JP2005083623A - 熱交換ユニット及び積層型熱交換器 - Google Patents

熱交換ユニット及び積層型熱交換器 Download PDF

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一恵 吉田
Hiroyuki Yoshida
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Abstract

【課題】 熱交換ユニットのフィンの位置決め構造が流体の流路を塞いで流体の圧力損失が大きくなると共に熱交換効率が低くなる。
【解決手段】 二枚のチューブシート11、12を重ね合わせてこれらの間に流体流通室14を形成すると共に該流体流通室14内に扁平なフィン13を収納して成るプレート型の熱交換ユニット7であって、一方のチューブシート12の内面に位置決め用の突起26を設け、フィン13に厚み方向に貫通すると共に突起26を受け入れる位置決め用の孔27を設け、突起26の高さをフィン13の厚みよりも小さくしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用空調装置の蒸発器等として用いられる積層型熱交換器のコア部を形成する熱交換ユニットに関する。
図8は従来のこの種の熱交換ユニット100の断面図、図9は熱交換ユニット100の一方のチューブシート101を取り外した状態を示す平面図である。
この熱交換ユニット100は、例えば図7に示すように、二枚のチューブシート101を重ね合わせ、これらの間に形成された流体流通室102内に波形の扁平なフィン103を収納した構造となっている(下記特許文献1参照)。
上記従来例のものでは、フィン103の流体流通室102に対する位置決め構造は、図9に示す如く、チューブシート101の端部両側縁104の端部内側及び仕切用凸条105の端部両側にそれぞれ設けられた位置決め用当接部106、107と、仕切用凸条105の両端の上面に形成され深さがフィン103の連成部108の厚さの半分以下の段部109とから成り、両段部109間に連成部108が入るようになされている。
このような構造では、位置決め用当接部106、107がフィン103の両側端部及び中央部の流体通路110、111を塞ぐため流体の圧力損失が大きくなると共に熱交換効率が低くなるという問題点が有る。
特開2000−320994号公報(図3及び図4)
解決しようとする問題点は、熱交換ユニットのフィンの位置決め構造が流体の流路を塞いで流体の圧力損失が大きくなると共に熱交換効率が低くなる点である。
本発明の熱交換ユニットは、一方のチューブシート11の内面に位置決め用の突起26を設け、フィン13に厚み方向に貫通すると共に突起26を受け入れる位置決め用の孔27を設け、突起26の高さをフィン13の厚みよりも小さくしたことを特徴としている。
本発明によれば、流体が突起26と孔27の間に形成された隙間を通って流通するため、流体の圧力損失及び熱交換効率の損失を低く抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の熱交換器1の全体斜視図、図2は熱交換器1の分解斜視図、図3は熱交換ユニット7の分解斜視図、図4はコア部2の平面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図5の要部拡大図、実施例の効果の説明図である。
図1に示すように、熱交換器1は、コア部2と、このコア部2に流体を流入させる二本の第1及び第2の入口パイプ3、4と、コア部2から流体を流出させる二本の第1及び第2の出口パイプ5、6とから構成されている。
図2に示すように、コア部2は、上下方向に積層された複数のプレート型の熱交換ユニット7と、各熱交換ユニット7の上方に配置された扁平なフィン8と、最上方に位置する熱交換ユニット7の上方に配置された上サイドプレート9と、最下方に位置する熱交換ユニット7の下方に配置された下サイドプレート10とから構成されている。
図3に示すように、各熱交換ユニット7は、互いに重ね合わされて、それぞれ略扁平方形状を有する第1のチューブシート11及び第2のチューブシート12と、これらの間に収納された扁平なフィン13とから構成されている。
図5に示すように、積層された第1の及び第2のチューブシート11、12の間には流体流通室14と流体流通室15とが上下方向に交互に形成されている。流体流通室14は、上方から見て方形状の一角に配置された入口ヘッダ室(図示せず)と、この入口ヘッダ室の対角線上の一角に配置された出口ヘッダ室16と、入口ヘッダ室及び出口ヘッダ室16間を連通する熱交換室17とからそれぞれ構成されている。入口ヘッダ室及び出口ヘッダ室16は熱交換室17に対してその底面が同じ高さであるが、上面が高くなるように設定されている。
また、各流体流通室14の隣接する入口ヘッダ室間は連通孔18(図2参照)を介して連通され、出口ヘッダ室16間は連通孔19を介して連通されている。そして、このように連通された流体流通室14の各入口ヘッダ室に対向するように第1の入口パイプ3が、流体流通室14の各出口ヘッダ室16に対向するように第1の出口パイプ5がそれぞれ接続されている。
一方、各流体流通室15は、フィン8の対向する二つの角部にそれぞれ形成された貫通孔20、21(図2参照)及び熱交換ユニット7の対向する二つの角部にそれぞれ形成された連通孔22、23(図2参照)を介して連通されている。そして、このように連通された流体流通室15の入口側の各連通孔22に対向するように第2の入口パイプ4が、流体流通室14の出口側の各連通孔23に対向するように第2の出口パイプ6がそれぞれ接続されている。
各フィン8、13は、入口ヘッダ室側から出口ヘッダ室14側へと流体を流通できるもの、例えばオフセットフィンである。
図3に示すように、フィン13は、流体流通室14と略同一寸法の四角形状を基本形状とし、この基本形状に対して四つの角部を円弧状に切断した平面形状を有している。そして、詳細には、フィン13は、円弧状に切断された端面エッジ13aが図5に示すように出口ヘッダ室16に突出して配置され、円弧状に切断された端面エッジ13bが入口ヘッダ室(図示せず)に突出して配置されている。
一方、フィン8は、流体流通室15と略同一寸法の四角形状を基本形状とし、この基本形状に対して対向する二つの角部を円弧状に切断した平面形状を有している。また、他の二つの角部にはそれぞれ円形の貫通孔20、21が設けられている。そして、詳細には、フィン8は、円弧状に切断された端面エッジ8a(図4参照)が流体流通室14の出口ヘッダ室16の外側面に対向して配置され、円弧状に切断された端面エッジ8b(図4参照)が流体流通室14の入口ヘッダ室の外側面に対向して配置されている。
そして、本実施例では、図3に示すように、各第1のチューブシート11の外面に一対の位置決め用突起24が設けられ、図2に示すように、各フィン8における各位置決め用突起24に対応する位置には厚み方向に貫通すると共に位置決め用突起24を受け入れる位置決め用の孔25が設けられている。
また、図3に示すように、各第1のチューブシート12の内面に一対の位置決め用の突起26が設けられ、各フィン13における各位置決め用突起26に対応する位置には厚み方向に貫通すると共に位置決め用突起26を受け入れる位置決め用の孔27が設けられている。
図6に示すように、突起24、26はそれぞれ円錐台状に形成され、その高さはそれぞれフィン8、13の厚みよりも小さくなっている。孔25、27はそれぞれ突起24、26の最大外径よりもわずかに大きくなっており、フィン8、13をチューブシート11、12に対して移動しないように位置決めする。
また、本実施例では、図5に示すように、第1及び第2のチューブシート11、12の一方の突起24、26及びフィン8、13の一方の孔25、27が熱交換ユニット7の積層方向に整列しており、図示しないが、第1及び第2のチューブシート11、12の他方の突起24、26及びフィン8、13の他方の孔25、27が熱交換ユニット7の積層方向に整列している。
上記構成において、第1の入口パイプ3から流入した第1の流体は、各流体流通室14に分流し、各流体流通室14内を流れた後に合流して第1の出口パイプ5から外部に流出する。一方、第2の入口パイプ4から流入した第2の流体は、各流体流通室15に分流し、各流体流通室15内を流れた後に合流して第2の出口パイプ6から外部に流出する。この間、第1の流体と第2の流体の間で熱交換が行われる。
本発明では、流体流通室14、15を通る流体が、図6に示す如く、突起24、26と孔25、27の間に形成された隙間を通って流通するため、流体の圧力損失及び熱交換効率の損失を低く抑えることができる。
特に本実施例では、突起24、26及び孔25、27を熱交換ユニット7の積層方向に整列するように設けているため、流体の流路の断面積を大きくすることができると共に、孔25、27が設けられた部分と、その上流側及び下流側の部分との流路断面積の変化を小さくすることができるため、図7のように、突起24、26及び孔25、27が整列していない場合に比べ、圧力損失及び熱交換効率の損失をより低くすることができるという効果が得られる。
また、本実施例では、各チューブシート11にそれぞれ突起24を複数個設けると共に各フィン8にそれぞれ孔25を複数個設け、各チューブシート12にそれぞれ突起26を複数個設けると共に各フィン13にそれぞれ孔27を複数個設けたことで、フィン8、13を図5の左右方向及び奥行き方向のいずれにも位置決めすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施例に種々の改変を施すことができる。
本発明の熱交換器1の全体斜視図である。 熱交換器1の分解斜視図である。 熱交換ユニット7の分解斜視図である。 コア部2の平面図である。 図4のA−A線断面図である。 図5の要部拡大図である。 実施例の効果の説明図である。 従来の熱交換ユニット100の断面図である。 熱交換ユニット100の一方のチューブシート101を取り外した状態の平面図である。
符号の説明
1 熱交換器
2 コア部
3 第1の入口パイプ(第1の入口部)
4 第2の入口パイプ(第2の入口部)
5 第1の出口パイプ(第1の出口部)
6 第2の出口パイプ(第2の出口部)
7 熱交換ユニット
8 フィン
11 チューブシート
12 チューブシート
13 フィン
14 流体流通室
15 流体流通室
24 突起
25 孔
26 突起
27 孔

Claims (5)

  1. 二枚のチューブシート(11)、(12)を重ね合わせてこれらの間に流体流通室(14)を形成すると共に該流体流通室(14)内に扁平なフィン(13)を収納して成るプレート型の熱交換ユニット(7)であって、一方のチューブシート(12)の内面に位置決め用の突起(26)を設け、フィン(13)に厚み方向に貫通すると共に突起(26)を受け入れる位置決め用の孔(27)を設け、突起(26)の高さをフィン(13)の厚みよりも小さくしたことを特徴とする熱交換ユニット。
  2. 突起(26)及び孔(27)をそれぞれ複数個設けたことを特徴とする請求項1記載の熱交換ユニット。
  3. コア部(2)と、このコア部(2)に流体を流入させる第1及び第2の入口部(3)、(4)と、コア部(2)から流体を流出させる第1及び第2の出口部(5)、(6)とを備え、コア部(2)は、厚み方向に積層された複数のプレート型の熱交換ユニット(7)と、これらの間に配置された複数の扁平なフィン(8)とを有し、各熱交換ユニット(7)は、二枚のチューブシート(11)、(12)を重ね合わせてこれらの間に流体流通室(14)を形成すると共に該流体流通室(14)内に扁平なフィン(13)を収納して成り、さらに互いに隣接する熱交換ユニット(7)間に流体流通室(15)を形成すると共に該流体流入室(15)内にフィン(8)を収納し、第1の流体を第1の入口部(3)を介して各流体流通室(14)内に流入させると共に第1の出口部(5)を介して流出させ、第2の流体を第2の入口部(4)を介して各流体流通室(15)内に流入させると共に第2の出口部(6)を介して外部に流出させるようにした積層型熱交換器(1)であって、一方のチューブシート(11)の外面及び他方のチューブシート(12)の内面にそれぞれ位置決め用の突起(24)、(26)を設け、フィン(8)、(13)にそれぞれ厚み方向に貫通すると共に突起(24)、(26)を受け入れる位置決め用の孔(25)、(27)を設け、突起(24)、(26)の高さをそれぞれフィン(8)、(13)の厚みよりも小さくしたことを特徴とする積層型熱交換器。
  4. 各チューブシート(11)にそれぞれ突起(24)を複数個設けると共に各フィン(8)にそれぞれ孔(25)を複数個設け、各チューブシート(12)にそれぞれ突起(26)を複数個設けると共に各フィン(13)にそれぞれ孔(27)を複数個設けたことを特徴とする請求項3記載の積層型熱交換器。
  5. 突起(24)、(26)及び孔(25)、(27)を熱交換ユニット(7)の積層方向に整列するように設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の積層型熱交換器。
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