JP3038700B2 - 温度制御用adコンバータ - Google Patents

温度制御用adコンバータ

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JP3038700B2
JP3038700B2 JP5206438A JP20643893A JP3038700B2 JP 3038700 B2 JP3038700 B2 JP 3038700B2 JP 5206438 A JP5206438 A JP 5206438A JP 20643893 A JP20643893 A JP 20643893A JP 3038700 B2 JP3038700 B2 JP 3038700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測温用サーミスタの検
出温度出力がAD入力端子に入力されると共に、その検
出温度に応じて温度調整手段を制御するCPUを有する
温度制御用ADコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、主として家庭用として用いら
れる製パン器は、小麦粉、水およびイーストなどを密閉
容器内に置かれているパン焼成ケースに投入してパンを
焼きあげるものであるが、その場合の具体的な製パン手
順は図2に示すように、上記投入されたパン材料を予熱
し、次にこれを攪拌して混練することによってパン生地
を作ったのち発酵させ、その後に焼成し、かつ冷却させ
る工程となっている。
【0003】上記の各工程に応じて製パン器のオーブン
内温度、パン生地温度がコントロールされるようになさ
れており、測温用サーミスタによって上記の温度を検出
してCPUにより各工程の最適温度が維持されるように
ヒータのON・OFF制御、および送風ファンのON・
OFF制御を行なうようにしている。そして、その場合
の温度制御の具体的な制御回路として、図3および図4
に示す回路が知られている。
【0004】すなわち図3の回路は、温度によって抵抗
値が変わる測温用サーミスタ22に、各工程の制御すべ
き最適温度に応じて抵抗値が設定されている複数のそれ
ぞれが抵抗値が異なる抵抗23A〜23Dを接続すると
共に、それぞれの抵抗23A〜23DにCPU21によ
ってON・OFFされるスイッチングトランジスタ24
A〜24Dを直列に接続し、たとえば前記予熱工程にお
いて維持すべき最適温度が20℃である場合、CPU2
1によってスイッチングトランジスタ24AをONさせ
てサーミスタ22に20℃検出用の抵抗23Aを接続さ
せて、両者の抵抗値による分圧電圧をP点からCPU2
1に取出し、これをCPU21内に記録されている基準
電圧と比較し、ヒータ制御手段25、ファン制御手段2
6を制御する。また、次の工程に移ったときに、その工
程における制御すべき最適温度に対応する抵抗(たとえ
ば23B)をスイッチングトランジスタ24BのONに
よってサーミスタ22に接続させて同様な制御を行な
う。
【0005】また、図4の回路は、ADコンバータを構
成するCPU27を使用するもので、このCPU27に
各工程の最適温度をデジタル値を記憶させておく一方、
サーミスタ28,29のアナログ信号を入力させてデジ
タル変換したのち、この入力信号と記憶値との比較から
温度検出を行い、ヒータ制御手段25、ファン制御手段
26を制御する。なお、サーミスタ28,29を2個使
用しているのはオーブン内温度とパン生地温度との双方
を検出するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の回路で
は、それぞれの工程において制御すべき最適温度に応じ
て、サーミスタ22に対し抵抗23A〜23Dを選択接
続するためにスイッチングトランジスタ24A〜24D
を使用しているから、測温すべきポイントが増えると、
スイッチングトランジスタの使用数も増大することにな
ってコスト上昇を招くことになる。
【0007】また、図4の回路では、或る工程もしくは
全工程の制御すべき最適温度を変更する必要が生じた場
合(たとえば予熱温度を20℃から25℃に変更する必
要がある場合)、CPU27の記憶値(デジタル値)変
更のためにソフトウェアを再設計しなければならず、温
度変更に手間がかかり、これもコスト上昇を招くことに
なる。
【0008】そこで本発明は、コスト上昇を招くことな
く上記最適温度変更及び測温ポイントの増加が容易に行
なえる温度制御用ADコンバータの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、測温
用サーミスタの検出温度出力がAD入力端子に入力され
ると共に、その検出温度に応じて温度調整手段を制御す
るCPUを有する温度制御用ADコンバータであって、
上記CPUの入力ポートと、上記測温用サーミスタとの
間に分圧抵抗が接続され、かつ、前記CPUの入力ポー
トと前記CPUのAD入力端子との間にも前記分圧抵抗
がコンパレータを介さずに接続されると共に、上記CP
Uが、上記入力ポートをロー出力とした時、上記抵抗と
測温用サーミスタとが直列接続され、その時の分圧電圧
がAD入力端子に入力されるように構成されていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、CPUの入力ポートと、
上記測温用サーミスタとCPUのAD入力端子との間と
にわたって分圧抵抗が接続されると共に、上記CPU
が、上記入力ポートをロー出力としてアースに落とし、
上記抵抗と測温用サーミスタとの分圧電圧がAD入力端
子に入力されるように構成されているから、上記CPU
をコンパレータとして使用できることになって、スイッ
チングトランジスタを用いずに測温が行なえると共に、
入力ポートに接続されている抵抗を抵抗値の異なるもの
に付け替えれば、制御すべき最適温度の変更がCPUの
ソフト変更を伴うことなく行なえる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】図1は製パン器の温度制御に本発明を適用
した制御回路を示し、図示しない製パン器のオーブン内
の温度を検出する測温用サーミスタ1と、パン生地の温
度を検出する測温用サーミスタ2とが設けられ、これら
のサーミスタ1,2がCPU3のそれぞれのAD入力端
子4,5に接続される。また、CPU3はオーブン用の
複数の入力ポート6A〜6Dと、パン生地用の複数の入
力ポート7A〜7Cとを有し、オーブン用のサーミスタ
1とAD入力端子4との間と、オーブン用の各入力ポー
ト6A〜6Dとにわたって並列状態で複数の抵抗8A〜
8Dが接続され、同様にパン生地用のサーミスタ2とA
D入力端子5との間と、パン生地用の各入力ポート7A
〜7Cとにわたって並列状態で複数の抵抗9A〜9Cが
接続される。
【0013】その場合、上記の抵抗8A〜8D,9A〜
9Cはそれぞれが異なった抵抗値を有するものとされ
る。すなわち、入力ポート6Aがたとえば20℃の温度
検出に使用されるものである場合、該入力ポート6Aに
接続されている抵抗8Aがサーミスタ1が20℃の温度
を検出したときに示す抵抗値と同じ抵抗値とされ、入力
ポート6B,7Aが30℃の温度検出に使用されるもの
である場合、これらの入力ポート6B,7Aに接続され
ている抵抗8B,9Aがサーミスタ1,2が30℃の温
度を検出したときに示す抵抗値と同じ抵抗値とされる。
他の入力ポートについても同様である。
【0014】また、前述のCPU3は、最適温度を測温
すべき入力ポートのみをロー出力とし、他の入力ポート
は入力するように制御する。つまり、図2に示す製パン
工程において、いま製パン器が混練工程を行っており、
この混練工程において維持すべき最適温度が上述の20
℃であるとき、この20℃検出用の入力ポート6Aをロ
ー出力としてアースに落とし、この混練工程では測温の
必要がない他の入力ポート6B〜6D,7A〜7Cにつ
いては入力させる。また、混練工程から次の発酵工程に
移ってコントロールすべき最適温度が30℃となるとき
は、入力ポート6B,7Aのみをロー出力とし、他の入
力ポートは入力させるようにする。さらにCPU3に
は、ロー出力とされることによってサーミスタ1,2に
接続された抵抗(たとえば6B,7A)の抵抗値と、サ
ーミスタ1,2の抵抗値とが同じになるときに分圧点P
1,P2からCPU3に入力される分圧電圧が、基準分
圧電圧として記憶されている。
【0015】このような構成とすれば、たとえば発酵工
程において入力ポート6B,7Aをロー出力とすると、
抵抗8B,9Aが各サーミスタ1,2に対して分圧抵抗
として接続されることになって、それぞれサーミスタ
1,2と入力ポート(アース)6B,7Aにかかる電圧
Vの分圧電圧が分圧点P1,P2からそれぞれAD入力
端子4,5に入力される。一方CPU3は入力される分
圧電圧をデジタル変換し、サーミスタ1,2と抵抗8
B,9Aとのそれぞれの抵抗値が等しくなるときの上記
基準分圧電圧と比較し、オーブン内温度およびパン生地
温度がそれぞれ30℃になるときにサーミスタ1,2が
示す抵抗値と抵抗8B,9Aの抵抗値とが等しくなるよ
うにヒータ制御手段10およびファン制御手段11を制
御する。他の工程における温度制御の場合も同様であ
る。
【0016】これによれば、入力ポートの切り替えによ
ってCPU3をコンパレータとして使用できることにな
り、スイッチングトランジスタを使用する必要がなくな
るから、入力ポートが増えてもコストアップを招くこと
がない。
【0017】また、上記の発酵工程においてコントロー
ルすべき最適温度を30℃から35℃に変更する必要が
ある場合、入力ポート6B,7Aに接続すべき抵抗8
B,9Aとして、サーミスタ1,2が35℃のときに示
す抵抗値と同じ抵抗値を有するものを接続すればよく、
従来のようにCPUのソフト面を再設計する必要がなく
なる。つまり、抵抗8B,9Aの抵抗値を変えても、こ
の抵抗値とサーミスタ1,2の抵抗値とが等しくなると
きにCPU3に入力される分圧電圧の値は30℃の場合
の分圧電圧と同じであるから、CPU3の記憶値を変更
する必要がない。したがって、最適温度変更がコスト面
に影響することを避けることができる。
【0018】なお、以上の実施例は製パン器の温度制御
を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0019】
【発明の効果】以上の記載によって明らかなように、本
発明によれば、CPUの入力ポートと、上記測温用サー
ミスタとの間に分圧抵抗が接続され、かつ、前記CPU
の入力ポートと前記CPUのAD入力端子との間にも前
記分圧抵抗が接続されると共に、上記CPUが、上記入
力ポートをロー出力とした時、上記抵抗と測温用サーミ
スタとが直列接続され、その時の分圧電圧がAD入力端
子に入力されるように構成されているので、外付けで別
にコンパレータを接続する代わりに、上記CPUをコン
パレータとして使用でき、スイッチングトランジスタを
も用いずに測温が行える。また、複数の測温すべきポイ
ントがある場合などは、CPUの入力ポートを複数使用
し、各入力ポートにそれぞれ測温すべきポイントを設定
し、測温したいポートをロー出力することに希望するポ
イントの測温ができ、また、ローにするポートを順次切
り替えていくことにより複数のポイントの測温ができ
る。更に、CPUは、測温度用サーミスタと分圧抵抗と
により発生する分圧電圧を記憶している記憶値と比較し
て温度コントロールを行うものであるので、CPUの入
力ポートと、測温度用サーミスタとの間に接続される分
圧抵抗の抵抗値を変更するだけで、制御すべき最適温度
の設定及び変更がCPUのソフトを変更しないで行うこ
とができる。
【0020】したがって、測温ポイントが増えても安価
なADコンバータを提供できると共に、検出すべき温度
変更にローコストに対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる制御回路図。
【図2】 製パン器の製パン工程図。
【図3】 従来の制御回路図。
【図4】 従来の他の制御回路図。
【符号の説明】
1,2 測温サーミスタ 3 CPU 4,5 AD入力端子 6A〜6D 入力ポート 7A〜7C 入力ポート 8A〜8D 抵抗 9A〜9C 抵抗 10 ヒータ制御手段 11 ファン制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測温用サーミスタの検出温度出力がAD入
    力端子に入力されると共に、その検出温度に応じて温度
    調整手段を制御するCPUを有する温度制御用ADコン
    バータであって、上記CPUの入力ポートと、上記測温
    用サーミスタとの間に分圧抵抗が接続され、かつ、前記
    CPUの入力ポートと、前記CPUのAD入力端子との
    間にも前記分圧抵抗がコンパレータを介さずに接続され
    ると共に、上記CPUが、上記入力ポートをロー出力と
    した時、上記抵抗と測温用サーミスタとが直列接続さ
    れ、その時の分圧電圧がAD入力端子に入力されるよう
    に構成されていることを特徴とする温度制御用ADコン
    バータ。
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