JP3037888U - 含水爆薬供給ノズル - Google Patents

含水爆薬供給ノズル

Info

Publication number
JP3037888U
JP3037888U JP1996011760U JP1176096U JP3037888U JP 3037888 U JP3037888 U JP 3037888U JP 1996011760 U JP1996011760 U JP 1996011760U JP 1176096 U JP1176096 U JP 1176096U JP 3037888 U JP3037888 U JP 3037888U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosive
water
pressurized air
supply nozzle
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996011760U
Other languages
English (en)
Inventor
義郎 星野
Original Assignee
株式会社テックイチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社テックイチ filed Critical 株式会社テックイチ
Priority to JP1996011760U priority Critical patent/JP3037888U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037888U publication Critical patent/JP3037888U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑な遠隔装填作業を行えず、含水爆薬に対
応しえない爆薬供給ノズルであった。 【解決手段】 含水爆薬供給ノズル1が、爆薬2の通路
となる管体3に、爆薬2の通過を感知する光センサー5
を有し、その上流側に光センサー5の信号により加圧空
気を管体3内に供給するための加圧空気供給管7が接続
され、その上流側に加圧空気の供給時に管路を閉鎖する
ボール弁11を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、爆薬による発破作業において、爆薬装填孔に爆薬を供給する際に用 いられる爆薬供給ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
爆薬によるトンネル等の発破作業を安全で効率的に行うには、崩落の危険が大 きい切羽から離れ、爆薬等も作業者の周辺から極力離し、作業者の素手携行量を 最小限にすること、更には爆薬等を運搬かご等から素早く取り出し装填孔に挿入 することが必要である。
【0003】 近年の発破作業においては、爆薬装填孔への爆薬の挿入に遠隔装填装置が用い られるようになり、かかる装置は概ね図7に示される構成を有している。図7に おいて、爆薬装填孔33へ爆薬の供給を行う発射支援用の爆薬運搬車34上には 爆薬供給装置36が搭載されており、爆薬供給装置36には光−電気変換器37 を内蔵した主制御盤38等が装備されている。また、穿孔重機35は、爆薬装填 孔33の穿孔を行うものである。
【0004】 爆薬供給装置36の下流側には、爆薬を挿入するための爆薬供給ノズル39が 配置されており、爆薬供給ノズル39には、ホース40を介して穿孔重機35の バスケット41上に装備された爆薬装填ノズル42が接続されている。穿孔重機 35のバスケット41は、その手摺に掛けたリモートコントロールボックス43 によって位置操作される。また、爆薬装填ノズル42から光−電気変換器37へ と光ファイバケーブル44が延出されている。
【0005】 上記遠隔装填装置を用いて発破工法により大断面トンネルを掘進するには、作 業員45が穿孔重機35のバスケット41上に乗り、爆薬運搬車34上の爆薬供 給装置36から爆薬供給ノズル39およびホース40を介して、爆薬装填ノズル 42へ加圧空気により爆薬を送給し、爆薬装填ノズル42を爆薬装填孔33へ挿 入して爆薬の装填を行っている。
【0006】 従来の爆薬供給ノズル39は、図6に示すように構成されていた。図6におい て、爆薬供給ノズルは39の本体は爆薬32の通路となる管体51によって形成 され、その上端部にはバタフライ弁52を備えた挿入口51aが開口され、その 下端部にはバタフライ弁53を備えた排出口51bが開口されている。この管体 51の中間部には爆薬32の通過を検出するトラップ54が備えられており、そ の上流側にはトラップ54が爆薬32の通過を検出したときに管体51へ加圧空 気を供給する加圧空気供給管55が接続されている。
【0007】 このような爆薬供給ノズル39において、挿入口51aから爆薬32が挿入さ れると、トラップ54が爆薬32の通過を検出し、加圧空気供給管55から加圧 空気が供給される。管体51内に加圧空気が導入されることにより、挿入口51 aのバタフライ弁52が閉成し、排出口51bのバタフライ弁53が開放されて 、ホース40内に爆薬32が順次導入されるようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の爆薬供給ノズル39にあっては、管体51と挿入口51aと の接続部にバタフライ弁52の弁座となる段差部51cが形成されているため、 この段差部51cに爆薬32が引っ掛かり易く、爆薬32の遠隔装填作業を円滑 に行うことができなかった。また、爆薬の通過を検出するために、機械的に作動 するトラップ54を用いているため、このトラップ54部分においても爆薬32 が引っ掛かる場合があり、爆薬32の遠隔装填作業に支障が生じていた。
【0009】 また、発破作業で懸念される静電気を防止して安全に遠隔装填作業を行うには 、含水爆薬を用いることが好ましいが、上記爆薬供給ノズル39には必ずしも水 供給手段が備えられておらず、含水爆薬に対応しえないものもあった。
【0010】 本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、含水爆薬の遠隔装填作業を 円滑かつ安全に行うことができる含水爆薬供給ノズルを提供することを目的とす る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の含水爆薬供給ノズルは、上記目的を達成するために、爆薬の通路とな る管体に、爆薬の通過を感知する光センサーを有し、光センサーの上流側に、こ の光センサーの信号により加圧空気を管体内に供給するための加圧空気供給管が 接続されており、加圧空気供給管の上流側に、加圧空気の供給時に管路を閉鎖す るボール弁を備えている。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案の含水爆薬供給ノズルの一実施形態を示す側面図であり、図2は 本発明の含水爆薬供給ノズルを爆薬供給装置に取り付けた状態を示す側面図であ る。図示するように、本実施形態の爆薬供給ノズル1は、爆薬運搬車20上に搭 載された爆薬供給装置21の下流側に配置されており、爆薬供給装置21から順 次供給される爆薬2をシュート22から受けて、ホース23を介して不図示の穿 孔重機のバスケット上に備えられた爆薬装填ノズルへと送給するようになってい る。なお、図2中の24は、不図示の光−電気変換器を内蔵した主制御盤である 。
【0014】 図1において、爆薬供給ノズル1の本体は爆薬2の通路を区画する管体3から なり、例えばSUS304等のオーステナイト系ステンレス鋼製のパイプ等が採 用される。管体3の上端部には、上記爆薬供給装置21のシュート22から爆薬 2を導入する挿入口3aが開口されている。図3は図1のA−A線矢視図であり 、図示されるように、挿入口3aの周囲には、例えば着脱自在なワンタッチ継ぎ 手4が形成され、上記爆薬供給装置21のシュート22とワンタッチで接続でき るようになっている。一方、管体3の下端部には上記ホース23へ爆薬2を供給 する排出口3bが開口されており、ホース23の端部とワンタッチ接続できるよ うになっている。
【0015】 管体3の中間部上方には、爆薬2の通過を感知する光センサー5が設けられて いる。図4は、この光センサー5部分の断面図(図1のB−B線における断面図 )であり、図示されるように、光センサー5a,5bが相対向するように配置さ れており、光センサー5a,5bには夫々光ファイバケーブル6a,6bが接続 されている。光センサー5a,5bは、爆薬2によって光が遮られることにより 、爆薬2の通過を感知するようになっている。
【0016】 この光センサー5より上流側の管体3には、光センサー5の信号により加圧空 気を管体3内に供給するための加圧空気供給管7が接続されている。加圧空気供 給管7には、不図示のコンプレッサーのホースが例えばカプラー等によりワンタ ッチで接続される。この加圧空気供給管7から管体3内に加圧空気が供給される ことにより、挿入口3aから挿入された爆薬2が排出口3bに接続されたホース 23へと送給される。
【0017】 しかし、加圧空気の圧力が高すぎると爆薬2に大きな衝撃が加わるため、3k gf/cm2 以下の空気圧で送給することが好ましい。したがって、管体3内の 圧力を感知する圧力センサーおよび過剰圧力を放出する安全弁を接続する接続部 10が形成されている。図5は、この接続部10部分の断面図(図1のC−C線 における断面図)であり、同図において8は圧力センサー、9は安全弁である。
【0018】 また、加圧空気供給管7の上流側には、加圧空気の供給時に管路を閉鎖するボ ール弁11が備えられている。このボール弁11は、例えばエアーモータ等の空 気式駆動装置12によって回転操作されて、開閉作動するようになっている。か かるボール弁11は、従来用いられていたバタフライ弁53(図6参照)のよう に閉成時に管路に段差部が形成されないため、爆薬2が引っ掛かることがなく、 爆薬2の遠隔装填作業を円滑に行うことができる。
【0019】 さらに、加圧空気供給管7には、これに分岐するように、加圧空気の供給時に 、管体3内に水を供給するための水供給手段13が備えられている。水供給手段 13は、加圧空気供給管7に分岐接続された水供給管によって形成され、不図示 の給水装置のホースが例えばカプラー等によりワンタッチで接続される。加圧空 気の供給時に管体3内に水を供給するのは、爆薬2の静電気による破裂を防止す るためであり、したがって本実施形態の爆薬供給ノズル1は含水爆薬に対応しう るものである。
【0020】 既述したように、本実施形態の爆薬供給ノズル1は、上記爆薬供給装置21か ら順次供給される爆薬2をシュート22から受けて、ホース23を介して穿孔重 機のバスケット上に備えられた爆薬装填ノズルへと送給する。この爆薬供給ノズ ル1において、シュート22を介して挿入口3aから爆薬2が挿入されると、爆 薬2が光センサー5の光の送受信を遮ることにより、光センサー5が爆薬2の通 過を感知する。
【0021】 光センサー5からの信号を主制御盤24の光−電気変換器が受けて、コンプレ ッサーを駆動し、加圧空気供給管7から管体3内へ加圧空気の供給が開始される 。管体3内に加圧空気が導入されることにより、爆薬2がホース23へと送給さ れ、これとともに圧力センサー8が管体3内の圧力を感知する。
【0022】 また、加圧空気の供給時には、空気式駆動装置12が駆動してボール弁11が 管路を閉鎖すると共に、加圧空気供給管7に分岐接続された水供給管13から管 体3内に水が供給される。したがって、本実施形態の爆薬供給ノズル1は、静電 気の発生を防止した含水爆薬に対応しうる安全なものであり、ホース23へと爆 薬2が順次円滑に送給されるものである。
【0023】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の含水爆薬供給ノズルによれば、含水爆薬の遠隔 装填作業を円滑かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の含水爆薬供給ノズルの一実施形態を示
す側面図である。
【図2】本実施形態の含水爆薬供給ノズルを爆薬供給装
置に取り付けた状態を示す側面図である。
【図3】図1のA−A線矢視図である。
【図4】図1のB−B線における断面図である。
【図5】図1のC−C線における断面図である。
【図6】従来の爆薬供給ノズルを示す概略図である。
【図7】遠隔装填装置による爆薬装填作業を説明するた
めの概略図である。
【符号の説明】
1 含水爆薬供給ノズル 2 爆薬 3 管体 5 光センサー 7 加圧空気供給管 8 圧力センサー 11 ボール弁 13 水供給手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爆薬の通路となる管体に、爆薬の通過を
    感知する光センサーを有し、該光センサーの上流側に、
    該光センサーの信号により加圧空気を管体内に供給する
    ための加圧空気供給管が接続されており、該加圧空気供
    給管の上流側に、加圧空気の供給時に管路を閉鎖するボ
    ール弁を備えることを特徴とする含水爆薬供給ノズル。
  2. 【請求項2】 加圧空気の供給時に、前記管体内に水を
    供給するための水供給手段を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の含水爆薬供給ノズル。
  3. 【請求項3】 前記管体内の圧力を感知する圧力センサ
    ーを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の含
    水爆薬供給ノズル。
JP1996011760U 1996-11-18 1996-11-18 含水爆薬供給ノズル Expired - Lifetime JP3037888U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011760U JP3037888U (ja) 1996-11-18 1996-11-18 含水爆薬供給ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011760U JP3037888U (ja) 1996-11-18 1996-11-18 含水爆薬供給ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3037888U true JP3037888U (ja) 1997-05-27

Family

ID=43172590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996011760U Expired - Lifetime JP3037888U (ja) 1996-11-18 1996-11-18 含水爆薬供給ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037888U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0294243B1 (en) Pipeline system
JPH0233911B2 (ja)
CN110107345B (zh) 一种煤层瓦斯抽采钻孔封孔与联孔集成装置
EP0294244A2 (en) Pipeline systems
JPS60139376A (ja) 既設配管の補修工法
JP3037888U (ja) 含水爆薬供給ノズル
CN212918719U (zh) 一种气动式管道爬行作业机构的打磨装置
CN212251691U (zh) 用于暂时地封闭隧道掘进机的待延长的管路的装置
CN209501627U (zh) 一种乙炔发生器加料系统
JP2000509596A (ja) 導管の引出しひもの清掃及び/又は導管への引出しひもの挿入の方法及びアセンブリ
CN210858736U (zh) 一种用于防止盾构螺旋输送机喷涌的装置
JPH07190282A (ja) 流体を搬送する管路を一時的に閉鎖する装置
JP2904887B2 (ja) パイプラインの補修方法及びその装置
JP3202773B2 (ja) 管路補修装置および管路補修工法
EP1198683B1 (en) A method of closing a pipe
CN220039748U (zh) 一种充氦工装及氦检系统
CN216065948U (zh) 一种多功能气囊氩气室
CN209115134U (zh) 锚杆台车树脂卷喷射装置
KR100388782B1 (ko) 광섬유 케이블을 가스 파이프 내부에 설치하기 위한 장치및 그 방법
JP2022110916A (ja) 敷地内工事時のガス管損傷防止方法、及びガス管損傷防止ユニット
JP6666801B2 (ja) 既設管の更生方法
KR20240049714A (ko) 쓰레기 이송배관 천공장치
KR200356558Y1 (ko) 상하수도관, 케이블관 등 지하매설관의 연결관 접합부의수밀을 위한 라이닝 시공장치
JP3294187B2 (ja) 地下埋設管の更生方法
JP2002283453A (ja) 更生管の更生工法部材