JP3038560U - 天板部に凹みを設けた食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄されるべき食器に向けて噴射されて食器
を洗浄し、或いは食器の間を通って天板部に達した洗浄
液は、従来の天板部が平面状の場合、天板部の面に沿っ
て四方に広がり単に落下するのみで洗浄力を失うが、天
板部に達した洗浄液を効果的に下方に反転させて食器を
上方から洗浄し、洗浄力を高めることを目的とする。 【構成】 洗浄槽２の天板部３に多数の椀状の凹み３Ａ
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は食器洗浄機の噴射ノズルから洗浄されるべき食器に向けて上方に噴射 されて天板部に達した洗浄液を下方に反転させて食器の上方から洗浄し、洗浄効 果を向上することに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の食器洗浄機の天板部は平面状か、或いは単一な曲面状をなしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の食器洗浄機は上記の如くなっているので、洗浄されるべき食器に向けて 噴射されて食器を洗浄し、或いは食器の間を通って天板部に達した洗浄液は、天 板部の面にそって四方に広がり洗浄効果を失う問題がある。この考案は天板部に 達した洗浄液を、その勢力を失うことなく下方に反転させて食器の上方から洗浄 し、洗浄力を高めようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、この考案は洗浄槽の天板部に多数の椀状の凹み を設けたものである。

【０００５】

【作用】

洗浄されるべく配置された食器に向けて上方に噴射された洗浄液は食器を洗浄し 、或いは収納された食器のすき間を通って天板部に達し、椀状の凹みの面に沿っ て下方に反転し、食器を上方より洗浄する。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【０００７】図１は、本考案に係る食器洗浄機の全体的な内部構造の断面図、図 ２は、椀状の凹みを設けた天板部の断面図、図３は従来の平面状の天板部の断面 図を示したものである。

【０００８】図１に於いて、１は洗浄機本体、２は洗浄槽、３は洗浄槽の天板部 で多数の椀状の凹み３Ａを設けており、４は食器５を収納するための収納篭、６ は回転自在に設けられた噴射体で、複数個のノズル７が設けられており、９は噴 射体６に洗浄液を送りこむポンプである。

【０００９】上記のような構成に於いて作用を説明すると、ポンプ９で噴射体６ に圧送されノズル７から噴射された洗浄液８は、その反動で噴射体６を回転しな がら収納篭４に収納された食器５を洗浄し、勢い余って天板に達した洗浄液８、 或いはすき間を通って天板部３に達した洗浄液８は、椀状の凹み３Ａの局面３ａ に沿って反転し（８ａは反転した洗浄液を示す）、食器５を上方から洗浄する。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、ノズル７から噴射され、食器５を洗浄し、または、食器のすき 間を通って天板部３に達した洗浄液８は、従来の平面状の天板部の場合は、図３ に示すように平面状の天板３Ｂの面に沿って四方に広がり単に落下する（８ｂは 落下する洗浄液を示す）だけで洗浄力を失うが、本考案による多数の椀状の凹み ３Ａを設けた天板３の場合は、勢いよく噴射された洗浄液８を有効に下方に反転 して食器の上方から洗浄し、洗浄力を高めることができる。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による食器洗浄機の一実施例の断面図

【図２】椀状の凹みを設けた天板部に達した洗浄液の反
転を示す断面図

【図３】平面状の天板部に達した洗浄液の流れを示す断
面図

【符号の説明】

１ 洗浄機本体 ２ 洗浄槽 ３ 天板部 ３Ａ 椀状の凹み ３Ｂ 平面状の天板 ４ 収納篭 ５ 食器 ６ 噴射体 ７ ノズル ８ 噴射された洗浄液 ８ａ反転した洗浄液 ８ｂ落下する洗浄液 ９ ポンプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 図１に示すように、洗浄されるべく配置
   された食器（５）に向けて下方から洗浄液を噴射する食
   器洗浄機において、洗浄槽（２）の天板部（３）に多数
   の椀状の凹み（３Ａ）を設けたことを特徴とする食器洗
   浄機。