JPH09247565A - 電子番組ガイド表示制御装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 今後放送される予定の番組の内容を容易にイ
メージさせるとともに、２つの番組または番組情報を同
時に確認させる。 【解決手段】 親画面１０５Ａには、予め選局されてい
る番組が表示されている。この画面の下部には、番組表
と子画面１０５Ｂが配置されている。番組表内における
領域Ｙのカーソル１００Ｙは、今後放送予定の「Ｊリー
グ速報」に配置されており、子画面１０５Ｂには、「Ｊ
リーグ速報」に関する画像情報を含む番組情報が表示さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子番組ガイド表
示制御装置及び方法に関し、特に、選択した番組の番組
情報として、その番組の代表的なシーンの動画または静
止画を表示させることにより、その番組の内容を容易に
イメージさせることができるようにした電子番組ガイド
表示制御装置及び方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、放送衛星、通信衛星等の衛星を介
して、テレビジョン信号をディジタル化して伝送し、各
家庭においてこれを受信するシステムが普及しつつあ
る。このシステムにおいては、例えば、８０近くあるチ
ャンネルを確保することが可能であるため、極めて多く
の番組を放送することができる。

【０００３】このようなシステムにおいては、多くの番
組の中から所望の番組を確実に選択することができるよ
うにするために、電子番組ガイド（ＥＰＧ：Ｅｌｅｃｔ
ｒｉｃａｌ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｇｕｉｄｅ）を伝送し、
受信側においてこれを受信して表示し、この電子番組ガ
イドから所望の番組を選択することが提案されている。

【０００４】ここで、従来のＥＰＧの表示例について、
図１２を参照して説明する。メニューの表示を指定する
と、図１２（ａ）に示すメニュー（ジャンル選択画面）
が、画面全体に表示される。図１２（ａ）に示すジャン
ル選択画面には、「ＡＬＬ」（全てのジャンル）、「Ｎ
ＥＷＳ」（ニュース）、「ＭＯＶＩＥ」（映画）、「Ｓ
ＰＯＲＴＳ」（スポーツ）といった複数のジャンルが表
示されており、ユーザは、リモートコマンダ等の操作装
置を操作することによって、画面内のカーソル（但し、
図１２（ａ）においては図示せず）を移動させ、これら
の複数のジャンルの中から所望のジャンルを選択するこ
とができる。

【０００５】図１２（ａ）のジャンル選択画面で所望の
ジャンルが選択されると、選択されたジャンルに対応し
て、図１２（ｂ）に示す番組表画面に表示が切り換えら
れる。

【０００６】図１２（ｂ）に示す番組表画面において
は、縦軸に放送局名（チャンネル）が、横軸に時刻が表
されており、その２つの軸で規定される位置に、そのチ
ャンネルで、その時刻に放送される番組のタイトルが表
示されている。

【０００７】例えば、図１２（ａ）のジャンル選択画面
において、「ＡＬＬ」が選択された場合、モニタ装置
（テレビジョン受像機）の画面が、ジャンル選択画面か
ら図１２（ｂ）に示す番組表画面に切り換わる。切り換
わった番組表画面には、各チャンネル毎の全てのジャン
ルの番組が表示される。

【０００８】なお、図１２（ｂ）に示す番組表画面に
は、実際の番組表の一部分だけが表示されており、現在
表示されている領域以外の位置を見たい場合には、図１
３に示す１画面中の表示領域を、リモートコマンダ等の
操作装置を用いて上下左右方向に移動させる。

【０００９】ユーザは、番組表画面に表示されている番
組群から、所望の番組の表示位置にカーソル（図示せ
ず）を配置して指定することにより、その番組（選択し
た番組が現在放送中である場合）、または、その番組に
関する補完情報（番組の放送時刻、出演者名、番組の内
容等）（選択した番組が今後放送される予定の番組であ
る場合）を視聴することができる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＥＰＧは、以下に示す課題を有している。

【００１１】すなわち、従来のＥＰＧにおいては、番組
表画面において今後放送される予定の番組を選択した場
合に表示される情報が、主として、文字情報（放送時
刻、出演者名、番組内容等）によって構成されているの
で、ユーザが、その番組の内容を十分にイメージするこ
とが困難になるという課題がある。

【００１２】また、番組表画面から所定の番組を指定
し、その番組の画面（または、その番組に関する情報）
をモニタ装置に表示させた場合において、番組表から他
の番組（または、番組に関する情報）を確認するには、
モニタ装置の表示を、元の番組表画面に、一旦切り換
え、再び所望の番組を指定する必要がある。従って、ユ
ーザは、番組表から複数の番組（または、番組に関する
情報）を観察する場合、その都度、番組表に一旦戻すと
いった階層変更処理を余儀なくされ、操作が煩雑になっ
てしまうという課題が生じる。

【００１３】さらに、ユーザは、所定の番組の画像を表
示させたまま、他の番組（または、番組に関する情報）
を確認することができないという課題もある。

【００１４】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、選択した番組の内容を、ユーザに十分にイ
メージさせるようにするとともに、操作性を向上させ、
さらに、所定の番組と、その番組と異なる番組または番
組に関する情報を同時に確認することができるようにす
ることを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の電子番
組ガイド表示制御装置は、複数の番組のタイトルを含む
番組表を、表示装置に表示させる表示手段と、番組のタ
イトルのうち所定のものを指定する指定手段とを備え、
表示手段は、指定手段によって指定された番組が今後放
送される予定のものである場合、指定された番組に関す
る画像情報をさらに表示させることを特徴とする。

【００１６】請求項５に記載の電子番組ガイド表示制御
方法は、複数の番組のタイトルを含む番組表を、表示装
置に表示させ、番組のタイトルのうち所定のものを指定
させ、指定された番組が今後放送予定のものである場
合、その番組に関する画像情報を、表示装置に表示させ
ることを特徴とする。

【００１７】請求項６に記載の電子番組ガイド表示制御
装置は、複数の番組のタイトルを含む番組表を、表示装
置に表示させる第１の表示手段と、番組のタイトルのう
ち所定のものを指定する指定手段と、指定手段によって
番組が指定されたとき、指定された番組に関する画像情
報を、番組表と同時に表示装置に表示させる第２の表示
手段とを備えることを特徴とする。

【００１８】請求項７に記載の電子番組ガイド表示制御
方法は、複数の番組のタイトルを含む番組を、表示装置
に表示させ、番組のタイトルのうち所定のものが指定さ
れたとき、指定された番組に関する画像情報を、番組表
と同時に表示装置に表示させることを特徴とする。

【００１９】請求項１に記載の電子番組ガイド表示制御
装置においては、表示手段が、複数の番組のタイトルを
含む番組表を表示装置に表示させ、指定手段が、番組の
タイトルのうち所定のものを指定させる。表示手段は、
指定手段によって指定された番組が今後放送される予定
のものである場合、指定された番組に関する画像情報を
さらに表示させる。

【００２０】請求項５に記載の電子番組ガイド表示制御
方法においては、複数の番組のタイトルを含む番組表
が、表示装置に表示され、番組のタイトルのうち所定の
ものが指定される。指定された番組が今後放送予定のも
のである場合、その番組に関する画像情報が、表示装置
に表示される。

【００２１】請求項６に記載の電子番組ガイド表示制御
装置においては、第１の表示手段が、複数の番組のタイ
トルを含む番組表を、表示装置に表示させる。指定手段
は、番組のタイトルのうち所定のものを指定し、第２の
表示手段は、指定手段によって番組が指定されたとき、
指定された番組に関する画像情報を、番組表と同時に表
示装置に表示させる。

【００２２】請求項７に記載の電子番組ガイド表示制御
方法は、複数の番組のタイトルを含む番組が、表示装置
に表示され、番組のタイトルのうち所定のものが指定さ
れたとき、指定された番組に関する画像情報が、番組表
と同時に表示装置に表示される。

【００２３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。

【００２４】図１は、本発明を適用した電子番組ガイド
表示制御装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の電子番組ガイド表示制御装置（ＩＲＤ）
１においては、アンテナ等を介して受信された放送波が
チューナ２に入力される。この放送波には、ＥＰＧデー
タが重畳されている。

【００２５】ＥＰＧデータには、番組表と、各番組に関
する情報（以下、番組情報という）とが含まれている。
番組表は、各番組のタイトル、放送時刻、放送チャンネ
ル等により構成され、番組情報は、放送時刻、出演者
名、番組内容等の文字情報と、その番組の代表的なシー
ンの静止画または動画による画像情報によって構成され
ている。

【００２６】なお、上記放送波は、地上波、衛星放送
波、有線放送波等のいずれであってもよい。また、受信
した放送波が、アナログ信号またはディジタル信号のい
ずれかによって、チューナ２の内部の構成が変化する。

【００２７】チューナ２は、この装置全体を制御する内
部制御マイクロコンピュータ３（以下、内部制御マイコ
ン３という）の制御に対応してチューニング処理を行う
ようになされている。チューナ２の出力は、ＥＰＧデー
タ抽出回路５に供給されるようになされている。なお、
チューナ２の出力には、映像音声情報の他、上記番組情
報も含まれている。

【００２８】内部制御マイコン３は、ユーザによって操
作される操作部４（装置本体に設けられている操作スイ
ッチまたは図３に示すリモートコマンダ４Ａ等により構
成される）からの操作コマンドに対応して、チューナ
２、ＥＰＧデータ抽出回路５及び管面表示信号作成回路
６を制御するようになされている。なお、この内部制御
マイコン３の内部の詳細な構成については、図２を参照
して後述する。

【００２９】ＥＰＧデータ抽出回路５は、内部制御マイ
コン３の制御に対応して、チューナ２の出力に含まれて
いるＥＰＧデータを抽出し、内部制御マイコン３に供給
するようになされている。このＥＰＧデータは、内部制
御マイコン３によって、表示画面用の画像データ（管面
表示用データ）に変換され、管面表示信号作成回路６に
供給されるようになされている。

【００３０】また、ＥＰＧデータ抽出回路５に入力され
たチューナ２の出力のうちの映像データ及び音声データ
は、それぞれ、映像信号再生回路７及び音声信号再生回
路８に供給される。

【００３１】管面表示信号作成回路６は、内部制御マイ
コン３から供給されたＥＰＧの管面表示用データをもと
に、ＥＰＧの画像信号（管面表示信号）を作成して映像
ミックス回路９に供給するようになされている。

【００３２】映像信号再生回路７は、ＥＰＧデータ抽出
回路５から供給された映像データを映像信号に再生し、
その映像信号を映像ミックス回路９に供給するようにな
されている。

【００３３】映像ミックス回路９は、映像信号再生回路
７から供給された映像信号と管面表示信号作成回路６か
ら供給されたＥＰＧの画像信号（管面表示信号）をミッ
クスし、そのミックスした信号を映像出力として、モニ
タ装置（テレビジョン受像機）１０に出力するようにな
されている。

【００３４】同様に、音声信号再生回路８は、ＥＰＧデ
ータ抽出回路５から供給された音声データを音声信号に
再生し、その音声信号（音声出力）をスピーカ１１に出
力するようになされている。

【００３５】次に、図１に示す内部制御マイコン３の内
部の構成を、図２を参照して説明する。ＣＰＵ２０に
は、操作部４、チューナ２及びＥＰＧデータ抽出回路５
からの操作コマンドまたはデータが、入出力インタフェ
ース２３を介して入力される。

【００３６】ＣＰＵ２０は、制御プログラムブロック２
１に含まれている種々のプログラムをもとに、入出力イ
ンタフェース２３から入力されたデータまたは操作コマ
ンドに対応して、種々の処理を行うようになされてい
る。

【００３７】制御プログラムブロック２１には、以下に
示すプログラムが含まれている。すなわち、操作入力制
御プログラム２１Ａは、操作部４から入力された操作コ
マンドに対応する処理を行うためのプログラムである。
チューニング制御プログラム２１Ｂは、チューナ２のチ
ューニング処理の制御、チューニング結果の判定等に用
いられるプログラムである。

【００３８】ＥＰＧ抽出制御プログラム２１Ｃは、ＥＰ
Ｇデータ抽出回路５のＥＰＧデータの抽出処理を制御す
るプログラムであり、管面表示用データ作成プログラム
２１Ｄは、ＥＰＧデータ抽出回路５から供給されたＥＰ
Ｇデータをもとに、ＥＰＧの管面表示用データを作成す
るプログラムである。管面表示信号作成制御プログラム
２１Ｅは、管面表示信号作成回路６の処理を制御するプ
ログラムである。

【００３９】データブロック２２には、種々の蓄積領域
が設定されており、シリンダＥＰＧデータベース２２
Ａ、管面表示用データ２２Ｂ等が蓄積されている。シリ
ンダＥＰＧデータベース２２Ａは、モニタ装置１０に出
力表示するＥＰＧデータの基礎データを蓄積するデータ
ベースであり、管面表示用データ２２Ｂは、管面表示用
データ作成プログラム２１Ｄの実行により作成され、デ
ータブロック２２のＶＲＡＭ（Ｖｉｄｅｏ Ｒａｎｄｏ
ｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）に書き込まれたシリ
ンダＥＰＧの管面表示用のデータである。

【００４０】次に、図１に示す操作部４の構成例につい
て説明する。図３は、本実施例の電子番組ガイド表示制
御装置１を遠隔操作する場合に用いられるリモートコマ
ンダの構成例を示す平面図である（すなわち、このリモ
ートコマンダ４Ａが図１に示す操作部４とされる）。

【００４１】電源ボタンスイッチ１１１とテレビ電源ボ
タンスイッチ１１２は、それぞれ、電子番組ガイド表示
制御装置（ＩＲＤ）１またはモニタ装置１０の電源をオ
ンまたはオフするときに操作される。

【００４２】消音ボタンスイッチ１１３を操作すると音
声がミュートされ、再度操作すると、ミュートが解除さ
れる。

【００４３】テレビ切換ボタンスイッチ１１４Ａ及びＩ
ＲＤ切換ボタンスイッチ１１４Ｂは、このリモートコマ
ンダ４Ａの各スイッチの機能を、モニタ装置１０に対応
する機能にするか、または、電子番組ガイド表示制御装
置１に対応する機能にするかを切り換えるときに操作さ
れる。

【００４４】入力切換ボタンスイッチ１１５は、電子番
組ガイド表示制御装置１への入力を切り換えるときに操
作される。画面表示ボタンスイッチ１１６は、モニタ装
置１０上にチャンネル番号等を表示させる場合に操作さ
れ、再度操作されるとその表示が消える。二重音声ボタ
ンスイッチ１１７は、スピーカ１１から出力させる音声
を、ステレオ、外国語、または日本語と外国語に切り換
える場合に操作される。

【００４５】０乃至９の数字が表示されている数字ボタ
ンスイッチ１１８は、各々のボタンに表示されている数
字を入力するとき操作される。選局ボタンスイッチ１１
８Ａは、数字ボタンスイッチ１１８の操作が完了したと
き、数字入力終了と、その入力した数字がチャンネルを
表すものであることを示す意味で、それに続いて操作さ
れる。

【００４６】また、上述したテレビ切換ボタンスイッチ
１１４Ａが操作され、このリモートコマンダ４Ａがモニ
タ装置１０用のリモートコマンダとされている場合、数
字ボタンスイッチ１１８の「７」のボタンの下側に配置
されているボタンは「１０」を表すボタンとされ、
「０」と表示されているボタンは「１１」を表すボタン
とされ、選局ボタンスイッチ１１８Ａは「１２」を表す
ボタンとされる。モニタ装置１０には、押されたボタン
に設定されている放送局（チャンネル）の番組が表示さ
れる。

【００４７】メニューボタンスイッチ１１９は、モニタ
装置１０に電子番組ガイドのメニュー画面（図示せず）
を表示させるときに操作され、インフォボタンスイッチ
１２０は、インフォ画面（図示せず）を表示させるとき
に操作される。

【００４８】現番組ボタンスイッチ１２１と番組予告ボ
タンスイッチ１２２は、プロモーションチャンネルの選
局に用いられ、それぞれ、現在放送中の番組、または今
後放送される予定の番組の予告を表示させるとき操作さ
れ、番組表ボタンスイッチ１２３は、図７に示すような
ＥＰＧ（番組表）を表示させるとき操作される。

【００４９】セレクトボタン（決定キー）スイッチ１２
８は、リモートコマンダ４Ａの上面に対して垂直方向に
押下操作（セレクト操作）することができるようになさ
れている。アップボタンスイッチ（上キー）１２４、ダ
ウンボタンスイッチ（下キー）１２５、レフトボタンス
イッチ（左キー）１２６、及びライトボタンスイッチ
（右キー）１２７は、本実施例の電子番組ガイド表示制
御装置１によって表示される番組表内のカーソル（例え
ば、図７を参照して後述するカーソル１００Ｘ１，１０
０Ｘ２，１００Ｙ，１００Ｚ）等を上下左右方向に移動
させるとき（方向操作するとき）操作される。

【００５０】ボリウムボタンスイッチ１２９とチャンネ
ルアップダウンボタンスイッチ１３０は、ボリウムまた
はチャンネルの番号を増減するとき操作される。

【００５１】次に、本実施例の電子番組ガイド表示制御
装置１の動作について、図４及び図５に示すフローチャ
ートを参照して説明する。

【００５２】ＣＰＵ２０は、最初に、操作入力制御プロ
グラム２１Ａを実行することにより、リモートコマンダ
４Ａ（操作部４）から入力される各種の操作コマンドに
対応した処理を行う。

【００５３】すなわち、図４に示すステップＳ１におい
て、内部制御マイコン３のＣＰＵ２０は、リモートコマ
ンダ４Ａ（操作部４）の番組表ボタンスイッチ１２３が
押されたか否か（番組表表示コマンドが入力されたか否
か）を判定する。

【００５４】この間に、番組表ボタンスイッチ１２３以
外のボタンスイッチが操作され、例えば、所定のチャン
ネルを選択する指令が入力されたとすると、ＣＰＵ２０
は、入出力インタフェース２３を介して入力された操作
コマンドに対応して、チューニング制御プログラム２１
Ｂを実行し、チューナ２のチューニング処理を制御す
る。チューナ２には、アンテナ等を介して放送波が供給
されており、チューナ２は、内部制御マイコン３（ＣＰ
Ｕ２０）の制御に対応したチューニング処理を行い、指
定されたチャンネルの受信出力をＥＰＧデータ抽出回路
５に供給する。

【００５５】なお、チューナ２に供給される放送波に
は、１週間分のＥＰＧデータが数秒に１回の割合で重畳
されている。このＥＰＧデータは、例えば、３時間に１
回の割合で最新のデータに変更される。ＥＰＧデータ抽
出回路５に供給されるチューナ２の出力には、このＥＰ
Ｇデータも含まれている。

【００５６】内部制御マイコン３のＣＰＵ２０は、制御
プログラムブロック２１に記憶されているＥＰＧデータ
抽出制御プログラム２１Ｄを実行することによって、Ｅ
ＰＧデータ抽出回路５の処理を制御する。ＥＰＧデータ
抽出回路５は、この制御に対応して、チューナ２の出力
に含まれているＥＰＧデータを抽出し、内部制御マイコ
ン３に供給する。内部制御マイコン３のＣＰＵ２０はこ
のデータを、シリンダＥＰＧデータベース２２Ａに蓄積
させる。

【００５７】管面表示信号作成回路６は、内部制御マイ
コン３（ＣＰＵ２０）の制御に対応して、内部制御マイ
コン３から供給された番組表の管面表示用データ２２Ｂ
を管面表示信号に変換し、映像ミックス回路９に供給す
る。

【００５８】このとき、映像ミックス回路９には、ＥＰ
Ｇデータ抽出回路５から出力され、映像信号再生回路７
によって再生された映像信号（チューナ２で選局された
番組の映像信号）が入力されている。映像ミックス回路
９は、この映像信号をモニタ装置１０に出力する。ま
た、音声信号再生回路８で再生された音声信号がスピー
カ１１に出力される。このようにして、モニタ装置１０
とスピーカ１１に、指定したチャンネルの画像と音声が
出力される（例えば、図６に示す番組がモニタ装置１０
の画面上に表示され、その音声がスピーカ１１から出力
される）。

【００５９】ユーザは、例えば、番組表を表示させると
き、リモートコマンダ４Ａの番組表ボタンスイッチ１２
３を操作する。

【００６０】番組表ボタンスイッチ１２３が押されてい
ない場合は、ステップＳ１の処理が繰り返される。リモ
ートコマンダ４Ａの番組表ボタンスイッチ１２３が押さ
れた場合、番組表表示コマンドが内部制御マイコン３の
入出力インタフェース２３を介してＣＰＵ２０に入力さ
れ、ステップＳ２に進む。

【００６１】ステップＳ２においては、ＣＰＵ２０は、
管面表示用データ作成プログラム２１Ｄを実行し、デー
タブロック２２内に蓄積されているシリンダＥＰＧデー
タベース２２Ａに基づいて、番組情報の管面表示用デー
タ２２Ｂを作成する。この管面表示用データ２２Ｂは、
データブロック２２内に蓄積されるとともに、入出力イ
ンタフェース２３を介して管面表示信号作成回路６に出
力される。また、ＣＰＵ２０は、管面表示信号作成制御
プログラム２１Ｅを実行し、管面表示信号作成回路６の
処理を制御する。すると、図７に示すように、番組表
が、モニタ装置１０の管面の下部に、予め選局されてい
る番組の画像（図６）に重ねられて表示される。以下、
予め選択された番組が表示されている領域を親画面１０
５Ａと呼ぶ。

【００６２】本実施例の番組表においては、モニタ装置
１０の管面が、縦方向に４つの領域に区分されており、
その４つの領域は、それぞれ、以下のように分類されて
いる。

【００６３】すなわち、モニタ装置１０の管面の最も左
側に配置されている領域Ｘ１には、１週間分の日にち、
曜日が、日にちの若い順に、画面の上から下に、縦方向
に並べられている。領域Ｘ１の右側に配置されている領
域Ｘ２に、１日の時刻が、時刻の若い順に、画面の上か
ら下に、縦方向に並べられている。

【００６４】領域Ｘ２の右側に配置されている領域Ｙに
は、現在放送中の番組または、今後、放送される番組の
タイトル名が、チャンネル番号、ステーションロゴ、放
送時刻とともに、チャンネル番号の若い順、かつ、放送
開始時刻の早い順に、画面の上から下に、縦方向に並べ
られている。

【００６５】モニタ装置１０の管面の最も右側に配置さ
れている領域Ｚには、番組のジャンル（「全部」、「映
画」、「スポーツ」、「ニュース」、「ブックマー
ク」）が、縦方向に並べられている。

【００６６】なお、以下の記載において、本実施例のよ
うな形態のＥＰＧを、シリンダＥＰＧと呼ぶ。

【００６７】また、各領域Ｘ１，Ｘ２，Ｙ，Ｚには、ユ
ーザが、リモートコマンダ４Ａを操作することによって
移動可能なカーソル（領域Ｘ１のカーソル１００Ｘ１、
領域Ｘ２のカーソル１００Ｘ２、領域Ｙのカーソル１０
０Ｙ（指定手段）、領域Ｚのカーソル１００Ｚ）が表示
されている。

【００６８】例えば、図７においては、日にちが表示さ
れている領域Ｘ１では、カーソル１００Ｘ１が「３日」
（すなわち、３日の日曜日）に配置されており、時刻が
表示されている領域Ｘ２では、カーソル１００Ｘ２が午
前８時に配置されている。領域Ｘ２においては、カーソ
ル１００Ｘ２の配置されている時刻の数字（この場合、
「８」）が、他の時刻の数字よりも大きく表示されるよ
うになされている。

【００６９】また、ジャンルが表示されている領域Ｚに
おいては、カーソル１００Ｚが「全部」に配置されてお
り、領域Ｙ（カーソル１００Ｙは、「百一匹わんちゃ
ん」に配置されている）には、３日、日曜日の午前８時
以降に放送される、全てのジャンルの番組のタイトル
が、チャンネル番号、ステーションロゴ及び放送時刻と
ともに表示されている。

【００７０】ユーザは、リモートコマンダ４Ａのレフト
ボタンスイッチ１２６またはライトボタンスイッチ１２
７を操作することによって、領域Ｘ１，Ｘ２，Ｙ，Ｚの
いずれかを選択することができる（選択された領域のカ
ーソルは、上下方向に移動可能になる）。さらに、ユー
ザは、リモートコマンダ４Ａのアップボタンスイッチ１
２４またはダウンボタンスイッチ１２５を操作すること
によって、選択した領域のカーソル（カーソル１００Ｘ
１，１００Ｘ２，１００Ｙ，１００Ｚのいずれか）を、
それぞれ、上下方向に移動させて、各領域を回転させる
（スクロールさせる）。なお、図７においては、領域Ｙ
が選択されている（カーソル１００Ｙが、上下方向に移
動可能とされている）。

【００７１】さらに、ＣＰＵ２０は、番組表の領域Ｙと
領域Ｚの間に、子画面１０５Ｂを配置し、番組表の領域
Ｙのカーソル１００Ｙの配置されている番組が、いま放
送されている番組である場合、その画像（動画像）を、
子画面１０５Ｂに表示させる。例えば、いま現在の日時
が、３日、日曜日、午前８時０５分であるとした場合に
おいて、図７に示すように、カーソル１００Ｙが「百一
匹わんちゃん」（午前８時００分から午前９時００分ま
で放送されている）に配置されていると、ＣＰＵ２０
は、「百一匹わんちゃん」の画像（動画像）を子画面１
０５Ｂに表示させる。

【００７２】また、カーソル１００Ｙの配置されている
番組が、まだ放送されていない番組（今後放送される予
定の番組）である場合、ＣＰＵ２０は、その番組の番組
情報（文字情報及び画像情報を含む番組情報）を、子画
面１０５Ｂに表示させる。例えば、いま現在の日時が、
３日、日曜日、午前８時０５分であるとした場合におい
て、図８に示すように、カーソル１００Ｙが「Ｊリーグ
速報」（午前８時３０分から放送される予定であり、現
在はまだ放送されていない）に配置されていると、ＣＰ
Ｕ２０は、「Ｊリーグ速報」の番組情報を子画面１０５
Ｂに表示させる。この「Ｊリーグ速報」の番組情報は、
放送時刻、出演者名、番組内容等の文字情報と、サッカ
ーコート、サッカーゴール、サッカーボール等の画像情
報（静止画）によって構成されている。従って、ユーザ
は、この画面を見ることによって、「Ｊリーグ速報」の
番組内容をより容易にイメージすることができる。

【００７３】次に、ステップＳ３に進み、ＣＰＵ２０
は、リモートコマンダ４Ａの番組表ボタンスイッチ１２
３、アップボタンスイッチ１２４、ダウンボタンスイッ
チ１２５、レフトボタンスイッチ１２６、ライトボタン
スイッチ１２７、及びセレクトボタンスイッチ１２８の
うちのいずれかのスイッチが押されているか否かを判定
する（キー入力があるか否かを判定する）。これらのス
イッチ１２３乃至１２８のいずれのスイッチも押されて
いない場合には、このステップＳ３の処理が繰り返され
る。一方、これらのスイッチ１２３乃至１２８のいずれ
かのスイッチが押されていると判定された場合、ステッ
プＳ４に進む。

【００７４】ステップＳ４においては、ＣＰＵ２０は、
押されたスイッチがアップボタンスイッチ１２４または
ダウンボタンスイッチ１２５のいずれかであるか否を判
定する。そして、押されたスイッチがアップボタンスイ
ッチ１２４またはダウンボタンスイッチ１２５のいずれ
かであると判定された場合、ステップＳ５に進む。

【００７５】ステップＳ５では、ＣＰＵ２０は、移動可
能なカーソルの存在する領域が、領域Ｘ１，Ｘ２，Ｙ，
Ｚのうちのいずれであるのかを判定する。移動可能とさ
れているカーソルが領域Ｘ１に配置されているカーソル
１００Ｘ１である場合、ＣＰＵ２０は、ステップＳ６ａ
に進み、領域Ｘ１（すなわち、日にち及び曜日が表示さ
れている領域）のカーソル１００Ｘ１を、アップボタン
スイッチ１２４またはダウンボタンスイッチ１２５の操
作に対応して上下方向に移動させる。これにより、日に
ち及び曜日の選択が行われる。

【００７６】例えば、カーソル１００Ｘ１が３日、日曜
日に配置されている場合において、ダウンボタンスイッ
チ１２５が１回押されると、カーソル１００Ｘ１が、４
日、月曜日（すなわち、３日、日曜日の１つ下）に移動
する。

【００７７】ステップＳ５において、移動可能とされて
いるカーソルが領域Ｘ２に配置されているカーソル１０
０Ｘ２であると判定された場合、ステップＳ６ｂに進
み、領域Ｘ２（すなわち、時刻が表示されている領域）
のカーソル１００Ｘ２が、アップボタンスイッチ１２４
またはダウンボタンスイッチ１２５の操作に対応して上
下方向に移動し、時刻の選択が行われる。

【００７８】例えば、カーソル１００Ｘ２が午前８時に
配置されている場合において、ダウンボタンスイッチ１
２５が１回押されると、カーソル１００Ｘ２が午前９時
（すなわち、午前８時の１つ下）に移動する。

【００７９】ステップＳ５において、移動可能とされて
いるカーソルが領域Ｙに配置されているカーソル１００
Ｙであると判定された場合（すなわち、図７に示す場
合）、ステップＳ６ｃに進み、領域Ｙ（すなわち、番組
のタイトル等が表示されている領域）のカーソル１００
Ｙが、アップボタンスイッチ１２４またはダウンボタン
スイッチ１２５の操作に対応して上下方向に移動し、番
組の選択が行われる。

【００８０】例えば、図７に示すように、カーソル１０
０Ｙが第１０チャンネルの「百一匹わんちゃん」に配置
されている場合において、ダウンボタンスイッチ１２５
が１回押されると、図９に示すように、カーソル１００
Ｙは、第１１チャンネルの「今日のニュース」（すなわ
ち、第１０チャンネルの「百一匹わんちゃん」の１つ下
に配置されている番組）に移動する。

【００８１】ステップＳ５において、移動可能とされて
いるカーソルが領域Ｚに配置されているカーソル１００
Ｚである場合、ステップＳ６ｄに進み、領域Ｚ（すなわ
ち、ジャンル名が表示されている領域）のカーソル１０
０Ｚが、アップボタンスイッチ１２４またはダウンボタ
ンスイッチ１２５の操作に対応して上下方向に移動さ
れ、ジャンルの選択が行われる。

【００８２】例えば、カーソル１００Ｚが「全て」に配
置されている場合において、ダウンボタンスイッチ１２
５が１回押されると、カーソル１００Ｚは、「映画」
（すなわち、「全部」の１つ下に配置されているジャン
ル）に移動する。

【００８３】ステップＳ６ａ乃至Ｓ６ｄにおいて各領域
に表示されている項目の選択が終了すると、ステップＳ
７に進み、現在、領域Ｙのカーソル１００Ｙの配置され
ている番組または番組情報が、子画面１０５Ｂに表示さ
れる。例えば、現在の時刻が、午前８時０５分であると
して、上述したように、ステップＳ６ｃにおいて、カー
ソル１００Ｙが、第１１チャンネルの「今日のニュー
ス」（現在（午前８時０５分）放送中の番組）に配置さ
れた場合、図９に示すように、子画面１０５Ｂの表示
が、「百一匹わんちゃん」の画面（図７）から「今日の
ニュース」の画面に切り換わる。

【００８４】また、ステップＳ６ｃにおいて、カーソル
１００Ｙが、第１４チャンネルの「Ｊリーグ速報」（い
ま現在放送されておらず、今後放送予定の番組）に配置
された場合、図８に示すように、子画面１０５Ｂの表示
が、「Ｊリーグ速報」の番組情報の画面に切り換わる。

【００８５】本実施例においては、子画面１０５Ｂに表
示される番組情報（今後放送予定の番組の番組情報）に
は、チャンネル番号、ステーションロゴ、放送時刻、出
演者、番組の内容等の文字情報の他に、その番組の代表
的な場面の静止画または動画（画像情報）が含まれてい
る（「Ｊリーグ速報」の場合、サッカーゴール、サッカ
ーボール等の静止画が表示される）。従って、ユーザ
は、画像情報を含む番組情報を見ることによって、その
番組の内容を容易にイメージすることができる。

【００８６】ステップＳ７の終了後においては、ステッ
プＳ３に戻り、新たなキー入力待ちの状態となる。

【００８７】一方、ステップＳ４において、ユーザの操
作したキーが、アップボタンスイッチ１２４とダウンボ
タンスイッチ１２５のいずれでもないと判定された場
合、ステップＳ８に進む。ステップＳ８においては、ユ
ーザの操作したキーがライトボタンスイッチ１２７であ
るか否かが判定され、ライトボタンスイッチ１２７であ
ると判定された場合、ステップＳ９に進む。

【００８８】ステップＳ９においては、移動可能とされ
ているカーソルの存在する領域（選択されている領域）
が領域Ｘ１，Ｘ２，Ｙ，Ｚのいずれであるのかが判定さ
れ、領域Ｘ１（すなわち、日にち及び曜日の表示されて
いる領域）に存在していると判定されるとステップＳ１
０ａに進む。ステップＳ１０ａにおいては、移動可能な
カーソルの存在する領域が、領域Ｘ１から領域Ｘ２（領
域Ｘ１の右隣に配置されている領域）（時刻の表示領
域）に移行する（カーソル１００Ｘ２が移動可能にな
る）。

【００８９】ステップＳ９において、移動可能なカーソ
ルの存在する領域（選択されている領域）が領域Ｘ２で
あると判定されると、ステップＳ１０ｂに進み、移動可
能なカーソルの存在する領域が、領域Ｘ２から領域Ｙ
（領域Ｘ２の右隣に配置されている領域）（番組のタイ
トル等の表示領域）に移行する（カーソル１００Ｙが移
動可能になる）。

【００９０】ステップＳ９において、移動可能なカーソ
ルの存在する領域（選択されている領域）が領域Ｙであ
ると判定されると、ステップＳ１０ｃに進み、移動可能
なカーソルの存在する領域が、領域Ｙから領域Ｚ（領域
Ｙの右隣に配置されている領域）（ジャンルの表示領
域）に移行する（カーソル１００Ｚが移動可能にな
る）。

【００９１】ステップＳ９において、移動可能なカーソ
ルの存在する領域（選択されている領域）が領域Ｚであ
ると判定されると、ステップＳ１０ｄに進み、そのキー
入力が無効とされる（領域Ｚの右隣には、所定の領域が
配置されていないため）。

【００９２】ステップＳ１０ａ乃至Ｓ１０ｄにおける処
理が終了すると、ステップＳ３に戻り、新たなキー入力
待ちの状態となる。

【００９３】一方、ステップＳ８において、ユーザの操
作したキーがライトボタンスイッチ１２７ではないと判
定された場合、図５に示すステップＳ１１に進み、ユー
ザの操作したキーがレフトボタンスイッチ１２６である
か否かが判定される。そして、レフトボタンスイッチ１
２６であると判定された場合、ステップＳ１２に進み、
移動可能とされているカーソルの存在する領域（選択さ
れている領域）が、領域Ｘ１，Ｘ２，Ｙ，Ｚのいずれで
あるかのが判定される。

【００９４】ステップＳ１２において、移動可能なカー
ソルの存在する領域が領域Ｘ１であると判定された場
合、ステップＳ１３ａに進み、そのキー入力が無効とさ
れる（領域Ｘ１の左隣には、所定の領域が配置されてい
ないため）。

【００９５】ステップＳ１２において、移動可能とされ
ているカーソルの存在する領域（選択されている領域）
が領域Ｘ２であると判定された場合、ステップＳ１３ｂ
に進み、移動可能なカーソルの存在する領域が、領域Ｘ
２から領域Ｘ１（領域Ｘ２の左隣に配置されている領
域）に移動される（カーソル１００Ｘ１が移動可能とさ
れる）。

【００９６】ステップＳ１２において、移動可能なカー
ソルの存在する領域が領域Ｙであると判定された場合、
ステップＳ１３ｃに進み、移動可能なカーソルの存在す
る領域が、領域Ｙから領域Ｘ２（領域Ｙの左隣に配置さ
れている領域）に移行される（カーソル１００Ｘ２が移
動可能とされる）。

【００９７】ステップＳ１２において、移動可能なカー
ソルの存在する領域が領域Ｚであると判定された場合、
ステップＳ１３ｄに進み、移動可能なカーソルの存在す
るとされる領域が、領域Ｚから領域Ｙ（領域Ｚの左隣に
配置されている領域）に移行される。

【００９８】ステップＳ１３ａ乃至Ｓ１３ｄにおける処
理が終了すると、ステップＳ３に戻り、新たなキー入力
待ちの状態となる。

【００９９】一方、ステップＳ１１において、ユーザの
操作したキーがレフトボタンスイッチ１２６ではないと
判定された場合、ステップＳ１４に進み、ユーザの操作
したキーがセレクトボタンスイッチ（決定キー）１２８
であるか否かが判定される。ステップＳ１４において、
ユーザの操作したキーがセレクトボタンスイッチ１２８
であると判定されると、領域Ｙのカーソル１００Ｙが配
置されている番組（子画面１０５Ｂに表示されている番
組）が選択されたものと認識されてステップＳ１５に進
む。

【０１００】ステップＳ１５においては、子画面１０５
Ｂに表示されている番組または番組情報が、親画面１０
５Ａに表示される。

【０１０１】ステップＳ１５の処理が終了した後、及び
ステップＳ１４において、セレクトボタンスイッチ１２
８が押されていないと判定された場合、ステップＳ１６
に進み、番組表ボタンスイッチ１２３が押されたか否か
が判定される。番組表ボタンスイッチ１２３が押されて
いないと判定された場合、ステップＳ３に戻り、新たな
キー入力待ちの状態となる。

【０１０２】一方、ステップＳ１６において、番組表ボ
タンスイッチ１２３が押されたと判定された場合、ステ
ップＳ１７に進み、番組表及び子画面１０５Ｂが消去さ
れる。

【０１０３】例えば、図９に示すように、領域Ｙのカー
ソル１００Ｙが、第１１チャンネルの「今日のニュー
ス」（現在放送中の番組）に配置されている（子画面１
０５Ｂには、「今日のニュース」が表示されいる）場合
において、セレクトボタンスイッチ１２８が押される
と、親画面１０５Ａの表示が「今日のニュース」に切り
換えられる（このとき、子画面１０５Ｂにも、「今日の
ニュース」が表示されている（図示せず））（ステップ
Ｓ１５）。

【０１０４】この状態（親画面１０５Ａ及び子画面１０
５Ｂの両者に、「今日のニュース」が表示されている状
態）において、番組表ボタンスイッチ１２３が押される
と、図１０に示すように、番組表及び子画面１０５Ｂが
消去され、親画面１０５Ａの表示（「今日のニュー
ス」）が残る（ステップＳ１７）。

【０１０５】また、図８に示すように、領域Ｙのカーソ
ル１００Ｙが第１７チャンネルの「Ｊリーグ速報」（今
後放送される予定の番組）に配置されている（子画面１
０５Ｂには、「Ｊリーグ速報」の番組情報が表示されて
いる）場合において、セレクトボタンスイッチ１２８が
押されると、親画面１０５Ａの表示が「Ｊリーグ速報」
の番組情報に切り換えられる（このとき、子画面１０５
Ｂにも、「Ｊリーグ速報」の番組情報が表示されてい
る）（ステップＳ１５）。

【０１０６】この状態（親画面１０５Ａ及び子画面１０
５Ｂの両者に、「Ｊリーグ速報」の番組情報が表示され
ている状態）において、番組表ボタンスイッチ１２３が
押されると、図１１に示すように、番組表及び子画面１
０５Ａが消去され、親画面１０５Ａの表示（「Ｊリーグ
速報」の番組情報）が残る（ステップＳ１７）。

【０１０７】親画面１０５Ａに番組情報が表示される場
合、図１１に示すように、画面の右端に、ユーザが選択
可能な各種のコマンドアイコンが表示される。図１１に
おいては、コマンドアイコンとして、番組表を再度表示
させるための「番組表」アイコン、現在表示されている
番組情報の番組にブックマーク（しおり）を付す（番組
をマーキングする）ための「ブックマーク」アイコン、
この番組を、その放送開始時刻に、受信表示させるため
の「タイマ」アイコン、及びテレビショッピング等に用
いられる「購入」アイコン（この実施例の場合には用い
られない）が表示されている。

【０１０８】ユーザは、リモートコマンダ４Ａのアップ
ボタンスイッチ１２４、ダウンボタンスイッチ１２５を
操作することによって、カーソル２００を移動させ、セ
レクトボタンスイッチ１２８を押下することによって、
所望のコマンドを選択することができる。

【０１０９】なお、小画面１０５Ｂに所定の画像情報が
表示されている状態で、セレクトボタンスイッチ１２８
を押下することなく、番組表ボタンスイッチ１２３が押
された場合は、番組表と子画面１０５Ｂが消去され、お
や画面１０５Ａだけの表示に戻る。

【０１１０】次に、ステップＳ１８においては、親画面
１０５Ａに、今後放送予定の番組の番組情報（例えば、
図１１に示す「Ｊリーグ速報」の番組情報）が表示され
ているか否かが判定され、表示されていないと判定され
た場合（例えば、図１０に示すように、現在放送中の
「今日のニュース」が表示されている場合）、ステップ
Ｓ１に戻り、番組表表示コマンドの入力待ちの状態にな
る。

【０１１１】一方、ステップＳ１８において、親画面１
０５Ａに、今後放送予定の番組の番組情報（例えば、図
１１に示す「Ｊリーグ速報」の番組情報）が表示されて
いると判定された場合、ステップＳ１９に進む。ステッ
プＳ１９においては、「番組表」アイコンが選択された
か否かが判定される。「番組表」アイコンが選択されて
いる場合には、ステップＳ２に戻り、再び番組表がモニ
タ装置１０の画面の下側に表示される。一方、「番組
表」アイコンが選択されていない場合においては、ステ
ップＳ２０に進み、「ブックマーク」アイコンが選択さ
れているか否かが判定される。

【０１１２】ステップＳ２０において、「ブックマー
ク」アイコンが選択されていると判定された場合、ステ
ップＳ２１に進み、この番組情報で紹介されている番組
にブックマーク（しおり）が付され、この番組がデータ
ブロック２２のブックマークリストに登録される。ステ
ップＳ２１の処理の終了後において、ステップＳ１９に
戻る。

【０１１３】なお、番組表内の領域Ｚ（ジャンル選択領
域）のブックマークアイコンにカーソル１００Ｚを配置
することによって、ステップＳ２１でマーキングされた
（ブックマークが付された）番組の一覧を、領域Ｙに表
示させることができる。

【０１１４】一方、ステップＳ２０において、「ブック
マーク」アイコンが選択されていないと判定された場
合、ステップＳ２２に進み、「タイマ」アイコンが選択
されているか否かが判定される。ステップＳ２２におい
て、「タイマ」アイコンが選択されていると判定された
場合においては、ステップＳ２３に進み、この番組情報
で紹介されている番組のタイマ予約処理（この番組を、
データブロック２２の、その放送開始時刻に表示させる
タイマ予約リストに登録する処理）が行われ、ステップ
Ｓ１９に戻る。一方、ステップＳ２２において、「タイ
マ」アイコンが選択されていないと判定された場合にお
いては、ステップＳ２３をスキップしてステップＳ１９
に戻る。

【０１１５】ＣＰＵ２０は、このように、タイマ予約リ
ストに番組が登録された場合、計時動作を行い、その放
送開始時刻が到来したとき、チューナ２を制御し、その
番組を受信表示させる。

【０１１６】本実施例の電子番組ガイド表示制御装置１
は、ユーザの選択した番組または番組情報を親画面１０
５Ａに表示し、画面の下側に番組表と子画面１０５Ｂを
表示する。子画面１０５Ｂには、番組表内における領域
Ｙのカーソル１００Ｙの配置されている番組、またはそ
の番組の番組情報が表示される。従って、ユーザは、２
つの番組または番組情報を、画面を切り換えることな
く、同時に確認することができる。

【０１１７】以上の実施例においては、番組表と、カー
ソル１００Ｙの配置されている番組の画像情報が表示さ
れる子画面１０５Ｂを、親画面１０５Ａと同時に表示す
るようにしているが、親画面１０５Ａを削除し、番組表
と子画面１０５Ｂをモニタ装置１０の画面全体に表示す
るようにしてもよい。このようにした場合においても、
現在放送されている番組、または今後放送される予定の
番組の画像情報を、番組表と同時にみることができ、ユ
ーザは、その番組の内容を容易にイメージしながら、番
組表から所望の番組を適宜切換ながら選択することがで
きる。

【０１１８】

【発明の効果】以上のように、請求項１または５に記載
の電子番組ガイド表示制御装置及び方法によれば、今後
放送される予定の番組が指定されたとき、その番組の画
像情報が表示されるので、ユーザは、その番組の内容を
容易にイメージすることができる。

【０１１９】また、請求項６または７に記載の電子番組
ガイド表示制御装置及び方法によれば、番組表と指定さ
れた番組の画像情報を同時に表示するようにしたので、
迅速かつ確実に、所望の番組を選択することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した電子番組ガイド表示制御装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。

【図２】図１に示す内部制御マイコン３の内部の構成例
を示すブロック図である。

【図３】ユーザの操作するリモートコマンダの一構成例
を示す平面図である。

【図４】図１に示す電子番組ガイド表示制御装置１の動
作を説明するフローチャートである。

【図５】図１に示す電子番組ガイド表示制御装置１の動
作を説明するフローチャートである。

【図６】モニタ装置１０の表示例を示す図である。

【図７】番組表と、現在放送されている番組の画像を表
示させた場合の例を示す図である。

【図８】番組表と、今後放送される予定の番組の番組情
報を表示させた場合の例を示す図である。

【図９】番組表と、現在放送されている番組の画像を表
示させた場合の例を示す図である。

【図１０】第１１チャンネルの「今日のニュース」を選
択した場合の表示例を示す図である。

【図１１】第１７チャンネルの「Ｊリーグ速報」を選択
した場合の表示例を示す図である。

【図１２】従来のＥＰＧの表示例を示す図である。

【図１３】図１２（ｂ）に示す番組表の構成例を示す図
である。

【符号の説明】

１ 電子番組ガイド表示制御装置， ２ チューナ，
３ 内部制御マイコン， ４ 操作部， ４Ａ リモー
トコマンダ， ５ ＥＰＧデータ抽出回路，６ 管面表
示信号作成回路， ７ 映像信号再生回路， ８ 音声
信号再生回路， ９ 映像ミックス回路， １０ モニ
タ装置， １１ スピーカ， ２０ＣＰＵ， ２１ 制
御プログラムブロック， ２１Ａ 操作入力制御プログ
ラム， ２１Ｂ チューニング制御プログラム， ２１
Ｃ 番組情報抽出制御プログラム， ２１Ｄ 管面表示
用データ作成プログラム， ２１Ｅ 管面表示信号作成
制御プログラム， ２２ データブロック， ２２Ａ
シリンダＥＰＧデータベース， ２２Ｂ 管面表示用デ
ータ， ２３ 入出力インタフェース， １００Ｘ１，
１００Ｘ２，１００Ｙ，１００Ｚ カーソル， １０５
Ａ 親画面，１０５Ｂ 子画面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯沢 啓二 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 番組を選択する電子番組ガイドの表示装
   置への表示を制御する電子番組ガイド表示制御装置にお
   いて、 複数の番組のタイトルを含む番組表を、前記表示装置に
   表示させる表示手段と、 前記番組のタイトルのうち所定のものを指定する指定手
   段とを備え、 前記表示手段は、前記指定手段によって指定された番組
   が今後放送される予定のものである場合、指定された番
   組に関する画像情報をさらに表示させることを特徴とす
   る電子番組ガイド表示制御装置。
2. 【請求項２】 前記表示手段は、前記指定手段によって
   指定された番組が、そのとき放送されている番組である
   とき、その番組の画像を前記画像情報として表示させる
   ことを特徴とする請求項１に記載の電子番組ガイド表示
   制御装置。
3. 【請求項３】 前記表示手段は、前記番組表と、前記指
   定手段によって指定された番組の前記画像情報を同時に
   表示させることを特徴とする請求項２に記載の電子番組
   ガイド表示制御装置。
4. 【請求項４】 前記表示手段は、前記番組表と、前記指
   定手段によって指定された番組の前記画像情報を、前記
   表示装置の一部の領域に、同時に表示させることを特徴
   とする請求項２に記載の電子番組ガイド表示制御装置。
5. 【請求項５】 番組を選択する電子番組ガイドの表示装
   置への表示を制御する電子番組ガイド表示制御方法にお
   いて、 複数の番組のタイトルを含む番組表を、前記表示装置に
   表示させ、 前記番組のタイトルのうち所定のものを指定させ、 指定された番組が今後放送予定のものである場合、その
   番組に関する画像情報を、前記表示装置に表示させるこ
   とを特徴とする電子番組ガイド表示制御方法。
6. 【請求項６】 番組を選択する電子番組ガイドの表示装
   置への表示を制御する電子番組ガイド表示制御装置にお
   いて、 複数の番組のタイトルを含む番組表を、前記表示装置に
   表示させる第１の表示手段と、 前記番組のタイトルのうち所定のものを指定する指定手
   段と、 前記指定手段によって番組が指定されたとき、指定され
   た番組に関する画像情報を、前記番組表と同時に前記表
   示装置に表示させる第２の表示手段とを備えることを特
   徴とする電子番組ガイド表示制御装置。
7. 【請求項７】 番組を選択する電子番組ガイドの表示装
   置への表示を制御する電子番組ガイド表示制御方法にお
   いて、 複数の番組のタイトルを含む番組を、前記表示装置に表
   示させ、 前記番組のタイトルのうち所定のものが指定されたと
   き、指定された番組に関する画像情報を、前記番組表と
   同時に前記表示装置に表示させることを特徴とする電子
   番組ガイド表示制御方法。