JP3040234U - ミキシングヘッド - Google Patents

ミキシングヘッド

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JP3040234U
JP3040234U JP1997000906U JP90697U JP3040234U JP 3040234 U JP3040234 U JP 3040234U JP 1997000906 U JP1997000906 U JP 1997000906U JP 90697 U JP90697 U JP 90697U JP 3040234 U JP3040234 U JP 3040234U
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rotor
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JP1997000906U
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Inventor
本 和 義 鶴
米 稔 彦 久
川 健 一 藤
Original Assignee
東邦機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合室内を所定の温度に保つことができ、反
応速度が比較的早く発熱反応する材料を使用する場合に
も長時間連続吐出作業が可能なミキシングヘッドを提供
する。 【解決手段】 攪拌ロータ20内には、空洞部22が形
成される。熱媒体としての冷却水を外部から回転軸3
6,64内を通って空洞部22内へと送りこむための第
1の通路102が空洞部22に連通して形成される。ま
た、熱媒体としての冷却水を空洞部22内から回転軸3
6,64内を通って外部へと送り出すための第2の通路
103が空洞部22に連通して形成される。冷却水を第
1の通路102および第2の通路103を通じて回転し
ている攪拌ロータ20内の空洞部22内に流動させるこ
とにより、混合室14をその内部から冷却することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はミキシングヘッドに関し、特にたとえば、ウレタン成形品を得るた めにイソシアネート化合物およびポリオールなどを混合し、その混合物をたとえ ば開放された型に注入するために用いられるミキシングヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
この考案の背景となる従来のミキシングヘッドとしては、たとえば、特開平5 −84435号に開示されたものがある。 この公報に開示されたミキシングヘッドは、複数の材料を混合するための混合 室およびその混合室内で回転して材料を撹拌するための撹拌ロータを含む。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
混合室内で混合される材料が発熱反応を起こす場合には、混合室を冷却しなが ら材料を撹拌した方がよい場合がある。これは、反応速度が比較的早く、反応時 に発熱する材料を使用する場合に、混合室内の温度が高くなりすぎると、混合室 内にゲル化物や固形物が発生してしまうため、長時間にわたる連続的な吐出作業 を行えなくなるからである。 そこで、従来、このような場合には、混合室外側に冷却装置を取り付ける場合 があった。 しかしながら、このような従来のミキシングヘッドでは、混合室内部の冷却が いまだ不十分であり、上述の不都合を十分に防止することができなかった。 また、従来のミキシングヘッドでは、混合室からの液漏れを防止するため、撹 拌ロータから延び出た回転軸の軸方向にほぼ垂直な2つの平面間の接触圧力によ り回転部分の密封を行うメカニカルシールが設けられている。このメカニカルシ ールは、接触面に摩擦熱が発生するため、たとえばDOPなどの熱媒体をその周 囲に流動させることにより冷却されている。 しかしながら、従来のものではメカニカルシール近傍の冷却が不十分であり、 その熱が混合室へ熱伝導するため混合室内の冷却が不十分になる原因の一つとな っていた。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、混合室内を所定の温度に保つことがで き、反応速度が比較的早く発熱反応する材料を使用する場合にも長時間連続吐出 作業が可能なミキシングヘッドを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のミキシングヘッドは、複数の材料を混合するための混合室と、混合 室内で回転し、複数の材料を撹拌するためのロータとを含むミキシングヘッドで あって、混合室内をその内部から温度調整するための温度調整手段を含む、ミキ シングヘッドである。 温度調整手段によって、内部から混合室内をたとえば冷却することにより、混 合室を所定の温度に保つことが容易になる。
【0006】 また、この考案のミキシングヘッドは、さらに、混合室をその外部から温度調 整するための別の温度調整手段を含むことが好ましい。 上述の温度調整手段によって、内部から混合室内をたとえば冷却するとともに 、別の温度調整手段によって、混合室を外部からもたとえば冷却することにより 、さらに混合室を所定の温度に保つことが容易になる。
【0007】 また、この考案のミキシングヘッドは、複数の材料を混合するための混合室と 、混合室内で回転し、複数の材料を撹拌するためのロータと、一端部がロータに 接続され、他端部が混合室から外部に延び出されて形成され、ロータを回転させ るための回転軸と、混合室内をロータ内部から温度調整するための温度調整手段 とを含むミキシングヘッドであって、温度調整手段は、ロータ内に形成される空 洞部と、ロータ内の空洞部に連通し、回転軸内を通って外部へ延び出るよう形成 され、熱媒体を外部から空洞部内へと送りこむための第1の通路と、ロータ内の 空洞部に連通し、回転軸内を通って外部へ延び出るよう形成され、空洞部内の熱 媒体を外部へ排出するための第2の通路とを含む、ミキシングヘッドである。 この考案では、第1の通路を通じて熱媒体をロータ内の空洞部へ送り込み、第 2の通路を通じて空洞部から熱媒体を排出することにより、ロータ内部から混合 室内を温度調整することができる。ロータは混合室内に配置され、しかも回転し ているので、温度調整手段によって、ロータ内部から混合室内をたとえば冷却す ることにより、混合室内を所定の温度に保つことができる。 また、第1の通路および第2の通路は、それぞれ回転軸内を通ってロータ内の 空洞部と連通されているので、回転軸ないしロータの回転を阻害することなく、 回転しているロータ内に熱媒体を送りこんだり排出したりすることができる。
【0008】 また、この考案のミキシングヘッドは、回転軸内の第1の通路は、回転軸の中 心軸に沿って回転軸の長手方向に延びる管状に形成され、回転軸内の第2の通路 は、第1の通路と同心円状に配置され、回転軸の長手方向に延びる管状に形成さ れることが好ましい。 この場合には、上述の作用効果に加えて、回転軸,第1の通路および第2の通 路の中心軸を全て同一にすることができ、回転軸が回転しても第1の通路および 第2の通路の中心軸の位置が変わらないので、熱媒体の送り込みや排出が行いや すい。
【0009】 また、この考案のミキシングヘッドは、さらに、熱媒体を第1の通路へ供給す るための供給口と、熱媒体を第2の通路から排出するための排出口とを有し、固 定的に設けられる第1の管継手段と、第1の通路および第2の通路と一体に回動 するよう形成され、第1の通路を供給口に接続し、第2の通路を排出口に接続す るための第2の管継手段とを含み、第2の管継手段は、第1の管継手段に軸受け を介して回動自在に連結されることが好ましい。 この場合には、上述の作用効果に加えて、供給口および排出口を有する第1の 管継手段を固定したままで、回転している第1の通路および第2の通路に熱媒体 を送りこんだり、排出したりすることができる。したがって、固定された外部装 置から回転しているロータ内への熱媒体の送り込みや排出が行いやすい。
【0010】 また、この考案のミキシングヘッドは、回転軸が回動自在に挿通され、混合室 の内天井面を構成するノズルプレートと、ノズルプレート内の回転軸の周囲に設 けられ、熱媒体で冷却されつつ、混合室からの液漏れを防止するためのメカニカ ルシールと、ノズルプレート内のメカニカルシールの外側に配置され、混合室内 へ向かって開口するよう形成される複数のノズルと、ノズルプレートを貫通して 形成され、ノズルに連通されて混合室へ混合すべき材料を送るための混合材料用 通路と、ノズルプレート内において混合材料用通路およびノズルの外側周囲に配 設される第2の温度調整手段とを含むことが好ましい。 この場合には、混合室の内天井面を構成するノズルプレートに設けられた第2 の温度調整手段によってメカニカルシールの発熱を冷却できるので、メカニカル シールからのノズルプレートを介した混合室への熱伝導が防止されるとともに、 内天井面から混合室を温度調整できるので、混合室内を所定の温度に保つことが 容易になる。 また、第2の温度調整手段が混合材料用通路の外側に配設されているので、混 合室内へ送出される混合すべき材料をあらかじめ温度調整できる効果も得られる 。なお、第2の温度調整手段は、熱媒体を常時流動させるための管状に形成され てもよい。
【0011】 さらに、この考案のミキシングヘッドは、混合室の外側周囲に設けられ、混合 室を外側から温度調整するための第3の温度調整手段を含むことが好ましい。 この場合には、上述の作用効果に加えて、第3の温度調整手段によって、混合 室が外側周囲から温度調整されるので、混合室を内と外から十分に冷却すること ができる。なお、第3の温度調整手段は、その一端部から熱媒体が供給され、そ の内部に熱媒体が充満した後、あふれた熱媒体がその下端部から排出されるよう 形成された熱交換室を含むようにしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
この考案によれば、混合室内部を十分に冷却することができる。そのため、反 応速度が比較的早く反応時に発熱する材料を使用する場合にも、その発熱を冷却 することができ、ゲル化等の不都合を抑制でき、長時間にわたって連続的に吐出 作業が可能なミキシングヘッドを得ることができる。 なお、この考案のミキシングヘッドでは、熱媒体の温度を変えることにより、 混合室内部を加熱することも可能である。 すなわち、この考案のミキシングヘッドによれば、混合室内を所定の温度に保 持することが容易になる。
【0013】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は、この考案のミキシングヘッドの一例の内部構造を示す図解図である。 図2は、図1に示すミキシングヘッドの側面図である。図3は、図1に示すミキ ングヘッドの要部を示す背面図である。
【0015】 ミキシングヘッド10は、略円筒状のケース12を含む。ケース12の内部に は、たとえばウレタンゴムの主剤と硬化剤を混合するための混合室14が形成さ れる。このウレタンゴムは、複写機のクリ−ニングブレードを形成するためのも のである。また、この実施形態におけるウレタンゴムは、主剤と硬化剤を混合し たときに発熱するものであり、その反応速度も比較的速いものなので、以下の説 明における熱交換は、すべて冷却を行うためのものである。
【0016】 混合室14は、図7に示すように、ケース12内の縦方向に延びて形成される 。図4は、混合室14周辺を拡大して示す要部拡大図であり、図5はその線V− Vにおける断面図である。ケース12の下端部には、混合室14と連通して混合 液の吐出口16が形成される。また、ケース12の外側周囲には、図5に示すよ うに、第3の温度調整手段としてのほぼ密閉された中空の熱交換室18が形成さ れる。熱交換室18の下端部には、熱交換室18内にたとえば冷却水などの熱媒 体を供給するための熱媒体供給口18aが形成される。また、熱交換室18の下 端部の熱媒体供給口18aとは反対側の位置には、熱交換室18内の冷却水を排 出するための熱媒体排出口18bが形成される。この熱媒体排出口18bは、円 筒状の管部材18cを介して熱交換室18内部の上端部近傍にまで延び入れられ る。これは、熱媒体供給口18aから供給された熱媒体が、熱交換室18内に充 満した後、上部から溢れ出ようとする分を排出するためであり、この構造をとる ことにより常時新鮮な熱媒体が混合室14の周囲を流動することになる。 なお、この実施形態の説明は、ミキシングヘッド10の吐出口16を下端とし 、後述するロータリジョイント80を上端とする上下方向に基づき行う。
【0017】 混合室14内部には、材料を混合撹拌するための中空略円柱状の撹拌ロータ2 0が配置される。この撹拌ロータ20の外壁面には、材料を撹拌しやすくするた めの螺旋状の溝20aが形成されている。なお、外壁面の形状は、螺旋状の溝に 限るものではなく単に凹凸形状にしてもよく、さらには、材料が撹拌されやすい 形状であればどのような形状でもよい。 撹拌ロータ20の内部には、略密閉された空洞部22が形成される。空洞部2 2は、その内部にたとえば冷却水などの熱媒体を充満させかつ常時流動させて、 撹拌ロータ20内部から混合室14を冷却等するためのものである。
【0018】 撹拌ロータ20の上端部の中心部には、撹拌ロータ20と一体にロータ軸24 が突き出し形成される。ロータ軸24の中心部には、図7に示すように、撹拌ロ ータ20の内部の空洞部22と連通するようにして縦方向に直線状の貫通孔26 aが形成されている。この貫通孔26aは、後述する管部材100が挿通される ものである。そして、管部材100の内側が熱媒体の供給用の第1の通路102 となり、管部材100の外側が熱媒体の排出用の第2の通路103となる。 また、ロータ軸24の上端部の外周部には、後述する下部回転軸36の下端内 部に形成された雌ネジ36aに螺着するための雄ネジ24aが形成される。また 、ロータ軸24の胴部の外周部には、後述する下部回転軸36の下端近傍の内壁 面との間を密封し、貫通孔26aからの液漏れを防止するためのOリング25が 設けられる。
【0019】 図6は、図4の線VI−VIにおけるノズルプレートの断面図である。図7は 、図1に示すミキシングヘッドの要部の分解状況を示す図解図である。 ケース12の上には、たとえば平面8角形のブロック状のノズルプレート28 が配置される。ノズルプレート28の下面は、混合室14の内天井面となるもの である。さらに、ノズルプレート28の上には、図7に示すように、正面凸字状 の下部回転軸保持ユニット30が配置される。下部回転軸保持ユニット30は、 後述する下部回転軸36を回動自在に保持するためのものであり、また、ミキシ ングヘッド本体の下端部を構成するものである。 ノズルプレート28と下部回転軸保持ユニット30は一体的に固着されており 、両者でこの実施形態の保持部32が構成される。
【0020】 保持部32の中央部は中空に形成され、その下端内部にメカニカルシール34 が収納される。メカニカルシール34は、回転する下部回転軸36およびロータ 軸24の周囲において、下部回転軸36およびロータ軸24とともに回転しなが ら混合室14を密封し、下方の混合室14からロータ軸24および下部回転軸3 6の周囲を伝わって混合液が上方へ漏れ出さないようにするためのものである。 メカニカルシール34の周囲には、たとえばDOP(ジオクチルフタレート)な どの液体が常時流されている。これは、メカニカルシール34で発生する摩擦熱 を冷却する熱媒体として働くとともに、メカニカルシール34の潤滑をするため である。
【0021】 図7は、図1に示すミキシングヘッドの要部の分解状況を示す図解図である。 メカニカルシール34の中央部には、下部回転軸36の下端部が挿通される。下 部回転軸36は、縦方向に延びて形成され、軸受け38を介して回動自在に下部 回転軸保持ユニット30に保持される。 また、メカニカルシール34と軸受け38との間の下部回転軸36の周囲には 、オイルシール40が設けられる。オイルシール40は、メカニカルシール34 の周囲に流動されるDOPなどの熱媒体が軸受け38の方へ漏れ出さないように するためのものである。
【0022】 また、下部回転軸36の内部には、中心軸に沿って上端から下端にわたって直 線状に貫通した貫通孔26bが形成されている。この貫通孔26bは、ロータ軸 24内の貫通孔26aと直線状に連通するものである。そして、その内部に後述 する管部材100が挿通されて、管部材100の内側が熱媒体の供給用の第1の 通路102となり、管部材100の外側が熱媒体の排出用の第2の通路103と なる。
【0023】 ノズルプレート28には、その中央部のメカニカルシール34を挟んだ両側に ノズル42a,42bが固着される。ノズル42aは、混合室14内に主剤(以 下A液という)を送りこむためのものであり、ノズル42bは、混合室14内に 硬化剤(以下B液という)を送りこむためのものである。 また、ノズル42a,42bにそれぞれ連通する混合材料用通路44a,44 bが、図7に示すように、ノズルプレート28の中央部を挟んで対向しつつ、ノ ズルプレート28および下部回転軸保持ユニット30を斜めに貫通して形成され る。混合材料用通路44a,44bのノズル42a,42bと反対側の端部は、 上方のミキシングヘッド本体56内に形成された通路に連通され、さらに、それ らの通路にはそれぞれ混合材料用の混合液バルブ45a,45bが設けられる。 これらの混合液バルブ45a,45bは、図2に示すようにミキシングヘッド1 0の正面に設けられる一本のシリンダ47によって同時に開閉される。また、混 合液バルブ45a,45bの近傍には、洗浄液用の洗浄液バルブ48a,48b が設けられる。洗浄液バルブ48a,48bは、それぞれシリンダ49a,49 bによって開閉される。シリンダ49a,49bは、図1に示すように、ミキシ ングヘッド10の両側方に設けられる。
【0024】 図6(A)に示すように、ノズルプレート28内には、その中央のメカニカル シール34および混合材料用通路44a,44bの周囲を取り囲むようにして、 第2の温度調整手段としての管状の熱媒体用通路46が形成される。この実施形 態では、熱媒体用通路46には、熱媒体として冷却水が流される。したがって、 混合材料用通路44a,44bの外側はこの冷却水で冷却され、内側はメカニカ ルシール34冷却のために流動しているDOPで冷却されることになる。その結 果、メカニカルシール34の発熱が混合材料に与える悪影響を防止することがで きる。
【0025】 熱媒体用通路46の両端は、ノズルプレート28から上方へ延び出され、図3 に示すように下部回転軸保持ユニット30の背面に開口して、一方が冷却水の供 給口46aとして用いられ、他方が排出口46bとして用いられる。 また、冷却水の供給口46aおよび排出口46bの近傍には、メカニカルシー ル34を冷却するためのDOPの供給口35aと排出口35bとが形成されてい る。
【0026】 次に、混合室14の外殻であるケース12と、保持部32との連結状況につい て説明する。 ケース12は、ノズルプレート32と対向する部分に、ケース12の外周壁か ら外側へ突き出し形成され、保持部32の下端のノズルプレート32に当接され る円筒状の締付座部50を含む。なお、ケース12の外周壁は、言い換えれば、 混合室14の外周壁でもある。 一方、ノズルプレート32のケース12と対向する面には、円環状の締付座受 け部52が、締付座部50の側壁に覆いかぶさるようにして形成される。締付座 受け部52の締付座部50と対向していない側壁部すなわち外周部には、雄ネジ 52aが形成されている。 さらに、混合室14の外殻であるケース12の周囲には、略円環状の締付具5 4が配置される。締付具54の内周部には、雄ネジ52aと螺着するための雌ネ ジ54aが形成される。また、締付具54は、締付座部50の混合室14外壁か ら突き出た部分の下面に当接させるための係合部54bを有する。係合部54は 、締付具54の内周壁から内側へ突き出し形成される。この係合部54bを締付 座部50に当接させながら締付具54を回転させ、雌メジ54aと雄ネジ52a とを螺合することにより、係合部54bが締付座部50と係合し、図1および図 4に示すように、締付座部50を締付座受け部52に対して容易に固定すること ができる。一方、分解する際には、締付具54を反対方向に回転させ、雌メジ5 4aと雄ネジ52aとの螺合を解くことにより、図7に示すように、混合室14 を内蔵するケース12と、保持部32とを容易に分離することができる。
【0027】 次に、保持部32と、ミキシングヘッド本体56との連結状況について説明す る。 ミキシングヘッド本体56の下面には、たとえば4本の係止用ピン60が固着 される。係止用ピン60は、図7に示すように略T字形状を有し、その頭部60 aが軸部60bよりも大きな外径を有する。 一方、保持部32の下部回転軸保持ユニット30には、図6に示すように、4 つの角部をそれぞれ貫通して、係止用ピン挿通孔58が形成される。これらの係 止用ピン挿通孔58は、係止用ピン60の位置に対応して形成されている。係止 用ピン挿通孔58は、係止用ピン60を挿通させるためのものであり、その内径 は係止用ピン60の頭部60aの最大外径よりも大きく形成される。 また、係止用ピン挿通孔58に連通して、係止用ピン60の頭部60aを係着 させるための長孔状の係止用ピン係着孔62が形成される。係止用ピン係着孔6 2の最小内径は、係止用ピン60の軸部の外径よりも大きくかつ頭部60aの外 径よりも小さく形成されている。しかも、これらの係止用ピン係着孔62は、係 止用ピン挿通孔58から図6図示反時計周り方向に延びて形成されている。した がって、保持部32をミキシングヘッド本体56の下面に接近させ、係止用ピン 60を係止用ピン挿通孔58に挿通してから、保持部32を反時計方向に回転さ せることにより、図6(A)に示すように、保持部32がミキシングヘッド本体 56に係着される。 取り外す際には、保持部32を時計方向に回転させることにより、図6(B) に示すように、保持部32をミキシングヘッド本体56から取り外すことができ る。 したがって、この実施形態では、係止用ピン60,係止用ピン挿通孔58,お よび係止用ピン係着孔62が、保持部32をミキシングヘッド本体56に着脱容 易に係止するための係止手段として機能している。
【0028】 ミキシングヘッド本体56内には、図1に示すように、上部回転軸64が配置 される。上部回転軸64は、その上端部近傍と下端部近傍とにおいて、軸受け6 6を介して回動自在に保持される。 上部回転軸64の下端部には、連結手段として、略円筒状の連結具68が固着 される。上部回転軸64の下端部の胴周部には、連結具68との間からの液漏れ を防止するためのOリング70が固着される。 また、上部回転軸64の内部には、中心軸に沿って上端から下端にわたって直 線状に貫通した貫通孔26cが形成されている。この貫通孔26cは、上述した ロータ軸24内の貫通孔26aおよび下部回転軸36内の貫通孔26bと直線状 に連通するものである。そして、これらの内部に後述する管部材100が直線状 に挿通され、管部材100の内側が熱媒体の供給用の第1の通路102となり、 管部材100の外側が熱媒体の排出用の第2の通路103となる。
【0029】 図8は、図1の線VIII−VIIIにおける断面図である。 連結具68の下半分には、下部回転軸36の上端部が長軸方向に抜き差し自在 に差し込まれる。保持部32を下部回転軸36とともに下方へ引き抜けば、図7 に示すように保持部32とミキシングヘッド本体56とを容易に分離できる。 また、下部回転軸36の上端部近傍にも、下部回転軸36の上端部を通じて、 連結具68との間からの液漏れを防止するための密封手段としてのOリング72 が固着されている。また、下部回転軸36の上端部の胴周には、図8に示すよう な突起36bが形成されており、その突起36bが連結具68の内周に形成され た凹部68aに嵌合するように形成されている。したがって、下部回転軸36が 連結具68に差し込まれている際には、下部回転軸36は連結具68と軸周同一 方向へ一体に回転する。
【0030】 上部回転軸64の2つの軸受け66間には、図1に示すように、ストッパ74 を差し込むための嵌合部64aが形成される。ストッパ74は、撹拌ロータ20 を下部回転軸36から取り外す際に軸が回転しないように固定するためのもので ある。ストッパ74は、ミキシングヘッド本体56の側壁に挿通され、上部回転 軸64方向に変位可能に形成される。また、ミキシングヘッド本体56の側壁の ストッパ74と対向する位置には、軸の回転数を検知するためのセンサ76が取 り付けられる。このセンサ76は、上部回転軸64の嵌合部64aを検知するこ とにより、軸の回転数を知るためのものである。
【0031】 上部回転軸64の上端部は、ミキシングヘッド本体56の上方へ突き出し設け られる。そして、その上端部近傍には、プーリ78が固着される。プーリ78に は、図示しないが駆動モータによる回転力を伝達するための伝達ベルトが巻きか けられる。プーリ78を回転させることにより、上部回転軸64は回転する。
【0032】 図9は、図1に示すミキシングヘッドの管継手段を分解して示す図解図である 。この実施形態では、第1および第2の管継手段としてロータリジョイント80 が用いられる。ロータリジョイント80は、上部回転軸64の上端部に固着され る。上部回転軸64の上端部近傍の胴周部には、ロータリジョイント80との間 からの液漏れを防止するためのOリング64bが固着される。 ロータリジョイント80は、略円筒状の下部フランジ部材82を含む。下部フ ランジ部材82は、上部回転軸64の上端部に被せるようにして取り付けられる 。下部フランジ部材82と上部回転軸64との固定は、たとえば側方から固定ネ ジ84を締め込むことにより行われる。下部フランジ部材82の内部には、上述 した上部回転軸64内の貫通孔26cと連通して貫通孔26dが形成される。ま た、下部フランジ部材82は、円盤状に張り出し形成された下フランジ82aを 有する。
【0033】 一方、下部フランジ部材82の上方には、上部フランジ部材88が配置される 。下部フランジ部材82および上部フランジ部材88は、この実施形態の第2の 管継手段である。上部フランジ部材88は、円盤状に張り出し形成された上フラ ンジ88aを有する。上フランジ88aと下フランジ82aには、連通するボル ト孔90が複数設けられている。上フランジ88aと下フランジ82aとを重ね 合わせてボルト孔90にボルトを挿通してナットを螺着することにより、上部フ ランジ部材88と下部フランジ部材82とは一体に連結される。この場合、上部 フランジ部材88には、下部フランジ部材82方向へ突出した凸部88bが形成 され、下部フランジ部材82には、凸部88bを嵌合するための凹部82bが形 成されており、両者が一体に連結された際には、凸部88bと凹部82bとは嵌 合する。また、この際、両者の間からの液漏れを防止するため、凸部88bの胴 周部にも、Oリング88cが固着されている。
【0034】 上部フランジ部材88には、その内部に上述の貫通孔26dと連通して貫通孔 26eが形成される。 さらに、上部フランジ部材88は、この実施形態の第1の管継手段としてのジ ョイント本体92の内部に軸受け94を介して回動自在に保持される。つまり、 上部フランジ部材88および下部フランジ部材82が、この実施形態における第 2の管継手段となる。 ジョイント本体92は、外部から熱媒体としての冷却水を供給するための供給 口96と、外部へ冷却水を排出するための排出口98とを有する。供給口96と 排出口98とは、熱媒体が互いに混じり合わないようにするため、ジョイント本 体92内部において互いにシールされた状態で隔離されて形成される。
【0035】 供給口96には、管部材100が連通される。管部材100の外径は、管部材 100を貫通孔26a,26b,26c,26d,26eに挿通した際に、貫通 孔26a〜26eの内壁と管部材100の外壁との間に冷却水の通路が生じるよ うに、上述の貫通孔26a〜26eの内径よりも必要十分に小さく形成される。 そして、管部材100の内部が、この実施形態の第1の通路102として機能す る。この実施形態の第1の通路102は、冷却水供給用の通路である。管部材1 00の上端部近傍は、軸受け104を介してジョイント本体92に回動自在に保 持される。軸受け104近傍の管部材100の軸周は、たとえばメカニカルシー ルなどのシール部材116によって回動自在にシールされる。 また、管部材100は、図9および図10に示すように、連結子106を介し て上部フランジ部材88と一体に固着される。したがって、管部材100は、上 部フランジ部材88と一体に回転する。この上部フランジ部材88は、下部フラ ンジ部材82と一体に連結され、上部回転軸64と一体に回転し、下部回転軸3 6も連結具68を介して上部回転軸64と一体に回転する。すなわち、この実施 形態の管部材100は、回転軸64,36と同時に同一方向へ回転するものであ る。また、管部材100は、図9および図10に示すように、連結子106の固 着された近傍で管径が細く絞られる。これは、管径が太いままだと、下方の回転 軸64,36内に挿通させることができないので、細くしているものである。
【0036】 さらに、管部材100の下端部は、貫通孔26a〜26e内を下方へ延び、図 1および図4に示すように撹拌ロータ20内部に延び入れられる。したがって、 管部材100の内部が冷却水供給のための第1の通路102となり、図10に示 すように、管部材100の外側が冷却水排出のための第2の通路103となる。 この管部材100の外側の第2の通路103は、撹拌ロータ20内部から排出口 98まで連続して延びている。また、第1の通路102と第2の通路103とは 、回転軸64,36の中心軸と同軸に延びて同心円状に配置される。
【0037】 また、管部材100の上端部には、回転部分をシールするための円環状のシー トリング108が当接され、シートリング108には円筒状のシールリング11 0が当接されている。そして、スプリング112によって、シールリング110 は、シートリング108とともに、管部材100の上端部に押しつけられている 。さらに、管部材100の上端部周囲は、水漏れしないようにシールされながら 、回動自在にジョイント本体92に保持されている。
【0038】 このミキシングヘッド10では、供給口96,第1の通路102,第2の通路 103、空洞部22および排出口98によって温度調整手段が構成される。冷却 水は、図示しない外部の送水装置から供給口96へ供給される。供給された冷却 水は、第1の通路102内を上方から下方へと流動し、撹拌ロータ20内の空洞 部22へ送り込まれ、混合室14内を回転している撹拌ロータ20内から冷却す る。そして、熱交換された冷却水は、空洞部22から第2の通路103内を下方 から上方へ流動し排出口98から排出される。 撹拌ロータ20は混合室14内に配置され、しかも回転しているので、混合室 14内をその内部から効率良く冷却することができる。 また、第1の通路102および第2の通路103は、それぞれ回転軸36,6 4内を通って撹拌ロータ14内の空洞部22と連通されているので、回転軸36 ,64ないし撹拌ロータ20の回転を阻害することなく、回転している撹拌ロー タ20内に冷却水を送りこんだり排出したりすることができる。
【0039】 また、この実施形態のミキシングヘッド10では、回転軸36,64,第1の 通路102および第2の通路103の中心軸が全て同一であり、回転軸36,6 4が回転しても第1の通路102および第2の通路103の中心軸の位置が変わ らないので、冷却水の送り込みや排出が行いやすい。
【0040】 さらに、このミキシングヘッド10では、供給口96および排出口98を有す るジョイント本体92が固定され、その内部から下方へ延び出る第1の通路10 2および第2の通路103が、回転軸36,64と伴に回転可能に設けられてい る。そのため、固定された外部装置から回転している撹拌ロータ20内への冷却 水の送り込みや排出が行いやすい。
【0041】 また、混合室14の内天井面を構成するノズルプレート28に設けられた第2 の温度調整手段としての熱媒体用通路46によってメカニカルシール34の発熱 を冷却できる。そのため、メカニカルシール34からノズルプレート28を介し て混合室14へ熱伝導することが防止されるとともに、内天井面から混合室14 を温度調整できるので、混合室14内を所定の温度に保つことが容易になる。 また、熱媒体用通路46が混合材料用通路44a,44bの外側に配設されて いるので、混合室14内へ送出される混合すべき材料をあらかじめ温度調整でき る効果も得られる。
【0042】 さらに、第3の温度調整手段としての熱交換室18によって、混合室14がそ の外側周囲から温度調整されるので、混合室14を内と外から十分に冷却するこ とができる。
【0043】 なお、熱媒体として高温のものを用いれば、撹拌ロータ20内から混合室14 内を加熱することも必要に応じて可能である。
【0044】 このように、このミキシングヘッド10によれば、混合室14内部を十分に冷 却することができる。そのため、反応速度が比較的早く反応時に発熱する材料を 使用する場合にも、その発熱を冷却することができ、ゲル化等の不都合を抑制で き、長時間にわたって連続的に吐出作業が可能となる。
【0045】 また、このミキシングヘッド10では、係止手段としての係止用ピン60,係 止用ピン挿通孔58,および係止用ピン係着孔62が協働することにより、保持 部32がミキシングヘッド本体56に対して着脱容易に保持されている。つまり 、係止用ピン60を係止用ピン挿通孔58に挿通してから保持部32を一方向へ 回転させて、係止用ピン60の頭部60aを係止用ピン係着孔62に係着させる ことにより、保持部32をミキシングヘッド本体56に簡単に取り付けることが できる。一方、保持部32をミキシングヘッド本体56から取り外す際には、保 持部32を逆方向に回転させ、係止用ピン60の頭部60aと係止用ピン係着孔 62との係着を解除し、係止用ピン60を係止用ピン挿通孔58から引き抜くこ とにより、保持具32を簡単にミキシングヘッド本体56から取り外すことがで きる。このため、このミキシングヘッド10は、保持部32の取り付け取り外し が容易である。なお、ミキシングヘッド本体56への保持部32の取り付け取り 外しを容易にするために、保持部32の側面から側方へ突き出すようにして、作 業者が掴み持って作業するためのハンドルを設けてもよい。
【0046】 さらに、この実施形態のミキシングヘッド10では、下部回転軸36が連結具 68に嵌合されている際には、両者は一体に回動する。このとき、連結具68と 上部回転軸64も固着されているので、結局、上部回転軸64と下部回転軸36 とは一体に回動することになる。また、下部回転軸36と連結具68との連結は 、上述のように着脱容易なものであるので、下部回転軸36を含む保持部32を ミキシングヘッド本体56から取り外しやすい。
【0047】 また、このミキシングヘッド10では、締付座部50を保持部32の下面に当 接させるとともに、締付座受け部52を締付座部50の側面に覆い被せる。そし て、混合室14の外周に配置された締付具54の係合部54bを、締付座部50 の突き出た部分に係合させながら、締付具54の雌ネジ54aと締付座受け部5 2の雄ネジ52aとを螺着することにより、混合室14が保持部32に簡単に保 持される。この逆に、締付具54と締付座受け部52との螺着を解消することに より、混合室14は簡単に保持部32から取り外すことができる。
【0048】 このように、このミキシングヘッド10によれば、混合室14および撹拌ロー タ20の分解が従来のものに比べてより簡単にでき、しかも下部回転軸36を含 む保持部32をも容易に取り外すことができるので、使用後の洗浄作業を容易か つ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のミキシングヘッドの一例の内部構造
を示す図解図である。
【図2】図1に示すミキシングヘッドの側面図である。
【図3】図1に示すミキングヘッドの要部を示す背面図
である。
【図4】混合室周辺を拡大して示す要部拡大図である。
【図5】図4に示す線V−Vにおける断面図である。
【図6】図4の線VI−VIにおけるノズルプレートの
断面図である。
【図7】図1に示すミキシングヘッドの要部の分解状況
を示す図解図である。
【図8】図1の線XIII−XIIIにおける断面図で
ある。
【図9】図1に示すミキシングヘッドの管継手段を分解
して示す図解図である。
【図10】図9の線X−Xにおける断面図解図である。
【符号の説明】 10 ミキシングヘッド 12 ケース 14 混合室 16 吐出口 18 熱交換室 20 撹拌口 22 空洞部 24 ロータ軸 26 第2の通路 28 ノズルプレート 30 下部回転軸保持ユニット 32 保持部 34 メカニカルシール 36 下部回転軸 38 軸受け 40 オイルシール 42a,42b ノズル 46 熱媒体用通路 50 締付座部 54 締付具 56 ミキシングヘッド本体 58 係止用ピン挿通孔 60 係止用ピン 62 係止用ピン係着孔 64 上部回転軸 66 軸受け 68 連結具 78 プーリ 80 ロータリジョイント 96 供給口 98 排出口 100 管部材 102 第1の通路 103 第2の通路

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の材料を混合するための混合室、お
    よび前記混合室内で回転し、前記複数の材料を撹拌する
    ためのロータを含むミキシングヘッドであって、 前記混合室をその内部から温度調整するための温度調整
    手段を含む、ミキシングヘッド。
  2. 【請求項2】 さらに、前記混合室をその外部から温度
    調整するための別の温度調整手段を含む、請求項1に記
    載のミキシングヘッド。
  3. 【請求項3】 複数の材料を混合するための混合室、 前記混合室内で回転し、前記複数の材料を撹拌するため
    のロータ、 一端部が前記ロータに接続され、他端部が前記混合室か
    ら外部に延び出されて形成され、前記ロータを回転させ
    るための回転軸、および前記混合室内を前記ロータ内部
    から温度調整するための温度調整手段を含むミキシング
    ヘッドであって、 前記温度調整手段は、前記ロータ内に形成される空洞部
    と、 前記ロータ内の前記空洞部に連通し、前記回転軸内を通
    って外部へ延び出るよう形成され、熱媒体を外部から前
    記空洞部内へと送りこむための第1の通路と、 前記ロータ内の前記空洞部に連通し、前記回転軸内を通
    って外部へ延び出るよう形成され、前記空洞部内の熱媒
    体を外部へ排出するための第2の通路とを含む、ミキシ
    ングヘッド。
  4. 【請求項4】 前記回転軸内の前記第1の通路は、前記
    回転軸の中心軸に沿って前記回転軸の長手方向に延びる
    管状に形成され、 前記回転軸内の前記第2の通路は、前記第1の通路と同
    心円状に配置され、前記回転軸の長手方向に延びる管状
    に形成される、請求項3に記載のミキシングヘッド。
  5. 【請求項5】 さらに、熱媒体を前記第1の通路へ供給
    するための供給口と、熱媒体を前記第2の通路から排出
    するための排出口とを有し、固定的に設けられる第1の
    管継手段と、 前記第1の通路および前記第2の通路と一体に回動する
    よう形成され、前記第1の通路を前記供給口に接続し、
    前記第2の通路を前記排出口に接続するための第2の管
    継手段とを含み、 前記第2の管継手段は、前記第1の管継手段に軸受けを
    介して回動自在に連結される、請求項3または請求項4
    に記載のミキシングヘッド。
  6. 【請求項6】 前記ロータの回転軸が回動自在に挿通さ
    れ、前記混合室の内天井面を構成するノズルプレート、 前記ノズルプレート内の前記回転軸の周囲に設けられ、
    熱媒体で冷却されつつ、前記混合室からの液漏れを防止
    するためのメカニカルシール、 前記ノズルプレート内の前記メカニカルシールの外側に
    配置され、前記混合室内へ向かって開口するよう形成さ
    れる複数のノズル、 前記ノズルプレートを貫通して形成され、前記ノズルに
    連通されて前記混合室へ混合すべき材料を送るための混
    合材料用通路、および前記ノズルプレート内において前
    記混合材料用通路および前記ノズルの外側周囲に配設さ
    れる第2の温度調整手段を含む、請求項1に記載のミキ
    シングヘッド。
  7. 【請求項7】 前記回転軸が回動自在に挿通され、前記
    混合室の内天井面を構成するノズルプレート、 前記ノズルプレート内の前記回転軸の周囲に設けられ、
    熱媒体で冷却されつつ、前記混合室からの液漏れを防止
    するためのメカニカルシール、 前記ノズルプレート内の前記メカニカルシールの外側に
    配置され、前記混合室内へ向かって開口するよう形成さ
    れる複数のノズル、 前記ノズルプレートを貫通して形成され、前記ノズルに
    連通されて前記混合室へ混合すべき材料を送るための混
    合材料用通路、および前記ノズルプレート内において前
    記混合材料用通路および前記ノズルの外側周囲に配設さ
    れる第2の温度調整手段を含む、請求項3ないし請求項
    5のいずれかに記載のミキシングヘッド。
  8. 【請求項8】 前記第2の温度調整手段は、熱媒体を常
    時流動させるための管状に形成される、請求項6または
    請求項7に記載のミキシングヘッド。
  9. 【請求項9】 前記混合室の外側周囲に設けられ、前記
    混合室を外側から温度調整するための第3の温度調整手
    段を含む、請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の
    ミキシングヘッド。
  10. 【請求項10】 前記第3の温度調整手段は、その一端
    部から熱媒体が供給され、その内部に熱媒体が充満した
    後、あふれた熱媒体がその他端部から排出される熱交換
    室を含む、請求項9に記載のミキシングヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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