JP3040234B2 - 新規バチルス属微生物およびその用途 - Google Patents

新規バチルス属微生物およびその用途

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一弘 久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バチルス・サブチルス
に属する新規微生物およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】農業経営の広い範囲にお
いて、各種の微生物活動が関係しているが、この関係の
仕方には、農業にとって利益となる場合と不利益になる
場合がある。
【0003】例えば、真菌類は、通常かびと呼ばれてい
る微生物であり、大きく藻菌類、子のう菌類、担子菌
類、不完全菌類に分けられるが、この中には、酵母を始
め、有用なものも多い。
【0004】しかし、例えば、糸状菌等のように土壌中
に存在して農作物の病源菌となるものがあるので、その
発育を阻止することは農業経営上重要なことである。ま
た、堆肥は、農作物の肥料として有用なものであるが、
このなかに家畜糞等が含まれており、真菌の発育によっ
て悪臭の元となったり、病源性真菌増殖の温床となった
りするおそれがあった。更に、糸状菌等の真菌による農
作物の感染病は、伝染性があり、農作物を全滅させるこ
ともあるので、これを有効に阻止する手段の開発が望ま
れている。
【0005】従来、真菌の発育を阻害する方法として
は、種々の抗菌剤や静菌剤を用いる方法が知られている
が、これらの方法は、抗菌剤や静菌剤成分が分解するた
め、一定期間毎に散布する必要性があり、また、他の有
用な微生物の活動も阻害したり、耐性菌の発生により効
果がなくなるという欠点があり、充分に満足の行くもの
とはいえなかった。
【0006】従って、長期間にわたって作用を有し、し
かも耐性菌の発生の問題のないような真菌抑制剤の開発
が求められていた。
【0007】一方、生活環境や意識の変化にともない、
悪臭や異臭の防止に対する要求の程度が高まっており、
例えば、従来から生産を続けている畜産農家等に対して
も、近隣住民より家畜糞等から発生する悪臭や異臭の防
止または削減が要求されるに至っていることも多い。
【0008】悪臭を防止する消臭方法としては、マスキ
ング法、化学的消臭方法、物理的消臭方法、生物学的消
臭方法等が従来より知られているが、悪臭源である家畜
糞が継続的且つ大量に発生する畜産においては、化学的
消臭方法や物理的消臭方法ではその作用に限界があり、
ましてやマスキング法では全く問題にならない。そこ
で、悪臭源である家畜糞を速やかに発酵せしめ、悪臭の
発生を防止する生物的消臭法が注目されるが、未だ家畜
糞からの悪臭発生を防止するような発酵促進方法が確立
されていないのが現状である。また、旧来の汲取型の便
所や家庭から排出される生ゴミについても同様な問題が
あるが、これらもいまだ解決されていない。更に、木
材、竹、わらなどの木化した植物体の主成分の一つであ
り、網状高分子化合物であるリグニンは、分解されにく
く、ゴミとして残るという問題があった。
【0009】従って、簡単な操作で、家畜糞、人糞、生
ゴミ等の悪臭源、更にはリグニンまでをも速やかに発酵
させ、悪臭の発生を有効に防止する方法の開発が強く要
求されていた。
【0010】更にまた、畜産農家における大きな関心事
の一つは、いかに家畜を健康に飼育し、優れた肉や卵を
得るかであるが、実際の飼育においては、家畜が十分に
飼料を摂取しなかったり、また、その消化が十分でなか
ったり、更には病気に罹患したりすることにより満足行
くように飼育できないことも多い。例えば、牛等の反芻
動物に発酵しやすい飼料を一度に大量に給餌すると、一
時的にルーメンアシドーシスが発生し、牛の食欲を低下
させる。そして、このような現象は、第一胃(ルーメ
ン)胃液のpHの異常、胃壁の損傷、アミン類等の異常
な代謝産物の産生、異常な発酵熱等を引き起こし、正常
な消化や、吸収を阻害する。更に、フロラ以外の細菌が
異常増殖し、これが血中へ移行して消化管疾患、肝障
害、運動器疾患、繁殖障害、熱射病、乳房炎、皮膚炎等
の原因となることもある。
【0011】従って、家畜を健康に飼育し、より多くの
畜産生産物を得るためには、家畜の飼料を消化を促進
し、家畜を肥育する技術の開発が強く要求されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは土壌中から
多くの微生物を単離し、その性質について検索を行なっ
ていたところ、バチルス・サブチルスに属し、アフラト
キシン分解性を有する新規な微生物を見出した。そして
この微生物は真菌の発生を阻害し、優れた真菌発生抑制
効果を示すとともにこの微生物を用いることにより発酵
が促進され、リグニンをも有効に分解すること、更に、
この微生物を飼料と共に家畜に給餌すると、家畜消化管
内での異常発酵等が抑制され、家畜の生育が促進される
ことを見出し、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明の目的は、アフラトキシ
ン分解性を有するバチルス・サブチルスDB9011株
提供することである。また、本発明の他の目的は、上
記微生物を有効成分として含有する真菌発育抑制剤を提
供することである。更に、本発明の別の目的は、上記微
生物を有効成分として含有する発酵促進剤を提供するこ
とである。更にまた、本発明の他の別の目的は、上記微
生物を有効成分とする家畜肥育剤を提供することであ
る。
【0014】本発明の微生物は、アフラトキシン分解性
を有するバチルス・サブチルス(Bacillus s
ubtilis) DB9011株である。
【0015】この微生物の有する性質を次に示す。
【0016】本発明者らが見出したバチルス・サブチル
スDB9011株の微生物学的性質は次の通りである。
【0017】形態: 菌体幅0.7〜0.8μmの桿菌である。楕円形の芽胞
がやや中央に存在し、菌体を膨脹しない。運動性はあ
り、R型コロニーを形成する。嫌気性条件下において
育しない。
【0018】各培地における生育状態: (1)DHL寒天培地 生育せず。 (2)マッコンキー寒天培地 発育せず。 (3)マンニット食塩培地 良好な発育。 光沢あり。 コロニーの表面にしわはな
く、コロニーの色は黄色である。 (4)普通寒天培地 良好な発育。 光沢なし。 コロニーの表面にしわがあ
り、コロニーの色は白である。 (5)ハートインフージョン寒天培地 良好な発育。 光沢なし。 コロニーの表面にしわがあ
り、コロニーの色は白である。 (6)血液寒天培地(10%緬羊血液加) 良好な発育。 光沢なし。 コロニーの表面にしわがあ
り、コロニーの色は白である。 (7)PDA培地 良好な発育。 光沢なし。 コロニーの表面にしわがあ
り、コロニーの色は白である。
【0019】 生理学的性質: グラム反応: + ゼラチン試験: 生育状態; 全面液化 ゼラチン液化; + リトマスミルク: 反応; 酸 状態; 凝固 硝酸塩還元: + 脱窒反応: − MRテスト: − インドールの生成: 硫化水素の生成: クエン酸の利用(クリステゼン): + ウレアーゼ: − オキシダーゼ: + カタラーゼ: + 生育の範囲: pH ; 4〜9 温度 ; 25〜50℃ OFテスト: 発酵およびガス発生(ブドウ糖分解によるもの)
【0020】糖類の利用性 ガス発生 酸生成 L−アラビノース − + D−キシロース − + D−グルコース + + D−マンノース − + D−フラクトース − + D−ガラクトース − + 麦芽糖(マルトース) − + ショ糖(シュークロース) − + 乳糖(ラクトース) − + トレハロース − + D−ソルビット − + D−マンニット − + イノシット − + グリセリン − + デンプン − +
【0021】 エスクリンの分解: + マロン酸の利用: アルギニンの分解: + リジンの脱炭酸反応: + 尿素分解: ± アフラトキシン分解: + オルニチンの脱炭酸反応: − コアグラーゼ: − 溶血性: + 塩化ナトリウムの耐性: 10%以下 シアン化カリウムの耐性: 発育可能 レシチナーゼ: −
【0022】本発明者らは、上記の各性質からバチルス
・サブチルスDB9011株を新規な菌株と判断し、1
991年5月21日付で通商産業省工業技術院微生物工
業技術研究所に微工研条寄第3418号(FERM B
P−3418)として寄託した。なお、当初は、バチル
ス・リケニホルミスと分類したが、その後バチルス・サ
ブチルスであることが確認されたたため、分類学上の名
称を訂正した。
【0023】上記の本発明微生物をもちい、真菌発育抑
制剤を調製するには、この微生物を植物性有機物質、脱
脂米糠、ふすま等の栄養源、特に熟成された植物性有機
物質中で増殖させた後、これをそのまま、またはこれを
濾過した水懸濁液の状態とすれば良い。水懸濁液とする
場合、1ml当たりの微生物量は10個以上とするこ
とが好ましい。
【0024】増殖に用いる植物性有機物質の例として
は、人工しめじ栽培に使用した廃用のおがくずを完全に
熟成したものが挙げられ、このような植物性有機物質を
用いた場合、バチルス・サブチルスDB9011株は栄
養型から増殖型となり、菌数の増加と共にその作用も向
上する。
【0025】本発明の真菌発育抑制剤を土壌に適用する
場合には、真菌を病原菌とする農作物の病気の予防であ
るか、すでに多数存在する病原性真菌の除去であるかに
よって異なるが、一般には1m当たり10個程度と
なるように散布すれば良い。
【0026】一方、本発明の真菌発育抑制剤を、堆肥等
に適用する場合は、その表面にむらなく散布するか、こ
れらと十分に混合させれば良い。こうすることにより堆
肥等の中で有効成分であるバチルス・サブチルスDB9
011株が増殖し、真菌の生育を抑制することが可能と
なる。この場合、真菌発育阻害剤の使用量は、一般に堆
肥等からの臭いの消失を目安に決めることができる。
【0027】また、本発明微生物を用いて発酵促進剤を
調製するには、本発明微生物を前記植物性有機物質、脱
脂米糠、ふすま等の賦形剤、特に熟成された植物性有機
物質に担持させ調製することが好ましい。この場合、賦
形剤1g当たりの微生物量は2×10個以上とするこ
とが好ましい。
【0028】本発明の発酵促進剤は、悪臭源、例えば、
鶏糞、豚糞、牛糞等の家畜糞、人糞、生ゴミ等の表面に
むらなく散布するか、これらと十分に混合させれば良
い。こうすることにより発酵を促進するので悪臭を防止
することができる。この消臭効果は、適用1日目からみ
られ、15日間以上持続する。例えば、悪臭源である家
畜糞の発生が一定量であり、排泄された家畜糞が上から
堆積しない場合は、数ヶ月に1度表面にむらなく散布す
ることにより消臭効果が期待できる。
【0029】また、曝気槽中での発酵の促進は、曝気槽
中に本発明の発酵促進剤を投入すれば良く、こうするこ
とにより曝気槽中の発酵が促進される。
【0030】本発明の発酵促進剤の使用量は、悪臭源の
種類、量、条件等により異なるので一概に定められず、
実験的に決めることが必要であるが、一般には悪臭源か
らの臭いの消失を目安に適切な使用量を決めることがで
きる。
【0031】更に、本発明微生物を用いて家畜肥育剤を
調製するには、必須成分として本発明を配合し、家畜の
生長に必要な他の成分を任意成分として配合することに
より調製される。このような任意成分の例としては、脱
脂米糠、植物性有機物質、ふすま、貝化石等のカルシウ
ム源、ビール粕、各種ビタミン、栄養剤等が挙げられ
る。家畜肥育剤1g当中の微生物量は1×10個以上
とすることが好ましい。
【0032】本発明家畜肥育剤の好ましい例としては、
脱脂米糠と貝化石を適度の割合、例えば4:1程度で混
合した後、これに1×10個以上のバチルス・サブチ
ルスDB9011株を加えたものが挙げられる。 この
ような家畜肥育剤中ではバチルス・サブチルスDB90
11株は栄養型から増殖型となり、有機物質を栄養分と
して増殖し、菌数の増加と共にその作用も向上する。
【0033】本発明の家畜肥育剤は、家畜飼料に添加
し、これを家畜に給餌すればよいが、場合によっては、
飼料に代えて給餌しても良い。 飼料とともに投与する
場合は、一般には飼料に対して0.5〜10%程度、好
ましくは1〜5%程度添加すれば良い。
【0034】本発明の家畜肥育剤の使用期間は、投与す
る家畜の種類、生育時期、肥育程度等により異なるので
一概に定められず、実験的に決めることが必要である。
【0035】
【作用】本発明微生物が、真菌発育抑制剤、発酵促進
剤、家畜肥育剤等多くの用途に用いられる理由は未だ明
らかではないが、環境中に存在し、不利な作用をする微
生物、例えば病源性真菌、悪臭を発生する糸状菌、アフ
ラトキシン等発育阻害物質を産生する微生物の発育を抑
え、バチルス属微生物の通常の発酵を促進するためと考
えられる。
【0036】より詳しくは、真菌発育抑制剤の作用は、
バチルス・サブチルスDB9011株の有する真菌と
の競合発育作用、真菌に対する溶菌作用、発育阻止
物質の産生等がのいずれかの理由またはそれらが相乗的
に作用することが理由と考えられる。
【0037】また、発酵促進剤の作用は、バチルス・サ
ブチルスDB9011株の有する家畜糞等の中で繁殖
し、悪臭を発生する糸状菌の発育を阻害し、これに代
わって家畜糞中で増殖し、これを分解するという性質に
基づくものと考えられる。
【0038】更に、本発明の家畜肥育剤の作用は、バチ
ルス・サブチルスDB9011株の有する家畜の消化
管内において、有害な細菌の増殖を阻害し、これに代
わって家畜管内中で増殖し、飼料中に含まれ、分解さ
れにくいとされるリグニンを分解するという性質に基づ
くものと考えられる。
【0039】そして、上記の作用は、バチルス属に属す
る他の種の微生物を始めとする他の微生物では全く得ら
れないものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の微生物は、微生物活動が関与し
ている農業の分野で極めて有利に利用することができ
る。
【0041】例えば、本発明の微生物を用いた真菌発育
抑制剤を用いれば、真菌、特に病源性糸状菌の生育を抑
制することができるので、土壌や植物体に適用すること
により農作物の病害を予防することが可能となる。ま
た、この真菌発育抑制剤を堆肥等に適用することによ
り、堆肥中の病源性糸状菌の生育を阻害し、糸状菌の増
殖による悪臭の発生を防ぐことができる。
【0042】また、本発明の微生物を用いた発酵促進剤
を家畜糞等に散布すると、その発酵が極めて促進され、
従来半年から1年かかった発酵が1〜2ヵ月で完了し、
しかもその間、悪臭もほとんど発生しない。一方、本発
明の発酵促進剤を曝気槽に使用すると、汚水処理時間が
従来の1/2となり、また、悪臭の発生も減少するほ
か、処理後のBOD値、SS値も従来の1/30程度以
上に減少する。他方、家畜飼育(ブロイラー、オガコ豚
舎、肥育子牛)の敷き料として使用しているおがくずに
本発明の発酵促進剤を加えると、糞処理が簡便化され、
悪臭の発生もなく、また、敷き料中で継続的に発酵が行
なわれている結果、敷き料は冬でもあたたかく、従来家
畜の腹の冷えに起因する下痢、肺炎等の病気に発生が減
少する。
【0043】更に、本発明の微生物を用いた家畜肥育剤
を家畜に投与すると、家畜消化管内の状態を正常に保つ
ことができ、消化管よりの栄養の吸収を促進する結果、
家畜の体重を着実に増加させることができ、また、例え
ば卵の生産を増加させることができるので、畜産におい
て極めて有利なものである。以上のように、本発明微生
物は農業経営の上で極めて有利なものである。
【0044】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例になんら制約されるもの
ではない。
【0045】試験例1PDA寒天の斜面培地を作製し、
これに下記の真菌を接種し、25〜28℃で7〜10日
間培養する(ほとんどの真菌はこの期間で胞子を形成す
る)。形成した胞子を、1×10個/mlとなるよう
界面活性剤を添加した生理食塩水あるいはリン酸緩衝液
に懸濁させ、胞子浮遊液とする。この胞子浮遊液を別に
作製しておいたPDA寒天培地平板(90mm径シャー
レ)に、1枚当たり0.1mlまき、コンラージ棒でむ
らなく広げ、培地に十分吸収させる。この培地の中央部
に、10個/mlに調製したバチルス懸濁液を1スポ
ット(約25μl)接種し、25〜28℃で5〜10日
間培養し、阻止円の形成を観察した。この結果、バチル
ス・サブチルスDB9011株はすべての真菌の発育を
阻害した。
【0046】
【0047】実施例1 完全に熟成された人工しめじ栽培に使用した廃用のおが
くずに、おがくず1g当たり2×10個のバチルス・
サブチルスDB9011株(FERM BP−341
8)を加え、真菌発育抑制剤を調製した(本発明品
1)。
【0048】実施例2 実施例1の本発明品1を10日間、約20℃で保存した
後、その100gを水1000mlに懸濁させ、十分に
撹拌した後、濾過した。この濾液を液状の真菌抑制剤と
した(本発明品2)。本発明品2の1ml中には、バチ
ルス・サブチルスDB9011株が1×10個含まれ
ていた。
【0049】実施例3 真菌が原因とされるモンパ病で枯れた桃の木の後に、本
発明品1 2kgを散布し、土壌と十分に混合した後、
新たに桃の木の苗を植えた。この桃の木の苗は、移植7
ヵ月を経過したが、十分に根付き、その木の成長の勢い
もすばらしかった。なお、モンパ病にかかって桃の木が
枯れると、その土壌中には病源性の糸状菌が多量に存在
し、新たに植える苗木をすぐに枯らすため、一般には3
年経過しないと新しい苗木を植えることができないとさ
れている。
【0050】実施例4 根こぶ病により、立ち枯れの発生したキュウリ畑で、本
発明品1を1株当たり100g、根元に数ヵ所穴をあけ
て散布した。立ち枯れた株も、散布1週間後より新芽が
出始め、ヒゲつるがどんどん延びてきて樹勢が回復し
た。
【0051】実施例5 腐乱病(糸状菌病)の発生の多いりんご農場において、
本発明の真菌発育抑制剤の効果を調べた。腐乱病に侵さ
れている枝を切り取った後に、全部のりんごの樹木に対
し、樹木1本当たり10リットルの割合で本発明品2を
散布した。この結果、散布後には腐乱病に感染する樹木
はなかった。また、既に腐乱病に感染していた樹木の樹
勢は回復した。
【0052】実施例6 灰色カビ病が発生したビニールハウスで、本発明の真菌
発育抑制剤の効果を調べた。灰色カビの発生が目視によ
って判断できるキュウリの株を引き抜き、その後に本発
明品2をビニールハウス全体に1m当たり800ml
となるように散布した。この結果、このビニールハウス
内では灰色カビ病の発生はなく、収穫量に影響はなかっ
た。なお、通常はこの病気が発生するとキュウリの収穫
量が大きく減少する。
【0053】実施例7 本発明の抗真菌剤について、アフラトキシン産生能を有
するアスペルギルス・フラバス(Aspergillu
s flavus)NRRL 2999にを用い、これ
に対する生育抑制および毒素産生抑制効果を次の方法に
より調べた。
【0054】抗真菌剤の調製:バチルス・サブチルスDB9011株 の一白金耳を、1
00mlのブレインハートインフュージョンで24時間
振盪培養し、水で10倍に希釈したものを使用した(抗
真菌剤3)。
【0055】実験結果: (1)培養ビン内での試験 ポテトデキストローズアガー培地(PDA培地)を試験
用培養ビン内に入れ、これを固化させた後、この上にと
うもろこし粉1gおよび被験微生物10個を加えた。
次いで、この中に抗真菌剤3を1滴(約30μl)滴下
した後、約30℃で培養し、培養開始後4日目および6
日目にアスペルギルス・フラバスおよび他の真菌の生育
の有無を調べた。この結果、抗真菌剤3を滴下した培養
ビン中ではアスペルギルス・フラバスを始めとする真菌
の生育は認められなかった。これに対し、抗真菌剤3を
滴下しなかった対照ではアスペルギルス・フラバスの菌
糸発育及び分生子形成が認められ、更に他の真菌の発育
も認められた。
【0056】(2)シャーレ内での試験 シャーレ中で固化したPDA培地の上に、試験飼料0.
5gをのせ、被験微生物10個を接種した後、抗真菌
剤3をピペットで1滴(約25μl)滴下した。次い
で、これを約30℃で培養し、培養開始後4日目および
6日目にアスペルギルス・フラバスおよび他の真菌生育
状況を観察した。この結果を次に示す。
【0057】 * 配合飼料A 成鶏飼育用飼料 ** 配合飼料B 肥育肉豚用飼料 なお、抗真菌剤3を滴下しない場合は、いずれもアスペ
ルギルス・フラバスの菌糸発育及び分生子形成が認めら
れ、更に他の真菌の発育も認められた。
【0058】(3)アフラトキシン生成の抑制 前記(1)の培養を、試験開始から17日間継続した
後、この培養物をクロロホルム50mlで2回抽出し、
2mlに濃縮した後、薄層クロマトグラフィーに付して
アフラトキシン生成の有無を調べた。この結果、対照で
はアフラトキシンBおよびGの産生が認められたの
に対し、抗真菌剤3を用いたものではその産生が認めら
れなかった。
【0059】実施例8 完全に熟成された人工しめじ栽培に使用した廃用のおが
くずに、おがくず1g当たり2×10個のバチルス・
サブチルスDB9011株を加え、発酵促進剤を調製し
た(本発明品4)。
【0060】実施例9 鶏糞100gの表面に、実施例8で得られた本発明品
4、3gをむらなく散布した。 この結果、従来発酵に
は6ヶ月〜1年かかるとされている家畜糞が30〜45
日で完全に発酵した。また、本発明品を散布しなかった
場合と比べ、悪臭の発生は極めて少なかった。 豚糞や
牛糞を用いた場合も同様な効果が認められた。
【0061】実施例10 養豚農場(1000頭規模)の豚糞処理用の25トン曝
気槽に、本発明品4を60kg投入した。投入時の曝気
槽内の水温は22℃であったが翌日の水温は28℃に上
昇しており、以前には発生しない水蒸気が発生してい
た。また悪臭はかなり改善されていた。更に、本発明品
投入前の曝気槽内のBOD値は800mg/l、SS値
は25,000mg/lであったが、投入1ヶ月後には
これらがそれぞれ16mg/lおよび20mg/lとな
った。
【0062】実施例11 養豚農場(6000頭規模)の曝気槽のうち5トンのも
のに本発明品4を150kg投入した。投入1日後には
試験曝気槽の異臭がかなり軽減された。また、従来使用
した菌では認められなかった泡が発生し、発酵が行なわ
れていることが確認された。
【0063】実施例12 400リットルの汲取式外便所の内容物200リットル
(尿量7割、便3割)を良くかき回した後、これに本発
明品41kgを投入し、更に攪拌した。投入前は悪臭が
強かったが、4日後にはこれがドブの臭いに変化し、更
に7日後には便槽のなかで若干臭いを感じる程度とな
り、10日後には臭いが消失した。その後、1ヶ月を経
過しても悪臭の発生は認められなかった。
【0064】実施例13 400リットルの汲取式内便所の内容物をすべてバキュ
ームカーで吸い出した後、1kgの本発明品4をむらな
く散布した。散布直後より1ヶ月間観察したが、その
間、悪臭の発生は認められなかった。
【0065】実施例14 買い物用ビニール袋に1週間を経た家庭生ゴミ(非常な
悪臭)をいれ、これに本発明品4を片手で4掴み投入す
る。投入3日後で悪臭は甘酸っぱい臭気に変わり、投入
1週間後には生野菜は完全に溶けていた。
【0066】実施例15 15リットルの家庭用生ゴミ容器(20%の入量)に本
発明品4を100g投入した。投入8時間後には異臭は
消失し、60%入量となっても臭いはなかった。
【0067】実施例16 養豚農家(1500頭規模)の14豚房中、2豚房の敷
き料として1トンのおがくずに3%の本発明品4を加え
たものを用い、これを20cmの厚さに敷いた。この豚
房では翌日から悪臭が消え、しかも敷き料が乾燥せず、
適度な水分を保持するため埃がたたなかった。また、お
がくずが発酵し、適度な温度を保つため、冷えからくる
豚の下痢が発生しなかった。試験3週目から豚糞の色が
変わり、排泄したばかりの豚糞でも臭わなかった(試験
豚房中の豚が、敷き料中の本発明品4を食べたためと思
われる)。これに対し、敷き料としておがくずのみを用
いた対照区では悪臭が発生し、埃がたっていた。なお、
豚出荷後の試験豚房の敷き料は悪臭の発生がなく、堆積
することにより速やかに発酵し、発酵終了後は再度敷き
料として使用できた。
【0068】実施例17 脱脂米糠80%、貝化石20%の混合物に、1g当たり
1×10個のバチルス・サブチルスDB9011株
(FERM BP−3418)、を加え、家畜肥育剤を
調製した(本発明品5)。
【0069】実施例18 ジャガイモ寒天培地に、それぞれ、0.5mMのα−ナ
フトール及び0.1%のp−クレゾールを加えて試験培
地を調製した。この試験培地に、バチルス・サブチルス
DB9011株を接種して5〜10日間培養した。 α
−ナフトール添加試験培地は、それぞれ紫色に着色し、
ラッカーゼの生成が確認された。また、p−クレゾール
添加試験培地は褐色に着色し、チロシナーゼの分泌が確
認された。この結果から、本菌株はリグニン分解能を有
するものであることが確認された。
【0070】実施例19 飼料に対し3%となるように、本発明品5を添加し、1
ヶ月にわたって乳牛に給餌した。この結果、いずれの家
畜肥育剤を添加した場合も、これを添加しなかった場合
に比べ、乳牛の乳量は5%程度増加した。更に、繁殖障
害等の問題も起きず、その予防にも効果が認められた。
【0071】実施例20 ブロイラー鶏(コブ種)1区10羽を用い、鶏に対する
本発明家畜肥育剤の効果を調べた。まず、本発明品5を
飼料に3%添加した試験区と、飼料のみの試験区(対照
区)を設定し、3週間飼育し、その平均体重を測定し
た。この結果、飼育後の体重は、本発明の家畜肥育剤を
投与した試験区の鶏の平均体重は、対照区の鶏のものよ
り150g重かった。また、剖検した結果では、試験区
の鶏では全例について腸管の異常を認めなかったのに対
し、対照区では10羽全例について、十二指腸および空
腸に点状出血、充出血を認めた。また、鶏の腸管の長さ
も、試験区のものは対照区のものの約1.5倍となり、
消化吸収が活発となったことがうかがえた。 本発明品
2を用いた場合にも、ほぼ同様な効果が得られた。
【0072】実施例21 産卵鶏(デカルブ種TX鶏;143日令)1区10羽を
用い、本発明家畜肥育剤投与による産卵率向上効果を調
べた。本発明品5を飼料に3%添加した試験区(3%
区)、10%添加した試験区(10%区)および飼料の
みの区(対照区)を設定し、2ヵ月間飼育し、その間の
産卵率を調べた。この結果を表2に示す。なお、給餌は
不断給餌とし、各種ワクチンは通常通り接種した。
【0073】
【0074】この結果から明らかなように、本発明の家
畜肥育剤を用いた場合、鶏の産卵率が向上した。なお、
試験期間中の鶏の体重増加、剖検結果は3区において変
わりはなかったが、飼料摂取量は、3%区で1羽当たり
25g/日、10%区で2g/日程度対照区より多かっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 3/34 C02F 3/34 Z C12N 1/38 C12N 1/38 //(C12N 1/20 C12R 1:125) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 1/20 A01N 63/02 A23K 1/16 A61L 9/01 C02F 3/34 C12N 1/38

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アフラトキシン分解性を有するバチルス
    ・サブチルスDB9011株。
  2. 【請求項2】 アフラトキシン分解性を有するバチルス
    ・サブチルスDB9011株を有効成分として含有する
    真菌発育抑制剤。
  3. 【請求項3】 動植物由来の病源性真菌の発育を抑制す
    る請求項第2項記載の真菌発育抑制剤。
  4. 【請求項4】 アフラトキシン生成能を有する真菌の発
    育を抑制する請求項第2項記載の真菌発育抑制剤。
  5. 【請求項5】 穀類若しくは木の実に適用するものであ
    る請求項第4項記載の真菌発育抑制剤。
  6. 【請求項6】 更に、熟成された植物性有機物質を有効
    成分として含有するものである請求項第2〜4項のいず
    れかの項記載の真菌発育抑制剤。
  7. 【請求項7】 液状である請求項第2〜4項のいずれか
    の項記載の真菌発育抑制剤。
  8. 【請求項8】 アフラトキシン分解性を有するバチルス
    ・サブチルスDB9011株を有効成分として含有する
    発酵促進剤。
  9. 【請求項9】 アフラトキシン分解性を有するバチルス
    ・サブチルスDB9011株と、熟成された植物性有機
    物質とを有効成分として含有する発酵促進剤。
  10. 【請求項10】 悪臭源に消臭を目的として適用するも
    のである請求項第8項または第9項記載の発酵促進剤。
  11. 【請求項11】 アフラトキシン分解性を有するバチル
    ス・サブチルスDB9011株を有効成分として含有す
    る家畜肥育剤。
  12. 【請求項12】 アフラトキシン分解性を有するバチル
    ス・サブチルスDB9011株を有効成分として含有す
    液状の真菌発育抑制剤を農作物に散布することを特徴
    とする病源性真菌による農作物病の防除方法。
  13. 【請求項13】 アフラトキシン分解性を有するバチル
    ス・サブチルスDB9011株を有効成分として含有す
    る真菌発育抑制剤を家畜飼料に添加することを特徴とす
    る病源性真菌による家畜病の予防方法。
  14. 【請求項14】 穀類もしくは木の実に、アフラトキシ
    ン分解性を有するバチルス・サブチルスDB9011株
    有効成分として含有する真菌発育抑制剤を適用するこ
    とを特徴とする穀類もしくは木の実のアフラトキシン生
    成防止方法。
  15. 【請求項15】 アフラトキシン分解性を有するバチル
    ス・サブチルスDB9011株を有効成分として含有す
    る発酵促進剤を悪臭源に散布することを特徴とする悪臭
    源の発酵促進方法。
  16. 【請求項16】 悪臭源が家畜糞、人糞または生ゴミで
    ある請求項第15項記載の発酵促進方法。
  17. 【請求項17】 家畜飼料にアフラトキシン分解性を有
    するバチルス・サブチルスDB9011株を有効成分と
    して含有する家畜肥育剤を添加し、これを家畜に給餌す
    ることを特徴とする家畜の肥育方法。
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