JP3040451B2 - モノクローナル抗体 - Google Patents

モノクローナル抗体

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JP3040451B2 JP2291725A JP29172590A JP3040451B2 JP 3040451 B2 JP3040451 B2 JP 3040451B2 JP 2291725 A JP2291725 A JP 2291725A JP 29172590 A JP29172590 A JP 29172590A JP 3040451 B2 JP3040451 B2 JP 3040451B2
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昌之 宮坂
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昌之 宮坂
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマウスのインターロイキン2(以下、IL−2
という)レセプターβ鎖を認識するモノクローナル抗体
に関する。
[従来の技術] Tリンパ球の主要な増殖因子であるIL−2は、細胞表
面に存在する特異的レセプターに結合することによって
機能する。このIL−2レセプターを構成するポリペプチ
ド鎖には、少なくとも2種類(α鎖、β鎖)のものが存
在する。IL−2レセプターには親和性の異なる3種類の
ものが存在するが、低親和性のレセプターはα鎖のみか
ら、中親和性レセプターはβ鎖のみから、高親和性レセ
プターはα鎖、β鎖の複合体により形成される。
この2種類のポリペプチド鎖のうち、IL−2のシグナ
ル伝達に直接的に関与するのはβ鎖である。本発明者ら
は、ヒトIL−2レセプターβ鎖を認識するモノクローナ
ル抗体の作製をするとともに、これを用いてヒトβ鎖を
コードするcDNAの単離に成功した[Tsudo,M.,Kitamura,
F.,Miyasaka,M:Proc.Natl.Acad.Sci.USA,86巻、1982−1
986頁(1989);Hatakeyama,M.,Tsudo,M.,Minamoto,S.,K
ono,T.,Doi,T.,Miyata,T.,Miyasaka,M.,Taniguchi,T.;S
cience,244巻、551−556頁(1989)]。
一方、マウスIL−2レセプターβ鎖に反応するモノク
ローナル抗体は、まだ知られていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、マウスのIL−2レセプターβ鎖を認
識するモノクローナル抗体を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 本発明者らは、このような問題を解決すべく研究を行
った結果、前述のヒトIL−2レセプターβ鎖のcDNAを用
いてクロスハイブリド化することにより、マウスIL−2
レセプターβ鎖をコードするcDNAの単離に成功した[Ko
no,T.,Doi,T.,Yamada,G.,Hatakeyama,M.,Minamoto,S.,T
sudo,M.,Miyasaka,M.,Miyata,T.,Taniguchi,T.;Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA,87巻、1806−1810頁(1990)]。さら
に、このcDNAを遺伝子導入することにより、マウスIL−
2レセプターβ鎖を高率に発現する細胞株を作成した。
そして、これを免疫原として用いることにより、マウス
のIL−2レセプターβ鎖に対するモノクローナル抗体を
得るに至った。
すなわち本発明は、マウスのIL−2レセプターβ鎖を
認識するモノクローナル抗体に関する。
なお、本発明のモノクローナル抗体は、下記の性質を
有しているものが好ましい。
(A)マウスインターロイキン2レセプターβ鎖を特異
的に認識する。
(B)マウスインターロイキン2レセプターα鎖には反
応しない。
(C)インターロイキン2とマウスインターロイキン2
レセプターβ鎖との結合を特異的に阻害する。
(D)高親和性のマウスインターロイキン2レセプター
へのインターロイキン2の結合を阻害する。
(E)低親和性のマウスインターロイキン2レセプター
へのインターロイキン2の結合を阻害しない。
(F)インターロイキン2によるC57BL/6マウス脾臓細
胞の増殖を抑制するが、コンカナバリンAによる前記細
胞の増殖には実質的に影響を与えない。
本発明のモノクローナル抗体は、次のようにして作製
することができる。
まず、マウスIL−2レセプターβ鎖のcDNAを含むプラ
スミドから、制限酵素を用いて該cDNAの断片を切り出
す。これをpBluescript SKベクターの制限部位に挿入
し、プラスミドSK−mIL−2Rβを作成する。これを制限
酵素で処理して、ポリリンカー部位の一部を含むcDNA断
片を得る。これを改良BCMGNeoベクターの制限部位に挿
入して、マウスIL−2レセプターβ鎖のcDNAを挿入した
発現ベクターBCMGSmIL−2Rβを得る。
このようにして得られた該発現ベクターを、ラットα
鎖を発現するT細胞株に遺伝子導入する。その方法とし
ては、電気穿孔法、プロトプラスト融合法などが例示さ
れる。そして、G418薬剤耐性株を選択した後、cDNA導入
細胞株のマウスβ鎖の発現を検索し、それが明らかに認
められる遺伝子導入細胞株を得る。
上記の細胞株をラットに皮下注射して、免疫を生ぜし
める。こうして得られた免疫ラットのリンパ節細胞とマ
ウスのミエローマ細胞とを細胞融合させて、ハイブリド
ーマを作成する。HAT培地により細胞融合株を選択した
後、培養上澄中のマウスIL−2レセプターβ鎖に対する
抗体活性を検索し、抗マウスβ鎖抗体を産出するハイブ
リドーマを得る。これを限界希釈法によりクローニング
した後、マウスの腹腔内に移植し、該抗体を含む腹水を
得る。この腹水により、アフィニティークロマトグラフ
ィーによって抗体を精製する。
[発明の効果] 本発明によって、マウスのIL−2レセプターβ鎖を認
識するモノクローナル抗体を得た。
このことによって、移植、自己免疫疾患などの実験モ
デルにおけるIL−2/IL−2レセプター系の関与について
も解析が可能になった。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。本発明は実
施例によって限定されるものではない。
(1)細胞株 HTLV−1感染ラットT細胞株TART−1(北海道大学医
学部・吉木博士より供与を受けた)、マウスリンパ腫EL
−4及び5.1.2は、10%の牛胎児血清(FCS)を加えたRP
MI1640培地を用いて維持した。マウスIL−2依存性T細
胞株CTLL−2及びHT−2、BALB/cマウス胎児肝由来IL−
2依存性細胞株LFD−14(自治医大・湊博士より供与を
受けた)は、1−5nMの濃度のIL−2を含む10%のFCSを
加えたRPMI1640培地を用いて継代維持した。
(2)マウスIL−2レセプターβ鎖cDNAを挿入した発現
ベクターの作成 マウスIL−2レセプターβ鎖のcDNAを含むプラスミド
pMIL−2Rβ−36から、制限酵素EcoR I、BamH Iを用いる
ことにより、β鎖cDNA断片を切り出した。このcDNA断片
は1.7kbの長さを有し、β鎖蛋白のコーディング領域の
全域を含んでいた。これをpBluescript SKベクター(S
tratagene)のEccR I、BamH I制限部位に挿入し、プラ
スミドSK−mIL−2Rβを作成した。このプラスミドを制
限酵素、Xho I、Not Iで処理することにより、pBluescr
ipt SKのポリリンカー部位の一部を含む約1.7kbのcDNA
断片を得た。
これを改良BCMGNeoベクターのXho I、Not I制限部位
に挿入することにより、遺伝子導入細胞株を作成するた
めのプラスミドBCMGSmIL−2Rβを得た。この発現ベクタ
ーは、サイトメガロウイルスのプロモーターと、ネオマ
イシン耐性遺伝子とを有していた。
(3)マウスIL−2レセプターβ鎖cDNA導入細胞株の作
製 (2)で得られた発現ベクターBCMGSmIL−2Rβを、ラ
ットα鎖を発現するT細胞株TART−1に電気穿孔法で遺
伝子導入した。G418を加えて、ネオマイシン耐性株を選
択した後、マウスβ鎖を発現するcDNA導入細胞株を、次
の2つの方法によって検索した。
1)高親和性IL−2受容体の発現 2)マウスβ鎖cDNAをプローブとしたRNAドットプロッ
ト法 すなわち前者では、高親和性(125I標識ヒトIL−2の
終濃度62.5pM)、及び低親和性(125I標識IL−2の終濃
度2nM)の条件下でIL−2の結合試験を行い、両条件に
おける結合量を比較した。また後者ではcDNA導入株の細
胞質内RNAを調製し、ナイロン膜に固相化した後、32P標
識したマウスβ鎖cDNAと結合するRNAの存在を検索し
た。以上の方法により、マウスβ鎖の発現が明らかに認
められる遺伝子導入細胞株(TART−mβ)を得た。
(4)モノクローナル抗体の作製 雌Sprague−Dawleyラットを、1.2〜2×107のTART−
mβを1週間間隔で5回、後肢足蹠に注射することによ
って免疫した。最終免疫の3日後に、ポリエチレングリ
コール4000(メルク社)を用いて、常法により、膝窩リ
ンパ節細胞とマウスのミエローマ細胞PAIとを細胞融合
させ、ハイブリドーマを作製した。HAT培地を用いて細
胞融合株を選択した後、ハイブリドーマ培養上澄中のマ
ウスIL−2レセプターβ鎖に対する抗体活性を、次の2
つを指標に検索し、抗マウスβ鎖抗体(TM−β1、ラッ
トIgG 2b)を産出するハイブリドーマを得た。(該TM−
β1産生ハイブリドーマは、工業技術院微生物工業技術
研究所に微工研菌寄第11780号として寄託されてい
る。) 1)LFD−14に対するIL−2の結合阻害試験 2)TART−mβに対する反応性 これを限界希釈法で2回クローニングした後、BALB/c
ヌードマウス腹腔内に移植し、TM−β1を含む腹水を得
た。TM−β1抗体はマウス腹水より、プロテインAをリ
ガンドとするアフィニティークロマトグラフィー(MAPS
−IIキット、バイオラッド社)によって精製した。
(5)IL−2結合試験 種々の細胞に対するIL−2結合試験は、Tsudoらの方
法[Tsudo,M.,Karasuyama,H.,Kitamura,F.,Nagasaka,
Y.,Tanaka,T.,Miyasaka,M.;J.Immunol.,143巻、4039−4
043頁(1989)]に従った。すなわち、50μの細胞浮
遊液に25μの検体と125I標識IL−2希釈液25μを加
え、氷浴上で1時間反応させた。反応液を200μの80
%ジブチルフタル酸−20%オリーブ油に重層し、10,000
rpmで1.5分遠心することによって非結合IL−2を分離
し、細胞に結合した放射活性をガンマカウンターで測定
した。ヒト組替えIL−2(武田薬品工業株式会社により
供与を受けた)はエンザイモビーズ(バイオラッド社)
を用いて放射性ヨウ素標識した。その比活性は60,000〜
100,000cpm/ngであった。また受容体とIL−2の解離定
数及び細胞あたりの受容体の発現数は、スキャッチャー
ド解析によって算定した。
(6)IL−2の化学架橋試験 IL−2の化学架橋試験は、Tsudoらの方法(前出の文
献を参照)に従って、高親和性(125I標識IL−2の終濃
度200pM)及び低親和性(125I標識IL−2の終濃度2nM)
の結合条件で検討を行った。すなわち、100μ中に1
×107の細胞を含むリン酸緩衝液(PBS)に50μの検体
と50μの125I標識IL−2を加え、氷上で1時間反応さ
せた。これに8μの50mMスベリン酸ジスクシンイミジ
ル(ピアス社)を加え、室温で15分間反応させた。500
μの1mM EDTA、140mM NaClを含む10mM Tris緩衝液(p
H7.4)を加えて反応を終了させ、PBSで洗浄した後に、
細胞を溶解緩衝液(1%NP−40、2mMフェニルメチルス
ルホニルフルオリド、150mM NaClを含む10Mm Tris緩衝
液(pH7.4))で可溶化し、IL−2受容体−125I標識IL
−2複合体を得た。これをドデシル硫酸ナトリウム/ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)によって
解析した。
(7)免疫蛍光染色 培養細胞の免疫蛍光染色は、以下の方法で行った。す
なわち、1×106個の細胞にTM−β1抗体を加え、氷浴
上で30分反応させた後、遠心洗浄した。次に第二抗体と
してフルオレセインイソチオシアネート(FITC)で標識
したウサギ抗ラットイムノグロブリン抗体を加え、氷浴
上で30分反応させた後、遠心洗浄した。細胞はフローサ
イトメーター(エピックスCS)で解析した。対照として
は第二抗体のみを加えたものを用いた。
マウス脾臓細胞の二色蛍光染色は、以下の方法で行っ
た。すなわち、1×106個のC57BL/6マウス脾臓細胞に、
FITC標識した抗マウスThy 1、抗マウスCD4、抗マウスCD
8、抗マウスCD3、抗NK1.1、抗マウスイムノグロブリン
(sIg)などの各種の抗体と、ビチオン化TM−β1抗体
とを加え、氷浴上で30分反応させた後、細胞を遠心洗浄
した。次に二次試薬として、アビジン標識フィコエリス
リン(PE)を加え、氷浴上で30分反応させた後、細胞を
遠心洗浄し、同様の解析を行った。
(8)免疫沈降 TART−mβ細胞及びTART−1をグルコースオキシター
ゼ・ラクトペルオキシダーゼ法で放射性ヨウ素標識し
た。細胞を溶解緩衝液で可溶化した後、あらかじめマイ
クロタイタープレートに固相化したTM−β1抗体又は正
常ラットIgG(シグマ社)を用い、免疫沈降を行った。
回収した免疫沈降物をSDS−PAGEで解析した。
(9)コンカナバリンA及びIL−2による細胞増殖に及
ぼす影響 C57BL/6マウス脾臓細胞を各種濃度のTM−β1抗体又
は正常ラットIgGの存在のもとに、5μg/mlのコンカナ
バリンA(Con A、シグマ社)又は1nMのIL−2で刺激し
た。細胞の3H標識チミジンの取り込みを指標として、Co
n A刺激の場合は2日後に、IL−2刺激の場合は4日後
に、DNA合成を測定した。
(10)結果 フローサイトメトリーの結果、前述のようにして得ら
れたTM−β1抗体は、マウスβ鎖を発現する細胞株、す
なわちCTLL−2、HT−2及びTART−mβなどと反応する
ことが示された(図1)。一方、TART−1及びマウスα
鎖のみを発現する5.1.2とは反応しなかった(図1)。
マウス脾臓細胞では、その約5%がTM−β1抗体と反応
した(図2)。二重染色の結果、TM−β1抗体との反応
性は、主にCD8陽性T細胞及びNK1.1陽性NK細胞に認めら
れた(図2)。IL−2結合をスキャッチャードプロット
解析した結果、TM−β1抗体は高親和性受容体へのIL−
2結合を阻害するが、低親和性受容体へのIL−2結合に
ついては無効であった(図3)。
また、IL−2の化学架橋実験の結果、TM−β1抗体は
IL−2とIL−2レセプターβ鎖との結合を特異的に阻害
することが確認された(図4)。また免疫沈降の結果、
TM−β1抗体は、マウスIL−2レセプターβ鎖cDNA導入
細胞TART−mβより、分子量約75〜85kDaの抗原を沈降
した。これに対して、正常ラットIgG(nIgG)を用いた
場合は、沈降物は認められなかった(図5)。
さらに、TM−β1抗体はIL−2による脾臓細胞の増殖
を抑制するが、ConAによる細胞増殖にはほとんど影響し
ないことがわかった(図6)。
以上の結果から、TM−β1抗体はマウスIL−2受容体
β鎖のIL−2結合部位を認識する抗体であると結論され
た。
【図面の簡単な説明】
図1はTM−β1抗体によって蛍光染色されるマウスIL−
2レセプターβ鎖の培養細胞における発現を、フローサ
イトメトリーで測定した結果を示す。 図2(a)〜(f)はTM−β1抗体で認識されるマウス
IL−2レセプターβ鎖のマウス脾臓細胞における発現
を、他のリンパ球マーカーと併せて、フローサイトメト
リーで測定した結果を示す。 (a):抗マウスCD3、(b):抗マウスThy 1、
(c):抗マウスCD4、(d):抗NK1.1、(e):抗マ
ウスCD8、(f):抗マウスイムノグロブリン(sIg)。 図3(a)、(b)はTART−mβ及びTART−1細胞に対
する125I標識IL−2の結合試験の結果を示す。 (a):TART−mβ、(b):TART−1 図4はTART−mβ及びTART−1細胞に125I標識IL−2を
反応させ、化学架橋させた後の125I標識IL−2とIL−2
レセプターの複合体をSDS−PAGEで解析した結果を示
す。 図5はTM−β1抗体が沈降させた125I標識細胞抽出物成
分のSDS−PAGE泳動の結果を示す。 図6(a)、(b)はIL−2(1nM)及びConA(5μm/m
l)で刺激したマウス脾臓細胞の3H標識チミジン取り込
みの測定結果を示す。 (a):IL−2、(b):ConA。 記号及び番号 図1:実線……TM−β1抗体による染色結果 点線……第2抗体のみの対照 図2:1〜4……細胞の分布を示す。各抗原を発現する細
胞は、領域1に最も多く存在し、2、3、4と漸次減少
する。 図3:●‥‥TM−β1抗体(40μg/ml)存在下 ○……TM−β1抗体非存在下 図4:1〜3……TART−mβ 4〜6……TART−1 1,4……TM−β1抗体、非標識IL−2とも非存在下 2,5……非標識IL−2存在下 3,6……TM−β抗体存在下 図5:1,2……TART−mβ 3,4……TART−1 1,3……正常ラットIgG(nIgG)による免疫沈降物 2,4……TM−β1による免疫沈降物 図6:●……TM−β1抗体存在下 ○……対照抗体存在下
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:91) (72)発明者 宮坂 昌之 東京都文京区本駒込3丁目18番22号 財 団法人東京都臨床医学総合研究所内 (72)発明者 通堂 満 京都府綴喜郡田辺町花住坂3丁目20−8 (56)参考文献 特開 平2−242695(JP,A) Proceedings of th e National Academy of Science、1930年3月、 第87巻、p.1806−1810 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 - 15/90 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受託番号がFERM P−11780であるハイブ
    リドーマにより産生される、マウスインターロイキン2
    レセプターβ鎖を認識するモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】インターロイキン2とマウスインターロイ
    キン2レセプターβ鎖との結合を阻害することを特徴と
    する、請求項1記載のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】マウスインターロイキン2レセプターβ鎖
    のインターロイキン2結合部位を認識することを特徴と
    する、請求項1又は2記載のモノクローナル抗体。
  4. 【請求項4】受託番号がFERM P−11780であるハイブ
    リドーマ。
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