JP3037424U - ゴルフアプローチショットのグリップ矯正具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプローチショットのクラブを握る手のひら
とクラブの軸心との角度を常に容易に一定にキープで
き、アプローチショットの型を身につけることができる
練習用具を提供する。 【解決手段】 ゴルフアプローチのグリップ矯正具１
は、高さｈが手のひら大で底辺２が高さｈのおよそ３分
の１である２つの長辺３、４と底辺２からなる三角形を
側面５の形状とする三角台形を形成し、三角形の底辺２
側の台形面を手首側基部６とし、三角形の一方の長辺３
側の台形面を長手方向に延在する断面半円形の直溝７に
形成してグリップ受け部として三角台形厚さｄをゴルフ
クラブ１４のグリップ１５を受けうる厚さとし、三角形
の他の一方の長辺４側の台形面の両側の稜８に丸みを形
成し、かつ、丸みを形成した台形面を三角台形の先端９
になるに連れて外側に反り返る湾曲部１０に形成してグ
リップ１５を握る手のひらに副う形状に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフのアプローチショットの練習に使用するゴルフクラブのグリ ップ矯正具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフのアプローチショットはグリーンに乗せかつピン傍に最も接近するため に極めて大切なショットであり、通常はサンドウェッジ或いはピッチングウェッ ジでゴルフボールを打つ。ところでアプローチショットは短い距離を打って出来 るだけピン傍にボールを寄せる行為であり、クラブを握る手のひらとクラブの軸 心との角度が一定に定まりぐらつきのないクラブグリップ、通常右利きの場合は 特に左手のグリップの握り角度が一定でぐらつきのないことが要求される。とこ ろで、このクラブを握る手のひらとクラブの軸心との角度を一定に保つことは、 初心者にとっては型が定まっていないので困難である。そこで、手のひらにタオ ル等を当てがってクラブを握ったりするが、タオル等ではその度毎に握り具合が 異なり、一定の握り角度を身につけるためには逆効果の面があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、アプローチショットのクラブを握る手のひ らとクラブの軸心との角度を常に容易に一定にキープでき、アプローチショット の型を身につけることができる練習用具を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記の課題を解決するための手段は、請求項１の考案では、高さｈが 手のひら大で底辺２が高さｈのおよそ３分の１である２つの長辺３、４と底辺２ からなる三角形を側面５の形状とする三角台形を形成し、三角形の底辺２側の台 形面を手首側基部６とし、三角形の一方の長辺３側の台形面を長手方向に延在す る断面半円形の直溝７に形成してグリップ受け部として三角台形厚さｄをグリッ プを受けうる厚さとし、三角形の他の一方の長辺４側の台形面の両側の稜８に丸 みを形成し、かつ、丸みを形成した台形面を三角台形の先端９になるに連れて外 側に反り返る湾曲部１０に形成してグリップを握る手のひらに副う形状に形成し たことを特徴とするゴルフアプローチショットのグリップ矯正具１である。

【０００５】 請求項２の発明では、直溝７の長手方向端部である長辺３の稜８からの高さが 握る手の親指側を低く形成したことを特徴とする請求項１の手段におけるゴルフ アプローチショットのグリップ矯正具１。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下に本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本考案のアプロ ーチショットの練習に使用するグリップ矯正具とクラブのグリップを示す斜視図 である。図２は本考案のアプローチショットのグリップ矯正具を示し、（ａ）は 左側面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は正面図である。図３は使用方法を示す図で ある。図面において、本考案のグリップ矯正具１は側面５が三角形からなる三角 台形で、三角形は底辺２と一方の長辺３と他の長辺４からなり、その高さｈはグ リップ矯正具１を握る手のひらとほぼ同大とする。三角形の底辺２の側の台形面 は手首側基部６とする。三角形の一方の長辺３の側の台形面に長手方向に延在す る断面半円形の直溝７を形成する。この直溝７は、図１に示すように、その直溝 底面１１にゴルフクラブ１４のグリップ１５を矢印のように近づけて載置するた めのグリップ受け部である。図２の（ａ）の点線は直溝底面１１の部分を示す。 従って、三角台形の厚さｄはグリップ１５を受けうる厚さに形成している。図２ の（ｃ）に見られるように、三角形の他の一方の長辺４の側の台形面の両側の稜 ８はアールを付けて丸みを持たし、握り具合を良好にする。さらに、丸みを形成 した台形面を三角台形の先端９に近づくにつれて外側に反り返らせて湾曲部１０ とし、その湾曲の度合いはグリップを握る手のひらに副う形状とする。

【０００７】 さらに、本考案のグリップ矯正具１は、図３に示すように、右利きの人の場合 は左手１７の手のひらに当てがってクラブのグリップ１５を握り、利き手の右手 １８は左手１７の下のシャフト１６側に副えるように握る。そこで、このような 場合は左手１７でグリップ矯正具１を握って型が定まるように、図２の（ｃ）示 すように、直溝７の長手方向端部である直溝左上端１２と直溝右上端１３と稜８ との間の高さを握る手、この場合は左手１７、の親指側をやや低くして形成する ようにする。

【０００８】 本考案のグリップ矯正具１の素材は軽量で適当な固さを有しているならば、材 質を問わない。練習を繰り返すことによって、変形することなく、かつ、出来る だけ重みを感じないものがよい。

【０００９】 図３は、本考案のグリップ矯正具１の使用方法を図示する。図３は上記のとお り右利きの人が使用する例である。グリップ矯正具１の先端９側を左手１７の指 先側にし、かつ、台形面の稜８のアールのついた丸み部分を手のひら側にし、さ らに直溝７の上にピッチングウエッジなどのクラブ１４のグリップ１５を当てが って左手１７で握り右手１８を左手１７の先に副えて握る。このようにグリップ してアプローチショットの練習を繰り返す。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のグリップ矯正具は、単純な構造でありながらゴ ルフクラブと一緒に握ることにより、常に一定の握り角度で握ることができるの で、アプローチのときのクラブの揺れが押さえられ、繰り返して使用することに より、その握り状態を身につけることを可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のアプローチショットの練習に使用する
グリップ矯正具とクラブのグリップを示す斜視図であ
る。

【図２】本考案のアプローチショットのグリップ矯正具
で、（ａ）は左側面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は正面
図である。

【図３】本考案のグリップ矯正具の使用方法である。

【符号の説明】

１ グリップ矯正具 ２ 底辺 ３ 一方の長辺 ４ 他方の長辺 ５ 側面 ６ 手首側基部 ７ 直溝 ８ 稜 ９ 先端 １０ 湾曲部 １１ 直溝底面 １２ 直溝左上端 １３ 直溝右上端 １４ クラブ １５ グリップ １６ シャフト １７ 左手 １８ 右手 ｈ 三角形の高さ ｄ 三角台形の厚さ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 高さｈが手のひら大で底辺２が高さｈの
   およそ３分の１である２つの長辺３、４と底辺２からな
   る三角形を側面５の形状とする三角台形を形成し、三角
   形の底辺２側の台形面を手首側基部６とし、三角形の一
   方の長辺３側の台形面を長手方向に延在する断面半円形
   の直溝７に形成してグリップ受け部として三角台形厚さ
   ｄをグリップを受けうる厚さとし、三角形の他の一方の
   長辺４側の台形面の両側の稜８に丸みを形成し、かつ、
   丸みを形成した台形面を三角台形の先端９になるに連れ
   て外側に反り返る湾曲部１０に形成してグリップを握る
   手のひらに副う形状に形成したことを特徴とするゴルフ
   アプローチショットのグリップ矯正具１。
2. 【請求項２】 直溝７の長手方向端部である長辺３の稜
   ８からの高さが握る手の親指側を低く形成したことを特
   徴とする請求項１記載のゴルフアプローチショットのグ
   リップ矯正具１。