変化をカフの中心部のみ
から良好に検出できる光電容積脈波血圧計を提供する点
にある。
なされたものであり、その目的とするところは、カフを
減圧する段階で目標動脈の容積変化をカフの中心部のみ
から良好に検出できる光電容積脈波血圧計を提供する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る光電容積脈波血圧計
は、血流状態を空気圧で調整するカフと、赤外光の血液
による吸光或は乱反射により目標動脈の脈波を検出する
赤外光検出手段とを備え、前記カフの減圧時に、赤外光
の血液による吸光或は乱反射により検出される脈波に基
づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計において、前
記カフを前記赤外光検出手段と積層して測定部位に装着
した状態における、前記赤外光検出手段による赤外光の
光路の前記目標動脈の流れ方向に対する傾きを補正する
補正手段を備えることを特徴とする。
目的を達成するため、本発明に係る光電容積脈波血圧計
は、血流状態を空気圧で調整するカフと、赤外光の血液
による吸光或は乱反射により目標動脈の脈波を検出する
赤外光検出手段とを備え、前記カフの減圧時に、赤外光
の血液による吸光或は乱反射により検出される脈波に基
づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計において、前
記カフを前記赤外光検出手段と積層して測定部位に装着
した状態における、前記赤外光検出手段による赤外光の
光路の前記目標動脈の流れ方向に対する傾きを補正する
補正手段を備えることを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、前記赤外光検出手段と
前記補正手段とをそれぞれプローブに配したことを特徴
とする。
前記補正手段とをそれぞれプローブに配したことを特徴
とする。
【0009】また、好ましくは、前記赤外光検出手段を
プローブに配し、前記補正手段を前記カフに配したこと
を特徴とする。
プローブに配し、前記補正手段を前記カフに配したこと
を特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記補正手段を突起と
したことを特徴とする。
したことを特徴とする。
【0011】また、好ましくは、前記突起に傾斜を設け
たことを特徴とする。
たことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】かかる構成によれば、赤外光検出手段による赤
外光の光路を補正することにより、カフを減圧する段階
で、測定部位に流れる血液、すなわち、目標動脈の容積
変化を、特に、カフの中心部のみから良好に検出でき
る。
外光の光路を補正することにより、カフを減圧する段階
で、測定部位に流れる血液、すなわち、目標動脈の容積
変化を、特に、カフの中心部のみから良好に検出でき
る。
【0015】また、プローブに赤外光検出手段と補正手
段、例えば、突起とをそれぞれ配したことにより、又
は、前記赤外光検出手段をプローブに配し、前記補正手
段を前記カフに配したことにより、プローブを測定部位
に装着するときに赤外光検出手段による赤外光の光路の
補正を気にかけずに済む。
段、例えば、突起とをそれぞれ配したことにより、又
は、前記赤外光検出手段をプローブに配し、前記補正手
段を前記カフに配したことにより、プローブを測定部位
に装着するときに赤外光検出手段による赤外光の光路の
補正を気にかけずに済む。
【0016】また、突起に傾斜を設け、この傾斜面の角
度や向きによつて、赤外光検出手段の赤外光の光路の選
択幅を増やすことができる。
度や向きによつて、赤外光検出手段の赤外光の光路の選
択幅を増やすことができる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
実施例を詳細に説明する。
【0019】<第1の実施例> (赤外線センサ部) 図1は本発明に係る光電容積脈波血圧計の第1の実施例
による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図である。
同図に示される赤外線センサ部10は、扁平形状に設け
た発光プローブ15、受光プローブ11、これらプロー
ブを連結するプローブ連結帯18、そして各プローブ末
端より電気信号を通すケーブル21から構成される。発
光プローブ15と受光プローブ11はそれぞれ楕円状に
設けた先端部を有している。一方の発光プローブ15の
先端部下面15aには、脈動する動脈血流に赤外線を照
射するためのLED16が設けられ、他方の受光プロー
ブ11の先端部下面11aには、LED16から照射さ
れる赤外線が動脈血流によつて反射する反射光を検出す
るためのPT12が設けられている。各プローブの先端
部において、LED16、PT12を設けた先端部下面
15a,11aと反対の先端部上面15b,11bに
は、それぞれ所定の高さを有した突起ブロツク17,1
3が設けられている。この突起ブロツク13,17の機
能については後述する。プローブ連結帯18の上面18
aには、後述のカフ30と係合するためのカフ装着フア
スナ19,20が貼り付けられている。
による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図である。
同図に示される赤外線センサ部10は、扁平形状に設け
た発光プローブ15、受光プローブ11、これらプロー
ブを連結するプローブ連結帯18、そして各プローブ末
端より電気信号を通すケーブル21から構成される。発
光プローブ15と受光プローブ11はそれぞれ楕円状に
設けた先端部を有している。一方の発光プローブ15の
先端部下面15aには、脈動する動脈血流に赤外線を照
射するためのLED16が設けられ、他方の受光プロー
ブ11の先端部下面11aには、LED16から照射さ
れる赤外線が動脈血流によつて反射する反射光を検出す
るためのPT12が設けられている。各プローブの先端
部において、LED16、PT12を設けた先端部下面
15a,11aと反対の先端部上面15b,11bに
は、それぞれ所定の高さを有した突起ブロツク17,1
3が設けられている。この突起ブロツク13,17の機
能については後述する。プローブ連結帯18の上面18
aには、後述のカフ30と係合するためのカフ装着フア
スナ19,20が貼り付けられている。
【0020】(カフ) 図2は本発明に係る光電容積脈波血圧計の第1の実施例
によるカフの構成を示す外観斜視図である。同図におい
て、長尺状の阻血帯であるカフ30は、内部に空気袋を
具備し、同袋への空気の流路をなすゴム管34を縁部に
取り付けた構成を有している。カフ30の一面30aに
は、カフ30自身を固定するためのカフ固定用フアスナ
31,32と、プローブ連結帯18に設けたカフ装着フ
アスナ19,20と係合するためのセンサ装着フアスナ
33とが取り付けられている。従つて一面30aが装着
部位である指に対して対向する面となる。一方、他面3
0bには、上記カフ固定用フアスナ31,32と係合す
るカフ固定用フアスナ7が取り付けられている。またカ
フ固定用フアスナの数や取り付け位置は任意に変更可能
である。
によるカフの構成を示す外観斜視図である。同図におい
て、長尺状の阻血帯であるカフ30は、内部に空気袋を
具備し、同袋への空気の流路をなすゴム管34を縁部に
取り付けた構成を有している。カフ30の一面30aに
は、カフ30自身を固定するためのカフ固定用フアスナ
31,32と、プローブ連結帯18に設けたカフ装着フ
アスナ19,20と係合するためのセンサ装着フアスナ
33とが取り付けられている。従つて一面30aが装着
部位である指に対して対向する面となる。一方、他面3
0bには、上記カフ固定用フアスナ31,32と係合す
るカフ固定用フアスナ7が取り付けられている。またカ
フ固定用フアスナの数や取り付け位置は任意に変更可能
である。
【0021】(測定)図3は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第1の実施例による測定状態を示す側面図であ
る。
血圧計の第1の実施例による測定状態を示す側面図であ
る。
【0022】同図は、50で示す指の測定部位に対して
赤外線センサ部10をカフ30で装着し、51で示す動
脈の阻血状態までカフ圧を与えた状態を示している。同
図の左側はカフ中枢側で、右側はカフ抹消側である。従
来は図15や図16のように指の位置による太さ等の要
因でプローブに傾きが生じ、阻血状態までに必要以上の
カフ圧を与えていたことになる。しかしながら本実施例
によれば、図3に示すように、カフ30への加圧が進ん
でも動脈の流れ方向に対して各プローブを平行に保持で
きるため、必要以上のカフ圧は必要なくなり、良好な血
圧測定が可能となる。また、指の位置による太さの差異
があつても、動脈の流れ方向に対して各プローブを平行
に保持できるように突起ブロツク13,17の高さで前
記差異を補正できるため、この場合も良好な血圧測定が
可能となる。
赤外線センサ部10をカフ30で装着し、51で示す動
脈の阻血状態までカフ圧を与えた状態を示している。同
図の左側はカフ中枢側で、右側はカフ抹消側である。従
来は図15や図16のように指の位置による太さ等の要
因でプローブに傾きが生じ、阻血状態までに必要以上の
カフ圧を与えていたことになる。しかしながら本実施例
によれば、図3に示すように、カフ30への加圧が進ん
でも動脈の流れ方向に対して各プローブを平行に保持で
きるため、必要以上のカフ圧は必要なくなり、良好な血
圧測定が可能となる。また、指の位置による太さの差異
があつても、動脈の流れ方向に対して各プローブを平行
に保持できるように突起ブロツク13,17の高さで前
記差異を補正できるため、この場合も良好な血圧測定が
可能となる。
【0023】このように、赤外光センサ部10による赤
外光の光路を突起ブロックの高さで補正することにより
カフ30を減圧する段階で、測定部位に流れる血液、す
なわち、目標動脈の容積変化を、特に、カフ30の中心
部のみから良好に検出できるという効果がある。
外光の光路を突起ブロックの高さで補正することにより
カフ30を減圧する段階で、測定部位に流れる血液、す
なわち、目標動脈の容積変化を、特に、カフ30の中心
部のみから良好に検出できるという効果がある。
【0024】また、言い換えると、発光プローブ15と
受光プローブ11とにそれぞれ補正手段である突起ブロ
ツク17,13を配したことにより、プローブを測定部
位に装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに
済むという効果がある。
受光プローブ11とにそれぞれ補正手段である突起ブロ
ツク17,13を配したことにより、プローブを測定部
位に装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに
済むという効果がある。
【0025】さて、突起ブロツクは、高さを特に限定さ
れず、また形状も直方体に限定されず、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、用途に応じて種々変形可能である。
れず、また形状も直方体に限定されず、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、用途に応じて種々変形可能である。
【0026】<第2の実施例>第2の実施例は、第1の
実施例で用いた赤外線センサ部10を直接測定部位に取
り付けないでカフ面を介して取り付けて測定を行う場合
を示す。
実施例で用いた赤外線センサ部10を直接測定部位に取
り付けないでカフ面を介して取り付けて測定を行う場合
を示す。
【0027】(カフ)図4は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第2の実施例によるカフの構成を示す外観斜視
図である。
血圧計の第2の実施例によるカフの構成を示す外観斜視
図である。
【0028】図4において、カフ30’は、第1の実施
例と同様に、一面30a’を測定部位に対応する面とし
て設けられ、カフ固定用フアスナ31’,32’,33
a’及びゴム管34’を具備している。本実施例では、
他面30b’に赤外線センサ部10の固定面が位置して
いる。35,36はLED16から照射される赤外線を
透光する透光面をそれぞれ示し、33b’は粘着面を示
している。装着時において、LED16、PT12はそ
れぞれ他面30b’側より透光面35,36にあてがう
ようにセツトされ、粘着面33b’の粘着性によつて各
プローブが固定される。
例と同様に、一面30a’を測定部位に対応する面とし
て設けられ、カフ固定用フアスナ31’,32’,33
a’及びゴム管34’を具備している。本実施例では、
他面30b’に赤外線センサ部10の固定面が位置して
いる。35,36はLED16から照射される赤外線を
透光する透光面をそれぞれ示し、33b’は粘着面を示
している。装着時において、LED16、PT12はそ
れぞれ他面30b’側より透光面35,36にあてがう
ようにセツトされ、粘着面33b’の粘着性によつて各
プローブが固定される。
【0029】(測定)図5は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第2の実施例による測定状態を示す側面図であ
る。
血圧計の第2の実施例による測定状態を示す側面図であ
る。
【0030】第2の実施例では、50’で示す指に対し
て直接赤外線センサ部10を装着せず、同センサ部10
をカフ30’を介して装着する。このような装着方法に
も、従来例の問題が同様に発生するため、図1の赤外線
センサ部10がプローブの傾きを補正する。赤外線セン
サ部10の突起ブロツク13,17は、図5のように、
51’で示す動脈に平行となるように位置を補正して、
カフ圧が必要以上に与えられることを防止し、また、指
50’の位置による太さの差異にも十分対処できる。
て直接赤外線センサ部10を装着せず、同センサ部10
をカフ30’を介して装着する。このような装着方法に
も、従来例の問題が同様に発生するため、図1の赤外線
センサ部10がプローブの傾きを補正する。赤外線セン
サ部10の突起ブロツク13,17は、図5のように、
51’で示す動脈に平行となるように位置を補正して、
カフ圧が必要以上に与えられることを防止し、また、指
50’の位置による太さの差異にも十分対処できる。
【0031】このように、測定部位に直接赤外線センサ
部10を固定せずにカフ30'を介した場合であつて
も、カフ30'に所定サイズの透光面35,36を設け
ることによつて、赤外光センサ部10は良好に発光と受
光とを機能し、第1の実施例と同様に、赤外光センサ部
10による赤外光の光路を補正することによりカフ3
0'を減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すなわ
ち、目標動脈51'の容積変化を、特に、カフの中心部
のみから良好に検出することができる。
部10を固定せずにカフ30'を介した場合であつて
も、カフ30'に所定サイズの透光面35,36を設け
ることによつて、赤外光センサ部10は良好に発光と受
光とを機能し、第1の実施例と同様に、赤外光センサ部
10による赤外光の光路を補正することによりカフ3
0'を減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すなわ
ち、目標動脈51'の容積変化を、特に、カフの中心部
のみから良好に検出することができる。
【0032】また、言い換えれば、発光プローブ15と
受光プローブ11とにそれぞれ補正手段である突起ブロ
ツク17,13を配したことにより、プローブを測定部
位に装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに
済むという効果がある。
受光プローブ11とにそれぞれ補正手段である突起ブロ
ツク17,13を配したことにより、プローブを測定部
位に装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに
済むという効果がある。
【0033】<第3の実施例>第3の実施例は、突起ブ
ロツクの形状に特徴を持たせた一例である。
ロツクの形状に特徴を持たせた一例である。
【0034】(赤外線センサ部) 図6は本発明に係る光電容積脈波血圧計の第3の実施例
による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図である。
同図においても、110で示す赤外線センサ部は、発光
プローブ115、LED116、受光プローブ111、
PT112、プローブ連結帯118、カフ装着フアスナ
119,120、そしてケーブル121によつて構成さ
れる。また、第1の実施例(図1)と異なる点は、プロ
ーブ後方に向かつて傾斜を持たせた突起ブロツク11
3,117にある。この突起ブロツク113,117に
おいて、傾斜面の長さ、傾斜角度等の要素は、測定部位
に応じたものを選定すれば良い。
による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図である。
同図においても、110で示す赤外線センサ部は、発光
プローブ115、LED116、受光プローブ111、
PT112、プローブ連結帯118、カフ装着フアスナ
119,120、そしてケーブル121によつて構成さ
れる。また、第1の実施例(図1)と異なる点は、プロ
ーブ後方に向かつて傾斜を持たせた突起ブロツク11
3,117にある。この突起ブロツク113,117に
おいて、傾斜面の長さ、傾斜角度等の要素は、測定部位
に応じたものを選定すれば良い。
【0035】(測定)本実施例の測定も、第1と実施例
及び第2の実施例と同様のため、説明を省略する。
及び第2の実施例と同様のため、説明を省略する。
【0036】特に、突起ブロツクの形状を直方体では無
く、傾斜面を有した構成としたことにより得られる効果
を説明する。
く、傾斜面を有した構成としたことにより得られる効果
を説明する。
【0037】まず、カフ圧に対して測定部位方向に働く
応力を傾斜面全体で与えるため、プローブが無理な変形
を強いられることは無く、プローブへの耐久性を向上さ
せることにもなる。勿論、突起ブロツク113,117
による緩やかな傾斜が、LED116とPT112を所
望の向きに傾け易いという効果も大である。
応力を傾斜面全体で与えるため、プローブが無理な変形
を強いられることは無く、プローブへの耐久性を向上さ
せることにもなる。勿論、突起ブロツク113,117
による緩やかな傾斜が、LED116とPT112を所
望の向きに傾け易いという効果も大である。
【0038】また、各プローブに配した突起ブロツクに
傾斜を設けたことにより、この傾斜面の角度や向きによ
つて、赤外光の光路の選択幅を増やすことができるとい
う効果もある。
傾斜を設けたことにより、この傾斜面の角度や向きによ
つて、赤外光の光路の選択幅を増やすことができるとい
う効果もある。
【0039】<第4の実施例> (赤外線センサ部)図7は本発明に係る光電容積脈波血
圧計の第4の実施例による赤外線センサ部の構成を示す
外観斜視図である。同図においても、210で示す赤外
線センサ部は、発光プローブ215、LED216、受
光プローブ211、PT212、プローブ連結帯21
8、カフ装着フアスナ219,220、そしてケーブル
221によつて構成される。また、第1の実施例(図
1)と異なる点は、プローブ先端部では無く各プローブ
後端部の下面211a、215aに設けた突起ブロツク
213,217にある。この突起ブロツク213,21
7において、高さや傾斜角度の付与等の要素は、測定部
位に応じたものを選定すれば良い。
圧計の第4の実施例による赤外線センサ部の構成を示す
外観斜視図である。同図においても、210で示す赤外
線センサ部は、発光プローブ215、LED216、受
光プローブ211、PT212、プローブ連結帯21
8、カフ装着フアスナ219,220、そしてケーブル
221によつて構成される。また、第1の実施例(図
1)と異なる点は、プローブ先端部では無く各プローブ
後端部の下面211a、215aに設けた突起ブロツク
213,217にある。この突起ブロツク213,21
7において、高さや傾斜角度の付与等の要素は、測定部
位に応じたものを選定すれば良い。
【0040】この突起ブロツク213,217は、第1
の実施例と同様に装着すると、PT212、LED21
6の向きをカフ中枢側に向けるように、各プローブの位
置補正を行う。
の実施例と同様に装着すると、PT212、LED21
6の向きをカフ中枢側に向けるように、各プローブの位
置補正を行う。
【0041】(測定) 図9は本発明に係る光電容積脈波血圧計の第4の実施例
による測定状態を示す側面図である。第4の実施例にお
いても、図9のように、突起ブロツク213,217
は、阻血状態を得るため、カフ圧による230で示すカ
フの変形に対しても、プローブを251で示す動脈と平
行に保持するための盾として機能する。また250で示
す指の位置による太さの差異にも突起ブロツク213,
217の高さで十分に補正できる。
による測定状態を示す側面図である。第4の実施例にお
いても、図9のように、突起ブロツク213,217
は、阻血状態を得るため、カフ圧による230で示すカ
フの変形に対しても、プローブを251で示す動脈と平
行に保持するための盾として機能する。また250で示
す指の位置による太さの差異にも突起ブロツク213,
217の高さで十分に補正できる。
【0042】このように、第4の実施例においても、単
に、突起ブロック213、217の位置が異なる以外に
第1の実施例との差は無く、詳述すれば、赤外線センサ
部210の加圧時の向きを補正する方法の他の実施例で
あって、第1の実施例と同様に、赤外光センサ部210
による赤外光の光路を補正することによりカフ230を
減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すなわち、目
標動脈の容積変化を、特に、カフ230の中心部のみか
ら良好に検出することができる。
に、突起ブロック213、217の位置が異なる以外に
第1の実施例との差は無く、詳述すれば、赤外線センサ
部210の加圧時の向きを補正する方法の他の実施例で
あって、第1の実施例と同様に、赤外光センサ部210
による赤外光の光路を補正することによりカフ230を
減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すなわち、目
標動脈の容積変化を、特に、カフ230の中心部のみか
ら良好に検出することができる。
【0043】また、発光プローブ215と受光プローブ
211とにそれぞれ補正手段である突起ブロツク21
7,213を配したことにより、プローブを測定部位に
装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに済む
という効果がある。
211とにそれぞれ補正手段である突起ブロツク21
7,213を配したことにより、プローブを測定部位に
装着するときに赤外光の光路の補正を気にかけずに済む
という効果がある。
【0044】<第5の実施例>上述した第1〜第4の実
施例では、赤外線センサ部に突起ブロツクを設けていた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、カフ面に
突起ブロツクを設けても良い。
施例では、赤外線センサ部に突起ブロツクを設けていた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、カフ面に
突起ブロツクを設けても良い。
【0045】(カフ) 図8は本発明に係る光電容積脈波血圧計の第5の実施例
によるカフの構成を示す外観斜視図である。同図におい
て、カフ330は、全体的な構成は図2のカフ30と同
様であり、一面330aに取り付けたカフ固定用フアス
ナ331,332、他面330bに取り付けたカフ固定
用フアスナ337、そして、センサ固定用フアスナ33
3と、カフ縁部に設けたゴム管334とを具備してい
る。第5の実施例では、特に、図6で示した突起ブロツ
ク113,117のように傾斜を持つた突起ブロツク3
35,336をカフ330側に、すなわち、一面330
aに取り付けている。詳しくは、カフ固定用フアスナ3
33に対して突起ブロツクを具備しない赤外線センサ部
のカフ固定用フアスナを係合させ、発光プローブと受光
プローブの各先端部に対応する位置に、突起ブロツク3
35,336が設けられる。各突起ブロツクの傾斜面は
ゴム管334に向つて傾いている。
によるカフの構成を示す外観斜視図である。同図におい
て、カフ330は、全体的な構成は図2のカフ30と同
様であり、一面330aに取り付けたカフ固定用フアス
ナ331,332、他面330bに取り付けたカフ固定
用フアスナ337、そして、センサ固定用フアスナ33
3と、カフ縁部に設けたゴム管334とを具備してい
る。第5の実施例では、特に、図6で示した突起ブロツ
ク113,117のように傾斜を持つた突起ブロツク3
35,336をカフ330側に、すなわち、一面330
aに取り付けている。詳しくは、カフ固定用フアスナ3
33に対して突起ブロツクを具備しない赤外線センサ部
のカフ固定用フアスナを係合させ、発光プローブと受光
プローブの各先端部に対応する位置に、突起ブロツク3
35,336が設けられる。各突起ブロツクの傾斜面は
ゴム管334に向つて傾いている。
【0046】(測定)図10は本発明に係る光電容積脈
波血圧計の第5の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。第5の実施例においても、第1の実施例と同様
に、各プローブの先端部を正しくカフ330の突起ブロ
ツク335,336に当接させることで作用及び効果は
同様のものを得られる。図10のように、指350の動
脈351が阻血状態に達したときの動脈351と赤外線
センサ部310の各プローブとは平行に保持される。
波血圧計の第5の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。第5の実施例においても、第1の実施例と同様
に、各プローブの先端部を正しくカフ330の突起ブロ
ツク335,336に当接させることで作用及び効果は
同様のものを得られる。図10のように、指350の動
脈351が阻血状態に達したときの動脈351と赤外線
センサ部310の各プローブとは平行に保持される。
【0047】以上説明したように、第5の実施例におい
ては、カフ330に突起ブロツク335,336を配し
たことにより、得られる効果は第1の実施例及び第3の
実施例と同様であつて、プローブを測定部位に装着する
ときに赤外光の光路の補正を気にかけずに済むと共に、
カフに配した突起の傾斜面の角度や向きによつて、赤外
光の光路の選択幅を増やすことができるという効果があ
る。勿論、突起ブロツクの形状は、図1のように直方体
であつても、本発明の趣旨を逸脱しない他の形状であつ
ても良い。
ては、カフ330に突起ブロツク335,336を配し
たことにより、得られる効果は第1の実施例及び第3の
実施例と同様であつて、プローブを測定部位に装着する
ときに赤外光の光路の補正を気にかけずに済むと共に、
カフに配した突起の傾斜面の角度や向きによつて、赤外
光の光路の選択幅を増やすことができるという効果があ
る。勿論、突起ブロツクの形状は、図1のように直方体
であつても、本発明の趣旨を逸脱しない他の形状であつ
ても良い。
【0048】<第6の実施例>上述した第1〜第5実施
例では、特に赤外線センサ部のプローブの材質を定義し
ていないが、この第6の実施例では、その材質による作
用効果に特徴がある。 (赤外線センサ部)図11は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第6の実施例による赤外線センサ部の構成を示
す側面図である。本実施例の赤外線センサ部410は、
図11に示すように、矢印の方向に受光プローブ411
及び発光プローブ415がしなる材質で構成され、この
弓状のしなりによつて、前述の実施例で述べた突起ブロ
ツクに相当する効果を得る。上記材質として、例えば、
塩化ビニールがある。
例では、特に赤外線センサ部のプローブの材質を定義し
ていないが、この第6の実施例では、その材質による作
用効果に特徴がある。 (赤外線センサ部)図11は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第6の実施例による赤外線センサ部の構成を示
す側面図である。本実施例の赤外線センサ部410は、
図11に示すように、矢印の方向に受光プローブ411
及び発光プローブ415がしなる材質で構成され、この
弓状のしなりによつて、前述の実施例で述べた突起ブロ
ツクに相当する効果を得る。上記材質として、例えば、
塩化ビニールがある。
【0049】(測定)図12は本発明に係る光電容積脈
波血圧計の第6の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。
波血圧計の第6の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。
【0050】本実施例では、カフ430が阻血状態まで
加圧されるときの変形に対して、徐々に弓状に変形し、
図12に示すように、指450の動脈451を阻血する
カフ圧では、各プローブのLED416、PT412が
カフ中枢側に向くことを防止できる。
加圧されるときの変形に対して、徐々に弓状に変形し、
図12に示すように、指450の動脈451を阻血する
カフ圧では、各プローブのLED416、PT412が
カフ中枢側に向くことを防止できる。
【0051】以上説明したように、第6の実施例におい
ても、第1の実施例と同様の効果が得られ、特に、各プ
ローブに柔軟性を付加したことにより、赤外光の光路を
変化させずにカフを加圧できるという効果がある。
ても、第1の実施例と同様の効果が得られ、特に、各プ
ローブに柔軟性を付加したことにより、赤外光の光路を
変化させずにカフを加圧できるという効果がある。
【0052】<第7の実施例> (赤外線センサ部)図13は本発明に係る光電容積脈波
血圧計の第7の実施例による赤外線センサ部の構成を示
す側面図である。本実施例の赤外線センサ部510は、
図13に示すように、受光プローブ511及び発光プロ
ーブ515が弓状に設けた構成であつて、この形状によ
つて、前述の実施例で述べた突起ブロツクに相当する効
果を得る。上記受光プローブ511及び発光プローブ5
15の材質として、例えば、ポリプロピレンやポリカー
ボイド等がある。
血圧計の第7の実施例による赤外線センサ部の構成を示
す側面図である。本実施例の赤外線センサ部510は、
図13に示すように、受光プローブ511及び発光プロ
ーブ515が弓状に設けた構成であつて、この形状によ
つて、前述の実施例で述べた突起ブロツクに相当する効
果を得る。上記受光プローブ511及び発光プローブ5
15の材質として、例えば、ポリプロピレンやポリカー
ボイド等がある。
【0053】(測定)図14は本発明に係る光電容積脈
波血圧計の第7の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。
波血圧計の第7の実施例による測定状態を示す側面図で
ある。
【0054】本実施例では、カフ530が阻血状態まで
加圧されるときの変形に対して、予め弓状に形成したお
いたため、図14に示すように、指550の動脈551
を阻血するカフ圧では、各プローブのLED、PTがカ
フ中枢側に向くことを防止できる。
加圧されるときの変形に対して、予め弓状に形成したお
いたため、図14に示すように、指550の動脈551
を阻血するカフ圧では、各プローブのLED、PTがカ
フ中枢側に向くことを防止できる。
【0055】以上説明したように、第7の実施例におい
ても、第1の実施例と同様の効果が得られ、特に、カフ
の加圧後の形状にならうように各プローブを予め弓状に
形成したことにより、赤外光の光路を極端に変化させず
にカフを加圧できるという効果がある。
ても、第1の実施例と同様の効果が得られ、特に、カフ
の加圧後の形状にならうように各プローブを予め弓状に
形成したことにより、赤外光の光路を極端に変化させず
にカフを加圧できるという効果がある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
赤外光センサ部による赤外光の光路を補正することによ
りカフを減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すな
わち、目標動脈の容積変化を、特に、カフの中心部のみ
から良好に検出することができる。
赤外光センサ部による赤外光の光路を補正することによ
りカフを減圧する段階で、測定部位に流れる血液、すな
わち、目標動脈の容積変化を、特に、カフの中心部のみ
から良好に検出することができる。
【0057】また、発光プローブと受光プローブとにそ
れぞれ補正手段である突起ブロツクを配したことによ
り、又は、カフに突起ブロツクを配したことにより、プ
ローブを測定部位に装着するときに赤外光の光路の補正
を気にかけずに済む。
れぞれ補正手段である突起ブロツクを配したことによ
り、又は、カフに突起ブロツクを配したことにより、プ
ローブを測定部位に装着するときに赤外光の光路の補正
を気にかけずに済む。
【0058】また、各プローブ、又は、カフに配した突
起に傾斜を設け、この傾斜面の角度や向きによつて、赤
外光の光路の選択幅を増やすことができる。
起に傾斜を設け、この傾斜面の角度や向きによつて、赤
外光の光路の選択幅を増やすことができる。
【0059】
【図1】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第1の実施
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第1の実施
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
【図3】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第1の実施
例による測定状態を示す側面図である。
例による測定状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第2の実施
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
【図5】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第2の実施
例による測定状態を示す側面図である。
例による測定状態を示す側面図である。
【図6】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第3の実施
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第4の実施
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
例による赤外線センサ部の構成を示す外観斜視図であ
る。
【図8】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第5の実施
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
例によるカフの構成を示す外観斜視図である。
【図9】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第4の実施
例による測定状態を示す側面図である。
例による測定状態を示す側面図である。
【図10】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第5の実
施例による測定状態を示す側面図である。
施例による測定状態を示す側面図である。
【図11】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第6の実
施例による赤外線センサ部の構成を示す側面図である。
施例による赤外線センサ部の構成を示す側面図である。
【図12】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第6の実
施例による測定状態を示す側面図である。
施例による測定状態を示す側面図である。
【図13】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第7の実
施例による赤外線センサ部の構成を示す側面図である。
施例による赤外線センサ部の構成を示す側面図である。
【図14】本発明に係る光電容積脈波血圧計の第7の実
施例による測定状態を示す側面図である。
施例による測定状態を示す側面図である。
【図15】従来例による光電容積脈波血圧計の測定状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図16】従来例による光電容積脈波血圧計の測定状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
10,110,210,410,510,800 赤
外光センサ部 11,111,211,411,511,811 受
光プローブ 12,112,212,812 PT 13,17,113,117,213,217 突起ブ
ロツク 15,115,215,415,515,815 発
光プローブ 16,116,216,816 LED 18,118,218 プローブ連結帯 19,20,119,120,219,220 カフ
装着フアスナ 21,121,221 ケーブル 30,30’,330,430,530 カフ 31,32,31’,32’,33a’,37 カフ固
定用フアスナ 33,333 センサ装着フアスナ 33b’ 粘着面 34,34’,334 ゴム管 35,36 透光面 50,50’,250,350,450,550,85
0,850’ 指 51,51’,251,351,451,551,85
1,851’ 動脈 331,332,337 カフ固定用フアスナ
外光センサ部 11,111,211,411,511,811 受
光プローブ 12,112,212,812 PT 13,17,113,117,213,217 突起ブ
ロツク 15,115,215,415,515,815 発
光プローブ 16,116,216,816 LED 18,118,218 プローブ連結帯 19,20,119,120,219,220 カフ
装着フアスナ 21,121,221 ケーブル 30,30’,330,430,530 カフ 31,32,31’,32’,33a’,37 カフ固
定用フアスナ 33,333 センサ装着フアスナ 33b’ 粘着面 34,34’,334 ゴム管 35,36 透光面 50,50’,250,350,450,550,85
0,850’ 指 51,51’,251,351,451,551,85
1,851’ 動脈 331,332,337 カフ固定用フアスナ
Claims (5)
- 【請求項1】 血流状態を空気圧で調整するカフと、赤
外光の血液による吸光或は乱反射により目標動脈の脈波
を検出する赤外光検出手段とを備え、前記カフの減圧時
に、赤外光の血液による吸光或は乱反射により検出され
る脈波に基づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計に
おいて、 前記カフを前記赤外光検出手段と積層して測定部位に装
着した状態における、前記赤外光検出手段による赤外光
の光路の前記目標動脈の流れ方向に対する傾きを補正す
る補正手段を備えることを特徴とする光電容積脈波血圧
計。 - 【請求項2】 前記赤外光検出手段と前記補正手段とを
それぞれプローブに配したことを特徴とする請求項1に
記載の光電容積脈波血圧計。 - 【請求項3】 前記赤外光検出手段をプローブに配し、
前記補正手段を前記カフに配したことを特徴とする請求
項1記載の光電容積脈波血圧計。 - 【請求項4】 前記補正手段を突起としたことを特徴と
する請求項2又は3に記載の光電容積脈波血圧計。 - 【請求項5】 前記突起に傾斜を設けたことを特徴とす
る請求項4に記載の光電容積脈波血圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041524A JP3040504B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 光電容積脈波血圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041524A JP3040504B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 光電容積脈波血圧計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04279146A JPH04279146A (ja) | 1992-10-05 |
JP3040504B2 true JP3040504B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=12610781
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3041524A Expired - Fee Related JP3040504B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 光電容積脈波血圧計 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3040504B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2599813B (en) * | 2019-06-19 | 2023-02-15 | Yazaki Energy System Corp | Method for manufacturing vacuum heat insulator and vacuum heat insulator |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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