JP3039718B2 - 閃光装置 - Google Patents

閃光装置

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JP3039718B2
JP3039718B2 JP4016507A JP1650792A JP3039718B2 JP 3039718 B2 JP3039718 B2 JP 3039718B2 JP 4016507 A JP4016507 A JP 4016507A JP 1650792 A JP1650792 A JP 1650792A JP 3039718 B2 JP3039718 B2 JP 3039718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの閃光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラにおける閃光装置の配光特
性の制御は、主に反射傘の形状によるものと、反射傘開
口部に設けられた屈折板の形状によるもので主に行って
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
焦点距離に合った必要照射角度内に収めるよう閃光放電
管から射出される光線を的確に制御して閃光発光装置を
小型することを考えた場合、上記従来例では例えば図7
に示すような問題が発生する。同図によると閃光放電管
から直接屈折板に入る光線で、必要照射角外に出ようと
する光線の屈折板への入射角度が例えば67°であるの
に対し、閃光放電管から1回反射傘で反射されて屈折板
上の前記直接光とほぼ同じ位置に入射してくる光線の入
射角度が例えば101°である。この2つの光線を必要
照射角度内に共に収めるよう光線入射面上の屈折板の角
度を振って制御するには、2つの光の入射角度が大きく
異なるため困難である。また無理に屈折板に大きな角度
をつけ光線を曲げようとすると片方の光線が全反射し反
射傘開口部から外部に出ないこともある。また光線を制
御できる反射傘開口部先端付近を、さらに延ばすと必要
照射角度内に光線は収まるが、閃光装置が大型化してし
まうという欠点があった。
【0004】一方、閃光装置は、特にカメラに内蔵され
るものに於て、小型化の要求が大きい。これを実現する
ため閃光装置の発光部を小さな構造にまとめる工夫がな
されているが、光源となるキセノン管は発光部の大きさ
を決定する大きな要素である事から、特に小型化が追求
されている。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事項に鑑み
なされたもので、一端に開口部を持つ反射傘と、該反射
傘内に具備された閃光を発する閃光放電管と、該閃光放
電管と該反射傘開口部の間に固定された光学的屈折部材
に設けることにより、閃光放電管から発射された光の一
部を閃光放電管から面反射の起こりにくい可能な限り近
い位置に固定した光学的屈折部材により、早い段階でと
らえ屈折させ、必要照射角度内に集光させ閃光発光装置
のガイドナンバーを向上させるとともに、反射傘先端部
を延ばさずに、閃光発光装置を小型化させ、高いガイド
ナンバーを得たものである。
【0012】
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の分解斜視図
で、図2は断面図である。図において1は硝子・合成樹
脂等の透光性材料で作られた光学的屈折部材で、棒状両
面に凸レンズを持ったものである。このレンズ形状は必
要照射角度に合せて片面レンズ又は丸棒でもよい。また
レンズ形式は非球面、3次曲面、フレネル、プリズムで
もよい。該光学的屈折部材は2の反射傘に設けられた爪
部2aで固定され、その位置は閃光放電管からの光線が
該光学的屈折部材表面で反射を起こしにくい可能な限り
閃光放電管に近い位置にとりつけられている。3は閃光
放電管で不図示の弾性部材により反射傘2に押しつけら
れ固定されている。
【0014】閃光放電管より射出された光線は図3に示
す光線の軌跡の通り大別して3通りある。1つは光学的
屈折部材に直接入射するAブループ、1つは反射傘に1
回反射して外に出るBグループ、1つは反射傘開口部と
は逆方向(これより閃光放電管背面と呼ぶ)から出るC
グループである。
【0015】Aグループにおいては、光学的屈折部材表
面で光線が反射しにくい程度まで、y方向にレンズを広
げることにより、必要照射角度範囲外に出ようとする光
を、屈折させ範囲内に集光させ無駄になる光をなくす利
点がある。同時に必要照射角度範囲外に出ようとする光
を、とらえるための反射傘先端を延ばす必要がなくな
り、つまり開口部が小さくなり閃光発光装置の小型化に
有効である。
【0016】また閃光放電管の直近に光学的屈折部材が
あるため、光学的屈折部材を小型ですみ、なおかつ広い
範囲の光を屈折させることが可能である。閃光放電管よ
り光学的屈折部材に入射してくる光線においても(但し
閃光放電管中心より放射状に出た光の場合)入射角度の
異なった光線が同一箇所に重なることがなく単一なので
必要照射角度範囲に見合った光学的屈折部材のレンズ性
能を決め易い利点がある。
【0017】グループBにおいて、反射傘は閃光放電管
から射出された光線が再度光学的屈折部材に入射しない
不連続面反射面角度構成になっている。また光学的屈折
部材表面に閃光放電管からの光線が表面反射し反射傘に
入射してこないレンズ性能を持たせたことにより、グル
ープBでは閃光放電管からの直接光のみの1回反射をさ
せるための制御で済むため、必要照射角度範囲に見合っ
た反射面角度を決め易い利点がある。
【0018】グループcにおいて、反射傘を閃光放電管
と同心円状にすることで無意味な反射傘内での複数反
射、閃光放電管への再入射が妨げられる。また同心円状
なので閃光放電管から射出された光線は1度反射し再び
閃光放電管に再入射してからグループAと同様の軌跡を
たどるため、制御可能な光として有効に利用できる。
【0019】以上グループABCを合わせると、閃光放
電管から射出される光線はすべて単一に、そして意図的
に制御することができ、閃光発光装置としても小形化が
可能である。
【0020】図4は第2の実施例の特徴を最もよく表わ
す横断面図であり、同図において第1の実施例と同一部
番号は同一部品を表わすものとする。同図において4は
光学的屈折板で、反射傘2の開口部に設けられている。
【0021】第1の実施例においては、図2の通りy方
向の光線の制御は可能であったが、z方向の光の制御は
z方向における反射傘2の角度による光の制御によるも
のであった。第2の実施例では図4の通りz方向にフレ
ネルを持つ光学的屈折板を用いることにより、z方向に
必要照射角範囲外へ出ようとする光を光軸(x軸)方向
に集光させるようにしている。また反射傘の開口部前面
に設けたことによりゴミ指等の進入防止にも役立つ。
【0022】図5は第3の実施例の特徴を最もよく表わ
す閃光装置の構成及び光線の軌跡を表わす図である。同
図において第1の実施例と同一部番号は同一部品を表わ
すものとする。同図において5は閃光放電管3の背面の
1部を覆う反射部材である。第1の実施例においては、
図2のとおり閃光放電管背面の反射傘2は閃光放電管を
同心円状ではあるが空間があり、放電管内の中心以外の
所で発光させた場合に、反射傘内を複数回反射させたり
意図した所とかけ隔れた場所に光が出たり光の無駄が多
かった。しかしながら反射傘2とは別に閃光放電管背面
の1部に直接反射部材を覆い付けることで閃光放電管を
反射傘との空間が不必要になり実施例1と同じ光線の軌
跡が得られた状態で閃光発光装置の光軸(x軸)方向が
短くなるだけでなく、無駄な反射傘内内面反射を防ぎ制
御可能な光線を増やせる利点がある。この反射部材5は
閃光発光装置へのアルミ蒸着等によるものでもよい。
【0023】図6は第4の実施例の特徴を最もよく表わ
す横断面図であり、同図において第1、第2、第3の実
施例と同一部番号は同一部品を表わすものとする。
【0024】同図において閃光放電管3中心により射出
された光線は、光学的屈折部材1に直接入るものは、必
要照射角度内に収るよう屈折される。また反射傘2b部
に直接入射する光線は光学的屈折部材1に入射しにくい
ような角度で1回反射され必要照射角度内に出て行く、
反射部材5に直接入射するものはすぐに1回反射した後
閃光放電管に戻り、光学的屈折部材に直接入る光線と同
様の軌跡を示す。このようにy方向について無駄な光が
なく制御された光束は反射傘2c面及び光学的屈折板4
により必要照射角度内に収るようにz方向が制御され、
そして複写体へと投光される。この第4の実施例のよう
な構成の場合、光の制御がきわめてわかりやすく、そし
てやり易い利点があり、また光学的に見てもエネルギー
の減少が少なく高いガイドナンバーが得られることにな
る。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、一端に開口部を持
つ反射傘と、該反射傘内に具備された閃光を発する閃光
放電管と、該閃光放電管と該反射傘開口部の間に固定さ
れた光学的屈折部材を設けることにより、光学的制御を
容易にし、かつ光学的屈折板を反射傘開口部に設けるこ
とにより、さらに正確な光学的制御を可能にし、かつ閃
光発光管背面に反射部材を設けることで光学的エネルギ
ーの減少防止及び閃光発光装置を小型にさせる効果があ
り、高ガイドナンバーと良好な配光が得られる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閃光装置の一実施例を示す分解斜視図
【図2】図1に示した閃光装置の横断面図
【図3】図1に示した閃光装置における光線の軌跡を示
す説明図
【図4】本発明の閃光装置の他の実施例を示す横断面図
【図5】本発明の閃光装置の他の実施例の構成及び光線
の軌跡を示す構成図
【図6】本発明の閃光装置の他の実施例を示す横断面図
【図7】従来装置における光線の軌跡を示す構成図
【符号の説明】
1 光学的屈折部材 2 反射傘 4 光学的屈折板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射傘と、反射傘内に配設された閃光放
    電管と、前記反射傘の開口部と前記閃光放電管の間に該
    放電管から離れた所定の位置に固定された光学的屈折部
    材を具備するとともに、前記光学的屈折部材の入射面と
    して前記放電管からの放電光を入射面で照射方向に屈折
    させる構成とし、更に前記光学的屈折部材を反射傘に対
    して所定間隔離して配置し、前記放電管からの放電光の
    一部を光学的屈折部材に入射させ、前記放電光の一部を
    該光学的屈折部材に入射することなく反射傘の開口部に
    至らしめることを特徴とする閃光装置。
  2. 【請求項2】 前記反射傘の開口部を覆う光学的屈折板
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の閃光装置。
  3. 【請求項3】 前記閃光放電管の前記光学的屈折部材と
    は反対側の一部を反射部材で覆ったことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の閃光装置。
  4. 【請求項4】 前記光学的屈折部材は前記閃光放電管か
    らの放電光の内光束が直接入射し、閃光放電管からの放
    電光の反射傘による反射光が入射しない位置に配設され
    ていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の閃
    光装置。
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