JP3038329B1 - レンチキュラーレンズの製造方法及び該方法によるレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造方法 - Google Patents
レンチキュラーレンズの製造方法及び該方法によるレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造方法Info
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Abstract
【要約】
【課 題】 本発明は、新たな製造方法により製造さ
れる立体視又は可変視用のレンチキュラーレンズを提供
すると共に、そのレンズを用いた新たな立体又は可変印
刷物とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 立体視又は可変視用の画像2と、該画像
2が見えるように配設されたシート状基材1と、該基材
1の表面に、所定間隔kを保ってレンズ形成用インクを
凸条状に列設し、前記各インク列3がその表面張力と重
力の作用により変形して形成される凸レンズ状列4を硬
化させて形成した凸レンズ部5とから成ること。
れる立体視又は可変視用のレンチキュラーレンズを提供
すると共に、そのレンズを用いた新たな立体又は可変印
刷物とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 立体視又は可変視用の画像2と、該画像
2が見えるように配設されたシート状基材1と、該基材
1の表面に、所定間隔kを保ってレンズ形成用インクを
凸条状に列設し、前記各インク列3がその表面張力と重
力の作用により変形して形成される凸レンズ状列4を硬
化させて形成した凸レンズ部5とから成ること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視又は可変視
(チェンジング)用の新規なレンチキュラーレンズの製
造方法とそのレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造
方法に関するものである。
(チェンジング)用の新規なレンチキュラーレンズの製
造方法とそのレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、印刷等により平面的に視覚表
現された絵や図柄等の画像(以下、「立体視用の画像」
という)をレンチキュラーレンズを用いて立体的に視認
できるようにした立体印刷物はよく知られている。この
立体印刷物は、左右の目で像を結ぶことができる立体視
用の画像をレンチキュラーレンズの微細な凸レンズ列と
同じ間隔(ピッチ)で線状に配列し、立体画像として認
識することができるようにしたものである。
現された絵や図柄等の画像(以下、「立体視用の画像」
という)をレンチキュラーレンズを用いて立体的に視認
できるようにした立体印刷物はよく知られている。この
立体印刷物は、左右の目で像を結ぶことができる立体視
用の画像をレンチキュラーレンズの微細な凸レンズ列と
同じ間隔(ピッチ)で線状に配列し、立体画像として認
識することができるようにしたものである。
【0003】また、レンチキュラーレンズに、2種類又
は3種類以上の絵や図柄等をこのレンズの微細な凸レン
ズ列の間隔(ピッチ)に合わせて交互に又は種類順に繰
り返して短冊状に合成した画像(以下、「可変視用の画
像」という。)を配設し、見る角度によって2種類又は
数種類の異なる絵柄が見えるようにした可変印刷物もよ
く知られている。
は3種類以上の絵や図柄等をこのレンズの微細な凸レン
ズ列の間隔(ピッチ)に合わせて交互に又は種類順に繰
り返して短冊状に合成した画像(以下、「可変視用の画
像」という。)を配設し、見る角度によって2種類又は
数種類の異なる絵柄が見えるようにした可変印刷物もよ
く知られている。
【0004】従来の立体印刷物や可変印刷物は、主にレ
ンチキュラーレンズの裏面に、立体視又は可変視用の画
像が印刷されているシート材を貼り合わせる方法で製造
されていた。また、これら立体又は可変印刷物に用いら
れるレンチキュラーレンズは、一般的には、融解した合
成樹脂を射出成型する方法や樹脂板と型を当接させこれ
を加熱,加圧することにより型の表面の凹凸形状を転写
する押圧成型法により製造されていた。
ンチキュラーレンズの裏面に、立体視又は可変視用の画
像が印刷されているシート材を貼り合わせる方法で製造
されていた。また、これら立体又は可変印刷物に用いら
れるレンチキュラーレンズは、一般的には、融解した合
成樹脂を射出成型する方法や樹脂板と型を当接させこれ
を加熱,加圧することにより型の表面の凹凸形状を転写
する押圧成型法により製造されていた。
【0005】しかし乍ら、立体視用の画像がレンチキュ
ラーレンズの微細な凸レンズ列と同じ間隔で配列されて
いないと鮮明な画像として認識することができないた
め、従来の立体印刷物の製造方法では、貼り合わせの際
にレンチキュラーレンズの個々の凸レンズと、シート材
に印刷されている立体視用の画像とを正確に合致させる
ための精度の高い作業が必要とされ、手間がかかり過ぎ
て立体印刷物を大量かつ安価に製造することができない
という問題があった。因みに、従来の立体印刷物の製造
方法では、小間隔で印刷形成された右眼用画像と同じく
小間隔で印刷形成された左眼用画像とを合成して形成さ
れる立体視用の画像の個々の画像列の間にできるきわめ
て細い、0.1mm程度の隙間を目印とし、そこにレンチキ
ュラーレンズの各凸レンズ列の間隔を合わせることによ
り、貼り合わせのときの位置合わせを行っていた。
ラーレンズの微細な凸レンズ列と同じ間隔で配列されて
いないと鮮明な画像として認識することができないた
め、従来の立体印刷物の製造方法では、貼り合わせの際
にレンチキュラーレンズの個々の凸レンズと、シート材
に印刷されている立体視用の画像とを正確に合致させる
ための精度の高い作業が必要とされ、手間がかかり過ぎ
て立体印刷物を大量かつ安価に製造することができない
という問題があった。因みに、従来の立体印刷物の製造
方法では、小間隔で印刷形成された右眼用画像と同じく
小間隔で印刷形成された左眼用画像とを合成して形成さ
れる立体視用の画像の個々の画像列の間にできるきわめ
て細い、0.1mm程度の隙間を目印とし、そこにレンチキ
ュラーレンズの各凸レンズ列の間隔を合わせることによ
り、貼り合わせのときの位置合わせを行っていた。
【0006】上記問題は、可変視用の画像が印刷されて
いるシート材に、レンチキュラーレンズを貼り合わせて
製造する可変印刷物においても同様にあった。また、こ
れら従来の立体又は可変印刷物の製造方法では貼り合わ
せるときに、立体視又は可変視用の画像が印刷されてい
るシート材、又は、レンズシートに伸縮等が発生するこ
ともあって、立体視又は可変視用の画像と凸レンズとの
位置ズレが生じ易いという問題もあった。
いるシート材に、レンチキュラーレンズを貼り合わせて
製造する可変印刷物においても同様にあった。また、こ
れら従来の立体又は可変印刷物の製造方法では貼り合わ
せるときに、立体視又は可変視用の画像が印刷されてい
るシート材、又は、レンズシートに伸縮等が発生するこ
ともあって、立体視又は可変視用の画像と凸レンズとの
位置ズレが生じ易いという問題もあった。
【0007】そこで、上記従来の製造方法による立体印
刷物に代えて、レンチキュラーレンズの裏面に直接、絵
や図柄等の立体視用の画像を印刷する方法や、印刷によ
る平面的な絵や図柄等の視覚表現の上に透明な下層樹脂
部を介在させてレンチキュラーレンズを形成する方法に
より製造される立体印刷物が提案されている。前者の例
としては、特開平8−90896号公報に、凸版印刷方
式によりレンチキュラーレンズの裏面に直接、立体画像
の素地となる図柄を印刷して成る立体印刷物が開示され
ている。
刷物に代えて、レンチキュラーレンズの裏面に直接、絵
や図柄等の立体視用の画像を印刷する方法や、印刷によ
る平面的な絵や図柄等の視覚表現の上に透明な下層樹脂
部を介在させてレンチキュラーレンズを形成する方法に
より製造される立体印刷物が提案されている。前者の例
としては、特開平8−90896号公報に、凸版印刷方
式によりレンチキュラーレンズの裏面に直接、立体画像
の素地となる図柄を印刷して成る立体印刷物が開示され
ている。
【0008】また、後者の例としては、特公平7−66
155号公報に、印刷による平面的な絵や図柄等の視覚
表現の表面に透明な下層樹脂部を形成し、該樹脂部表面
の所定位置に所定間隔でレンズ形成用区画線を印刷する
と共に、この区画線と相溶性のない透明なレンズ形成用
樹脂を下層樹脂部表面に塗布し、レンズ形成用区画線と
レンズ形成用樹脂との不相溶性によるハジキとレンズ形
成用樹脂の表面張力を利用して、レンズ形成用樹脂を、
隣設する区画線相互間にそれぞれ凸レンズ状にして配列
し、これを硬化させて透明な複数のレンズ部を形成して
なるレンズ付印刷物の製造方法とその印刷物が開示され
ている。
155号公報に、印刷による平面的な絵や図柄等の視覚
表現の表面に透明な下層樹脂部を形成し、該樹脂部表面
の所定位置に所定間隔でレンズ形成用区画線を印刷する
と共に、この区画線と相溶性のない透明なレンズ形成用
樹脂を下層樹脂部表面に塗布し、レンズ形成用区画線と
レンズ形成用樹脂との不相溶性によるハジキとレンズ形
成用樹脂の表面張力を利用して、レンズ形成用樹脂を、
隣設する区画線相互間にそれぞれ凸レンズ状にして配列
し、これを硬化させて透明な複数のレンズ部を形成して
なるレンズ付印刷物の製造方法とその印刷物が開示され
ている。
【0009】しかし乍ら、上記特開平8−90896号
公報に開示されている立体印刷物は、その製造に際し、
別途レンチキュラーレンズを用意しておく必要がある上
に、立体視用の画像を印刷するとき、隣接する凸レンズ
の間隔に合わせて印刷設定を行って位置合わせをする必
要があるためその製造に手間がかかるといった問題があ
った。
公報に開示されている立体印刷物は、その製造に際し、
別途レンチキュラーレンズを用意しておく必要がある上
に、立体視用の画像を印刷するとき、隣接する凸レンズ
の間隔に合わせて印刷設定を行って位置合わせをする必
要があるためその製造に手間がかかるといった問題があ
った。
【0010】また、上記特公平7−66155号公報に
開示されている立体印刷物は、下層樹脂部表面にレンズ
形成用区画線を印刷する工程が必要になる上に、レンズ
形成用樹脂が区画線と相溶性のないものに限定されると
いった問題や、レンズ形成用区画線とレンズ形成用樹脂
との不相溶性によるハジキがレンズシート全面に亘って
均一に行われ難いといった問題もあった。
開示されている立体印刷物は、下層樹脂部表面にレンズ
形成用区画線を印刷する工程が必要になる上に、レンズ
形成用樹脂が区画線と相溶性のないものに限定されると
いった問題や、レンズ形成用区画線とレンズ形成用樹脂
との不相溶性によるハジキがレンズシート全面に亘って
均一に行われ難いといった問題もあった。
【0011】更に、特公平6−64424号公報には、
可変印刷物の一例が開示されているが、この印刷物も可
変視用の画像に合わせて、レンチキュラーレンズを貼り
合わせることにより製造される構成のもので、上記特開
平8−90896号公報に開示されている立体印刷物と
同様の問題があった。
可変印刷物の一例が開示されているが、この印刷物も可
変視用の画像に合わせて、レンチキュラーレンズを貼り
合わせることにより製造される構成のもので、上記特開
平8−90896号公報に開示されている立体印刷物と
同様の問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
立体又は可変印刷物の製造方法における問題点に鑑み、
立体視又は可変視用の新たなレンチキュラーレンズの製
造方法を提供すると共に、そのレンズを用いた新たな立
体又は可変印刷物の製造方法を提供することを、その課
題とする。
立体又は可変印刷物の製造方法における問題点に鑑み、
立体視又は可変視用の新たなレンチキュラーレンズの製
造方法を提供すると共に、そのレンズを用いた新たな立
体又は可変印刷物の製造方法を提供することを、その課
題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明のレンチキュラーレンズの
製造方法の構成は、立体視又は可変視用の画像が見える
ように配設されたシート状基材の表面に、レンズ形成用
インクを印刷により所定間隔を保って凸条状に列設し、
前記各インク列をその表面張力と重力の作用により凸レ
ンズ状列に変形させたあと、UV照射等の硬化手段によ
り硬化させることを特徴とするものであり、また、本発
明の立体又は可変印刷物の製造方法の構成は、シート状
基材に立体視又は可変視用の画像をこの画像が見えるよ
うに配設し、該画像に合わせて、前記基材の表面に、レ
ンズ形成用インクを印刷により所定間隔を保って凸条状
に列設し、前記各インク列をその表面張力と重力の作用
により凸レンズ状列に変形させたあと、UV照射等の硬
化手段により硬化させて凸レンズ部を形成することを特
徴とするものであり、更に、本発明の立体又は可変印刷
物の製造方法の別の構成は、透明なシート状基材の表面
に、レンズ形成用インクを印刷により所定間隔を保って
凸条状に列設し、前記各インク列をその表面張力と重力
の作用により凸レンズ状列に変形させたあと、UV照射
等の硬化手段により硬化させて凸レンズ部を形成し、該
レンズ部に合わせて、前記基材の裏面に立体視又は可変
視用の画像を配設することを特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明のレンチキュラーレンズの
製造方法の構成は、立体視又は可変視用の画像が見える
ように配設されたシート状基材の表面に、レンズ形成用
インクを印刷により所定間隔を保って凸条状に列設し、
前記各インク列をその表面張力と重力の作用により凸レ
ンズ状列に変形させたあと、UV照射等の硬化手段によ
り硬化させることを特徴とするものであり、また、本発
明の立体又は可変印刷物の製造方法の構成は、シート状
基材に立体視又は可変視用の画像をこの画像が見えるよ
うに配設し、該画像に合わせて、前記基材の表面に、レ
ンズ形成用インクを印刷により所定間隔を保って凸条状
に列設し、前記各インク列をその表面張力と重力の作用
により凸レンズ状列に変形させたあと、UV照射等の硬
化手段により硬化させて凸レンズ部を形成することを特
徴とするものであり、更に、本発明の立体又は可変印刷
物の製造方法の別の構成は、透明なシート状基材の表面
に、レンズ形成用インクを印刷により所定間隔を保って
凸条状に列設し、前記各インク列をその表面張力と重力
の作用により凸レンズ状列に変形させたあと、UV照射
等の硬化手段により硬化させて凸レンズ部を形成し、該
レンズ部に合わせて、前記基材の裏面に立体視又は可変
視用の画像を配設することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図によ
り説明する。なお、本発明による可変印刷物は、本発明
による立体印刷物における立体視用の画像を、可変視用
の画像に変更したもので、その製造方法も立体印刷物の
製造方法と略同じであるので、以下、本発明の立体印刷
物の製造方法の実施の形態を中心に本発明を説明する。
り説明する。なお、本発明による可変印刷物は、本発明
による立体印刷物における立体視用の画像を、可変視用
の画像に変更したもので、その製造方法も立体印刷物の
製造方法と略同じであるので、以下、本発明の立体印刷
物の製造方法の実施の形態を中心に本発明を説明する。
【0015】図1は本発明による立体印刷物の一例の製
造工程における裏面に立体視用画像を配設したシート状
基材の拡大断面図、図2は図1のシート状基材の表面に
レンズ形成用インクが凸条状に列設された状態を示す拡
大断面図、図3は図2の各インク列が凸レンズ状列に変
形した状態を示す拡大断面図、図4は図3の凸レンズ状
列が硬化されて凸レンズ部に形成された状態を示す拡大
断面図、図5は本発明による立体印刷物の別例の拡大断
面図である。
造工程における裏面に立体視用画像を配設したシート状
基材の拡大断面図、図2は図1のシート状基材の表面に
レンズ形成用インクが凸条状に列設された状態を示す拡
大断面図、図3は図2の各インク列が凸レンズ状列に変
形した状態を示す拡大断面図、図4は図3の凸レンズ状
列が硬化されて凸レンズ部に形成された状態を示す拡大
断面図、図5は本発明による立体印刷物の別例の拡大断
面図である。
【0016】図1〜図4は、本発明による立体印刷物の
一例の製造工程を段階的に示すものである。これらの図
において、1はシート状基材、2はこのシート状基材1
の裏面に配設した立体視用の画像である。シート状基材
1は、ポリエチレンテレフタレート(PET),アクリ
ル樹脂、ポリプロピレン、ポリエステル等の透明なプラ
スチック製のフィルム又はシートであり、硬質の薄板状
のものであってもよい。なお、シート状基材1には、透
明な基材、例えば透明な薄いガラス板を使用することも
できる。
一例の製造工程を段階的に示すものである。これらの図
において、1はシート状基材、2はこのシート状基材1
の裏面に配設した立体視用の画像である。シート状基材
1は、ポリエチレンテレフタレート(PET),アクリ
ル樹脂、ポリプロピレン、ポリエステル等の透明なプラ
スチック製のフィルム又はシートであり、硬質の薄板状
のものであってもよい。なお、シート状基材1には、透
明な基材、例えば透明な薄いガラス板を使用することも
できる。
【0017】立体視用の画像2をシート状基材1の裏面
に設けるには、一対の右眼用画像2aと左眼用画像2bが複
数並設されて構成される立体視用の画像2を、オフセッ
ト印刷等の適宜の印刷手段によりシート状基材1の裏面
に印刷することにより設ける。これ以外に、適宜の転写
シートの一面に上記の立体視用の画像2を予め印刷等に
より設けておき、その転写シートをシート状基材1の裏
面に当てがって立体視用の画像2を転写するようにして
もよい。
に設けるには、一対の右眼用画像2aと左眼用画像2bが複
数並設されて構成される立体視用の画像2を、オフセッ
ト印刷等の適宜の印刷手段によりシート状基材1の裏面
に印刷することにより設ける。これ以外に、適宜の転写
シートの一面に上記の立体視用の画像2を予め印刷等に
より設けておき、その転写シートをシート状基材1の裏
面に当てがって立体視用の画像2を転写するようにして
もよい。
【0018】図2は、図1のシート状基材1の表面にレ
ンズ形成用インクを凸条状に列設した状態を示してい
る。3は凸条状に列設された各インク列で、この各イン
ク列3は、ここではスクリーン印刷によりシート状基材
1の裏面に設けた立体視用の画像2に合わせて印刷する
ことにより設けられる。なお、各インク列3をシート状
基材1の表面に凸条状に列設できるのであれば、スクリ
ーン印刷以外の他の印刷手段を用いることもできる。
ンズ形成用インクを凸条状に列設した状態を示してい
る。3は凸条状に列設された各インク列で、この各イン
ク列3は、ここではスクリーン印刷によりシート状基材
1の裏面に設けた立体視用の画像2に合わせて印刷する
ことにより設けられる。なお、各インク列3をシート状
基材1の表面に凸条状に列設できるのであれば、スクリ
ーン印刷以外の他の印刷手段を用いることもできる。
【0019】各インク列3を、シート状基材1の裏面に
設けた立体視用の画像2に合わせて印刷するのは、各イ
ンク列3が後述するように、変形して複数のシリンダー
状の凸レンズ部に形成されたとき、個々の凸レンズ部
が、図に例示した立体視用の画像2を構成する複数の並
設された一対の右眼用画像2aと左眼用画像2bにそれぞれ
跨るように配設するためである。なお、同じシート状基
材1に対し、印刷により、裏面に立体視用の画像2を、
表面に各インク列3をそれぞれ設けるときは、印刷設定
が簡単で、色合わせ,位置合わせをするだけで、精度の
高い立体印刷物を製造することができる。
設けた立体視用の画像2に合わせて印刷するのは、各イ
ンク列3が後述するように、変形して複数のシリンダー
状の凸レンズ部に形成されたとき、個々の凸レンズ部
が、図に例示した立体視用の画像2を構成する複数の並
設された一対の右眼用画像2aと左眼用画像2bにそれぞれ
跨るように配設するためである。なお、同じシート状基
材1に対し、印刷により、裏面に立体視用の画像2を、
表面に各インク列3をそれぞれ設けるときは、印刷設定
が簡単で、色合わせ,位置合わせをするだけで、精度の
高い立体印刷物を製造することができる。
【0020】凸条状に列設された各インク列3はその幅
dと高さh、及び、隣接するインク列間の距離kが、こ
のインク列3が変形して形成される凸レンズ部の形態
(大きさや弯曲率等)を決定するための一つの要因とな
る。この各インク列3の幅dと高さh及びインク列3間
の距離kは、図2に示したように各インク列3をスクリ
ーン印刷による印刷手段を用いて列設する場合は、スク
リーンSKに設けられたスリットSの幅FとスクリーンSK
の膜厚T、及び、隣接するスリットS間の間隔Kにより
決定される。従って、スクリーンSKを取り換えるだけ
で、各インク列3の幅dと高さh及びインク列3間の距
離kを、立体視用の画像2に合わせ所望の大きさに調節
することができる。例えば、一対の右眼用画像2aと左眼
用画像2bから構成される一つの立体視用の画像2の幅が
0.5mmの場合、隣接するスリットS間の間隔Kが0.5mm、
膜厚Tが0.3mm、スリットSの幅Fが0.3mmのスクリーン
SKを使用するなどのように選択できる。なお、スクリー
ンSKにおける隣接するスリットS間の間隔Kは0.5mm以外
に、立体視用の画像2の幅に合わせて0.7mm,0.6mm,0.
4mm,0.3mm,0.25mmなどのように任意に設定することが
でき、膜厚TやスリットSの幅Fもこの間隔Kに合わせ
て適宜変更することができる。なお、形成される凸レン
ズの形態を決定する要因は、これらの数値以外に、使用
するレンズ形成用インクの表面張力や硬さの度合い、粘
度、硬化時の収縮率などもある。従って、使用するレン
ズ形成用インクとスクリーンSKは、立体視用の画像2を
考慮し、慎重に選択する必要がある。レンズ形成用イン
クとしては、例えば、ウレタンアクリレート系、UV硬
化系樹脂等がある。
dと高さh、及び、隣接するインク列間の距離kが、こ
のインク列3が変形して形成される凸レンズ部の形態
(大きさや弯曲率等)を決定するための一つの要因とな
る。この各インク列3の幅dと高さh及びインク列3間
の距離kは、図2に示したように各インク列3をスクリ
ーン印刷による印刷手段を用いて列設する場合は、スク
リーンSKに設けられたスリットSの幅FとスクリーンSK
の膜厚T、及び、隣接するスリットS間の間隔Kにより
決定される。従って、スクリーンSKを取り換えるだけ
で、各インク列3の幅dと高さh及びインク列3間の距
離kを、立体視用の画像2に合わせ所望の大きさに調節
することができる。例えば、一対の右眼用画像2aと左眼
用画像2bから構成される一つの立体視用の画像2の幅が
0.5mmの場合、隣接するスリットS間の間隔Kが0.5mm、
膜厚Tが0.3mm、スリットSの幅Fが0.3mmのスクリーン
SKを使用するなどのように選択できる。なお、スクリー
ンSKにおける隣接するスリットS間の間隔Kは0.5mm以外
に、立体視用の画像2の幅に合わせて0.7mm,0.6mm,0.
4mm,0.3mm,0.25mmなどのように任意に設定することが
でき、膜厚TやスリットSの幅Fもこの間隔Kに合わせ
て適宜変更することができる。なお、形成される凸レン
ズの形態を決定する要因は、これらの数値以外に、使用
するレンズ形成用インクの表面張力や硬さの度合い、粘
度、硬化時の収縮率などもある。従って、使用するレン
ズ形成用インクとスクリーンSKは、立体視用の画像2を
考慮し、慎重に選択する必要がある。レンズ形成用イン
クとしては、例えば、ウレタンアクリレート系、UV硬
化系樹脂等がある。
【0021】図3は、図2に示した凸条状に列設された
各インク列3が、シート状基材1の表面において、その
インクの表面張力と重力の作用によって凸レンズ状列4
に変形した状態を示している。即ち、印刷直後はインク
はまだ軟らかく固まっていないため、各インク列3はそ
の表面張力によってその上部の角が丸められるように変
形すると同時に、重力によって両側に裾が広がるように
押し下げられるので、凸レンズ列状4に変形することと
なる。図3に示した凸レンズ状列4の状態では、まだイ
ンクは固まっていないため、図4に示したように紫外線
を照射(UV照射)し硬化させて凸レンズ部5に形成す
る。なお、硬化手段は、使用するレンズ形成用インクと
の関係で、他の硬化手段、例えば加熱、乾燥による溶媒
除去、電子線照射等の手段が用いられる。
各インク列3が、シート状基材1の表面において、その
インクの表面張力と重力の作用によって凸レンズ状列4
に変形した状態を示している。即ち、印刷直後はインク
はまだ軟らかく固まっていないため、各インク列3はそ
の表面張力によってその上部の角が丸められるように変
形すると同時に、重力によって両側に裾が広がるように
押し下げられるので、凸レンズ列状4に変形することと
なる。図3に示した凸レンズ状列4の状態では、まだイ
ンクは固まっていないため、図4に示したように紫外線
を照射(UV照射)し硬化させて凸レンズ部5に形成す
る。なお、硬化手段は、使用するレンズ形成用インクと
の関係で、他の硬化手段、例えば加熱、乾燥による溶媒
除去、電子線照射等の手段が用いられる。
【0022】図4に示した立体印刷物は、上記の通り、
シート状基材1の裏面に立体視用の画像2を配設した
後、シート状基材1の表面にスクリーン印刷によりレン
ズ形成用インクを凸条状に列設し、これが凸レンズ状列
4に変形した後硬化させて製造したが、この構成の立体
印刷物は、先にシート状基材1の表面にレンズ形成用イ
ンクをスクリーン印刷等の適宜の印刷手段等により凸条
状に列設し、これが上記実施例のものと同様に凸レンズ
状列4に変形した後硬化させて凸レンズ部5を形成して
からこのシート状基材1の裏面に、凸レンズ部5に合わ
せてオフセット印刷等の適宜の印刷手段等により立体視
用の画像2を設ける方法で製造することもできる。
シート状基材1の裏面に立体視用の画像2を配設した
後、シート状基材1の表面にスクリーン印刷によりレン
ズ形成用インクを凸条状に列設し、これが凸レンズ状列
4に変形した後硬化させて製造したが、この構成の立体
印刷物は、先にシート状基材1の表面にレンズ形成用イ
ンクをスクリーン印刷等の適宜の印刷手段等により凸条
状に列設し、これが上記実施例のものと同様に凸レンズ
状列4に変形した後硬化させて凸レンズ部5を形成して
からこのシート状基材1の裏面に、凸レンズ部5に合わ
せてオフセット印刷等の適宜の印刷手段等により立体視
用の画像2を設ける方法で製造することもできる。
【0023】図4に示した立体印刷物は、立体視用の画
像2をシート状基材1の裏面に配設したが、立体視用の
画像2は、シート状基材1に中間層として予め設けられ
ているものであってもよい。
像2をシート状基材1の裏面に配設したが、立体視用の
画像2は、シート状基材1に中間層として予め設けられ
ているものであってもよい。
【0024】次に、図5により、本発明による立体印刷
物の別例について説明する。なお、図5において、図1
〜図4に示したものと同一の符号は、同一の部材を示し
ている。
物の別例について説明する。なお、図5において、図1
〜図4に示したものと同一の符号は、同一の部材を示し
ている。
【0025】図5に示した立体印刷物は、シート状基材
1′の表面に立体視用の画像2を配設した後、その画像
2の表面に凸レンズ部5を形成して成る構成のものであ
る。このシート状基材1′は、図4の立体印刷物のシー
ト状基材1と同様に、ポリエチレンテレフタレート(P
ET),アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリエステル
等のプラスチック製のフィルム又はシート、若しくは、
硬質の薄板状のものを使用できるが、透明でなくてもよ
い。シート状基材1′に不透明なものを使用できるの
は、図4の立体印刷物では、透明なシート状基材1が凸
レンズ部5と立体視用の画像2との間にあって凸レンズ
の焦点距離を伸ばし、より立体感を高める作用をするの
に対し、図5の立体印刷物では、シート状基材1′はこ
のような作用をしないからである。従って、図5の立体
印刷物では、シート状基材1′に不透明な、例えば紙や
合成紙、着色されたプラスチック製のフィルム又はシー
トなどを使用することもでき、また、薄いガラス板も使
用できる。なお、シート状基材1′として紙や合成紙を
用いる場合は、その表面にインクが染み込まないような
コート処理等を施しておくことが望ましい。
1′の表面に立体視用の画像2を配設した後、その画像
2の表面に凸レンズ部5を形成して成る構成のものであ
る。このシート状基材1′は、図4の立体印刷物のシー
ト状基材1と同様に、ポリエチレンテレフタレート(P
ET),アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリエステル
等のプラスチック製のフィルム又はシート、若しくは、
硬質の薄板状のものを使用できるが、透明でなくてもよ
い。シート状基材1′に不透明なものを使用できるの
は、図4の立体印刷物では、透明なシート状基材1が凸
レンズ部5と立体視用の画像2との間にあって凸レンズ
の焦点距離を伸ばし、より立体感を高める作用をするの
に対し、図5の立体印刷物では、シート状基材1′はこ
のような作用をしないからである。従って、図5の立体
印刷物では、シート状基材1′に不透明な、例えば紙や
合成紙、着色されたプラスチック製のフィルム又はシー
トなどを使用することもでき、また、薄いガラス板も使
用できる。なお、シート状基材1′として紙や合成紙を
用いる場合は、その表面にインクが染み込まないような
コート処理等を施しておくことが望ましい。
【0026】図5に示した立体印刷物は、シート状基材
1′の表面に、オフセット印刷等の適宜の印刷手段等に
より立体視用の画像2を配設した後、その画像2の表面
に、この画像2に合わせて、スクリーン印刷等の適宜の
印刷手段等を用いて、図2に示したのと同様にレンズ形
成用インクを凸条状に列設し、形成された各インク列3
がインクの表面張力と重力により変形し、凸レンズ状列
4になったとき、これらを図4に示したのと同様に、紫
外線照射等の適宜の硬化手段を用いて硬化させ、凸レン
ズ部5に形成することにより製造される。
1′の表面に、オフセット印刷等の適宜の印刷手段等に
より立体視用の画像2を配設した後、その画像2の表面
に、この画像2に合わせて、スクリーン印刷等の適宜の
印刷手段等を用いて、図2に示したのと同様にレンズ形
成用インクを凸条状に列設し、形成された各インク列3
がインクの表面張力と重力により変形し、凸レンズ状列
4になったとき、これらを図4に示したのと同様に、紫
外線照射等の適宜の硬化手段を用いて硬化させ、凸レン
ズ部5に形成することにより製造される。
【0027】図5に示した立体印刷物は、図4に示した
立体印刷物と比較し、凸レンズ部5が立体視用の画像2
の表面に形成されているため、立体感は多少劣るもの
の、立体視は十分可能であるから、例えば、雑誌の綴じ
込みシートや新聞等の折り込み広告などとして使用する
ことができ、他と差別化を図ることができる。
立体印刷物と比較し、凸レンズ部5が立体視用の画像2
の表面に形成されているため、立体感は多少劣るもの
の、立体視は十分可能であるから、例えば、雑誌の綴じ
込みシートや新聞等の折り込み広告などとして使用する
ことができ、他と差別化を図ることができる。
【0028】本発明の立体印刷物の製造方法の構成は、
上記の通りであるが、立体印刷物の裏面に接着剤又は粘
着剤層を設け、更にそれら接着剤又は粘着剤層に剥離可
能に剥離紙を貼着して設ける構成にすることもできる。
その場合は、家具や部屋の壁面などに、また、各種電気
機器とか、鞄,PHSや携帯電話等の通信機器などの所
望のところに立体印刷物を貼り付けて使用することがで
きる。この点は、本発明の可変印刷物についても同様で
ある。
上記の通りであるが、立体印刷物の裏面に接着剤又は粘
着剤層を設け、更にそれら接着剤又は粘着剤層に剥離可
能に剥離紙を貼着して設ける構成にすることもできる。
その場合は、家具や部屋の壁面などに、また、各種電気
機器とか、鞄,PHSや携帯電話等の通信機器などの所
望のところに立体印刷物を貼り付けて使用することがで
きる。この点は、本発明の可変印刷物についても同様で
ある。
【0029】なお、本発明のレンチキュラーレンズの製
造方法については、上記説明中において特に例を挙げて
説明しなかったが、このレンズの構成は上記図1〜図5
とそれらの説明中において示されている。即ち、本発明
によるレンチキュラーレンズは、図1〜図4に示した方
法で製造されるものであるが、それらにおいて立体視用
の画像2が特定されていないか又は設けられていない構
成のものをいう。なお、この本発明によるレンチキュラ
ーレンズは、立体視又は可変視用の画像が後から貼り付
けられる場合があることを考慮したもので、従来の製造
方法による立体又は可変印刷物の製造方法においても勿
論使用することができる。
造方法については、上記説明中において特に例を挙げて
説明しなかったが、このレンズの構成は上記図1〜図5
とそれらの説明中において示されている。即ち、本発明
によるレンチキュラーレンズは、図1〜図4に示した方
法で製造されるものであるが、それらにおいて立体視用
の画像2が特定されていないか又は設けられていない構
成のものをいう。なお、この本発明によるレンチキュラ
ーレンズは、立体視又は可変視用の画像が後から貼り付
けられる場合があることを考慮したもので、従来の製造
方法による立体又は可変印刷物の製造方法においても勿
論使用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、本発明に
よれば、レンチキュラーレンズを従来とは全く異なる大
量生産が可能な方法で製造することができると共に、そ
の方法により製造したレンズを立体視又は可変視用の画
像が見えるように配設されたシート状基材に適用して、
立体又は可変印刷物を安価かつ大量に製造することがで
きる。
よれば、レンチキュラーレンズを従来とは全く異なる大
量生産が可能な方法で製造することができると共に、そ
の方法により製造したレンズを立体視又は可変視用の画
像が見えるように配設されたシート状基材に適用して、
立体又は可変印刷物を安価かつ大量に製造することがで
きる。
【0031】しかも、本発明では、同じシート状基材に
対し、同じ印刷という手段を用いて立体視又は可変視用
の画像とレンチキュラーレンズを形成することができる
ので、印刷の設定が簡単でズレが生じることがなく、き
わめて精度の高い立体又は可変印刷物を製造提供できる
という従来にない優れた効果が得られる。
対し、同じ印刷という手段を用いて立体視又は可変視用
の画像とレンチキュラーレンズを形成することができる
ので、印刷の設定が簡単でズレが生じることがなく、き
わめて精度の高い立体又は可変印刷物を製造提供できる
という従来にない優れた効果が得られる。
【0032】更に、本発明では、凸レンズ部となる各イ
ンク列をスクリーン印刷により列設する場合は、使用す
るスクリーンを取り換えるだけで所望の形態の凸レンズ
部を形成することができるという独自の効果が得られ
る。
ンク列をスクリーン印刷により列設する場合は、使用す
るスクリーンを取り換えるだけで所望の形態の凸レンズ
部を形成することができるという独自の効果が得られ
る。
【図1】本発明による立体印刷物の一例の製造工程にお
ける裏面に立体視用画像を配設したシート状基材の拡大
断面図。
ける裏面に立体視用画像を配設したシート状基材の拡大
断面図。
【図2】図1のシート状基材の表面にレンズ形成用イン
クが凸条状に列設された状態を示す拡大断面図。
クが凸条状に列設された状態を示す拡大断面図。
【図3】図2の各インク列が凸レンズ状列に変形した状
態を示す拡大断面図。
態を示す拡大断面図。
【図4】図3の凸レンズ状列が硬化されて凸レンズ部に
形成された状態を示す拡大断面図。
形成された状態を示す拡大断面図。
【図5】本発明による立体印刷物の別例の拡大断面図。
1,1′ シート状基材 2 立体視用の画像 3 各インク列 4 凸レンズ状列 5 凸レンズ部 SK スクリーン S スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 立体視又は可変視用の画像が見えるよう
に配設されたシート状基材の表面に、レンズ形成用イン
クを印刷により所定間隔を保って凸条状に列設し、前記
各インク列をその表面張力と重力の作用により凸レンズ
状列に変形させたあと、UV照射等の硬化手段により硬
化させることを特徴とするレンチキュラーレンズの製造
方法。 - 【請求項2】 シート状基材に立体視又は可変視用の画
像をこの画像が見えるように配設し、該画像に合わせ
て、前記基材の表面に、レンズ形成用インクを印刷によ
り所定間隔を保って凸条状に列設し、前記各インク列を
その表面張力と重力の作用により凸レンズ状列に変形さ
せたあと、UV照射等の硬化手段により硬化させて凸レ
ンズ部を形成することを特徴とする立体又は可変印刷物
の製造方法。 - 【請求項3】 立体視又は可変視用の画像は、透明又は
不透明なシート状基材の表面、又は、透明なシート状基
材の裏面に配設した請求項2の立体又は可変印刷物の製
造方法。 - 【請求項4】 透明なシート状基材の表面に、レンズ形
成用インクを印刷により所定間隔を保って凸条状に列設
し、前記各インク列をその表面張力と重力の作用により
凸レンズ状列に変形させたあと、UV照射等の硬化手段
により硬化させて凸レンズ部を形成し、該レンズ部に合
わせて、前記基材の裏面に立体視又は可変視用の画像を
配設することを特徴とする立体又は可変印刷物の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347968A JP3038329B1 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | レンチキュラーレンズの製造方法及び該方法によるレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347968A JP3038329B1 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | レンチキュラーレンズの製造方法及び該方法によるレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038329B1 true JP3038329B1 (ja) | 2000-05-08 |
JP2000155380A JP2000155380A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18393842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10347968A Expired - Fee Related JP3038329B1 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | レンチキュラーレンズの製造方法及び該方法によるレンズを用いた立体又は可変印刷物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038329B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102933987A (zh) * | 2010-06-07 | 2013-02-13 | 新日铁住金化学株式会社 | 柱状透镜的制造方法、柱状透镜、光学元件以及立体显示器 |
KR102069316B1 (ko) * | 2018-02-12 | 2020-01-22 | (주)범창종합기술 | 환기탑 |
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---|---|---|---|---|
CN1203367C (zh) | 2000-07-03 | 2005-05-25 | 精工爱普生株式会社 | 穿透型屏幕的制造方法及穿透型屏幕 |
JP2005103908A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Fancs:Kk | 視覚的な動的効果を有するシルクスクリーン印刷物及びその印刷方法 |
JP5017972B2 (ja) * | 2006-09-06 | 2012-09-05 | 凸版印刷株式会社 | レンズ付き印刷物 |
US7609451B1 (en) * | 2008-02-05 | 2009-10-27 | Serigraph, Inc. | Printed article for displaying images having improved definition and depth |
KR20130069711A (ko) | 2010-06-07 | 2013-06-26 | 신닛테츠 수미킨 가가쿠 가부시키가이샤 | 렌티큘라 렌즈 시트, 그 제조 방법 및 광학 소자 |
TWI507425B (zh) | 2010-06-14 | 2015-11-11 | Nippon Steel & Sumikin Chem Co | An ultraviolet-curing resin composition for use in an ink-jet printing method, and an optical element |
CN109799558B (zh) * | 2019-01-04 | 2022-02-22 | 广东晟琪科技股份有限公司 | 喷印式柱镜光栅板件、喷印式柱镜光栅3d画及其制作方法 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10347968A patent/JP3038329B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102933987A (zh) * | 2010-06-07 | 2013-02-13 | 新日铁住金化学株式会社 | 柱状透镜的制造方法、柱状透镜、光学元件以及立体显示器 |
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