JP3039897B2 - 生鮮物の品質保持材料 - Google Patents

生鮮物の品質保持材料

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JP3039897B2
JP3039897B2 JP1821393A JP1821393A JP3039897B2 JP 3039897 B2 JP3039897 B2 JP 3039897B2 JP 1821393 A JP1821393 A JP 1821393A JP 1821393 A JP1821393 A JP 1821393A JP 3039897 B2 JP3039897 B2 JP 3039897B2
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aluminum
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末夫 漆崎
裕夫 脇山
俊輔 鈴木
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農林水産省北海道農業試験場長
エヌデーシー株式会社
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は生鮮物の品質保持材料
に係り、詳しくは、生鮮物を常温又は低温で貯蔵するに
あたり、長期に新鮮な状態で保存することができる生鮮
物の品質保持材料に係る。ここで生鮮物とは野菜類、果
実類、生花、芝生、種子等の植物類、魚介類、肉類等を
言い、このような生鮮物を保存、貯蔵、輸送する過程で
長期にわたってこれら品質保持を図るのが本発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】各種生鮮物の保存方法としては大別して
常温で保存する方法と冷凍又は低温で保存する方法があ
る。常温で保存する方法の代表例は缶詰であり、この方
法が最高の技術とされている。腐敗を防止するために真
空パックとしたり、食品を乾燥したり、塩づけ、砂糖づ
けにしたりする方法も採用されている。しかしながら、
現状では食品に何ら処理を施さずに長期間にわたって新
鮮に保存する技術の開発が進んでおらず、新しい開発が
望まれている。
【0003】 生鮮物のうちで植物類の保存方法として
は、低温下で行なう冷蔵法、フィルムで包装する方法、
雰囲気ガスを調整するCA(Contr−olled A
tmosphere)法及び減圧下で保存する方法など
が知られている。しかし、このような植物の保存方法に
は、品質保持期間、装置及びその装置のランニングコス
トの面でそれぞれ一長一短があり、簡易で低コストで、
しかも長期の品質保持が可能な技術がなく、このような
技術の開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記問題点
の解決を目的とし、具体的には、生鮮物をそのままの状
態で新鮮に保つためのもの、なかでも野菜、生花などの
植物をそのままの状態で新鮮に保つためのものであっ
て、これら植物を冷蔵庫により保存する際に、生理的並
びに病理的劣化を抑えるように、環境条件を制御できる
品質保持材料を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明は冷
蔵庫内に配置されるコンテナの内張材にあって、冷熱放
射特性をもつアルミニウム又はアルミニウム合金の多孔
質材とこの片面に貼付されたガス透過性膜とから成っ
て、コンテナ内の雰囲気ガスを制御するよう構成して成
ることを特徴とする。
【0006】以下、本発明の手段たる構成並びにその作
用について詳しく説明する。
【0007】生鮮物を新鮮に保つためには、温度、湿度
及び雰囲気ガスなどを制御すれば長期間にわたって新鮮
に保つ事が知られている。まず、温度は低温とする事が
好ましいが、氷結するまで冷却する事は必ずしも是とは
言えない。動物性蛋白は細胞の周囲の結合水が単分子の
水となっており、冷凍時にはこの単分子膜が氷結しない
ため、冷凍食品として保存が可能であるが、野菜・果実
などの生鮮食品にはこのような作用が無く、冷凍での保
存は出来ないからである。次いで湿度が重要である。生
鮮物にとって水は生命活動を維持していく上で不可欠な
物質であり、品質保持を図るには乾燥を防ぐ必要があ
る。しかし水が滴下するほど過湿とすることは病害など
を誘発することにもなりかねない。雰囲気ガスである
が、エチレンガスは野菜・果物などの老化を促進する植
物ホルモンであり、制御対象のガスとして知られてい
る。酸素は呼吸と直結しており、呼吸を抑制する上から
その濃度が問題とされてきた。炭酸ガスは呼吸の代謝生
成物質であるが、これにはエチレンの生成を抑制する働
きがある。したがって酸素ガス濃度及び炭酸ガス濃度を
コントロ−ルすることによって野菜・果物などの生鮮物
の品質保持を図ることが行われてきた。しかし、このよ
うな原理が明らかになっていても、実際にこれらを簡易
に低コストでコントロ−ルする実用的な技術がほとんど
存在していなかった。発明者はアルミニウム及びアルミ
ニウム合金の焼結多孔質材とガス透過性フィルムを複合
させることによって、品質保持を飛躍的に伸ばす技術を
確立することが出来た。
【0008】次に、本発明を具体的に説明する。
【0009】 例えば、アルミニウム、マンガン、シリ
コンの各粉末を重量比で97.5%、1.5%、1.0
%の割合で混合焼結し、100〜200μmの連通孔の
あるアルミニウム合金焼結材から成る多孔質材を製造し
た(日本国特許第1070411号公報参照)。この多
孔質材をさらに純水中100℃で加熱処理し、表面に含
水アルミナ層を形成させてから、100〜200℃で加
熱処理を行なった。この加熱処理により、表面の含水ア
ルミナ層においてアルミナの単結晶が成長してウイスカ
−(ひげ)となり、これがウイスカ−として発達し、こ
れによって多孔質材の表面積が著しく増加した。このウ
イスカ−は径及び長さが各々0.01μm、0.1μm
程度であって、γ−Al2O3を主成分とした単結晶であ
る。これはそのままでコンテナの用材又は二重構造の内
張り材としても用いることができるが、電磁エネルギ−
を加えて処理したイオン共鳴水などを含浸担持させて用
いることができる。この多孔質材に貼付けられるガス透
過性フィルムとしてはポリエチレン薄膜を用いることが
できるが、目的によっては、ゼオライトなどを混入した
エチレンガス吸着吸収性に優れるポリエチレン薄膜を使
用することもできる。
【0010】次に、本発明を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本発明の一つの実施例に係る品質
保持材料を用いたコンテナの斜視図であり、図2は図1
のA−A′線矢視縦断面図であり、図3は図1に示すコ
ンテナを配置した冷蔵庫の斜視図であり、図4は本発明
の実施例に用いられるアルミニウム合金焼結多孔質材の
組織を10,000倍に拡大した状態の電子顕微鏡写真
であり、図5は組織の一部を更に5倍に拡大して観察し
た電子顕微鏡写真であり、図6はアルミニウム合金焼結
多孔質材製のコンテナの外側にポリエチレンフィルムを
貼付したコンテナ内に各種ガスを注入した時の経時的に
測定したガス濃度の結果を示すグラフである。図1〜3
の符号aはアルミニウム合金焼結材の多孔質材、bは多
孔質材aに貼付したポリエチレンフィルム、cはコンテ
ナの内部、dは蓋、eは本発明に係る品質保持材料を用
いて構成されたコンテナ、fは冷蔵庫を示す。
【0012】アルミニウム合金焼結多孔質材を用いて図
1並びに図2に示すようなコンテナeを試作した。この
アルミニウム合金焼結多孔質材は日本特許第10704
11号公報記載の方法によって製造したAl/1.5%
Mn/1%Siの合金であり、その表面を100℃の純
水中で加熱処理し、前述の0.01〜0.1μmのウイ
スカ−を生成せしめたものである。このウイスカ−に更
に特殊な鮮度保持剤を担持させ、それによって優れた作
用を付加することも可能である。この多孔質材の片面に
ポリエチレン20μmのフィルムを張りつけたコンテナ
eを作る。このコンテナeの中にラベンダ−切り花を保
蔵して品質の劣化度を調査した。図3に示す大型の1.
5m(幅)×1.5m(高さ)×1.5m(奥行)の冷
蔵庫f(3〜4℃)の中にコンテナeを入れ、1ヶ月
半、保蔵した。ラベンダ−切り花は枯死し易い花であ
り、水分などの蒸散による減量とほぼパラレルに劣化す
ることが分かっている(日本特許申請中、平4−270
751)。蕾状態のラベンダ−(品種、はやざき3号)
を収穫した後、蕾の大きさ、茎長及び香りなどが似た切
り花40本を茎長約10cmに切り揃えて供試した。切
り花は縦置きとし、室内環境[温度30℃前後、湿度6
0〜70%、エチレンは自然拡散、無風、自然光と蛍光
灯(昼間)・暗黒(夜間)]に保蔵したところ、1日後
に蕾、茎葉とも萎凋が著しく、切り花1本当りの減量は
53mg/本に達した。たとえ冷蔵庫f[温度3〜4
℃、湿度75〜80%、エチレンは自然拡散、微風、暗
黒]の中で保蔵しても日増しに蕾、茎葉とも萎凋し、一
週間後には減量47mg/本に達し、商品価値は殆ど失
われた。ところがこのコンテナeに保蔵すると1ヶ月半
経っても減量が実測されず、切り花として高品質に保蔵
することができた。
【0013】このコンテナeの中は3〜4℃であり、冷
蔵庫fの中の温度と殆ど変わらないが、湿度が95%前
後に保持され、保蔵期間中はラベンダ−切り花から発生
するエチレンなど老化ホルモンは検出されなかった。コ
ンテナeの中の雰囲気はラベンダ−切り花の品質を保持
するのに好適な状態になっているものと考えられる。ば
れいしょは通常は皮付きのまま流通しているが、最近は
皮を剥いた剥皮ばれいしょに対する消費ニ−ズが高まっ
ている。そこで剥皮ばれいしょをコンテナeの中に同様
の条件で保存する試験を行った。北海68号、ホッカイ
コガネ、エゾアカリ、キタアカリ及び男爵薯の5品種の
ばれいしょを簡易の皮剥き機でそれぞれ剥皮し、供試し
た。剥皮ばれいしょは品種によって差はあるものの、2
0〜25℃の通常の室内環境下ではいずれも数時間内に
褐黒変した。表1は保存日数と褐黒変の状況を示す結果
である。評価は部分的に生じた褐黒変の程度に応じて0
〜6までとした(0は無変化を示す)。評点1はポテト
チップやフライ用として使用可能な変色であり、本発明
の効果が明らかになった。
【0014】
【表1】
【0015】同様に剥皮ばれいしょ(品種、北海68
号)をコンテナに保蔵し、各種の糖含量に及ぼす影響を
試験した。すなわち、貯蔵後の1個当り60〜120g
の中いも2個をそれぞれバットに取り、一方はそのまま
冷蔵庫に保蔵し(対照区)、他方はコンテナに入れて冷
蔵庫の中に保蔵し(コンテナ保蔵区)、保蔵8日後に各
種糖の含量を比較した(表2)。
【0016】
【表2】
【0017】D−グルコ−スやD−フルクト−スなどの
還元糖はばれいしょをポテトチップやフレンチフライ等
に加工する際にアミノ酸と反応し、褐色物質に変わる。
そのため製品化の過程で着色し、外観が損なわれて商品
価値が低下する。また、生食用としてもスクロ−スの増
加はばれいしょを甘くし、ばれいしょ独特の風味を損な
う原因となる。したがってこれら糖含量が低いほど商品
としての価値は高い。本発明のコンテナにばれいしょを
保蔵することによってD−グルコ−スでは抑制幅は小さ
かったけれども、D−フルクト−ス及びスクロ−スでは
かなりの低含量に抑えられ、中でもスクロ−スでは顕著
であった。
【0018】この実験に用いたアルミニウム合金焼結多
孔質材はウイスカ−を表面に生成せしめたものである
が、この素材にイオン共鳴水を担持させたアルミニウム
合金焼結多孔質材を用いて同様の実験を行ったところ、
表1より更に優れた機能を示し、ラベンダ−切り花にお
いては更に2週間ほど品質保持が延長され、約2ヶ月ラ
ベンダ−切り花の品質を保つことができた。
【0019】アルミニウム合金焼結多孔質材の代わりに
アルミニウム材及びアルミニウム繊維を使用することも
出来るが、表面積が問題である。本実験に使用した、ウ
イスカ−を発生させた状態のアルミニウム合金焼結多孔
質材の電子顕微鏡写真を図4及び図5に示す。図4は1
0,000倍に拡大した写真であるが、これを更に5倍
に拡大した図5より、表面積が著しく増大していること
が明瞭である。表面積が増すことは表面エネルギ−が増
すことであり、ガスの吸着吸収性能ばかりか冷熱保持性
能を増大させることになる。このような効果はアルミニ
ウム材及びアルミニウム繊維に対しても同様であろう。
また、イオン共鳴水を担持させる替わりに他の品質保持
作用のある物質を担持させる事も可能である。
【0020】以上のように高品質保持が可能となった理
由は、一つにはアルミニウムの持つ冷熱保持性能の増強
である。空気は熱の断熱作用が大きいが、それでも通常
のアルミニウムでは冷熱保持効果はしれている。そのた
め冷熱保持性能を増強したアルミニウム多孔質材でコン
テナを作り、市販の冷蔵庫にこれを入れ、冷蔵庫の扉の
開閉による温度変化を実験した。その結果、冷蔵庫の中
の温度が大きく変わっても、コンテナの中は温度が殆ど
変わらない事が確認できた。
【0021】このような殆ど一定の冷温に保持できる能
力が野菜・果実などの品質保持に有効に働いているもの
と考えられる。また、これにポリエチレンフィルムを貼
付することによりコンテナ内の湿度はほぼ95%と高湿
一定に保たれた。ポリエチレンフィルムを貼付しない場
合は、数分でコンテナ外の湿度77%を示し、フィルム
の効果が明らかになった。例えばラベンダ−切り花を高
品質に保つには湿度90〜95%が必要であるが、この
コンテナを用いることによりその条件を作り出すことが
可能である。また、大気中の水分が結露すると雑菌が増
加し、結露点を中心に植物の腐敗やカビなどの発生が誘
導される。本発明のコンテナではアルミニウム合金焼結
多孔質材及びポリエチレンフィルムなどの適度な透湿性
により、野菜・果実などが結露する事は無い。
【0022】実際、ポリエチレン20μmのフィルムを
貼付したアルミニウム合金焼結多孔質材を使って240
mm×240mm×240mmの密閉状のコンテナを試
作した。このコンテナの中へエチレン、水蒸気及び炭酸
ガスをそれぞれ注入し、経時的に濃度を測定した。ま
た、窒素ガスを注入することによって酸素濃度を下げ、
同様に酸素濃度を測定した。エチレン、水蒸気及び炭酸
ガスではスタ−ト時点の濃度を100%とし、酸素ガス
では実測値をグラフに表示したのが図6である。このグ
ラフから明らかなように湿度は殆ど変化しない。
【0023】ラベンダ−切り花は水分コントロ−ルの難
しい作物であるが、このような高湿度の安定した環境は
植物を高品質に保存する上で最適であることを示してい
る。植物の老化ホルモンであるエチレンガスは植物自身
から発生するが、エチレンガスは時間と共にコンテナの
外へ速やかに排出されており、品質保持する上で良好な
環境を作り出している。
【0024】炭酸ガスはエチレンの生成を抑制する働き
があるが、あまり高濃度となると相対的に酸素濃度が低
下するので、植物の呼吸に障害をもたらす。炭酸ガスは
植物の呼吸作用によって生成するガスであるが、図6の
グラフは炭酸ガスが一方的に蓄積せず、コントロ−ルが
可能であることを示している。例えば植物を保蔵した後
にコンテナ内を高炭酸ガス濃度とし、コンテナより炭酸
ガスが減少する量と植物から排出される炭酸ガス量が平
衡となることにより炭酸ガス濃度を一定にコントロ−ル
することも可能である。このことによってエチレンの代
謝や呼吸が抑制されるので、植物が高品質に保たれるこ
とになる。酸素ガスについても同様のことが言える。酸
素ガスは大気中に約21%が含まれており、コンテナ内
の酸素濃度が低下すると濃度勾配に対応して外側よりフ
ィルムなどを通して供給されることが明らかとなった。
【0025】
【発明の効果】 以上詳しく説明したように、本発明
は、冷蔵庫内に配置されるコンテナの内張材にあって、
冷熱放射特性をもつアルミニウム又はアルミニウム合金
の多孔質材とこの片面に貼付されたガス透過性膜とから
成って、コンテナ内の雰囲気ガスを制御するよう構成し
て成ることを特徴とする。
【0026】 このようにコンテナ用材がアルミニウム
又はアルミニウム合金の焼結材から成る多孔質材の片面
にガス透過性膜を貼付したものから構成されるため、そ
れぞれの有する冷熱放射特性と雰囲気ガス制御特性をド
ッキングし、このことによって長期にわたって生鮮物の
品質保持を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例に係る品質保持材料を用
いたコンテナの斜視図である。
【図2】図1のA−A′線矢視縦断面図である。
【図3】図1に示すコンテナを配置した冷蔵庫の斜視図
である。
【図4】 本発明の実施例に用いられた多孔質材の組織
を10,000倍に拡大した電子顕微鏡で見た金属組織
の写真である。
【図5】 組織の一部を更に5倍に拡大して倍率を5
0,000倍とした電子顕微鏡で見た金属組織の写真で
ある。
【図6】アルミニウム多孔質材の外側にポリエチレンフ
ィルムを貼付した材で密閉状にコンテナを作り、これに
各種ガスを注入した後のコンテナ内のガス濃度測定結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
a アルミニウム合金焼結多孔質材 b ポリエチレンフィルム c コンテナの内部 d 蓋 e コンテナ f 冷蔵庫
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊輔 千葉県習志野市実籾町一ノ六八七 エヌ デ−シ−株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/00 - 3/36 A23B 4/00 - 9/00 F25D 23/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫内に配置されるコンテナの内張材
    にあって、冷熱放射特性をもつアルミニウム又はアルミ
    ニウム合金の多孔質材とこの片面に貼付されたガス透過
    性膜とから成って、前記コンテナ内の雰囲気ガスを制御
    するよう構成して成ることを特徴とする生鮮物の品質保
    持材料。
  2. 【請求項2】 前記多孔質材の表面にウイスカ−(ひ
    げ)を形成させることを特徴とする請求項1記載の生鮮
    物の品質保持材料。
  3. 【請求項3】 前記多孔質材としてアルミニウム合金焼
    結材、又はアルミニウム繊維材を用いることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の生鮮物の品質保持材料。
  4. 【請求項4】 前記ウイスカ−に、電磁エネルギ−など
    を加えたイオン共鳴水を担持させてなることを特徴とす
    る請求項2記載の生鮮物の品質保持材料。
  5. 【請求項5】 前記ガス透過性膜をポリエチレン薄膜と
    することを特徴とする請求項1記載の生鮮物の品質保持
    材料。
  6. 【請求項6】 前記ガス透過性膜を、ゼオライトを混入
    したポリエチレン薄膜とすることを特徴とする請求項1
    記載の生鮮物の品質保持材料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101285666B (zh) * 2008-05-29 2011-04-13 重庆大学 基于四象限光电探测器的激光打靶器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101285666B (zh) * 2008-05-29 2011-04-13 重庆大学 基于四象限光电探测器的激光打靶器

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