JP3037909U - 衛星デジタル放送用デコーダを利用した入力ソース選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル多チャンネル放送サービスの中の
チャンネル内容案内画面（ＥＰＧ）を利用することによ
り、多様なサービスを簡便に利用できるようにする。 【解決手段】 ゲーム機（１１）、ＶＴＲ（１２）、レ
ーザーディスク映像再生機（１３）、ＣＳアナログ放送
受信機（１４）等の各種入力ソース装置（１０）とテレ
ビ受像機（２０）の間にＣＳデジタル放送用デコーダ
（３０）を介在させる。衛星デジタル放送用デコーダ
（３０）は、デジタル多チャンネル放送のための衛星デ
ジタル放送用デコーダ用の本来の機能と、少なくとも１
種類の別の入力ソース装置（１０）の本来の機能と、そ
れら機能の間でのスイッチング手段（３１）を有する。
テレビ受像機（２０）は、デジタル多チャンネル放送の
チャンネル内容案内画面（２１）及び前記入力ソース装
置の内容案内画面（２２）を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、衛星デジタル放送用デコーダを利用した入力ソース選択装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

近時、日本ではテレビ受像機を介したサービスが多様化の一途をたどっている 。この多様化は、大局的に見れば、 （Ａ）放送サービスの多様化、 （Ｂ）入力ソースの多様化 の２点に集約される。

【０００３】 （Ａ）については、ＮＨＫに始まり、その後民間放送の隆盛を見たわけである が、メディア環境としてはおおむね次のような経緯をたどっていると考えられる 。 白黒 − カラー − ＶＴＲ − ＢＳ衛星放送 − ＣＳ衛星放送 これらの受信装置の中には一般的なテレビ受像機に内蔵されていないものがあ り、デコーダ等外付けの機器が必要な場合がある。これが（Ｂ）であり、その状 態を図３に示す。ゲーム機１１、ＶＴＲ１２、レーザーディスク映像再生機１３ 、ＣＳアナログ放送受信機１４、ＣＳデジタル放送用デコーダ３０等の各種入力 ソース装置がテレビ受像機２０に接続されている。テレビをモニタとして考えた 場合、入力ソース装置にはそれぞれ独立のリモコン１１’，１２’，１３’，１ ４’３０’があり、使い分けが紛らわしく、不便である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はこのような現状に鑑み、行なわれたもので、デジタル多チャンネル放 送サービスの中のチャンネル内容案内画面（ＥＰＧ）を利用することにより、多 様なサービスを簡便に利用できるようにすることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る入力ソース選択装置は、デジタル多チャンネル放送のための衛星 デジタル放送用デコーダ用の本来の機能と、少なくとも１種類の別の入力ソース 装置の本来の機能と、それら機能の間でのスイッチング手段を有する衛星デジタ ル放送用デコーダと、デジタル多チャンネル放送のチャンネル内容案内画面及び 前記入力ソース装置の内容案内画面段を有する表示手段からなることを特徴とす る。

【０００６】

【考案の実施の態様】

本考案において使用する入力ソース装置は、例えば、ゲーム機、ＶＴＲ、レー ザーディスク映像再生機、ＣＳアナログ放送受信機等である。

【０００７】 複数の入力ソース装置の間でのスイッチング手段としては、それ自体公知のも のを使用することができ、例えばＳＣＲやスイッチングトランジスタなどを使用 することができる。

【０００８】 デジタル多チャンネル放送のチャンネル内容案内画面及び前記入力ソース装置 の内容案内画面を有する表示手段は、例えば、テレビ受像機である。表示方法は 、同一のメニュー画面に並べて表示してもよいし、切り替え画面を使用して別々 に表示してもよい。

【０００９】

【実施例】

以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。 本発明は、その概略を図１に示すように、ゲーム機１１、ＶＴＲ１２、レーザ ーディスク映像再生機１３、ＣＳアナログ放送受信機１４等の各種入力ソース装 置１０とテレビ受像機２０の間にＣＳデジタル放送用デコーダ３０を介在させる ことを特徴とする。

【００１０】 ＣＳデジタル放送用デコーダ３０には、ゲーム機１１、ＶＴＲ１２、レーザー ディスク映像再生機１３、ＣＳアナログ放送受信機１４等の各種入力ソース装置 １０用の入力端子とケーブル１１ａ，１２ａ，１３ａ，１４ａで接続され、入力 端子からテレビ受像機２０に接続するための回路３０ａ，３０ｂ，３０ｃ，３０ ｄ，３０ｅが組み込まれている。それぞれの回路はもちろんそれ自体公知である ので、詳細な説明は省略する。多種類の入力ソース装置回路はスイッチング手段 ３１を介して単一のケーブル３１ａに集約され、ＣＳデジタル放送用デコーダ３ ０とテレビ受像機２０の間をつないでいる。

【００１１】 ＣＳデジタル放送用デコーダ３０に接続されたテレビ受像機２０には、図２に 示すように、デジタル多チャンネル放送サービスの中のチャンネル内容の案内画 面（ＥＰＧ）２１が表示される。例えば、同図に示すように、１０１チャンネル がスポーツ、１０２チャンネルが洋画、・・・・のように表示される。このとき 、同じ画面または切り替え画面にゲーム機、ＶＴＲ、レーザーディスク映像再生 機、ＣＳアナログ放送受信機等の各種入力ソース装置の案内画面２２も表示して 選択可能とする。選択はＣＳデジタル放送用デコーダ３０のリモコン３０’操作 又は手動操作とすることができる。

【００１２】 なお、同じ発想で、入力ソース装置１０のうちどれか１つを他の入力ソース装 置とテレビ受像機の間にゲーム機を介在させることもできる。例えば、ＶＴＲ、 レーザーディスク映像再生機、ＣＳアナログ放送受信機、ＣＳデジタル放送用デ コーダ等の各種装置とテレビ受像機の間にゲーム機を介在させたり、ゲーム機、 レーザーディスク機、ＣＳアナログ放送受信機、ＣＳデジタル用デコーダ等の各 種装置とテレビ受像機の間にＶＴＲを介在させたりすることもできる。しかし、 メニュー画面が最初に表示される点で、ＣＳデジタル放送用デコーダを介在させ るのが最も好ましい。

【００１３】

【考案の効果】

本考案によれば、表示画面における表示内容を選択することにより、デジタル 多チャンネル放送サービスの中のチャンネル内容だけでなく、ゲーム機、ＶＴＲ 、レーザーディスク映像再生機、ＣＳアナログ放送受信機等の各種入力ソース装 置を選択することができる。その結果、リモコンは不用か又はＣＳデジタル放送 用デコーダ用のもの１種類でよいことになった。 （注）考案の詳細な説明中ＮＨＫは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る、各種入力ソースとテレビ受像機
の接続方法を示す概略図である。

【図２】本考案に係る表示画面における表示内容の一例
である。

【図３】従来の各種入力ソースとテレビ受像機の接続方
法を示す概略図である。

【符号の説明】

１０ 入力ソース ２０ テレビ受像機 ３０ ＣＳデジタル放送用デコーダ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 デジタル多チャンネル放送のための衛星
   デジタル放送用デコーダ用の本来の機能と、少なくとも
   １種類の別の入力ソース装置（１０）の本来の機能と、
   それら機能の間でのスイッチング手段（３１）を有する
   衛星デジタル放送用デコーダ（３０）と、 デジタル多チャンネル放送のチャンネル内容案内画面
   （２１）及び前記入力ソース装置の内容案内画面（２
   ２）を有する表示手段（２０）からなることを特徴とす
   る、衛星デジタル放送用デコーダを利用した入力ソース
   選択装置。