JP3039736U - 紙製味噌容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック成形味噌容器にまつわる廃棄物
公害の問題を解消する。 【解決手段】 紙を主体として形成した容器本体１内に
味噌２を充填すると共に、この味噌２を充填した容器１
にキャップ３を被冠し、更にこのキャップ３の外側にシ
ールラップ４をかけてキャップ３を容器本体１に固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、紙製の味噌容器に関し、更に詳しくは、廃棄物公害問題の解消等を 目的としたプラスチック成形容器に代わる紙製味噌容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、流通している味噌容器は、伝統的な樽ではなく、プラスチック成形容器 が主流を占めている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、プラスチック成形容器の場合、廃棄物公害の問題があることから、こ れに代わる容器の提案が望まれている。 本考案の課題は、プラスチック容器に代わる味噌容器を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成は次のとおりである。 １．紙を主体として形成した容器本体内に味噌を充填すると共に、この味噌を充 填した容器本体にキャップを被冠し、更にこのキャップの外側にシールラップ をかけてキャップを容器本体に固定して成る紙製味噌容器。 ２．シールラップを容器全体にかけて成る前記１記載の紙製味噌容器。

【０００５】 ３．キャップを透明なプラスチック材で成形して成る前記１又は２記載の紙製味 噌容器。 ４．キャップを紙を主体とした材料で成形して成る前記１又は２記載の紙製味噌 容器。 ５．キャップの一部に透明窓を設けて中味が見えるように構成して成る前記３記 載の紙製味噌容器。

【０００６】

【作用】

本考案に係る味噌容器は、紙材を用いて容器本体を形成する。この際、容器本 体の内面には、水密性を有する被膜を形成する。 但し、容器本体は紙材だけで作り、味噌を極く薄いプラスチックフィルム製の 袋内に入れてこれを容器本体内に収納するようにしてもよい。

【０００７】 味噌を入れた容器本体には、プラスチック成形のキャップを被せるか、又は紙 製のキャップを被せる。流通或いは店頭でキャップがとれるのを防止する目的で 、キャップの外には、容器と固定を図るようにシールラップを被せる。なお、ラ ップは容器全体にかけてもよい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１〜図３において、１は厚紙により成形された容器本体、１ａは容器本体１ の内面全体に形成された水密被膜層、２は容器本体１内に充填された味噌、３は 容器本体１のキャップであって、このキャップ３はプラスチック製である。 ４はキャップ３を容器本体１に固定してキャップ３が外れるのを防止すると共 に、悪戯を防止するためのシールラップ、５はシールラップ４の開封部である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上のように、味噌容器本体を紙で作ったことにより、プラスチック 廃棄物公害問題の解消に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る味噌容器の説明図。

【図２】容器本体の断面図。

【図３】容器本体の一部を示す断面図。

【符号の説明】

１ 容器本体 １ａ 水密被膜層 ２ 味噌 ３ キャップ ４ シールラップ ５ 開封部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紙を主体として形成した容器本体内に味
   噌を充填すると共に、この味噌を充填した容器本体にキ
   ャップを被冠し、更にこのキャップの外側にシールラッ
   プをかけてキャップを容器本体に固定して成る紙製味噌
   容器。
2. 【請求項２】 シールラップを容器全体にかけて成る請
   求項１記載の紙製味噌容器。
3. 【請求項３】 キャップを透明なプラスチック材で成形
   して成る請求項１又は２記載の紙製味噌容器。
4. 【請求項４】 キャップを紙を主体とした材料で成形し
   て成る請求項１又は２記載の紙製味噌容器。
5. 【請求項５】 キャップの一部に透明窓を設けて中味が
   見えるように構成して成る請求項３記載の紙製味噌容
   器。