JP4116280B2 - 滑り止め機能付きポケットの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、老若男女の衣服等における上着、ズボン、スカート等に設けられる滑り止め機能付きポケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣類、特に洋服類には複数のポケットが設けられている。ポケットでも装飾もしくはデザイン上の要請で設けられるものは、せいぜいハンカチーフや軽少なアクセサリー類が収納されるにすぎないため問題は多くない。しかしながら、実際に財布をはじめキーホルダ等の小物を収納する実用的な目的のポケットも多く存在する。
【0003】
従来のポケットでは当該物を入れた際、またはその後に入れた手を抜き出す際に軽量なものが外にはみ出して滑り落ちる可能性があった。特に、伝票やレシート等の紙類、たまたまむき出しのまま収納した紙幣、軽量の札入れやキーホルダ等が気付かないうちにせり出して紛失する事態が頻発する。
【0004】
また、座面の低いソファーからの立ち上がり・座り動作の際や自動車の座席からの乗降の際にズボンやスカート等のポケットから小物がせり出して紛失するケースも時折経験するところである。
【0005】
このような事態は、大人はもとより、遊びに夢中になって横転や逆立ち等不自然な姿勢になり易い子供では特に多く経験するところである。このようなポケットからのせり出し現象によるポケット収納物の紛失を防止するために蓋を設け、さらに釦やファスナーを付けることもあるが、デザイン上や実用上も煩雑となりすぎるきらいがあり全てに適用できる対策とはいえない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、手の出し入れや着用者の姿勢または運動等にともなってポケットから収納物がせり出し、紛失するような事態を防止することができる滑り止め機能付きポケットの構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、ポケット10奥側に向かう物の移動に対する滑り抵抗がポケット出し入れ口12側に向かう物の移動に対する滑り抵抗よりも小さくなるように、ポケット奥側に向かう斜め下向き繊維先端群18を備えた起毛織物製素材を、ポケット出し入れ口12の内面の少なくとも一部に、テープ状にして取り付けた滑り止め機能付きポケットの構造によって解決される。
【0008】
本発明の課題は、ポケット10奥側に向かう物の移動に対する滑り抵抗がポケット出し入れ口12側に向かう物の移動に対する滑り抵抗よりも小さくなるように、ループ織のループ先端が全てポケット奥側に向けて整列されているポケット奥側向きループ先端群20を備えたループ織物製素材を、ポケット出し入れ口の内面の少なくとも一部に、テープ状にして取り付けた滑り止め機能付きポケットの構造によって解決される。
【0009】
これら滑り止め部材のポケット内側への取り付けは、縫合、接着、織り込み等のような適宜手段を採用することができる。
【0010】
本発明にかかる滑り止め機能付きポケットの構造によれば、ポケット内の収納物は、ポケット出し入れ口付近内側の少なくとも一部に取り付けられている滑り止め部材によって、ポケットの内部(奥側)に向かっては入り易いが、ポケット外には出難いような差のある抵抗を受ける。したがって、ポケット内に入れた手によって取り出すにはなんら問題がないが、自然にはみ出したり滑り落ちたりする事態は有効に防止される。そのため、老若男女いずれであっても衣服のポケットから収納物が滑り落ちるような事態を大幅に低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を表す添付図を参照しながら本発明を開示する。図1は、上着ポケット10を表側から見た正面図で、ポケットの出し入れ口12がポケット上部に開口しており、その下方内側には破線で示すような袋体14が表地の裏側または表地と裏地との間に配設されている。なお、ポケット出し入れ口12の上には、隠し蓋が取り付けられているものも多いが、本発明の本質とは関連がないため、図1では省略している。
【0012】
ポケット出し入れ口12のやや下方の内側には、表側、裏側、さらには表裏双方に、破線アミカケで示したテープ状の滑り止め部材16が、取り付けられている。この滑り止め部材16は、矢印Dに示すような収納物がポケットの下方(奥側)に入りこむ運動に対しては滑り抵抗が少なく、矢印Uに示すようなポケット内から上方にはみ出すような運動に対しては滑り抵抗が大きく作用するような素材が選ばれる。
【0013】
このような収納物の出入り方向の運動に対して滑り抵抗が異なる素材としては、例えば、図2(A)に示すように先端が下向きの繊維先端群18の密生する帯状体16Aまたは図2(B)に示すような下向きに形成されたループ先端群20を有する帯状体16Bを利用することができる。このような下向きに形成された繊維先端群18や同じく下向きの繊維ループ先端群20は、ポケット収納物を手に持って出し入れするに際してはなんら問題は生じない。しかしながら、このような繊維先端群18や繊維ループ先端群20は、ポケット収納物が衣類着用者の運動などに伴なって自然にせり上がり、最終的に外部に落下するような機会を大幅に低減する機能を発揮する。
【0014】
本発明にかかる滑り止め機能付きポケット構造の内側を、図1のA−A矢視断面を示す図3によって説明する。図3から明らかなように、ポケット10の内側に袋体14が取り付けられており、出し入れ口12から僅か下方内側に、すべり止め部材16が表裏側双方に取り付けられている。この取り付けは、縫合、接着等の適宜手段で対応することができるが、さらにポケット袋体14用素材として予め付加しておくこともできる。またポケット形成にあたって、滑り止め部材16の幅をどの程度にするかは目的、用途、着用年代等によって選定される。
【0015】
また、このような滑り止め部材16の取り付け部位は、出し入れ口12の僅か下方としているが、出し入れ口の至近位置でもよく、さらに下方であってもよい。また、表側または裏側の一方に対する取り付けであってもある程度のすべり止め効果は期待できるため有効である。さらに、滑り止め部材はポケット袋体14の、出し入れ口から半分程度まで幅広くしてもよい。
【0016】
なお、本実施例において示した滑り止め部材は単なる例示に過ぎず、ポケット収納物の上下方向の運動に対する滑り抵抗に差を形成する同様の機能を有する素材を利用することも可能である。また、本実施例では上着に適するポケット形状を示しているが、ズボン、スカート、コート、ジャンバー、シャツ、その他立て・横・斜め等形状の異なるポケットであっても同様に適用することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明にかかる滑り止め機能付きポケットの構造によれば、対象物をポケットに収納する際や収納物をポケットから手に持って取出す場合には、釦やファスナー等を使用するものではないため、なんら余分な手間も不要であり、格別の抵抗は受けない。
【0018】
一方、ポケットに一旦収納されたものが外側にせり出そうとすると、滑り止め部材によって大きな滑り抵抗を受け、ポケットからの不所望にせり出す事態が大幅に低減される。特に座席の低い乗物の乗降時や座面の低いソファ、劇場・映画館等での立ち・座り動作に伴なうポケット収納物の紛失の機会を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる滑り止め機能付きポケットの構成例を示す正面図である。
【図2】本発明にかかる滑り止め機能付きポケットの滑り止め部材の構成例(A)及び他の構成例(B)を示す側断面図である。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
10 ポケット
12 出し入れ口
14 袋体
16 すべり止め部材
18 下向き繊維先端群
20 下向きループ先端群

Claims (2)

  1. ポケット奥側に向かう物の移動に対する滑り抵抗がポケット出し入れ口側に向かう物の移動に対する滑り抵抗よりも小さくなるように、ポケット奥側に向かう斜め下向き繊維先端群を備えた起毛織物製素材を、ポケット出し入れ口の内面の少なくとも一部に、テープ状にして取り付けたことを特徴とする滑り止め機能付きポケットの構造。
  2. ポケット奥側に向かう物の移動に対する滑り抵抗がポケット出し入れ口側に向かう物の移動に対する滑り抵抗よりも小さくなるように、ループ織のループ先端が全てポケット奥側に向けて整列されているポケット奥側向きループ先端群を備えたループ織物製素材を、ポケット出し入れ口の内面の少なくとも一部に、テープ状にして取り付けたことを特徴とする滑り止め機能付きポケットの構造。
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