JP3039190U - 車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメント - Google Patents
車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメントInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 軽量,軟弱な自動車内の部位に取付けら
れるスピ−カであっても、きわめて良好な音響特性を得
ることができる車載オ−ディオシステムにおけるスピ−
カ取付用のアタッチメントを提供すること。 【解決手段】 質量が大きく、かつ、温度,湿度,振動
加速度などに対する変形抵抗の大きな板状材料により、
内部にスピ−カ取付穴2を形成すると共に、外周を当該
スピ−カ3の外形と同等乃至はそれよりも大きな外形に
形成してスピ−カ取付用アタッチメント4を構成し、ス
ピ−カ取付用のボ−ド1又は金具にスピ−カ3を取付け
るとき、当該スピ−カ3と前記ボ−ド1又は金具の間に
前記アタッチメント4を緊締して挟持させるようにし
た。
れるスピ−カであっても、きわめて良好な音響特性を得
ることができる車載オ−ディオシステムにおけるスピ−
カ取付用のアタッチメントを提供すること。 【解決手段】 質量が大きく、かつ、温度,湿度,振動
加速度などに対する変形抵抗の大きな板状材料により、
内部にスピ−カ取付穴2を形成すると共に、外周を当該
スピ−カ3の外形と同等乃至はそれよりも大きな外形に
形成してスピ−カ取付用アタッチメント4を構成し、ス
ピ−カ取付用のボ−ド1又は金具にスピ−カ3を取付け
るとき、当該スピ−カ3と前記ボ−ド1又は金具の間に
前記アタッチメント4を緊締して挟持させるようにし
た。
Description
【0001】
本考案はオ−ディオスピ−カ、特に車載タイプのスピ−カを取付ける際に用い て有用なスピ−カ取付用アタッチメントに関する
【0002】
従来より、いわゆる高級乗用車には相当高品質のオ−ディオシステムが塔載さ れているが、これでも一般家庭等の屋内設置タイプのオ−ディオシステムに比べ れば、質,量ともに見劣りがする点は否めない。
【0003】 これは、例えば乗用車においてはオ−ディオコンポ−ネントの塔載スペ−スが 限られていること、或は、自動車の振動や温度等に対しても十分な耐性を持った コンポ−ネントに形成されていること、などの要因により、車載用のオ−ディオ コンポ−ネントは小形で耐振性や耐候性等に力点を置いて製作されているため、 特に、スピ−カシステムの音質には十分満足できるものは少ない。
【0004】 即ち、乗用車等の自動車用のスピ−カシステムは、独立したボックスにスピ− カユニットを取付けた型式のものもあるが、車内におけるスピ−カボックスの設 置スペ−スが限られている関係上、音響特性が良好な大型のエンクロ−ジャを使 用することは殆んど不可能であり、また、スピ−カボックスに代えてドアパネル の内部空間や、ダッシュボ−ドやリアボ−ドの内部空間など、自動車内部にある 余剰空間を利用し、専用のスピ−カ取付用金具を介在して取付けられたスピ−カ は、その取付空間がスピ−カエンクロ−ジャとしてきわめて質の低いものである こと、並びに、スピ−カ取付金具が単にスピ−カをその取付位置に保持しておく だけの機能しか持っていないため、到底満足できるような再生音を得ることは出 来なかったのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は上記のような車載オ−ディオシステムにおけるスピ−カの取付け現状 に鑑み、仮に、軽量,軟弱な自動車内の部位に取付けられるスピ−カであっても 、きわめて良好な音響特性を得ることができるスピ−カ取付用のアタッチメント を提供することを課題とするものである。
【0006】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案スピ−カ取付用アタッチ メントの構成は、質量が大きく、かつ、温度,湿度,振動加速度などに対する変 形抵抗の大きな板状材料により、内部にスピ−カ取付穴を形成すると共に、外周 を当該スピ−カの外形と同等乃至はそれよりも大きな外形に形成してスピ−カ取 付用アタッチメントを構成し、スピ−カ取付用のボ−ド又は金具にスピ−カを取 付けるとき、当該スピ−カと前記ボ−ド又は金具の間に前記アタッチメントを緊 締して挟持させるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】 本考案においては、アタッチメントとスピ−カにより、前記ボ−ド又は金具を 緊締して挟持するようにしてもよく、また、上記スピ−カ取付用アタッチメント 自体をスピ−カ取付用のボ−ドを兼用するバッフル板として形成してもよい。
【0008】
次に本考案の実施の形態を図に拠り説明する。図1は乗用車のバックボ−ドに スピ−カを取付ける従来例を示す斜視図、図2は本考案スピ−カ取付用アタッチ メントの一例の斜視図である。
【0009】 図1において、1は乗用車の後席の後方に配置されているバックボ−ドによる スピ−カ取付用ボ−ド、2は該ボ−ド1の左,右に穿設された2個のスピ−カ取 付穴、3は前記取付穴2にビス止め等により取付けられるスピ−カで、従来は上 記バックボ−ド1に形成された左,右の取付穴2に、左,右チャンネル用のスピ −カ3を、直付けすることにより、車載用オ−ディオシステムにおけるスピ−カ セットの一例としていた。
【0010】 従来は、上記例のほか、フロントのダッシュボ−ド、ドアパネルなどをスピ− カの取付ボ−ドとしたり、或は、専用の取付金具によって前記ボ−ドやパネルに スピ−カを取付け、前記ダッシュボ−ドの内側やドアパネルの内側空間をスピ− カエンクロ−ジャとして利用しているが、いずれの場合においても、当該ボ−ド や金具は合成樹脂の成形品、又は、薄いスチ−ル製であるため、質量も小さく、 また、剛性も大きくない。また、ダッシュボ−ドやドアパネルの内側空間に形成 されるエンクロ−ジャ空間も、これらのボ−ドやパネルが低剛性,小質量の材料 で形成されているため、音響的には劣悪な空間といわざるを得ない。
【0011】 自動車において、質量,剛性の小さなバックボ−ドや取付金具を、スピ−カ取 付板やバッフル板として利用すると、スピ−カ自体は、その機械特性,音響特性 等が良好なものであっても、好ましい音を再生できないことは経験則の教えると ころである。
【0012】 本考案では、上記のような小質量,低剛性の取付ボ−ド1にスピ−カ3が直付 け、又は、取付金具を介して取付けられても、良好な再生音を得るため、ここで はスピ−カ3とそれが直付けされる取付ボ−ド1の間に、質量が大きく高剛性の 材料、例えば、高密度の合成樹脂,金属材,石材,プレスチップボ−ドなどで形 成した、一例として図2に示す取付用アタッチメント4を、緊締挟持させて、取 付ボ−ド1のバッフル板としての役割を補強,補完するようにした。
【0013】 即ち、本考案のスピ−カ取付用アタッチメント4は、上記の大質量,高剛性材 料により形成した板材の中央にスピ−カ穴4aを形成すると共に、外形4bを取付ボ −ド1にマッチするように形成し、このアタッチメント4を、スピ−カ3の取付 フランジ3aのボルト穴3bから取付ボ−ド1のボルト穴2aに貫設する取付ボルト5 によって当該スピ−カ3とボ−ド1の間に緊締挟持させることにより、前記取付 ボ−ド1の高剛性化を図ると共に、このアタッチメント4を介してスピ−カ3と ボ−ド1との一体化を図ったのである。なお、4cは上記アタッチメント4に設け たボルト穴である。
【0014】 上記のようにスピ−カ3と取付ボ−ド1とが取付用アタッチメント4を介して 一体化されることにより、取付ボ−ド1が高剛性化されると、スピ−カ3からは 明瞭な再生音が得られる。そして、左,右チャンネルのスピ−カ3が、例えば異 なる音声周波信号によって駆動されても、従来品のように左右のスピ−カ3から 出る音が、取付ボ−ド1が共鳴することによって輪隔が不明瞭な音になったり、 ボ−ド1のビビリ等によって歯切れの悪いノイジ−な音に聴えるといったことは 、解消される。
【0015】 上記例において、取付用アタッチメント4とスピ−カ3によって、取付ボ−ド 1を挟持するように、前記アタッチメント4を取付けてもよい。この場合、スピ −カ3を取付ボ−ド1の表面側に配し、前記アタッチメント4を前記ボ−ド1の 裏面に配置するか、或は、これとは逆の配置にするかは、任意である。また、取 付アタッチメント4自体を取付ボ−ド1と同一平面形状(スピ−カ穴やボルト穴 も含む)に形成し、取付ボ−ド1の表面又は裏面の全面において当該ボ−ド1に 緊締固着し、両者を一体化してもよい。更には、取付ボ−ド1と同形状に形成し た本考案アタッチメント4は、この取付ボ−ド1に代えて、スピ−カ取付用ボ− ドとして使用するようにしてもよい。また、取付金具(図示せず)により前記ボ −ド1やドアパネル等に取付けられていたスピ−カ3を、本考案アタッチメント 4に取付けた上で前記ボ−ドやパネルに取付けてもよい。このような取付態様を とることにより前記アタッチメント4、或は、このアタッチメント4と一体化さ れたボ−ド1がバッフル板として作用するので、良好な音響効果が得られる。
【0016】
本考案は以上の通りであって、質量が大きく、かつ、温度,湿度,振動加速度 などに対する変形抵抗の大きな板状材料、つまり高剛性の材料により、内側にス ピ−カ取付穴を形成すると共に、周囲を当該スピ−カの外形と同等乃至はそれよ りも大きな外形に形成してスピ−カ取付用アタッチメントを構成し、該アタッチ メントを、スピ−カ取付用ボ−ド又は金具にスピ−カを取付けるとき、当該スピ −カと前記ボ−ド又は金具の間に緊締して挟持させたり、或は、前記アタッチメ ントをボ−ドの裏面に配置してスピ−カを取付けることにより、スピ−カを本考 案アタッチメントに取付けたのと同等の状態になるようにしたから、従来の車載 用オ−ディオシステムのスピ−カシステムの音響上の問題点を一挙に解決するこ とができる。
【0017】 また、本考案取付用アタッチメントは、その材質を選択すれば、容易かつ低コ ストに作製し安価に提供することができるので、特に、ロ−コストの車載オ−デ ィオシステムのスピ−カの音質改善に寄与するところ大である。
【図1】乗用車のバックボ−ドにスピ−カを取付ける従
来例を示す斜視図。
来例を示す斜視図。
【図2】本考案スピ−カ取付用アタッチメントの一例の
斜視図。
斜視図。
1 スピ−カ取付ボ−ド 2 スピ−カ穴 3 スピ−カ 4 スピ−カ取付アタッチメント 5 ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 質量が大きく、かつ、温度,湿度,振動
加速度などに対する変形抵抗の大きな板状材料により、
内部にスピ−カ取付穴を形成すると共に、外周を当該ス
ピ−カの外形と同等乃至はそれよりも大きな外形に形成
してスピ−カ取付用アタッチメントを構成し、スピ−カ
取付用のボ−ド又は金具にスピ−カを取付けるとき、当
該スピ−カと前記ボ−ド又は金具の間に前記アタッチメ
ントを緊締して挟持させるようにしたことを特徴とする
車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメン
ト。 - 【請求項2】 取付用アタッチメントとスピ−カとによ
り、スピ−カ取付用ボ−ド又は金具を緊締して挟持する
ようにした請求項1のスピ−カ取付用アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011818U JP3039190U (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011818U JP3039190U (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039190U true JP3039190U (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=43173833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011818U Expired - Lifetime JP3039190U (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 車載オ−ディオシステムのスピ−カ取付用アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039190U (ja) |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP1996011818U patent/JP3039190U/ja not_active Expired - Lifetime
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