JP3038605B2 - 複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置 - Google Patents

複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置

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JP3038605B2
JP3038605B2 JP2949691A JP2949691A JP3038605B2 JP 3038605 B2 JP3038605 B2 JP 3038605B2 JP 2949691 A JP2949691 A JP 2949691A JP 2949691 A JP2949691 A JP 2949691A JP 3038605 B2 JP3038605 B2 JP 3038605B2
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resin
plates
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center
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行英 吉田
輝正 大崎
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Pentel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の平行羽根を有す
る成形品、例えば筆記具やプリンタのインキジェットな
どに内設されている一時インキ溜め部材(以下、蛇腹と
いう)の射出成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一例として、筆記具に使用される蛇腹を
成形する金型装置は従来図8、図9に示す如く、割金型
10A,10Bのキャビティ部に夫々一定間隔(約0.
3mm)で多数の半円弧状の分割板11A,11Bを平行
に突設し、各分割板11A,11Bの当接部中心に同径
の半円切欠部11a,11bを形成して中心孔12を形
成し、該中心孔12に一定環隙を存してコアピン13を
挿通し、割金型10A,10Bの上部湯口14A,14
Bをコアピン13外周の環隙より各分割板11A,11
B間に樹脂を射出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は図8の如く、ゲ−トから流入した高圧高速の樹脂によ
り一番上の分割板は図10の如く倒れる。一番上の分割
板11A,11Bが倒れるとその下の分割板との先端部
隙間15A,15Bが狭くなり、樹脂が流れにくゝな
り、図11の如くごく少量分16A,16Bだけ先端部
に流入するだけとなり、次の隙間17A,17Bに流れ
込む。すると第3番目の分割板が倒れる。
【0004】このようにして分割板は図12の如く、順
次倒れ成形品の羽根の厚みがばらつく。そして、割金型
10A,10Bを開型した時、狭い隙間に入りこんだ少
量分16A,16Bは正確に成形できないばかりかちぎ
れて金型内に残り羽根抜けとなり、毛細管現象を利用し
た蛇腹としては使えないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、金型のキャビティ部に夫々多数
の分割板を平行に突設し、中心近傍に樹脂通路を設け、
その樹脂通路より各分割板間に樹脂を射出する如くなし
た複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置
に於いて、ゲ−トに近い最上部の分割板中心部切欠孔の
径を最大とし、少なくともその下方数枚の分割板中心部
切欠孔の径を順次小さくし、ゲ−トより流入した樹脂が
略同時に上記各分割板中心部切欠孔より各分割板間に流
入する如くしたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1、図2は本発明の実施例である。1A,
1Bは左右の割金型で、キャビティ部に夫々多数の分割
板2A,2Bを一定間隔で平行に突設し、各割金型1
A,1Bの接合面中央に半円切欠部2a,2bを形成
し、ゲ−ト3A,3Bに近い最上部の分割板の半円切欠
部の径を最大とし、少なくともその下方5枚の分割板半
円切欠部の径を順次小さくし、以下の分割板の半円切欠
部の径を所定の最小径とし、閉型時前記半円切欠部2
a,2bで形成される中心孔内に所定環隙4を存してコ
アピン5を挿通してある。
【0007】次に作用について説明する。ゲ−ト3A,
3Bから流入した高圧樹脂は図3、図4の如く、上方の
略逆円錐状の環隙4に沿ってふくらむ。そして一番上の
分割板先端に樹脂が到達した時、2番目、3番目、4番
目、5番目の分割板の先端にも到達しており、5枚目の
分割板迄の各隙間に同時に樹脂が流入するので図5、図
6の如く、上部5枚の分割板の倒れがなく、その下方の
最小径の半円切欠部が連続している部分の各分割板間の
隙間には図7の如く、一様に樹脂が流入し成形品の羽根
の厚みは均一になる。
【0008】なお、最小径の半円切欠部を形成した分割
板上端をどの位置にするかは分割板の間隔、樹脂の射出
圧力、速度等により決定される。要は分割板の倒れがな
いようにすることである。
【0009】又、半円切欠部の代りに楕円その他の曲面
にしてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によると、金型のキャビティ部に
夫々多数の分割板を平行に突設し、中心近傍に樹脂通路
を設け、その樹脂通路より各分割板間に樹脂を射出する
如くなした複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用
金型装置に於いて、ゲ−トに近い最上部の分割板中心部
切欠孔の径を最大とし、少なくともその下方数枚の分割
板中心部切欠孔の径を順次小さくし、ゲ−トより流入し
た樹脂が略同時に上記各分割板中心部切欠孔より各分割
板間に流入する如くしてあるので、ゲ−トからの樹脂の
流れによりゲ−トに近い方の分割板の倒れがなく、従っ
て、下方の分割板も倒れがなく成形品の羽根の厚みは均
一となり、開型時羽根がちぎれて羽根抜けを生ずること
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例閉型時正断面図である。
【図2】図1のA−A平断面図である。
【図3】図1の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状態
を順次示す正断面図である。
【図4】図1の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状態
を順次示す正断面図である。
【図5】図1の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状態
を順次示す正断面図である。
【図6】図1の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状態
を順次示す正断面図である。
【図7】図1の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状態
を順次示す正断面図である。
【図8】従来装置の正断面図である。
【図9】図8のB−B平断面図である。
【図10】図8の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状
態を順次示す正断面図である。
【図11】図8の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状
態を順次示す正断面図である。
【図12】図8の閉型金型に樹脂を射出した時の成形状
態を順次示す正断面図である。
【符号の説明】
1A 割金型 1B 割金型 2A 分割板 2B 分割板 2a 半円切欠部 2b 半円切欠部 3A ゲ−ト 3B ゲ−ト 4 逆円錐状の環隙 5 コアピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−214420(JP,A) 特開 昭54−83962(JP,A) 特開 昭59−1235(JP,A) 特開 昭63−231921(JP,A) 特開 昭57−91225(JP,A) 特開 昭55−40271(JP,A) 特開 平3−176127(JP,A) 実開 昭64−36120(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型のキャビティ部に夫々多数の分割板を
    平行に突設し、中心近傍に樹脂通路を設け、その樹脂通
    路より各分割板間に樹脂を射出する如くなした複数の平
    行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置に於いて、
    ゲ−トに近い最上部の分割板中心部切欠孔の径を最大と
    し、少なくともその下方数枚の分割板中心部切欠孔の径
    を順次小さくし、ゲ−トより流入した樹脂が略同時に上
    記各分割板中心部切欠孔より各分割板間に流入する如く
    なした複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型
    装置。
JP2949691A 1991-01-30 1991-01-30 複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置 Expired - Lifetime JP3038605B2 (ja)

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ES2223226B1 (es) * 2002-05-27 2005-12-01 Pecoso, S.L. Molde para la fabricacion de fuelles elasticos para valvulas dosificadoras de productos fluidos, procedimiento de fabricacion y fuelle fabricado mediante dicho procedimiento.

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