JP3089680U

JP3089680U - ゴルフスイング練習用グリップ

Info

Publication number: JP3089680U
Application number: JP2002002510U
Authority: JP
Inventors: 久恒浜田
Original assignee: 久恒浜田
Priority date: 2002-05-01
Filing date: 2002-05-01
Publication date: 2002-10-31
Anticipated expiration: 2008-05-01

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のものは、練習専用のクラブであって、実
際にラウンドするときのクラブとしては使用できない。【解決手段】ゴルフスイングの際に振り上げる側の手の
グリップがシャフトに対して、可動であって、かつ、そ
のグリップがシャフトから簡単に着脱できるゴルフスイ
ング練習用グリップであり、実際にショットするクラブ
（ウッドやアイアン）にこのグリップを装着して、素振
りを行うことで、スイング軌道を的確に修正した後に再
度このグリップをはずして、ショットすることが可能で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、あらゆるゴルフクラブに着脱可能でかつ可動式のグリップにより、ゴルフスイングを練習（素振り）するための練習器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来からスイング練習をするための各種の器具が考案されているが、その多くは、練習専用のクラブであって、ラウンド中の実際のショットの前に手軽に使うことは、ほとんど不可能である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ボールを打たない素振り練習において、クラブシャフトに本考案のグリップを装着して、素振りすることで、スイング軌道やヘッドスピードを矯正したあとに、実際にボールを打つ際に、方向性を改善するとともにヘッドスピードをインパクト時に最大にすることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

通常のゴルフクラブには、シャフトと固定グリップとの間（固定グリップの先端部）に段差があるために本考案の可動グリップを装着して素振りするとインパクト直前では、段差部で可動グリップが引っ掛かかり、スライドした手が戻りきらずにスムーズにスイングできない。これを防止するため、前記段差部を円錐状の軟質部材とグリップ用テープ等で滑らかな円錐形状にして、段差を無くしておく。そうすることで本考案の可動グリップがシャフトから固定グリップ上を滑らかにスライド移動することができる。即ち、実用するクラブそれぞれに前記の段差解消円錐部材をあらかじめ、取り付けておき、ラウンド中に使用したいクラブに可動グリップを装着して、数回素振りして、スイング起動や肩の回転、脇の閉まり具合等をチェックしたあと、可動グリップを取り外して実際にボールを打つことができることを特徴とするゴルフスイング練習用グリップであり、以下、実施例を示して、具体的に詳述する。

【０００５】

【実施例】

右利きのゴルファーの場合について以下に説明する。自転車用のハンドルグリップに使用されているようなゴム素材で形成された中空の可動グリップ１とゴルフクラブの固定グリップトシャフトの段差解消する部材を4図に示すように装着して、5図に示すようにスイングアドレスをしてから自然にテイクバックすると右手で握った可動グリップ１がシャフト上をクラブフェーフの方向にスライドする。トップでは、可動グリップ１はクラブフェースに最も近いところまでスライド移動した状態から、ダウンスイングでは、逆に固定グリップ側に可動グリップが徐々にスライド移動する。そして、インパクトの時には、元のグリップの位置に戻る。このようなスイング練習を数回繰り返すことで、左肩の回転、右肘の位置、右脇の閉め方などをチェックしながら、スイングの矯正や修正ができるとともに、インサイドアウトのスイング軌道を容易に体得でき、打球の方向性を改善できる。また、ヘッドスピードがインパクトの時に最大になることも体得できるため、この器具を使用して練習を繰り返すことで、飛距離も増大できるようになる。２図は、ゴム製の可動グリップの代わりにマジックテープ（登録商標）素材を利用したもので固定グリップの径よりも大きくクラブシャフトに巻きつけることで、前記同様のゴルフスイング練習用グリップとなる。

【０００６】

【考案の効果】

従来のスイング練習器具は、練習専用のクラブであって、実際にショットするときのクラブとしては使用できないのが一般的であるが、以上のような本考案の着脱可能なグリップをクラブ（ウッドやアイアン）に装着して実際にショットする前に素振りを行うことで、スイング軌道を的確に修正・確認した後に再度このグリップをはずして、ショットすることが可能である。また、スイング軌道やヘッドスピードを簡単に矯正・修正でき、方向性改善や飛距離アップが期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴルフスイング練習用グリップ（ゴム
素材製）を示した斜視図である。

【図２】本考案のゴルフスイング練習用グリップ（マジ
ックテープ（登録商標）材製）を示した斜視図である。

【図３】本考案のゴルフスイング練習用グリップを使用
する際に必要となる固定グリップとクラブシャフトとの
段差を解消するための円錐形状部材を示した斜視図であ
る。

【図４】ゴルフクラブへの本考案のゴルフスイング練習
用グリップの装着例を示した斜視図である。

【図５】実際の練習スイング実施例を示す。

【符号の説明】

１・・・可動グリップ２・・・着脱を容易にするための切欠き。３・・・マジックテープ（登録商標）製の可動グリッ
プ。４・・・シャフトと固定グリップの段差を解消する円錐
形状部材。５・・・装着を容易にするための切欠き。６・・・ゴルフクラブの固定グリップ。７・・・クラブフェースに貼り付けた錘。Ａ・・・マジックテープ（登録商標）の柔らかい方の面Ｂ・・・マジックテープ（登録商標）の硬い方の面

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年６月１８日（２００２．６．１
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（１）ウッド、アイアンに限定されず、あ
らゆるゴルフクラブに着脱可能でかつシャフトやグリッ
プ上を円滑にスライド可能なスイング練習用グリップで
あり、シャフトや元来固定されているグリップよりも径
が大きく、シャフト上をスライドできるゴム・プラスチ
ック材料もしくは、マジックテープ（登録商標）素材で
形成されたことを特徴とするゴルフスイング練習用グリ
ップ。
【請求項２】（１）通常のゴルフクラブには、シャフト
とグリップの段差があるために請求項１の可動グリップ
が、段差部で引っ掛かるのを防止するため、前記段差部
を円錐状の部材とグリップ用テープで段差を滑らかにし
た請求項１のゴルフスイング練習用グリップ。
【請求項３】（１）スイング練習でクラブフェースに荷
重をかけるため、クラブフェースへ粘着剤で貼り付け可
能な板状の錘材料を備えた請求項１、２のゴルフスイン
グ練習用グリップ。