JP3040397B2 - Nc加工用データの作成方法 - Google Patents
Nc加工用データの作成方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はNC加工用データの作成方法に関し、特に、回
転切削加工工具により切削加工を行う場合における、該
工具の傾きと切削加工面の傾きとを考慮したNC加工用デ
ータを作成する方法に関する。 (従来の技術) 金型等の被加工物に対する加工においては、加工負荷
条件を加味して加工を行なうことが望ましい。特に、NC
加工を行なう場合は、加工負荷条件、広くは加工条件を
考慮する必要がある。ところが例えば、特開昭60−1351
62号等においては、モデルの三次元形状からNC加工用の
データを作成しているに過ぎない。 (発明が解決しようとする問題点) 従って、第6図に示すような斜角部分を有する被加工
物に対しては、切削抵抗の大きい斜面部分での加工速度
に、全体の加工速度を合わせていた。そのために、本来
より高速で加工できる水平部分も斜面の加工速度にて加
工されるので、全体の加工効率は低いものとなつてい
た。逆に、加工速度を上げれば、加工精度の方が犠牲と
なつていた。 そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものでその目的は、工具の進行方向の傾きと切削加
工面の傾きとを考慮したNC加工用データの作成方法を提
案することにより、この方法により作成されたNC加工用
データにより高い切削加工精度と切削加工効率を両立さ
せるものである。 (問題点を解決するための手段及び作用) 上記課題を達成するための本発明のNC加工用データの
作成方法の構成は、 回転切削工具の回転速度と送り速度とを規定する加工
速度データを、加工負荷条件に応じて予め複数通り設定
しておき、 前記工具の回転軸に対する前記工具の進行方向の傾き
(θQ)を表す第1のデータと、被加工物の切削加工さ
れる面の面直ベクトルの、前記工具の回転軸に対する傾
き(θM)を表す第2のデータとに基づいて、該被加工
物に前記工具により前記所定の切削加工を行ったときの
前記工具の加工負荷条件を判断し、 前記予め設定された加工速度データから、上記判断さ
れた加工負荷条件に応じて工具の回転速度と送り速度と
を規定する第3のデータを選択し、 前記工具による前記所定の切削加工を表すNC軌跡デー
タに、上記選択された第3のデータを付加することを特
徴とする。 (実施例) 以下添付図面を参照して本発明に係る実施例を説明す
る。先ず、第1図,第2図を用いて、実施例のNCデータ
作成方法が、いかなる要素に基づいて、どのようにNCデ
ータを作成するかを説明する。 第2図は、カッタ2が点P1から点P2まで移動して、被
加工物1を切削加工する様子を示す。ここで、被加工物
1は斜面3を有し、その斜面3の角度は被加工物1の任
意の水平面に対してα度とし、水平面4と斜面3とは交
線5を有するものとする。また、点P1,点P2は、NC装置
における教示点であるので、必ずしも斜面3上にあると
は限らない。ここで、上記水平面4を切削加工具の回転
軸に垂直な面に設定する。この水平面4においてx,y座
標を設定し、y軸をxy面に垂直に座標軸zを取る。ま
た、点P1,点P2の水平面4への正射影をP′1,P′2と
し、ベクトルP1P2と水平面4との交点をQとすると、水
平面4上への正射影であるベクトルP′1P′2はベクト
ルP1P2と点Qで交わる。ベクトルP1P2と水平面4とのな
す角度をθ1とする。 カッタ2が第2図に示したような軌跡をとる場合、カ
ッタ2の切削時の負荷条件は、カッタの進行方向に対す
る加工面の相対的な傾きで決る。即ち、この相対的な傾
きは2つの要素を有することとなる。1つは切削軸に対
するカッタ2の進行方向の傾きであり、1つは切削軸に
対する加工面の傾きである。 即ち、被加工物1の加工面が水平面に対して傾いてい
ればいるほど(即ち、加工面の傾斜角度が大きければ大
きいほど)、切削軸は加工面に対してより傾むくことと
なるために、それはカッタ2の切削軸を曲げようとす
る、より大きな負荷の増大となる。同様に、カッタ2の
進行方向が被加工物1の加工方向に平行をなしていても
カッタ2の切削軸がこの加工方向に対して傾いていれ
ば、この傾きに応じて水平面に対してより平行であれば
あるほど(即ち、進行方向の水平面に対する角度が小さ
ければ小さいほど)、カッタ2の単位距離の移動におい
て水平方向の移動距離が大きくなり、その分だけカッタ
2にかかる折り曲げ力が増大することとなる。 そこで本実施例では、負荷条件が、加工面の傾きのみ
ならず、カッタ2の進行方向とその進行方向に対する加
工面の傾きをも考慮して決定されなければならないこと
に着目し、進行方向の傾きと、切削面の傾きとを両方考
慮して、いずれかの大きな方の傾きに基づいて切削時の
負荷の度合を決定する。 さて、以下の第1図において、上述した進行方向の傾
き及び、切削面の傾きなる言葉の定義を行ない、更にど
のようにして負荷条件を決定するかを説明する。 第1図において、加工点P2を通り斜面3に面直なベク
トルP2Mと水平面(xy面)とのなす角度をθ2とする
と、ベクトルP2Mとz軸とのなす角度は90−θ2であ
る。即ち、角度90−θ2をθMと呼ぶとすれば、角度θ
Mは斜面の傾きを表す量となる。便宜上、xyz軸のうち
y軸を交線5に一致させ、水平面4と斜面3との交角を
αと定義したが、斜面3の傾きを法線ベクトルの傾きθ
Mにより定義すれば、xyz軸が任意であっても斜面3の
傾きをθM又はθ2よって定義することができる。従っ
て、上記の「切削加工面の傾き」をθMまたはθ2によ
って定義することができる。 又、上記の「進行方向の傾き」とは、加工方向のみに
依存するから、ベクトルP1P2とxy平面との交角、即ち、
ベクトルP1P2とベクトルP′1P′2とのなす角度、即
ち、前述の角度θ1であると定義できる。このθ1は進
行方向にのみ依存し、被加工物1の形状には依存しない
量である。尚、NC装置においては、角度はz軸に対する
傾きをもって表すのが通例であるから、「進行方向の傾
き」を第1図に示すようにθQ(=90−θ1)によって
表しても良い。 この表記を用いて、負荷(即ち、工具の軸に対して直
角にかかる負荷)をより改善することを可能ならしめる
条件を導く。 即ち、「切削加工面の傾き」に関しては、前述したよ
うに、加工面の傾斜角度が大きくなればなるほど、即
ち、角度θMがより大きい(反対に、角度θ2がより小
さい)ほど、カッタ2の切削軸を曲げようとするような
負荷の増大となる。また、「進行方向の傾き」に関して
は、カッタ2の進行方向の水平面に対する角度が小さけ
れば小さいほど、即ち、切削軸と進行方向との成す角度
θQが大きければ大きい(反対に、角度θ1がより小さ
い)ほど、カッタ2にかかる折り曲げ力が増大する。従
って、θQとθMのどちらが大きくなっても(或いはθ
2とθ1のどちらが小さくなっても)、負荷条件は悪く
なることになる。即ち、負荷条件の良否は、θQとθM
の大きい方(或いはθ2とθ1の小さい方)の角度をも
とに決定することができる。しかし、本明細書ではθQ
とθMの大きい方を用いることする。 このように、加工精度を向上するためには、加工時の
負荷条件を前もって考慮する必要があり、これには工具
の進行方向の傾き(角度θQまたはθ1)と切削加工面
の傾き(θQまたはθ1)とに基づいて判断する。工具
の進行方向の傾きと切削加工面の傾きとが、双方とも、
工具に対する負荷の変動要因となるからである。 尚、以下に説明する実施例では、加工時における負荷
を軽減する目的で制御する要素として、カッタ送り速度
とカッタ回転速度とを用いる。 第3図に、上記のようにして決定された角度θに対す
る、カツタ送り速度(mm/分)又はカツタ回転速度(RP
M)の関係を、そのカツタの径を色々と変えた場合(6
φ〜40φ)において、夫々示す。同図では、横軸が表す
傾斜角θが大きくなるほど、カッタ送り速度(mm/分)
とカッタ回転速度(rpm)を小さくしている。即ち、
「工具の進行方向の傾きθQ」と「切削加工面の傾きθ
Mのうちの大きい方の角が大きくなるほど、送り速度、
回転速度とも、遅くすることにより工具にかかる負荷を
軽減している。 第4図に、このようなNCデータを作成する手順の概要
を示す。第5図は、本実施例に係るデータ作成方法を適
用したNCデータ作成プログラムの入力/出力フアイルの
関係を示す。 不図示のホストコンピユータシステムでは、製品図,
工程図,カツタ図等を基にして、モデルの三次元座標デ
ータフアイル(現図データフアイル)を、磁気デイスク
等に登録しておく。更に、これらの現図データから、内
部処理により、面直ベクトル(法線ベクトル)をもフア
イルとして、作成しておく。 NC装置側では上記の現図データフアイル及び面直ベク
トルフアイルを通信回線等を介して受ける。又、所定の
形状を得るようなカツタ軌跡を複数用意しておき、軌跡
フアイルとしておく。実際の加工指示プログラムは、こ
れらの軌跡定義の順序として表わされる。NCデータ作成
プログラムは、これらの軌跡から実際のカツタ軌跡、そ
してカツタの進行方向ベクトル等を演算して、この進行
方向ベクトルとXY平面とのなす角度を算出する。 更に、カツタ軌跡上の各点毎に、前記の面直ベクトル
と、進行方向ベクトルとが、夫々XY平面となす角度を求
める。そして、その大きい方の角度に従つて、例えば第
3図のような送り速度/回転数速度フアイルから、カツ
タの送り速度と回転速度とを決定し、NC加工フアイルを
作成する。そしてこのNC加工フアイルから、最終のNCデ
ータが作成される。即ち、この最終のNCデータには、従
来のNCデータに加えて、カツタへの負荷条件を加味して
適宜変更された送り速度/回転速度等がデータとして付
加されている。 尚、上記の送り速度/回転数フアイルは、傾斜角度θ
及びカツタ径の変化に応じて、送り速度/回転数が変化
するようにデータ作成されているが、更にカツタの首下
係数,取代係数、そして被可工物の材質等に応じて、変
化させるようにしてもよい。 又更に、切削距離はカツタの軌跡定義及び加工指示プ
ログラムにより、計算できるものであるから、カツタの
寿命をこの計算された切削距離から予想し、その寿命に
達したと思われるカツタに対して交換指示を出すよう
に、NCデータに付加することもできる。 (発明の効果) 以上説明したように本発明のNC加工用データの作成方
法によれば、NCデータとしては互いに独立して設定され
るところの、切削工具の回転軸に対する切削工具の進行
方向の傾きを示す第1のデータと、切削面の面直ベクト
ルの傾きを示す第2のデータとの両方を考慮して加工負
荷条件を判断し、この加工負荷条件に応じて切削加工速
度データが予め複数通り設定されていた加工速度データ
から選択される。即ち、そのNC加工用データには、切削
工具の進行方向の傾きと切削面の面直ベクトルの傾きの
両方を考慮した加工速度データが付加されているので、
このNC加工データを実行すれば、加工精度と加工効率を
両立させたNC加工が達成される。 本発明の好適な一態様に拠れば、前記工具の加工負荷
条件を、前記工具の進行方向の傾きと前記被加工物の面
直ベクトルの傾きとのうちの、大きい値を有する方の傾
きの値に応じて、判断する事を特徴とする。
転切削加工工具により切削加工を行う場合における、該
工具の傾きと切削加工面の傾きとを考慮したNC加工用デ
ータを作成する方法に関する。 (従来の技術) 金型等の被加工物に対する加工においては、加工負荷
条件を加味して加工を行なうことが望ましい。特に、NC
加工を行なう場合は、加工負荷条件、広くは加工条件を
考慮する必要がある。ところが例えば、特開昭60−1351
62号等においては、モデルの三次元形状からNC加工用の
データを作成しているに過ぎない。 (発明が解決しようとする問題点) 従って、第6図に示すような斜角部分を有する被加工
物に対しては、切削抵抗の大きい斜面部分での加工速度
に、全体の加工速度を合わせていた。そのために、本来
より高速で加工できる水平部分も斜面の加工速度にて加
工されるので、全体の加工効率は低いものとなつてい
た。逆に、加工速度を上げれば、加工精度の方が犠牲と
なつていた。 そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものでその目的は、工具の進行方向の傾きと切削加
工面の傾きとを考慮したNC加工用データの作成方法を提
案することにより、この方法により作成されたNC加工用
データにより高い切削加工精度と切削加工効率を両立さ
せるものである。 (問題点を解決するための手段及び作用) 上記課題を達成するための本発明のNC加工用データの
作成方法の構成は、 回転切削工具の回転速度と送り速度とを規定する加工
速度データを、加工負荷条件に応じて予め複数通り設定
しておき、 前記工具の回転軸に対する前記工具の進行方向の傾き
(θQ)を表す第1のデータと、被加工物の切削加工さ
れる面の面直ベクトルの、前記工具の回転軸に対する傾
き(θM)を表す第2のデータとに基づいて、該被加工
物に前記工具により前記所定の切削加工を行ったときの
前記工具の加工負荷条件を判断し、 前記予め設定された加工速度データから、上記判断さ
れた加工負荷条件に応じて工具の回転速度と送り速度と
を規定する第3のデータを選択し、 前記工具による前記所定の切削加工を表すNC軌跡デー
タに、上記選択された第3のデータを付加することを特
徴とする。 (実施例) 以下添付図面を参照して本発明に係る実施例を説明す
る。先ず、第1図,第2図を用いて、実施例のNCデータ
作成方法が、いかなる要素に基づいて、どのようにNCデ
ータを作成するかを説明する。 第2図は、カッタ2が点P1から点P2まで移動して、被
加工物1を切削加工する様子を示す。ここで、被加工物
1は斜面3を有し、その斜面3の角度は被加工物1の任
意の水平面に対してα度とし、水平面4と斜面3とは交
線5を有するものとする。また、点P1,点P2は、NC装置
における教示点であるので、必ずしも斜面3上にあると
は限らない。ここで、上記水平面4を切削加工具の回転
軸に垂直な面に設定する。この水平面4においてx,y座
標を設定し、y軸をxy面に垂直に座標軸zを取る。ま
た、点P1,点P2の水平面4への正射影をP′1,P′2と
し、ベクトルP1P2と水平面4との交点をQとすると、水
平面4上への正射影であるベクトルP′1P′2はベクト
ルP1P2と点Qで交わる。ベクトルP1P2と水平面4とのな
す角度をθ1とする。 カッタ2が第2図に示したような軌跡をとる場合、カ
ッタ2の切削時の負荷条件は、カッタの進行方向に対す
る加工面の相対的な傾きで決る。即ち、この相対的な傾
きは2つの要素を有することとなる。1つは切削軸に対
するカッタ2の進行方向の傾きであり、1つは切削軸に
対する加工面の傾きである。 即ち、被加工物1の加工面が水平面に対して傾いてい
ればいるほど(即ち、加工面の傾斜角度が大きければ大
きいほど)、切削軸は加工面に対してより傾むくことと
なるために、それはカッタ2の切削軸を曲げようとす
る、より大きな負荷の増大となる。同様に、カッタ2の
進行方向が被加工物1の加工方向に平行をなしていても
カッタ2の切削軸がこの加工方向に対して傾いていれ
ば、この傾きに応じて水平面に対してより平行であれば
あるほど(即ち、進行方向の水平面に対する角度が小さ
ければ小さいほど)、カッタ2の単位距離の移動におい
て水平方向の移動距離が大きくなり、その分だけカッタ
2にかかる折り曲げ力が増大することとなる。 そこで本実施例では、負荷条件が、加工面の傾きのみ
ならず、カッタ2の進行方向とその進行方向に対する加
工面の傾きをも考慮して決定されなければならないこと
に着目し、進行方向の傾きと、切削面の傾きとを両方考
慮して、いずれかの大きな方の傾きに基づいて切削時の
負荷の度合を決定する。 さて、以下の第1図において、上述した進行方向の傾
き及び、切削面の傾きなる言葉の定義を行ない、更にど
のようにして負荷条件を決定するかを説明する。 第1図において、加工点P2を通り斜面3に面直なベク
トルP2Mと水平面(xy面)とのなす角度をθ2とする
と、ベクトルP2Mとz軸とのなす角度は90−θ2であ
る。即ち、角度90−θ2をθMと呼ぶとすれば、角度θ
Mは斜面の傾きを表す量となる。便宜上、xyz軸のうち
y軸を交線5に一致させ、水平面4と斜面3との交角を
αと定義したが、斜面3の傾きを法線ベクトルの傾きθ
Mにより定義すれば、xyz軸が任意であっても斜面3の
傾きをθM又はθ2よって定義することができる。従っ
て、上記の「切削加工面の傾き」をθMまたはθ2によ
って定義することができる。 又、上記の「進行方向の傾き」とは、加工方向のみに
依存するから、ベクトルP1P2とxy平面との交角、即ち、
ベクトルP1P2とベクトルP′1P′2とのなす角度、即
ち、前述の角度θ1であると定義できる。このθ1は進
行方向にのみ依存し、被加工物1の形状には依存しない
量である。尚、NC装置においては、角度はz軸に対する
傾きをもって表すのが通例であるから、「進行方向の傾
き」を第1図に示すようにθQ(=90−θ1)によって
表しても良い。 この表記を用いて、負荷(即ち、工具の軸に対して直
角にかかる負荷)をより改善することを可能ならしめる
条件を導く。 即ち、「切削加工面の傾き」に関しては、前述したよ
うに、加工面の傾斜角度が大きくなればなるほど、即
ち、角度θMがより大きい(反対に、角度θ2がより小
さい)ほど、カッタ2の切削軸を曲げようとするような
負荷の増大となる。また、「進行方向の傾き」に関して
は、カッタ2の進行方向の水平面に対する角度が小さけ
れば小さいほど、即ち、切削軸と進行方向との成す角度
θQが大きければ大きい(反対に、角度θ1がより小さ
い)ほど、カッタ2にかかる折り曲げ力が増大する。従
って、θQとθMのどちらが大きくなっても(或いはθ
2とθ1のどちらが小さくなっても)、負荷条件は悪く
なることになる。即ち、負荷条件の良否は、θQとθM
の大きい方(或いはθ2とθ1の小さい方)の角度をも
とに決定することができる。しかし、本明細書ではθQ
とθMの大きい方を用いることする。 このように、加工精度を向上するためには、加工時の
負荷条件を前もって考慮する必要があり、これには工具
の進行方向の傾き(角度θQまたはθ1)と切削加工面
の傾き(θQまたはθ1)とに基づいて判断する。工具
の進行方向の傾きと切削加工面の傾きとが、双方とも、
工具に対する負荷の変動要因となるからである。 尚、以下に説明する実施例では、加工時における負荷
を軽減する目的で制御する要素として、カッタ送り速度
とカッタ回転速度とを用いる。 第3図に、上記のようにして決定された角度θに対す
る、カツタ送り速度(mm/分)又はカツタ回転速度(RP
M)の関係を、そのカツタの径を色々と変えた場合(6
φ〜40φ)において、夫々示す。同図では、横軸が表す
傾斜角θが大きくなるほど、カッタ送り速度(mm/分)
とカッタ回転速度(rpm)を小さくしている。即ち、
「工具の進行方向の傾きθQ」と「切削加工面の傾きθ
Mのうちの大きい方の角が大きくなるほど、送り速度、
回転速度とも、遅くすることにより工具にかかる負荷を
軽減している。 第4図に、このようなNCデータを作成する手順の概要
を示す。第5図は、本実施例に係るデータ作成方法を適
用したNCデータ作成プログラムの入力/出力フアイルの
関係を示す。 不図示のホストコンピユータシステムでは、製品図,
工程図,カツタ図等を基にして、モデルの三次元座標デ
ータフアイル(現図データフアイル)を、磁気デイスク
等に登録しておく。更に、これらの現図データから、内
部処理により、面直ベクトル(法線ベクトル)をもフア
イルとして、作成しておく。 NC装置側では上記の現図データフアイル及び面直ベク
トルフアイルを通信回線等を介して受ける。又、所定の
形状を得るようなカツタ軌跡を複数用意しておき、軌跡
フアイルとしておく。実際の加工指示プログラムは、こ
れらの軌跡定義の順序として表わされる。NCデータ作成
プログラムは、これらの軌跡から実際のカツタ軌跡、そ
してカツタの進行方向ベクトル等を演算して、この進行
方向ベクトルとXY平面とのなす角度を算出する。 更に、カツタ軌跡上の各点毎に、前記の面直ベクトル
と、進行方向ベクトルとが、夫々XY平面となす角度を求
める。そして、その大きい方の角度に従つて、例えば第
3図のような送り速度/回転数速度フアイルから、カツ
タの送り速度と回転速度とを決定し、NC加工フアイルを
作成する。そしてこのNC加工フアイルから、最終のNCデ
ータが作成される。即ち、この最終のNCデータには、従
来のNCデータに加えて、カツタへの負荷条件を加味して
適宜変更された送り速度/回転速度等がデータとして付
加されている。 尚、上記の送り速度/回転数フアイルは、傾斜角度θ
及びカツタ径の変化に応じて、送り速度/回転数が変化
するようにデータ作成されているが、更にカツタの首下
係数,取代係数、そして被可工物の材質等に応じて、変
化させるようにしてもよい。 又更に、切削距離はカツタの軌跡定義及び加工指示プ
ログラムにより、計算できるものであるから、カツタの
寿命をこの計算された切削距離から予想し、その寿命に
達したと思われるカツタに対して交換指示を出すよう
に、NCデータに付加することもできる。 (発明の効果) 以上説明したように本発明のNC加工用データの作成方
法によれば、NCデータとしては互いに独立して設定され
るところの、切削工具の回転軸に対する切削工具の進行
方向の傾きを示す第1のデータと、切削面の面直ベクト
ルの傾きを示す第2のデータとの両方を考慮して加工負
荷条件を判断し、この加工負荷条件に応じて切削加工速
度データが予め複数通り設定されていた加工速度データ
から選択される。即ち、そのNC加工用データには、切削
工具の進行方向の傾きと切削面の面直ベクトルの傾きの
両方を考慮した加工速度データが付加されているので、
このNC加工データを実行すれば、加工精度と加工効率を
両立させたNC加工が達成される。 本発明の好適な一態様に拠れば、前記工具の加工負荷
条件を、前記工具の進行方向の傾きと前記被加工物の面
直ベクトルの傾きとのうちの、大きい値を有する方の傾
きの値に応じて、判断する事を特徴とする。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は実施例において、加工負荷条件を決定
する様子を説明する図、 第3図は切削面の傾きに対する、工具の送り速度/回転
速度の関係を示す図、 第4図,第5図はNC用データを作成するシステムの概略
図、 第6図が従来例を説明する図である。 図中、 1……被加工物、2……カツタ、3……斜面、4……水
平面、5……交線、P1……加工の始点、P2……加工の終
点である。
する様子を説明する図、 第3図は切削面の傾きに対する、工具の送り速度/回転
速度の関係を示す図、 第4図,第5図はNC用データを作成するシステムの概略
図、 第6図が従来例を説明する図である。 図中、 1……被加工物、2……カツタ、3……斜面、4……水
平面、5……交線、P1……加工の始点、P2……加工の終
点である。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭59−152044(JP,A)
特開 昭48−72776(JP,A)
特開 昭63−710(JP,A)
特開 昭63−146109(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23Q 15/00
G05B 19/416
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.回転切削工具の回転速度と送り速度とを規定する加
工速度データを、加工負荷条件に応じて予め複数通り設
定しておき、 前記工具の回転軸に対する前記工具の進行方向の傾き
(θQ)を表す第1のデータと、被加工物の切削加工さ
れる面の面直ベクトルの、前記工具の回転軸に対する傾
き(θM)を表す第2のデータとに基づいて、該被加工
物に前記工具により前記所定の切削加工を行ったときの
前記工具の加工負荷条件を判断し、 前記予め設定された加工速度データから、上記判断され
た加工負荷条件に応じて工具の回転速度と送り速度とを
規定する第3のデータを選択し、 前記工具による前記所定の切削加工を表すNC軌跡データ
に、上記選択された第3のデータを付加することを特徴
とするNC加工用データの作成方法。 2.前記工具の加工負荷条件を、前記工具の進行方向の
傾きと前記被加工物の面直ベクトルの傾きとのうちの、
大きい値を有する方の傾きの値に応じて、判断する事を
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のNC加工用デー
タの作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62056904A JP3040397B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | Nc加工用データの作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62056904A JP3040397B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | Nc加工用データの作成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63229248A JPS63229248A (ja) | 1988-09-26 |
| JP3040397B2 true JP3040397B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=13040436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62056904A Expired - Fee Related JP3040397B2 (ja) | 1987-03-13 | 1987-03-13 | Nc加工用データの作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3040397B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59152044A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-30 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御加工方式 |
-
1987
- 1987-03-13 JP JP62056904A patent/JP3040397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63229248A (ja) | 1988-09-26 |
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