JP3040213B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents
プレート式熱交換器Info
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- JP3040213B2 JP3040213B2 JP3234228A JP23422891A JP3040213B2 JP 3040213 B2 JP3040213 B2 JP 3040213B2 JP 3234228 A JP3234228 A JP 3234228A JP 23422891 A JP23422891 A JP 23422891A JP 3040213 B2 JP3040213 B2 JP 3040213B2
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Description
トの複数枚を所定の間隔で積層したプレート式熱交換器
に関する。
ト式熱交換器は、図4と図5に示すような略矩形のプレ
ート1の複数枚を、ガスケット5を介し積層して構成さ
れる。プレート1は、4隅部に熱交換媒体の流体通路孔
6と、中央部に伝熱面7を有し、伝熱面7と流体通路孔
6の周辺にガスケット5が装着される。ガスケット5
は、プレート1の片側上下2つの流体通路孔6と伝熱面
7を囲う大リング部5aと、プレート1の残り2つの流
体通路孔6を囲う小リング部5bから成る。このような
プレート1の複数枚を垂直に交互に180゜反転させて
挿入して、各プレート1を積層すると、プレート間に交
互に第1の熱交換媒体が流れる図5実線矢印の第1の流
路8と、第2の熱交換媒体が流れる図5鎖線矢印の第2
の流路9が形成される。
側から端板10、11で挟んで固定化したプレート式熱交換
器の部分断面図である。一方の端板10に連結された導入
管12から導入された第1の熱交換媒体は、積層された複
数のプレート1の対向する隅部の流体通路孔6を通り、
プレート間に交互に形成された第1の通路8を流下し
て、第2の通路9を流れる第2の熱交換媒体との間で熱
交換が行われる。
通路孔6は、円形孔で、図4に示すように、プレート端
15に近い部所に形成され、プレート1を少しでも伝熱面
を多くするようにしてある。ところが、このような従来
設計のプレート1においては、図4に示すように、流体
通路孔6からプレート1の隅部の端15までの最短距離
a、bが短くなり、流体通路孔6とプレート端15との間
に幅狭部13、14ができる。この幅狭部13、14は、プレー
ト1の他の部所に比べて機械的強度が弱く、プレート1
の運搬時や熱交換器組立時において外力が加わると折れ
曲がって変形し、使用できない不良品となる場合があ
る。このような問題は、幅狭部13、14が長い範囲で形成
される大形プレートにおいて目立って発生し、プレート
の取扱いを難しくしている。
直径を小さくするか、プレート1の外形寸法を大きくし
て、幅狭部13、14の最小幅a、bを拡大し、その機械的
強度を増大させれば解決される。ところが、流体通路孔
6の直径を小さくすると、流体通路孔6からプレート1
の伝熱面7への熱交換媒体の流路面積が小さくなり、熱
交換媒体の圧力損失が増大して、熱交換器の熱交換効率
が大幅に低下する。また、流体通路孔6の面積を変えず
にプレート1の全幅、全長の外形寸法を増大させると、
プレート1が大形化して熱交換器全体が大形化し、さら
に、プレート1の伝熱面7の収率が低下して、熱交換器
がコスト高となる不都合があった。
プレートの流体通路孔の面積を変えることなく、かつ、
プレートの外形寸法を大形化することなく、流体通路孔
の形状設計だけでプレートの流体通路孔周辺部の機械的
強度を増大させたプレート式熱交換器を提供することに
ある。
明の技術的手段は、略矩形のプレートの隅部に形成され
る流体通路孔を、プレート隅部の端寄りの略半分の領域
にプレート端から積極的に離して形成された小面積孔部
と、プレート伝熱面寄りの略半分の領域に前記小面積孔
部の面積縮小分を補う大面積孔部とを有し、かつ、前記
大面積孔部を大半円形とし、前記小面積孔部を小半円
形、又は、プレート隅部の直交2辺に平行な直交2辺
で、前記大面積孔部の大半円形と合せて略扇形としたこ
とである。
形などの形状が、プレートの隅部の端からの最短距離を
長くする上で好適であり、大面積孔部は大半円形が熱交
換媒体の圧力損失を少なくする上で望ましい。
小面積にした分、プレートの隅部の端からの最短距離が
長くでき、プレートの流体通路孔周辺部の機械的強度が
増大する。この強度増大化は、プレートの外形寸法を大
きくすることなく、流体通路孔の形状設計だけで実施可
能である。小面積孔部を小面積化して不足した面積を補
うように大面積孔部の面積を設計すれば、流体通路孔で
受ける熱交換媒体の圧力損失が少なくなり、熱交換器の
効率が良くなる。
する。
ためのもので、同図は略矩形のプレート1の部分正面図
で、このプレート1の複数枚をガスケット5を介し積層
してプレート式熱交換器が組立られる。プレート1の積
層構造は、図4と図5に示す従来構造と同様でよく、そ
の詳細説明は省略する。プレート1の従来品との相違点
は、隅部に形成された流体通路孔2で、これは小面積孔
部3と大面積孔部4で形成される。流体通路孔2は、プ
レート1の4隅部全てに形成することが望ましい。
4は、共に略半円形の孔で、小面積孔部3はプレート1
の隅部の端寄りの領域に形成され、大面積孔部4はプレ
ート1の中央部の伝熱面7寄りの領域に形成される。小
面積孔部3は、プレート1の隅部の直交2辺のプレート
端15から積極的に離した部所に形成される。例えばプレ
ート1が図4のプレート1と同一サイズで、図2の鎖線
位置が従来の孔6の形成位置とすると、小面積孔部3は
従来流体通路孔6と同心で、半径がmだけ小さい180
゜の半円形で形成される。一方、大面積孔部4は、従来
流体通路孔6と同心で、半径がnだけ大きい180゜の
半円形で形成される。小面積孔部3と大面積孔部4を合
わせた流体通路孔2の面積が、従来流体通路孔6の面積
とほぼ同一になるようそれぞれの半径が決められる。
形成すると、プレート1の隅部のプレート端15から流体
通路孔2の小面積孔部3までの最短距離c、dは、従来
流体通路孔6における最短距離a、bよりもmだけ大き
くなる。従って、プレート1の隅部の前記最短距離c、
dにある幅狭部13、14の幅は、図6プレート1のものよ
りもmだけ増大し、その分、幅狭部13、14の機械的強度
が増大して変形し難くなる。つまり、プレート1の流体
通路孔2の面積を縮小させることなく、かつ、プレート
1の外形寸法を増大させることなく、プレート1の隅部
の幅狭部13、14の機械的強度の増大化が図れる。その結
果、プレート1の隅部の幅狭部13、14が外力で変形して
プレート1が不良品となる心配がなくなる。また、プレ
ート1の流体通路孔2の面積が十分に確保されており、
しかも、ここを通過する熱交換媒体は大面積孔部4から
伝熱面7に流下するので、熱交換媒体の圧力損失が少な
く、性能の良い熱交換器が組立られる。
ート1を示すもので、このプレート1の隅部に形成され
る流体通路孔2’は、略扇形を成している。流体通路孔
2’はプレート1の隅部の直交2辺のプレート端15と平
行に切り欠いた略三角形の小面積孔部3’と、その両端
から伝熱面7側に半円形に形成された大面積孔部4’を
有する。この流体通路孔2’の場合も、小面積孔部3’
がプレート端15から上記距離b、cに相当する部所に積
極的に離して形成され、これによりプレート1の隅部の
機械的強度が増大される。また、小面積孔部3’と大面
積孔部4’を合わせた流体通路孔2’の面積は、第1の
実施例の流体通路孔2の面積と同程度に設定されて、熱
交換媒体の圧力損失を少なくしている。当然であるが、
小面積孔部を小面積化して不足した面積分を大面積孔部
の面積で補うことが出来ない場合には、通路孔6での圧
力損失はわずかに増大するが、本考案の主目的である幅
狭部13、14の機械的強度は増大することが出来る。
増大させることなく、流体通路孔を小さくすることなく
して、プレートの隅部の流体通路孔からプレート端まで
の最短距離を、流体通路孔の小面積孔部の面積縮小分だ
け長くできて、プレートの流体通路孔周辺部の機械的強
度が増大する。従って、プレート運搬時や組立時の外力
によるプレート隅部の変形トラブルが防止され、プレー
トの取扱が容易で組立作業性、製造歩留まりの良いプレ
ート式熱交換器が提供できる。また、流体通路孔の小面
積孔部を小面積化して不足した面積分を補うように大面
積孔部の面積を設計すれば、流体通路孔で受ける熱交換
媒体の圧力損失が少なくなり、小形でも強度、性能の良
いプレート式熱交換器が提供できる。
の一実施例を示す部分正面図
めの拡大正面図
を示す部分正面図
部分正面図
換器の部分断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 隅部に流体通路孔を有する略矩形のプレ
ートの複数枚を所定の間隔で積層し、各プレート間に熱
交換媒体の流路を形成したプレート式熱交換器におい
て、 前記プレートの流体通路孔は、プレート隅部の端寄りの
略半分の領域にプレート端から積極的に離して形成され
た小面積孔部と、プレート伝熱面寄りの略半分の領域に
前記小面積孔部の面積縮小分を補う大面積孔部とを有
し、かつ、前記大面積孔部を大半円形とし、前記小面積
孔部を小半円形、又は、プレート隅部の直交2辺に平行
な直交2辺で、前記大面積孔部の大半円形と合せて略扇
形としたことを特徴とするプレート式熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234228A JP3040213B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | プレート式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3234228A JP3040213B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | プレート式熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571886A JPH0571886A (ja) | 1993-03-23 |
JP3040213B2 true JP3040213B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16967707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3234228A Expired - Fee Related JP3040213B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | プレート式熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040213B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5106453B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2012-12-26 | 三菱電機株式会社 | プレート式熱交換器及び冷凍空調装置 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3234228A patent/JP3040213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0571886A (ja) | 1993-03-23 |
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