JP3038107U - 締結形板体開閉装置 - Google Patents

締結形板体開閉装置

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JP3038107U
JP3038107U JP1996012509U JP1250996U JP3038107U JP 3038107 U JP3038107 U JP 3038107U JP 1996012509 U JP1996012509 U JP 1996012509U JP 1250996 U JP1250996 U JP 1250996U JP 3038107 U JP3038107 U JP 3038107U
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plate body
plate
rotary shaft
operation handle
lock arm
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JP1996012509U
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English (en)
Inventor
孝男 京泉
晴洋 京泉
Original Assignee
株式会社京泉工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作ハンドル12を締め方向f1へ回転
操作するだけで、板体2の閉鎖状態を正確且つ強固に締
結でき、また回転操作ハンドル12を緩め方向f2へ回
転操作するだけで、板体の締結状態を的確に解除できる
ようにする。 【解決手段】 環状枠体1にヒンジ3を介して板体2を
装着し、板体の中央寄り個所に回転軸10を設け、この
回転軸の外方端に回転操作ハンドル12を固定すると共
に、回転軸の内方側部分をネジ部10aとなし、このネ
ジ部に複数の張り出し部位14aを具備したロックアー
ム体14を螺合させ、このロックアーム体を回転軸方向
に続けて回転軸廻りへ案内するための長溝mを穿設した
案内手段15を設け、さらに環状枠体の内周面に特定巾
の係止突起16を設け、回転操作ハンドルの一定方向の
回転により張り出し部位が係止突起に係止されて板体を
閉鎖状態に締結し、回転操作ハンドルの逆方向の回転に
より張り出し部位が係止突起との係止位置から外れ板体
を解放可能となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハッチ蓋やドア等の板体を閉鎖状態に締結されるヒンジ開閉装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉区画などの囲壁に形成された開口の周囲に固定される環状枠体に、ヒンジ を介して、この枠体の外方の開口端面を閉鎖するためのドア体を装着し、このド ア体がその閉鎖状態を適宜な機構により強く締結されるものとなされた締結形ヒ ンジドア装置は存在している。
【0003】 このドア装置は閉鎖状態に於いてドア体が変位するのを確実に阻止するものと なり、開口を流体(液体又気体など)に対し密状に閉鎖する上で都合がよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来構成では、とかくドア体の締結及びその解除操作が面倒なものにな り易いため、これを出来るだけ簡便に行えるようになすことが重要である。 本考案は、斯かる要望に応えるものとした締結形開閉装置を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、環状枠体にヒンジを介して同枠体の一方 の開口面を被うための板体を装着し、板体の中央寄り個所にこれを貫通し板体と 直交した状態の回転軸を設け、この回転軸の外方端に回転操作ハンドルを固定す ると共に、回転軸の内方側部分をネジ部となし、このネジ部にこれの半径方向へ 向かう複数の張り出し部位を具備したロックアーム体を螺合させ、このロックア ーム体を回転軸方向に続いて回転軸廻りへ案内するための長溝を穿設した案内手 段を設け、さらに環状枠体の内周面に前記ロックアーム体の張り出し部位と対応 した位置に特定巾の係止突起を設ける。
【0006】 このさい、回転操作ハンドルの一定方向の回転により、張り出し部位が係止突 起に係止されて板体を閉鎖状態に締結し、一方、回転操作ハンドルの逆方向の回 転により、張り出し部位が係止突起との係止位置から外れ板体を解放可能となす 。
【0007】 上記考案は具体的には次のようになす。 即ち、案内手段は、ロックアーム体から回転軸半径方向へ張り出させた棒体と 、この棒体の先部を挿入されるL字状をなした長溝を備えた板体を固定した構成 とする。
【0008】 回転操作ハンドルは回転軸の内方端にも固定し、回転軸はボールベアリング支 持装置で支承させ、板体はバネで開放側へ付勢する。板体の回転軸貫通部分には これの内外を流体密に仕切るためのシール手段を設けると共に、板体と環状枠体 とはパッキンを介して当接させる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は本考案のヒンジ開閉装置の閉鎖状態を示し、Aは上方から見た斜視図で 、Bは下方から見た一部省略斜視図、図2は板体と環状枠体とを分離した状態を 示す図、図3はロックアーム体が板体の開放可能な状態となされた状態を示す一 部破断斜視図である。
【0010】 図1に於いて、1は方形状の環状枠体で、2は環状枠体1の一方の開口端面を 被うものとした方形状の板体である。
【0011】 3は環状枠体1に板体2を装着するためのヒンジであり、具体的には次のよう になしてある。 即ち、環状枠体1の後面壁1aの外面に一対の支持片4、4を固着し、この支 持片4、4の各々に、板体2に固着されたアーム片5を支点軸6を介して揺動自 在に装着する。
【0012】 7は後面壁1aの外面に固着したバネ係着片であり、これの上部に設けた図2 に示す透孔7aに前記支点軸6を挿通させる。
【0013】 バネ係着片7を境とした各側方の支点軸6部分にはコイルバネ8、8を外嵌さ せ、各コイルバネ8、8の内方端をバネ係着片7の孔に引っ掛け、その外方端は アーム片5、5に固定された鈎片9に引っ掛け、板体2が開放側へ付勢されるよ うにコイルバネ8、8の弾力を作用させる。
【0014】 10は板体2の中央寄り個所に設けたボールベアリング支持装置11及びこれ の内部に設けたシール手段を介することにより、ドア体2をこれと直交した方向 へ貫通した状態に装設された回転軸である。 このさい、ボールベアリング支持装置11は図示しないボールベアリングが回 転軸10を一定姿勢に保持して円滑に回転させるものとなし、またシール手段は ゴム製のシールリングなどにより板体2の回転軸10貫通部分の内外を流体密に 仕切るものとなす。
【0015】 回転軸10の外方端及び内方端の何れにも回転操作ハンドル12、13が固定 してあり、また回転軸10の内方側部分はネジ部10aとなし、このネジ部10 aに、これの半径方向へ向かう4つの張り出し部位14aを具備したロックアー ム体14を螺合させてある。
【0016】 15はロックアーム体14を回転軸10方向に続けて回転軸10廻りへ案内す るための案内手段である。 この案内手段15は、ロックアーム体14から回転軸10半径方向へ張り出さ せた棒体15aと、この棒体15aの先部を挿入されるL字状の長溝mを有し板 体2と同体に固定された案内板15bとからなっている。
【0017】 環状枠体1の内周面にはロックアーム体14の張り出し部位14aと対応した 各位置に特定巾の係止突起16が設けてある。 さらに、板体2と環状枠体1とは図示しないパッキンを介して当接させるので あり、このさい、パッキンは板体2又は環状枠体1の何れかの側に固定させる。 17は把手、18は透孔、19は係止ピンである。
【0018】 上記した本考案品は、例えば船倉の水密となすべきハッチ(昇降口)などに使 用されるのであり、このさい、環状枠体1は下方側となすべき開口端1bを、船 倉の水平な囲壁に設けられた開口の上面側にこの開口の縁を囲むように固着され る。
【0019】 次に本考案品の取扱例及びその作動などについて説明すると、板体2を閉鎖し 締結した状態では図1Bに示すようにロックアーム体14の各張り出し部位14 aはこれと対応した係止突起16に正対して係止され、板体2は人為力で回転操 作される回転軸10を介して、ネジ部10aの楔作用により下方へ強く引張され るものとなる。 これにより、板体2と環状枠体1の上方端はパッキンを介して強く当接され、 この当接個所の水密或いは気体密が確保される。
【0020】 この締結状態の板体2を開放するさいは、外方の回転操作ハンドル12を緩め 方向f1に回転操作する。 これにより、回転軸10が回転し、ネジ部10aが棒体15aと長溝mの係合 により回転軸10廻りの回転を規制されたロックアーム体14を、その楔作用に より長溝mに沿って下方へ変位させる。こうしてロックアーム体14が下がると 、その張り出し部位14aは係止突起16から離れ、棒体15aが長溝mの回転 軸10周方向へ向かう傾斜部m1に到達し、この後はこの傾斜部m1がロックア ーム体14の回転軸10周方向の一側f1への変位を許容する。
【0021】 一方ではロックアーム体14が回転軸10の回転変位によりネジ部10aとロ ックアーム体14のネジ部10a螺合個所との間に発生した摩擦力により回転軸 10周方向の一側f1への回転力を付与されるため、ロックアーム体14は下方 へ変位しつつ前記傾斜部m1による棒体15aの移動許容範囲内で矢印方向f1 へ変位し、各張り出し部位14aは図3に示すように係止突起16と正対する位 置から外れ、板体2は開放可能な状態となる。
【0022】 こうして棒体15aが傾斜部m1の下端に到達すると、ロックアーム体14の 下方移動が棒体15aを介して規制されるため、回転軸10の回転操作が不可能 となり、作業者は板体2の開放可能状態を認識する。
【0023】 この後、回転操作ハンドル12や把手17を持って板体2を引き上げるのであ り、このさいコイルバネ8、8の弾力が開放操作力を補助し、板体2は小さな操 作力でヒンジ3廻りへ開放される。
【0024】 開放された板体2を閉鎖するさいは、板体2をコイルバネ8、8の弾力に抗し て閉鎖し図3の状態とした後、回転操作ハンドル12を前とは逆に締め方向f2 へ回転させる。 これにより、各部は板体2の開放時と対称的な作動をし、先ずロックアーム体 14が棒体15aと傾斜部m1の関係及びネジ部10aの楔作用により回転軸1 0周方向の一側f2へ変位しつつ上方へ移動し、各張り出し部位14aが係止突 起16と正対するようになり、続いて長溝mによる棒体15aの回転軸10方向 への案内作用によりロックアーム体14は回転軸10周方向位置を規制されたま ま上方へ移動し、最終的には各張り出し部位14aが係止突起16の巾中央に係 止される。
【0025】 この係止により回転軸10が回転を規制されるため、作業者はこの係止状態を 認識し、その後、回転操作ハンドル12に最後の締め付け力を付与する。これに より、ロックアーム体14はネジ部10aの楔作用により係止突起16に強い引 き上げ力を付与し、このさいの反力が回転軸10に大きな引張力を発生させ、本 考案品は図1に示すように板体2の閉鎖状態を締結された状態となる。
【0026】 上記は環状枠体1の外方から板体2を開閉する場合について説明したが、環状 枠体1の内方側からも開閉操作できるのであり、この場合は内方の回転操作ハン ドル13を操作する。 また板体2を開放状態に保持したいことがあるが、このような場合はアーム片 5、5の孔18を支持片4、4の係止ピン19まで移動させ、係止ピン19を孔 18に挿入する。
【0027】 なお、本考案品は水平な壁面に限らず垂直或いは傾斜した壁面に設置してもよ いのであり、この場合はコイルバネ8、8は必ずしも必要としない。
【0028】
【考案の効果】
以上の如く構成した本考案によれば、板体を閉鎖して回転操作ハンドルを締め 方向へ回転操作するだけで、板体の閉鎖状態を正確且つ強固に締結でき、また回 転操作ハンドルを緩め方向へ回転操作するだけで、板体の締結状態を的確に解除 して板体を開放可能になすことができ、面倒な操作や格別な注意を要しないで取 り扱えるものである。
【0029】 そして、請求項2に記載のものによれば案内手段を簡易に形成することができ るのであり、請求項3に記載のものによれば板体の内外の何れからでもその開閉 操作が行えるものとなり、請求項4に記載のものによれば、少ない力で操作でき るものとなり、請求項5に記載のものによれば、開口を流体密に閉鎖できるもの となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヒンジ開閉装置の閉鎖状態を示し、A
は上方から見た斜視図で、Bは下方から見た一部省略斜
視図である。
【図2】上記ヒンジ開閉装置の板体と環状枠体とを分離
した状態を示す図である。
【図3】上記ヒンジ開閉装置のロックアーム体が板体の
開放可能な状態となされた状態を示す一部破断斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 環状枠体 2 板体 3 ヒンジ 8 バネ 10 回転軸 10a ネジ部 11 ボールベアリング支持装置 12 回転操作ハンドル 13 回転操作ハンドル 14 ロックアーム体 14a 張り出し部位 15 案内手段 15a 棒体 15b 案内板 16 係止突起

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状枠体にヒンジを介して同枠体の一方
    の開口面を被うための板体を装着し、板体の中央寄り個
    所にこれを貫通し板体と直交した状態の回転軸を設け、
    この回転軸の外方端に回転操作ハンドルを固定すると共
    に、回転軸の内方側部分をネジ部となし、このネジ部に
    これの半径方向へ向かう複数の張り出し部位を具備した
    ロックアーム体を螺合させ、このロックアーム体を回転
    軸方向に続けて回転軸廻りへ案内するための長溝を穿設
    した案内手段を設け、さらに環状枠体の内周面に前記ロ
    ックアーム体の張り出し部位と対応した位置に特定巾の
    係止突起を設け、回転操作ハンドルの一定方向の回転に
    より張り出し部位が係止突起に係止されて板体を閉鎖状
    態に締結し、回転操作ハンドルの逆方向の回転により張
    り出し部位が係止突起との係止位置から外れ板体を解放
    可能になすことを特徴とする締結形板体開閉装置。
  2. 【請求項2】 案内手段がロックアーム体から回転軸半
    径方向へ張り出させた棒体と、この棒体の先部を挿入さ
    れるL字状をなした長溝を備えた板体を同体に固定した
    構成となされることを特徴とする請求項1記載の締結形
    板体開閉装置。
  3. 【請求項3】 回転軸の内方端に回転操作ハンドルを固
    定したことを特徴とする請求項1又は2記載の締結形板
    体開閉装置。
  4. 【請求項4】 回転軸をボールベアリング支持装置で支
    承させ、ドア体をバネで開放側へ付勢したことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の締結形板体開閉装置。
  5. 【請求項5】 ドア体の回転軸貫通部分に内外を流体密
    に仕切るためのシール手段を設け、ドア体と環状枠体と
    をパッキンを介して当接させる構成としたことを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載の締結形板体開閉装
    置。
JP1996012509U 1996-11-22 1996-11-22 締結形板体開閉装置 Expired - Lifetime JP3038107U (ja)

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ID=43172797

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200476861Y1 (ko) 2013-11-22 2015-04-10 주식회사 제이비엠 선박용 해치의 개폐구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200476861Y1 (ko) 2013-11-22 2015-04-10 주식회사 제이비엠 선박용 해치의 개폐구조

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