JP3039011U - 着脱ポケット - Google Patents
着脱ポケットInfo
- Publication number
- JP3039011U JP3039011U JP1996013688U JP1368896U JP3039011U JP 3039011 U JP3039011 U JP 3039011U JP 1996013688 U JP1996013688 U JP 1996013688U JP 1368896 U JP1368896 U JP 1368896U JP 3039011 U JP3039011 U JP 3039011U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attachment
- attached
- pockets
- detachable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中身が容易に確認でき、既製の縫製ポケット
の一部又は全部に取って代わることができ、スノーウェ
ア等になじみ、また取り外した後は財布等の小物入れと
しても使用でき、しかも中身がポケットから容易に飛び
出ず、簡単に離脱することなくかつ簡単に外すことがで
きる。 【解決手段】 上下方向に複数のポケット3が配列さ
れ、上部には着脱部2を備え、複数のポケット3の間の
区分け部分を折り畳み部となし、取付け対象物から取り
外し上記折り畳み部で折り畳んで袋物とした状態で上記
着脱部に着脱自在な第2の着脱部6を正面又は背面に備
え、上記着脱部2は、上部横方向に沿って設けた雄又は
雌の面ファスナー2aとその面ファスナー2aの両側に
設けた雄又は雌のホック2bで構成され、かつポケット
3の開口部に当該開口部を閉口するスライドファスナー
4を備えている。
の一部又は全部に取って代わることができ、スノーウェ
ア等になじみ、また取り外した後は財布等の小物入れと
しても使用でき、しかも中身がポケットから容易に飛び
出ず、簡単に離脱することなくかつ簡単に外すことがで
きる。 【解決手段】 上下方向に複数のポケット3が配列さ
れ、上部には着脱部2を備え、複数のポケット3の間の
区分け部分を折り畳み部となし、取付け対象物から取り
外し上記折り畳み部で折り畳んで袋物とした状態で上記
着脱部に着脱自在な第2の着脱部6を正面又は背面に備
え、上記着脱部2は、上部横方向に沿って設けた雄又は
雌の面ファスナー2aとその面ファスナー2aの両側に
設けた雄又は雌のホック2bで構成され、かつポケット
3の開口部に当該開口部を閉口するスライドファスナー
4を備えている。
Description
【0001】
本考案は、スノーウェア等の被服の内面又は鞄の内面等に設けられた内ポケッ トに関し、さらに詳しくはスノーウェア等の被服の内面又は鞄の内面等に着脱自 在の着脱ポケットに関する。
【0002】
スキーやスノーボード等のスポーツをしているときに、必需品となる小物や貨 幣等の貴重品は、通常、ウェアのポケットに入れて携帯される。
【0003】
しかし、ウェア自身に多数のポケットを有する既製品は、スキー等のスポーツ をしている際には、必需品となる小物や貨幣等の貴重品をどのポケットに入れた のかを探し出すのに煩雑な場合が多い。また、被服の外側にポケットを多数形成 することは、ウェア自体のデザイン上の制約を与えることにもつながる場合もあ る。
【0004】 一方、被服のポケットは、通常、被服に一体的に縫製されているが、被服から 着脱自在の着脱ポケットも提供されている(実開昭57−192909号公報等 )。かかる着脱ポケットを利用すれば、小物や貨幣等の貴重品を入れたまま持ち 運びが可能となるが、この従来の着脱ポケットは主に保温材の収納ポケットとし て開発されてきたものであり、ウェアに縫製されている既製の多数のポケットに 代わり得るというものではない。また、実開平1−157117号も被服の裏面 に取付け可能な着脱自在のポケットを開示しているが、このポケットは主として 煙草の吸い殻入れや小銭入れなどの「薄型の容器体」であることから、スポーツ ウェア等の被服になじまず、また複数のポケットを備えて、なおかつ小物入れと しても使え、ウェアに縫製されている既製の多数のポケットに代わり得るという ものではない。
【0005】 特に、スキー等のスポーツをしている際は、既存の財布等としても使用しうる 多数のポケットが望まれるところである。その一方、スキー等のスポーツをして いる際は、できる限り小物や貨幣等の貴重品を収納する個所が多い方が好ましい が、簡単に離脱したり、また逆に取り外しが非常に困難な着脱ポケットであって はならない。
【0006】 また、スキーやスノーボード等のよく転ぶスポーツでは、ポケットの中に入れ た物でも落ちる可能性が高い。しかし、雪の上に落とした物は見つけるのが困難 であるので、貴重品を入れるポケットは容易に中身が出ない構造のものでなけれ ばならない。
【0007】 ポケットを複数形成し、内容物を容易に確認できる様にすることは鞄に対して も同様である。
【0008】 本考案の課題は、中身が容易に確認でき、既製の縫製ポケットの一部又は全部 に取って代わることができ、スノーウェア等になじみ、また取り外した後は財布 等の小物入れとしても使用でき、しかも中身がポケットから容易に飛び出ず、簡 単に離脱することなくかつ簡単に外すことができる着脱ポケットを提供するとこ ろにある。
【0009】
請求項1の考案は、正面にメッシュ部を備えて区分けされた複数のポケットを 有し、且つ取付け対象物の被取付け部に着脱自在な着脱部を有することを特徴と する着脱ポケットである。
【0010】 本発明の着脱ポケットは正面にメッシュ部を備えて区分けされているため、必 需品となる小物や貨幣等の貴重品をどのポケットに入れたのかを探し出すことが 容易となり、スキー等のスポーツをしている際に極めて便宜である。
【0011】 請求項2の考案は、上下方向に複数のポケットが配列され、上部には着脱部を 備え、複数のポケットの間の区分け部分を折り畳み部となし、取付け対象物から 取り外し上記折り畳み部で折り畳んで袋物とした状態で上記着脱部に着脱自在な 第2の着脱部を正面又は背面に備えた請求項1記載の着脱ポケットである。
【0012】 これによって、スノーウェア等の被服の外側にポケットを多数形成せずとも多 数のポケットを備えた内ポケットとしての着脱ポケットとすることができるため 、従来の縫製による外部ポケットと異なり被服のデザイン上の制約を抑えること ができ、自由なデザインでウェアをつくることができる。すなわち、取付け対象 物の外観のデザインにおいて、ポケットをなくすこともできるため、デザイン性 の制約を受けず、ポケットの機能性とウェアのデザイン性の両立が果たせる。ま た、複数のポケットの間の区分け部分を折り畳み部とし、かつ第2の着脱部を着 脱部に取り付けることができるため、被服等から取り外した後は、谷折り又は山 折りをして第2の着脱部を着脱部に取り付けることによって簡単に財布や小物入 れ等に変えて使用することができ便利である。
【0013】 請求項3の考案は、着脱部が、上部横方向に沿って設けた雄又は雌の面ファス ナーとその面ファスナーの両側に設けた雄又は雌のホックで構成され、かつポケ ットの開口部に当該開口部を閉口するファスナーを備えた請求項1又は2記載の 着脱ポケットである。
【0014】 着脱部が、上部横方向に沿って設けた雄又は雌の面ファスナーとその面ファス ナーの両側に設けた雄又は雌のホックで構成することによって、スノーウェア等 の取付け対象物の内面に設けられた被取付け部の雌又は雄の面ファスナーとその 面ファスナーの両側に設けた雌又は雄のホックに簡単に着脱することができ、し かも取付け状態は確実なものとなる。またポケットの開口部に当該開口部を閉口 するファスナーを備えているため、ポケットから容易に中身が出ることはない。
【0015】 請求項4の考案は、請求項2又は3の着脱ポケットの着脱部を取付ける被取付 け部5は、ウェアの裏面に縫製された襟部の裏面に取り付けられた雌又は雄の面 ファスナーで構成され、かつ請求項2又は3の着脱ポケットの第2の着脱部を取 り付ける第2の被取付け部がウェアの裏面に取り付けられて、請求項2乃至3の いずれかの着脱ポケットを備えたスノーウェアである。
【0016】
図1は本考案に係る着脱ポケットの一実施形態を示す正面図、図2は同実施形 態を示す背面図である。図において、1は着脱ポケット、1aは着脱ポケット1 の正面、1bは着脱ポケット1の背面、2は着脱ポケット1の着脱部、3は上下 方向に複数設けられたポケット、4は各ポケット3の開口部を閉口するスライド ファスナー、6は着脱ポケット1に設けられた第2の着脱部である。
【0017】 本体1は、その正面1aに、メッシュ構造の生地を素材とする区分けされたポ ケット3を3個有している。そして、そのうち下の2個のポケット3の口にはそ れぞれ、口を閉じる手段としてスライドファスナー4が設けられている。また、 正面1aの上部には面ファスナーの雌2a及びその両側の2個のホックの雄2b によって構成されている着脱部2を有する。そして、正面のポケット3の区分け 部分で谷折りに折り畳んで袋物とする際に、着脱部2が当接する背面1bの所定 箇所に、面ファスナーの雄を素材とする第2の着脱部6を有する。
【0018】 図3は同実施例における着脱ポケットを、正面のポケット3の区分けされたと ころで谷折りに折り畳んで袋物とした状態を示す斜視図である。着脱部2と第2 の着脱部6とを貼り合わせることにより、着脱ポケット本体1は単独の小物入れ となり、着脱部2と第2の着脱部6は小物入れの口を閉じる手段となる。
【0019】 図示してはいないが、本考案には、この実施例以外にもポケット3を2個有し た2つ折りのタイプや、着脱部2と第2の着脱部6とが両方とも正面1aに有す るタイプ等も含まれる。このように、本考案では着脱ポケット本体1を袋物とし た際のポケット3の個数や折りたたむ回数は特に限定されるものではない。また 、袋物とした着脱ポケット本体1は小物入れ以外にも財布等としての用途がある 。なお、本考案の着脱ポケット本体1の大小長短は、格段限定されるものではな い。さらに、ポケット3の口を閉じる手段の有無や種類は本考案では格段限定さ れない。上記のスライドファスナー4は省スペースの部材となるため、より好ま しいが、これ以外にも面ファスナー等の係止部材が適して用いられる。
【0020】 図4はスキーやスノーボード用のスノーウェアの内面に着脱ポケット本体1を 取付けた一実施例を示す概略図である。スノーウェアの内面8には、着脱ポケッ トに構成される着脱部2に対応する被取付け部5を有する。なお、図では被取付 け部5は面ファスナーの雄5a及び2個のホックの雌5bによって構成されてい る。係止部材を2種類用いたのは、スノーウェア着用時に着脱ポケット本体1を 取付けた場合、容易に外れたりするのを防ぐためである。
【0021】 図5は、着脱ポケット本体1を取付けた状態のスノーウェアの断面概略図であ る。図のように、第2の着脱部6の面ファスナーの雄に対応する面ファスナーの 雌による被取付け部7をスノーウェアの内面8に構成すると着脱ポケット本体1 のぶらつきが抑えられ、容易に外れにくくなるため尚良い。なお、被取付け部5 は図のようでなくともスノーウェアの内面8と同一面上にそのまま面ファスナー の雄5a及び2個のホックの雌5bが構成されたものでも構わない。また、本考 案では係止方法は格段限定されない。ゆえに、前述の面ファスナーやホック以外 にもスライドファスナーやボタン等でも構わない。さらに、本実施例のように面 ファスナーとホックのような任意の組合せ部材で構成されていると係止力が強固 となり尚好ましい。尚、上記の実施例以外にも、被取付け部を有する対象物は、 スポーツウェア等の被服であっても構わない。
【0022】 図6は上記の被取付け部5を内面に構成する鞄の一実施例を示す概略図である 。このようにするとスノーウェアから取り外した着脱ポケット本体1を鞄7の内 面にそのまま流用して取付けることができる。また、鞄の中身が整理でき、貴重 品等すぐに取り出したいものを着脱ポケット本体1中に入れておくと容易に着脱 ポケット本体1を取り外して持ち出しができる。なお、この実施例以外にも、被 取付け部を有する鞄の種類はスーツケース等特に限定されるものではない。
【0023】
本考案の着脱ポケットの取付けによって、必要数のポケットが場面に応じて増 設可能となる。また、不要になれば取り外しも可能である。この着脱ポケット本 体1に構成されたポケット3はメッシュ構造の区分けされた複数のポケットであ るので、ポケットの中身を開けなくとも内容物が外から一目瞭然に判別すること ができる。また、スキー場のリフト券をポケット内に入れておくと提示する際に 取り出す必要がない。また、取付け対象物の内面に被取付け部を構成し、そこに 着脱ポケットを取付けることによって、取付け対象物の外観において、ポケット をなくすことができるため、デザイン性の制約をまったく受けることがない。す なわち、機能性とデザイン性の両立を果たすことが可能となる。さらに、本考案 の着脱ポケットは取り外しが可能なため、貴重品の管理が容易となり、折り畳む と財布等の袋物として単独で携帯が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る着脱ポケットの一実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図2】本考案に係る同実施例の着脱ポケットを示す背
面図である。
面図である。
【図3】本考案に係る同実施例の着脱ポケットを折り畳
んで袋物とした状態を示す斜視図である。
んで袋物とした状態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る着脱ポケットとスノーウェアの内
面とを取付けた一実施例を示す概略図である。
面とを取付けた一実施例を示す概略図である。
【図5】本考案に係る着脱ポケットを取付けた状態のス
ノーウェアの一実施例を示す断面概略図である。
ノーウェアの一実施例を示す断面概略図である。
【図6】本考案に係る着脱ポケットと鞄とを取付けた一
実施例を示す概略図である。
実施例を示す概略図である。
1 着脱ポケット本体 1a 正面 1b 背面 2 着脱部 3 ポケット 4 スライドファスナー 5 被取付け部 6 第2の着脱部 7 被取付け部 8 スノーウェアの内面
Claims (4)
- 【請求項1】 正面にメッシュ部を備えて区分けされた
複数のポケットを有し、且つ取付け対象物の内面に設け
られた被取付け部に着脱自在な着脱部を有することを特
徴とする着脱ポケット。 - 【請求項2】 上下方向に複数のポケットが配列され、
上部には着脱部を備え、複数のポケットの間の区分け部
分を折り畳み部となし、取付け対象物から取り外し上記
折り畳み部で折り畳んで袋物とした状態で上記着脱部に
着脱自在な第2の着脱部を正面又は背面に備えた請求項
1記載の着脱ポケット。 - 【請求項3】 着脱部が、上部横方向に沿って設けた雄
又は雌の面ファスナーとその面ファスナーの両側に設け
た雄又は雌のホックで構成され、かつポケットの開口部
に当該開口部を閉口するファスナーを備えた請求項1又
は2記載の着脱ポケット。 - 【請求項4】 請求項2又は3の着脱ポケットの着脱部
を取付ける被取付け部は、ウェアの裏面に縫製された襟
部の裏面に取り付けられた雌又は雄の面ファスナーで構
成され、かつ請求項2又は3の着脱ポケットの第2の着
脱部を取り付ける第2の被取付け部がウェアの裏面に取
り付けられて、請求項2乃至3のいずれかの着脱ポケッ
トを備えたスノーウェア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013688U JP3039011U (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 着脱ポケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013688U JP3039011U (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 着脱ポケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039011U true JP3039011U (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=43173663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013688U Expired - Lifetime JP3039011U (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 着脱ポケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039011U (ja) |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP1996013688U patent/JP3039011U/ja not_active Expired - Lifetime
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