JP3039036U - ズボン等のウエスト伸縮構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者のウエスト寸法に合わせて締め付け感
を与えることなく伸張することができるデザイン的に優
れたズボン等のウエスト伸縮構造を縫製し易い構造にし
て提供する。 【解決手段】 脇ポケット近傍を除き実質的に袋状部を
形成するようにウエストベルトの略上端及び略下端のに
縫着された伸縮性のインサイドベルトを有するズボン等
のウエスト伸縮構造において、一端が、脇ポケットの入
口部分から延出されて該後ろベルトにおけるの袋状部の
入口部分から袋状部の中に挿入される前ベルト布の延長
部端に連結され、他端が、後ろベルト布における該袋状
部内の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれた部分に連結
された弾性材を有し、そして、該脇ポケットに設けられ
たポケット袋の向こう布側の後ろ布の上端近傍に伸縮で
きるカット部を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ウエスト部分にポケットを備えたズボン、スカート等（以下、「ズ ボン等」という。）のウエスト伸縮構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、消費者は、既製品のズボン等を求める場合には、予め所定間隔のウエス トサイズで製造されたズボン等の中から自己のウエストサイズに合ったものを選 択し、購入しているが、自己のウエストサイズに合わない場合には、自己のウエ ストサイズに修正して着用している。

【０００３】 しかしながら、ズボン等のウエストサイズを修正するには熟練を要するため、 消費者自ら修正することは、困難であり、また、修正業者に修正を委託しても費 用、時間かかるので、最近では、ズボン等のウエストの横部、後ろ部又は全体を 弾性体で形成することが提案されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来のズボン等のウエスト伸縮構造は、それを着用すると、伸張し たウエストの横部、後ろ部又は全体の弾性体が露出するために、外見が悪く、デ ザイン的に劣るという問題があるので、一般に広く普及するところまでには至っ ていない。

【０００５】 本考案は、かかる問題を解決することを目的としている。 即ち、本考案は、着用者のウエスト寸法に合わせて締め付け感を与えることな く伸張することができるデザイン的に優れたズボン等のウエスト伸縮構造を縫製 し易い構造にして提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 本第１考案は、上記目的を達成するために、前身頃の略上端に縫着された前ベ ルト布及び後ろ身頃の略上端に縫着された後ベルト布からなるウエストベルト並 びに前記ウエストベルトの縫着された部分を覆って脇ポケット近傍を除き実質的 に袋状部を形成するように該ウエストベルトの略上端及び略下端の近傍に縫着さ れた伸縮性のインサイドベルトを有するズボン等のウエスト伸縮構造であって、 一端が、脇ポケットの上端入口部分から延出されて該後ろベルトにおけるの袋状 部の入口部分から袋状部の中に挿入される前ベルト布の延長部端に連結され、他 端が、後ろベルト布における該袋状部内の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれた 部分に連結された弾性材を有し、そして、該脇ポケットに設けられたポケット袋 の向こう布側の後ろ布の略上端に伸縮できるカット部を形成したことを特徴とし ている。

【０００７】 本第２考案は、前身頃の略上端に縫着された前ベルト布及び後ろ身頃の略上端 に縫着された後ベルト布からなるウエストベルト並びに前記ウエストベルトの縫 着された部分を覆って脇ポケット近傍を除き実質的に袋状部を形成するように該 ウエストベルトの略上端及び略下端の近傍に縫着された伸縮性のインサイドベル トを有するズボン等のウエスト伸縮構造であって、一端が、脇ポケットの上端入 口部分から延出されて該後ろベルトにおけるの袋状部の入口部分から袋状部の中 に挿入される前ベルト布の延長部端に連結され、他端が、テープの一端に連結さ れた弾性体を有し、そのテープの他端が後ろベルト布における該袋状部内の後ろ ベルト布の折り曲げ部に囲まれた部分又は後ろベルトの折り曲げ部及びインサイ ドベルトに連結され、そして、該脇ポケットに設けられたポケット袋の向こう布 側の後ろ布の上端に伸縮できるカット部を形成したことを特徴としている。

【０００８】 本第３考案は、第２考案において、テープの他端を、その連結部がベルト通し の下に隠れるように、後ろベルトに連結したことを特徴としている。

【０００９】 本第４考案は、第１、第２又は第３考案において、後ろベルト布の袋状部の入 口部から弾性材にかけて覆うようにして、前ベルト布の延長部をガイドする、ガ イド布を該後ろベルトの一方の折り曲げ部及び他方の折り曲げ部に取り付けたこ とを特徴としている。

【００１０】 本第５考案は、第１、第２、第３又は第４考案において、後ろベルトの袋状部 の入口部をベルト通しの下に隠れるように設けたことを特徴としている。

【００１１】 本第６考案は、第１、第２、第３、第４又は第５考案において、弛みをもたせ た伸びすぎ止めテープの両端を弾性材の両端に取り付けたことを特徴としている 。

【００１２】 本第７考案は、第１、第２、第３、第４、第５又は第６考案において、ポケッ ト袋の後ろ布の伸縮できるカット部を含む上端にトリミング部を設けたことを特 徴としている。

【００１３】 脇ポケットに設けられたポケット袋の前布及び後ろ布は、通常、それらの略上 端が前ベルト布に縫着されて、取り付けられるが、本考案における後ろ布は、そ の上端近傍に非直線状の切り込みが入れられて切り取られ、カット部が形成され ている。上端近傍にカット部が形成された後ろ布は、切り取り線が非直線となっ ているから、該布自体の弾力性によって、その両端をバネのように伸縮させるこ とができる。かかる「伸縮できるカット部」は、切り取り線を長く形成したもの ほど長く伸縮させることができる。したがって、本明細書においては、「伸縮で きるカット部」は、非直線の切り込みを入れて切り取って形成したバネのように 伸縮させることができるカット部を意味する。

【００１４】 本考案における、ポケット袋の後ろ布の伸縮できるカット部を含む上端に設け られるトリミング部の「トリミング部」は、通常のトリミングにより形成される トリミング部及びテープを被覆してトリミングにより形成されるいわゆるパイピ ング部を含む。したがって、本明細書においては、「トリミング部」は、通常の トリミング部及びパイピング部を意味する。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態をズボンに採用した例によって図面に基づいて説 明する。

【００１６】 図１は、本考案の一実施の形態を示す一部分解正面図であり、図２は、図１の Ｘ−Ｘ線の断面図であり、図３は、前ベルト布を取り外した状態にした図１のＹ −Ｙ線の断面図である。図４は、本考案の一実施の形態を示すポケット袋部分の 説明図であり、図５は、本考案の一実施の形態を示すウエストベルト部分の説明 図であり、そして、図６は、図５のＺ−Ｚ線の断面図である。

【００１７】 図１、５、６に示されるように、本考案のズボンのウエスト伸縮構造は、大き く分けて、前身頃１及び後ろ身頃２よりなるズボン本体、前ベルト布１０−１及 び後ろベルト布１０−２よりなるウエストベルト１０並びにインサイドベルト１ ２から構成されている。本考案におけるウエストベルト１０は、折り曲げ部１０ ａ、１０ａ´を有し、それらの折り曲げ部１０ａ、１０ａ´によって囲まれる内 面に芯材１１が樹脂融着等による接着層１１ａで接着されたものをも含んでいる 。芯材１１は、ウエストベルトを保形し、また、後述する前ベルト布等の滑りを 良くするために用いられる。前身頃１には、向こう布１−１がその一部として脇 ポケット６の入口となる部分に取り付けられている。向こう布１−１を含む前身 頃１及び前身頃２の側部は、縫着部３で縫着されている。図１中の５、５´は、 タックであり、タック５に続いて折り目４が形成されている。

【００１８】 図１、３に示されているように、前ベルト布１０−１及び後ろベルト１０−２ は、それぞれ、前身頃１及び後ろ身頃２の略上端に縫い代を残し縫着部Ｂで縫着 されている。図１中の１ａは前身頃の上端である。これらの縫着された部分を覆 って脇ポケット６の近傍を除き実質的に袋状部１３を形成するように、伸縮性の インサイドベルト１２がウエストベルト１０、即ち、前ベルト布１０−１及び後 ろベルト布１０−２の上端近傍及び下端近傍に縫着部Ａ及縫着部Ｃでそれぞれ縫 着されている。縫着部Ｃは、落とし縫いにより形成するので、ズボン装着時に外 部より見えない構造になっている。

【００１９】 前ベルト布１０−１が脇ポケット６の上端入口部分から延出されて延長部１０ −１ａが形成され、この延長部１０−１ａが後ろベルト布１０−２におけるの袋 状部１３の入口部１０−２ａからその袋状部１３の中に挿入されている。この前 ベルト布１０−１の延長部１０−１ａの先端近傍で弾性材１０−１ｂの一端に縫 着部Ｄで縫着されて連結され、その弾性材１０−１ｂの他端が後ろベルト１０− ２における該袋状部１３内の後ろベルト布１０−２の折り曲げ部（図５の１０ａ 、１０ａ´参照）に囲まれた部分に連結される。

【００２０】 弾性体１０−１ｂの他端がテープ１０−１ｄの一端に縫着部Ｅで縫着されて連 結され、そのテープ１０−１ｄの他端が後ろベルト布１０−２における該袋状部 １３内の後ろベルト布１０−２の折り曲げ部（１０ａ、１０ａ´）に囲まれた部 分の縫着部Ｆで縫着されて連結されるか、又は、後ろベルト布１０−２の一方の 折り曲げ部（１０ａ又は１０ａ´）及びインサイドベルト１２に連結される。

【００２１】 テープ１０−１ｄの他端がベルト通し１４の下に隠れるように後ろベルト布１ ０−２に縫着部Ｆで縫着されて連結されるので、該縫着部Ｆがウエストベルト１ ０の全体の外観、即ち、デザインに悪影響を与えることがない。

【００２２】 テープ１０−１ｄが後ろベルト布１０−２の折り曲げ部（１０ａ、１０ａ´） 及びインサイドベルト１２に連結される場合には、テープ１０−１ｄが２本用い られ、両方の折り曲げ部（１０ａ及び１０ａ´）及びインサイドベルト１２に連 結されてもよい（図示せず）。

【００２３】 このようにテープ１０−１ｂを用いることによってテープ１０−１ｂの端を任 意の長さに調節して連結することができるので、テープ１０−１ｂの他端をベル ト通し１４の下に隠れるように縫着して連結することができる。

【００２４】 図４に示されているように、脇ポケット６には、ポケット袋６ａが設けられて おり、その前布６ａ−１の側端が口布１ｂに縫着され、その後ろ布６ａ−２の側 端が向こう布１−１に縫着されて、脇ポケット６の口が形成されている。該後ろ 布６ａ−２は、その上端近傍に伸縮できるカット部が形成されている。伸縮でき るカット部ｃは、その切り取り線を長く形成したものほど長く伸縮させることが できる。カット部ｃにトリミング部を設けることによって、その部分の繊維の解 れを防止することができ、また、その部分の引っ張り強度を十分に保持すること ができる。かかるカット部ｃは、前ベルト布１０−１に無理な力が働いても、ス トッパーとして働き、前ベルト布１０−１の各所の破損を防止できる。

【００２５】 図１、２に示されているように、後ろベルト布１０−２の袋状部１３の入口部 １０−２ａの近傍から弾性材１０−１ｂの他端の結合部にかけて覆うようにして 、前ベルト布１０−１の延長部１０−１ａをガイドするガイド布１０−３が後ろ ベルト布１０−２の折り曲げ部（図５の１０ａ、１０ａ´参照）に取り付けられ る。ガイド布１０−３の取り付けは、直接縫着により、又は、予めアイロンによ る樹脂融着によって仮固定した後縫着により、行うことができる。ガイド布１０ −３は、前ベルト布１０−１の延長部１０−１ａをガイドするために用いられる ものであるから、滑りの良い合成繊維で作られた布帛が用いられる。

【００２６】 後ろベルト１０−２の袋状部１３の入口部１０−２ａは、ベルト通しの下に隠 れるように設けられている。そのために、該入口部１０−２ａがウエストベルト １０の全体の外観、すなわち、デザインに悪影響を与えることがない。

【００２７】 弾性材１０−１ｂの両端は、弛みをもたせた伸びすぎ止めテープ１０−１ｃの 両端が縫着により取り付けられている。弾性材１０−１ｂの伸びは、該テープ１ ０−１ｃの弛みの長さによって調節される。伸びすぎ止めテープ１０−１ｃは、 上記テープ１０−１ｄと同じ材料であってよく、また、上記テープ１０−１ｄと 連続させて取り付けてもよい。

【００２８】 本考案のズボン等のウエスト伸縮構造の利点は、まとめると、次のとおりとな る。

【００２９】 （イ）一端が、脇ポケットの入口部分から延出されて後ろベルトにおけるの袋 状部の入口部分から袋状部の中に挿入される前ベルト布の延長部端に連結され、 他端が、後ろベルト布における該袋状部内の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれ た部分に連結された弾性材、並びに、伸縮性のインサイドベルトをそれぞれ有し ているので、着用者に締め付け感を与えることなくウエスト寸法に合わせて伸張 し、そのため、自然な形でフイットして固定を確実できる。

【００３０】 （ロ）脇ポケットに設けられたポケット袋の向こう布側の後ろ布の略上端に伸 縮できるカット部を形成したので、本考案に係わるズボン等は、着用者が座った り立ったりしても、着用者のウエスト部分に締め付け感を与えず、はき心地が良 い。そして、本考案に係わるズボン等は、該カット部を有することによってウエ ストベルトの伸縮の幅を長くすることができるので、肥満体の着用者にも自然な フイット感で着用可能となる。また、本考案に係わるズボン等は、ポケット袋の 後ろ布の伸縮できるカット部を含む上端にトリミング部を形成したので、カット 部の繊維の解れを防止でき、引っ張り張力が加わってもカット部の強度を十分に 保持することができ、しかも、見ばえも良い。

【００３１】 （ハ）後ろベルト布の袋状部の入口部部から弾性材にかけて覆うようにして前 ベルト布の延長部をガイドするガイド布を該後ろベルトの一方の折り曲げ部及び 他方の折り曲げ部に取り付けたので、後ろベルト布の袋状部の入口近傍の摩擦抵 抗を小さくすることができ、そのために、前ベルト布の延長部がスムースに前後 移動することができる。

【００３２】 （ニ）弾性体の他端に連結したテープの他端を後ろベルト布における袋状部内 の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれた部分又は後ろベルトの折り曲げ部及びイ ンサイドベルトにテープに連結できるようにしたので、テープ長を調節すること によって、その連結場所を自由に選ぶことができる。

【００３３】 （ホ）テープの他端及び後ろベルトの袋状部の入口部をそれぞれベルト通しの 下に隠れるように設けたので、ウエストベルトの全体の外観、即ち、デザインに 悪影響を与えることがない。

【００３４】 （ヘ）弛みをもたせた伸びすぎ止めテープを弾性材の両端に取り付けたので、 それらがストッパーとして働き、弾性材の伸びすぎによる破損を防止しできる。 また、脇ポケットのポケット袋の後布に伸縮できるカット部を設けたので、前ベ ルトに無理な力が働いても、これがストッパーとして働き、前ベルト布の各所の 破損を防止できる。

【００３５】 （ト）ズボン本体の前身頃及び後ろ身頃、前ベルト布及び後ろベルト布からな るウエストベルト並びに伸縮性のインサイドベルトをそれぞれ別体とする構造に したので、縫製が容易となる。

【００３６】

【考案の効果】

着用者のウエスト寸法に合わせて締め付け感を与えることなく着用者のウエス ト寸法に合わせて伸張し、自然な形でフイットして固定を確実にすることができ るデザイン的に優れた破損しにくいズボン等のウエスト伸縮構造を縫製し易い構 造にして提供できる。また、このズボン等のウエスト伸縮構造は、伸縮の幅を長 くすることができ、肥満体の着用者にも自然なフイット感で着用可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態を示すズボンのウエスト伸
縮構造の正面図である。

【図２】図１のＸ−Ｘ線の断面図である。

【図３】前ベルト布を取り外した状態にした図１のＹ−
Ｙ線の断面図である。

【図４】本考案の一実施の形態を示すポケット袋部分の
説明図である。

【図５】本考案の一実施の形態を示すウエストベルト部
分の説明図である。

【図６】図５のＺ−Ｚ線の断面図である。

【符号の説明】

１ 前身頃 １−１ 向こう布 ２ 後ろ身頃 ６ 脇ポケット ６ａ ポケット袋 ６ａ−１ ポケット袋の前布 ６ａ−２ ポケット袋の後ろ布 １０ ウエストベルト １０ａ、１０ａ´ 折り曲げ部 １０−１ 前ベルト布 １０−１ａ 前ベルトの延長部 １０−１ｂ 弾性材 １０−１ｃ 伸び止めテープ １０−１ｄ テープ １０−２ 後ろベルト布 １０−２ａ 袋上部の入口部 １０−３ ガイド布 １１ 芯材 １１ａ 接着層 １２ インサイドベルト １３ 袋状部 １４ ベルト通し Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ 縫着部

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前身頃の略上端に縫着された前ベルト布
   及び後ろ身頃の略上端に縫着された後ベルト布からなる
   ウエストベルト並びに前記ウエストベルトの縫着された
   部分を覆って脇ポケット近傍を除き実質的に袋状部を形
   成するように該ウエストベルトの略上端及び略下端のに
   縫着された伸縮性のインサイドベルトを有するズボン等
   のウエスト伸縮構造であって、一端が、脇ポケットの上
   端入口部分から延出されて該後ろベルトにおけるの袋状
   部の入口部分から袋状部の中に挿入される前ベルト布の
   延長部端に連結され、他端が、後ろベルト布における該
   袋状部内の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれた部分に
   連結された弾性材を有し、そして、該脇ポケットに設け
   られたポケット袋の向こう布側の後ろ布の上端近傍に伸
   縮できるカット部を形成したことを特徴とするズボン等
   のウエスト伸縮構造。
2. 【請求項２】 前身頃の略上端に縫着された前ベルト布
   及び後ろ身頃の略上端に縫着された後ベルト布からなる
   ウエストベルト並びに前記ウエストベルトの縫着された
   部分を覆って脇ポケット近傍を除き実質的に袋状部を形
   成するように該ウエストベルトの略上端及び略下端に縫
   着された伸縮性のインサイドベルトを有するズボン等の
   ウエスト伸縮構造であって、一端が、脇ポケットの上端
   入口部分から延出されて該後ろベルトにおけるの袋状部
   の入口部分から袋状部の中に挿入される前ベルト布の延
   長部端に連結され、他端が、テープの一端に連結された
   弾性体を有し、そのテープの他端が後ろベルト布におけ
   る該袋状部内の後ろベルト布の折り曲げ部に囲まれた部
   分又は後ろベルトの折り曲げ部及びインサイドベルトに
   連結され、そして、該脇ポケットに設けられたポケット
   袋の向こう布側の後ろ布の上端近傍に伸縮できるカット
   部を形成したことを特徴とするズボン等のウエスト伸縮
   構造。
3. 【請求項３】 テープの他端を、その連結部がベルト通
   しの下に隠れるように、後ろベルトに連結したことを特
   徴とする請求項２記載のズボン等のウエスト伸縮構造。
4. 【請求項４】 後ろベルト布の袋状部の入口部から弾性
   材にかけて覆うようにして、前ベルト布の延長部をガイ
   ドする、ガイド布を該後ろベルトの一方の折り曲げ部及
   び他方の折り曲げ部に取り付けたことを特徴とする請求
   項１、２又は３記載のズボン等のウエスト伸縮構造。
5. 【請求項５】 後ろベルトの袋状部の入口部をベルト通
   しの下に隠れるように設けたことを特徴とする請求項
   １、２、３又は４記載のズボン等のウエスト伸縮構造。
6. 【請求項６】 弛みをもたせた伸びすぎ止めテープの両
   端を弾性材の両端に取り付けたことを特徴とする請求項
   １、２、３、４又は５記載のズボン等のウエスト伸縮構
   造。
7. 【請求項７】 ポケット袋の後ろ布の伸縮できるカット
   部を含む上端にトリミング部を設けたことを特徴とする
   請求項１、２、３、４、５又は６記載のズボン等のウエ
   スト伸縮構造。