JP3037476U - 肌着保温器 - Google Patents

肌着保温器

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JP3037476U
JP3037476U JP1996011263U JP1126396U JP3037476U JP 3037476 U JP3037476 U JP 3037476U JP 1996011263 U JP1996011263 U JP 1996011263U JP 1126396 U JP1126396 U JP 1126396U JP 3037476 U JP3037476 U JP 3037476U
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underwear
container
warmer
heater
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JP1996011263U
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English (en)
Inventor
貞幸 梁田
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株式会社三幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着替え用の肌着やオムツを万遍なく、素早く暖
めて保温し、しかも不愉快な静電気を起こさず、殺菌や
脱臭もできる肌着保温器を提供する。 【解決手段】容器1の底部にヒーター3と、多数の通気
孔4aが穿設された底板4とが取り付けられている。こ
の底板4の中央部には暖気循環用のファン5が取り付け
られ、これを保護筒6がカバーしている。保護筒6の上
面・側面には多数の通気孔6a・6bが穿設され、上面
のキャップ13の内側には水をしみ込ませたスポンジB
を入っている。蓋2には紫外線殺菌灯7と、ヒーター3
の温度を制御して容器1内の温度を摂氏40度程度に維
持するサーモスタット8とが取り付けられている。ポケ
ット9には脱臭剤Cが入っている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、肌に直接触れる肌着やオムツを収納して保温しておく装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
秋も半ばになって山々が赤く色づくころになると、部屋の中の気温(室温)も かなり低くなり、着ていた肌着を脱いで、新しい(洗濯された)肌着に着替える のがおっくうになる。なぜかといえば、室内に置かれていた新しい肌着は室温と 同じ温度まで下がって冷たくなっているので、肌着によって保温されていた体が 冷たい肌着によって急にヒヤッとなり心臓に悪いからである。このような急激な 温度変化は、特に抵抗力の弱い老人や乳幼児の体には毒であった。また、赤ちゃ んにとっても同様に良くなく、オムツ替えのとき冷たいオムツを当てると急に泣 きだすことがよくあった。
【0003】 そこで従来は、着替えの肌着をストーブの前に置いたり、電気ごたつの布団の 中に入れたりして着る前に暖めておき、十分暖まった後に着替えるという方法を とっている人が多かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、初冬のまだストーブや電気ごたつを出していない時期は、冷たいまま の肌着をがまんして着替えなければならなかった。また、真冬でストーブや電気 ごたつが出されていても、ストーブの前では炎に面している片面だけが熱くもう 一方の面は冷たいままで着用したときに気分が悪く、しかも長時間暖め続けると 表面がこげてしまうおそれもあった。また、電気ごたつでは肌着全体を万遍なく 暖めるのに時間がかかるという問題点もあった。また、日本の冬は空気が大変乾 燥しているので、化学繊維を使用した肌着では着用するときの摩擦で静電気が起 こり、パチパチと肌に痛い刺激を感じたり、肌にまとわりついたりして、大変不 愉快な思いをしていた。
【0005】 本考案は、上記の課題にかんがみて提案されたもので、着替え用の肌着やオム ツを万遍なく、素早く暖めて保温し、しかも不愉快な静電気を起こさず、殺菌や 脱臭もできる肌着保温器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の考案においては、上方開口部から肌着を 出し入れする容器とこの容器の開口部を覆う蓋とから成り、容器内を加熱する加 熱手段と、この加熱手段を制御して容器内を所定温度に保つ温度制御手段とを容 器内に設けた。
【0007】 請求項2の考案においては、暖められた空気を攪拌する空気攪拌手段を請求項 1に記載の肌着保温器の容器内に設けた。 請求項3の考案においては、肌着を殺菌する殺菌手段を請求項1に記載の肌着 保温器の容器内に設けた。 請求項4の考案においては、肌着の脱臭をする脱臭手段を請求項1に記載の肌 着保温器の容器内に設けた。
【0008】 請求項5の考案においては、肌着に湿気を与える加湿手段を請求項1の容器内 に記載の肌着保温器に設けた。 上記殺菌手段は、紫外線殺菌灯を用いることが好ましいが、皮膚に無害な液体 薬品を噴霧するかたちのものでもよい。加湿手段は加熱手段を利用して容器内に 設けた水容器から自然蒸発させても、超音波によって蒸発させてもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に本考案に係る肌着保温器を、その実施の形態の一例を示した図面に基づ いて詳細に説明する。 図1は本考案にかかる肌着保温器の実施の形態の一例を示した一部切り欠き斜 視図,図2は図1の肌着保温器の断面図である。
【0010】 図1に示す肌着保温器Aは、ほぼ立方体の容器1と、容器1の上面開口部に蝶 番11・11で開閉自在に取り付けられた蓋2とから成り、この蓋2を開けて容 器1内に肌着を出し入れする。肌着保温器Aは縦・横が約30cm,高さが約3 5cm程度の大きさで、軽く、しかも蓋2の上面には把手21が取り付けられて いるので、持ち運びに非常に便利である。肌着保温器Aの動作をオンオフするス イッチ12は、電源コードの中間に設けられ、通電時は、シーソースイッチの部 分に内蔵されたパイロットランプが点灯している。また、スイッチ12には、電 気の切り忘れを防ぐために、通電からほぼ8時間が経過すると電気が切れるよう にタイマーが組み込まれている。
【0011】 図2の断面図に示すように、容器1及び蓋2を構成する板は2層構造で、耐熱 樹脂製の外装板1aの内側に、耐熱性断熱材1bが貼りつけられている。
【0012】 図に示すように、容器1の底部には、底面から間隔をおいて平面状のヒーター 3が取り付けられ、このヒーター3の上部には多数の通気孔4a・・・があけら れたステンレス製底板4が、上部の肌着収納空間とヒーター3とを区切るように 取り付けられている。この底板4の中央部には暖気循環用の電動ファン5が取り 付けられ、これを有底円筒状の保護筒6がカバーしている。保護筒6の側面には 縦長の多数の通気孔6a・・・が、上面には多数の丸い通気孔6bが穿設され、 更にその上面にはキャップ13がはめ込まれている。キャップ13の上面にも通 気孔13bがあり、その内側には水をしみ込ませたスポンジBを入れる。スポン ジBから自然に蒸発した水蒸気は、電動ファン5によって肌着に湿りけを与える 。底板4は容器1の下部の凸条1cに支持されているだけなので、簡単に取り外 して底部を掃除することができる。
【0013】 蓋2の内側中央部には紫外線殺菌灯7が取り付けられ、換気用の通気孔2a・ 2aがあけられている。また、内側隅部には容器1上部の温度を基にヒーター3 の温度を制御するサーモスタット8が取り付けられていると共に、活性炭を封入 した脱臭剤Cを入れるポケット9も設けられている。過熱によって中の肌着が痛 まないように、サーモスタット8はヒーター3をオンオフ制御して、容器1内の 温度を摂氏40度程度に維持している。
【0014】 次に、肌着保温器Aの作用について説明する。 先ず蓋2を開け、容器1の上面開口部10から複数の肌着D・Dを入れ、蓋2 を閉じ、留めがね14を留める。スイッチ12を入れると、ヒーター3が暖まり 、同時にファン5が回転し始め、殺菌灯7が点灯する。ヒーター3で暖められた 空気(以下暖気という)は、ファン5によって通気孔6a・・・、又は通気孔6 b・・・及び通気孔13a・・・から押し出される。押し出された暖気は上昇し て、容器1内の肌着D・Dを暖めた後、矢印に示すように蓋2の内側に当たって 外方にひろがり下降する。暖気は下降する途中でも肌着D・Dを暖め、通気孔4 a・・・を通過してヒーター3まで戻る。暖気はヒーター3で再び熱せられて上 昇する。容器1内の肌着D・Dは、このように暖気の対流によって、素早く万遍 なく暖められる。
【0015】 本考案に係る肌着保温器は、上記の実施の形態に限定されない。 上記実施の形態においては、容器内に入れた肌着Dは、直接ヒーター3に触れ ないように、ヒーター3を底板4でカバーして入れていたが、電気カーペット・ 電気座布団等に用いられる布等で被覆された面発熱体を用いて、肌着をその上に 直接置いて保温してもよい。また、側面の断熱材の内側に抗菌加工布で内貼りし てもよい。更に、容器の外側の底面にキャスターを取り付け、引っ張って移動で きるようにしてもよい。
【0016】 ファンの取り付け位置は底部の中央に限定されず、容器1や蓋2のどの面のど の位置に取り付けてもよい。更に、上記ファン5は下のヒーター3から熱を奪っ て上に送る方向に回転していたが、逆にヒーターに風を送ってヒーターを冷やす 方向に回転させてもよい。こうすると、ファンはヒーターからの熱による悪影響 を受けにくくなる。
【0017】 加湿手段として、スポンジBに代わって、容器内に超音波加湿機を備えてもよ い。また、キャップ13内にスポンジBに代わって芳香剤を入れると、肌着に良 い香りがうつって着用時に気分がよい。 温度制御をするサーモスタットの代わりに、サーミスタ等の感温素子とトライ アック等の電力制御素子とを用いて電子式温度制御をしてもよい。
【0018】 脱臭剤の代わりに電気によるイオン吸着式脱臭装置等を用いてもよい。
【0019】 請求項1にかかる肌着保温器は、肌着が若干濡れていても、ヒーターの熱によ って水分は蒸発し、通気孔から水蒸気が抜けて乾くので、簡易な乾燥機としても 用いることができる。
【0020】
【考案の効果】
請求項1の肌着保温器によれば、容器内に加熱手段と温度制御手段とを設けた ので、容器内の肌着やオムツを所定温度に暖めておくことができる。 請求項2の肌着保温器によれば、空気攪拌手段を設けたので、容器内の肌着や オムツを万遍なく、素早く暖めることができる。
【0021】 請求項3の肌着保温器によれば、殺菌装置を設けたので、容器内の肌着やオム ツを手軽に殺菌することができる。 請求項4の考案においては、肌着の脱臭をする脱臭装置を設けたので、容器内 の肌着やオムツの嫌な臭いを取ることができる。 請求項5の考案においては、肌着に湿りけを与えて静電気の発生を防ぐので、 肌着の着用時に、パチパチと肌に痛い刺激を感じたり、肌にまとわりついたりす ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる肌着保温器の実施の形態の一例
を示した一部切り欠き斜視図である。
【図2】図1の肌着保温器の断面図である。
【符号の説明】
A 肌着保温器 B スポンジ(加湿手段) C 脱臭剤(脱臭手段) D 肌着 1 容器 1a 外装板 1b 断熱材 2 蓋 3 ヒーター(加熱手段) 4 底板 5 ファン(空気攪拌手段) 6 保護筒 7 殺菌灯(殺菌手段) 8 サーモスタット(温度制御手段) 10 開口部 11 蝶番

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方開口部から肌着を出し入れする容器と
    この容器の開口部を覆う蓋とから成り、容器内を加熱す
    る加熱手段と、この加熱手段を制御して容器内を所定温
    度に保つ温度制御手段とを容器内に設けたことを特徴と
    する肌着保温器。
  2. 【請求項2】空気を攪拌する空気攪拌手段を容器内に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の肌着保温器。
  3. 【請求項3】肌着を殺菌する殺菌手段を容器内に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の肌着保温器。
  4. 【請求項4】肌着の脱臭をする脱臭手段を容器内に設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の肌着保温器。
  5. 【請求項5】肌着に湿気を与える加湿手段を容器内に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の肌着保温器。
JP1996011263U 1996-11-06 1996-11-06 肌着保温器 Expired - Lifetime JP3037476U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200473691Y1 (ko) * 2013-03-15 2014-07-22 이준철 야외용 히터 보호커버

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