JP3038039U - フッ素樹脂コート容器 - Google Patents

フッ素樹脂コート容器

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JP3038039U
JP3038039U JP1996012455U JP1245596U JP3038039U JP 3038039 U JP3038039 U JP 3038039U JP 1996012455 U JP1996012455 U JP 1996012455U JP 1245596 U JP1245596 U JP 1245596U JP 3038039 U JP3038039 U JP 3038039U
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JP
Japan
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container
fluororesin
coated
plate
metal
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Application number
JP1996012455U
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English (en)
Inventor
茂 渡辺
Original Assignee
丸忠産業株式会社
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Publication date
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ安価で外観が美しくかつ清潔に使用
できる容器を提供する。 【構成】 金属被覆処理を施した金属板の側縁を残した
表面に適宜模様及び文字を印刷し、更にその上からフッ
素樹脂塗料を塗布し、乾燥後焼成処理を行なった樹脂コ
ート板を巻廻してこの側縁部を溶着接合することにより
容器胴を形成し、該胴に対し容器胴と同条件で全面にフ
ッ素樹脂被覆を施した底板を、巻締接合により接合させ
ることでフッ素樹脂コート容器を構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はフッ素樹脂コート容器に係り、特に容器の模様及び文字の印刷を簡 単に行なえるようにすることにより食用油などの液体を収容するに、好適で安価 な樹脂コート容器を得ることのできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られているフッ素樹脂コート容器として、金属被覆処理を施した金 属板の側縁を残した表面にフッ素樹脂塗料を塗布し、乾燥後焼成処理を行った樹 脂コート板を巻廻してこの側縁部を溶着接合することにより容器胴を形成し、該 胴に対し底板を巻締接合により接合して成るものがある。該金属製容器は非粘着 性、耐寒性、耐食性等優れた特性を持つフッ素樹脂でコーティングしてあるため 、液体を収容して使用する場合に、該金属製容器の開口部分からの液だれによる 汚れが付着しにくく、清掃が容易にできるという利点がある。
【0003】 しかし、その外観は金属被覆処理を施したのみである為、大変味気ないもので あった。また、外観をよくするためにラベル等を貼り付けることが考えられるが 、手間やコストがかかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決すべき課題は、外観の美しいフッ素樹脂コート容器を容易かつ安 価で提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案は、金属被覆処理を施した金属板の側縁を残 した表面に適宜模様及び文字を印刷し、更にその上からフッ素樹脂塗料を塗布し 、乾燥後焼成処理を行なった樹脂コート板を巻廻してこの側縁部を溶着接合する ことにより容器胴を形成し、該胴に対し容器胴と同条件で全面にフッ素樹脂被覆 を施した底板を、巻締接合により接合して成るフッ素樹脂コート容器を提供する 。
【0006】
【作用】
金属被覆処理を施した金属板の表面に模様及び文字等を印刷し、更にその上か らフッ素樹脂コートを施した樹脂コート板を使用するので、容器の外観を容易に 向上できる。
【0007】
【実施例】
以下この考案における実施例について説明する。
【0008】 図1から図4はいずれも本発明の一実施例を説明するもので、図1は比較的薄 い金属圧延鋼板にメッキ等の金属被覆を施した後、適宜模様及び文字を印刷し更 にその両側縁を一部残してフッ素樹脂被覆を施した状態の説明図を示している。 図2、3は成形過程における状態を示し、図4は素材の供給状態の一例を示して いる。
【0009】 金属圧延鋼板1は例えば3×6板サイズの表面に予めニッケルメッキ等の処理 層2を全面的に施した後、容器の外壁となる部分に適宜の模様あるいは文字M等 を印刷し、更にポリ四フッ化エチレン樹脂塗料を塗膜量65mg/100cm2で割り 付け部分に塗布し乾燥後に焼付温度200〜210℃、焼付時間5〜15分の条 件で焼成処理を行って形成した樹脂被覆3を施してある。これを所要寸方に切断 することにより、金属保護被覆面が露出している両側縁C、C’だけを残して全 面にフッ素樹脂被覆を施した金属板4が樹脂コート板Aとして得られる。
【0010】 5は前述の金属板4を中空状に巻廻して両側縁C、C’を重ね合わせてシーム 溶接などにより溶着させた容器胴である。両側縁C、C’の面積はシーム溶接が 可能な限り小さいことが必要であり、特に幅を細くすることが望ましい。6は底 板で、容器胴の金属板4と同条件で全面に樹脂被覆処理が施されており、周知の 巻締接合により容器胴5に液密にして同体的に取り付けられる。8は容器胴5の 外壁面に適宜取り付けられる把手、9は容器胴5の上端縁部に設けられる注ぎ口 である。
【0011】 上記実施例では金属板として比較的薄い圧延金属鋼板を用いたが、これに限定 されるものではない。また、フッ素樹脂についても前記の四フッ化エチレン以外 に非粘着特性を有するフッ素樹脂として、例えば四フッ化エチレン−六フッ化プ ロピレン共重合体、四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合 体、三フッ化塩化エチレン、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、フッ化ビニ リデンなどがあり、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない範囲で種々態様の実施 が可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、金属被覆処理を施した金属板の側縁を残した表面に適宜模様及び文 字を印刷し、更にその上からフッ素樹脂塗料を塗布し、乾燥後焼成処理を行なっ た樹脂コート板を巻廻してこの側縁部を溶着接合することにより容器胴を形成し 、該胴に対し容器胴と同条件で全面にフッ素樹脂被覆を施した底板を、巻締接合 により接合してフッ素樹脂コート容器を成したので、従来のような容器外壁面に 表示ラベル等を貼り付けるという手間が省けると共にデザイン性が向上し、外観 をすっきりと美しく見せることができるようになった。また、フッ素樹脂コート により汚れが付きにくいため、より清潔に使用することが可能である。
【0013】 更に、予め金属板を必要寸法に形成しておき巻締接合させることで大量に加工 させることが可能であり、従来実施されていたように全面に表面処理を施した材 料を用いた場合の溶接不良や特殊溶接をなくして安価に品質の勝れた容器を得る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属鋼板へのフッ素樹脂コートの処理状態を示
し、(a)は平面、(b)は(a)におけるB−B断面
を示している。
【図2】金属鋼板の巻廻接合状態の説明図
【図3】容器の形成過程を示し、(a)は折り曲げの第
一段階、(b)は折り曲げ接合後の断面図である。
【図4】容器の外観図。
【符号の説明】
1 金属板としての金属圧延鋼板 3 フッ素樹脂被覆 5 容器胴 6 底板 A 樹脂コート板 M 模様及び文字

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属被覆処理を施した金属板の側縁を残
    した表面に適宜模様及び文字を印刷し、更にその上から
    フッ素樹脂塗料を塗布し、乾燥後焼成処理を行なった樹
    脂コート板を巻廻してこの側縁部を溶着接合することに
    より容器胴を形成し、該胴に対し容器胴と同条件で全面
    にフッ素樹脂被覆を施した底板を、巻締接合により接合
    して成るフッ素樹脂コート容器。
JP1996012455U 1996-11-20 1996-11-20 フッ素樹脂コート容器 Expired - Lifetime JP3038039U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180124029A (ko) 2016-03-30 2018-11-20 니뽄 도쿠슈 도교 가부시키가이샤 세라믹 히터
KR20190025670A (ko) 2016-07-05 2019-03-11 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 세라믹 히터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180124029A (ko) 2016-03-30 2018-11-20 니뽄 도쿠슈 도교 가부시키가이샤 세라믹 히터
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